魔法少女世界に行く乳龍帝   作:汰灘 勇一

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第十話「殴りこ・・・・・・話し合いに行きます」

俺とリニスはフェイトの魔法で時の庭園に転移した。

 

『・・・・・・なあ、リニス、フェイトにも話を聞かせるのか?』

 

『ええ、いずれ知らないといけないことです。なら、今の内、知った方が良いでしょう』

 

 俺とリニスはフェイトとアルフに話しを聴かせないように念話で会話をしている。

 

 ・・・・・・母親に自分はアリシアの代わりでジュエルシードを集める道具だと言われたら絶望して心が折れてしまうかもしれない。

 

『だけど・・・・・・』

 

『まったく、イッセーは優しすぎます。それはあなたの強さであり弱点でもありますね』

 

「二人ともどうしたんですか?」

 

 念話で会話している俺達を心配してフェイトが話しかけてくる。

 

「いや、何でもない。・・・・・・フェイト」

 

「何ですかイッセー兄さん?」

 

「俺とリニスはプレシアと話し合いをしてくるけど、フェイトは付いてくるか? それとも待ってるか? 正直に言うと、付いてこない方が良い。それでも来るか?」

 

 俺にそう言われてフェイトは少し考える。

 

「はい、行きます。例え、母さんに何か言われてもイッセー兄さんがいれば大丈夫です」

 

「っ・・・・・・」

 

 フェイトは微笑んで言ってくれた。・・・・・・フェイトは俺をそんなに信頼してくれてるのか。

 

 俺はフェイトを抱きしめる。

 

「・・・・・・イッセー兄さん?」

 

「フェイト、約束する。何があっても俺はフェイトの味方だ。例え世界中のみんながお前を否定しても俺は否定しない。俺がお前の希望になる」

 

「はい……」

 

『アリシア、お前も来るか?』

 

 フェイトを抱きしめながら俺はアリシアに聞く。

 

『うん、私もお母さんの本当の気持ちが知りたいから』

 

『分かった。アリシアも行こうか』

 

 アリシアもいく事が決まる。

 

「じゃあ行こうか」

 

 俺は扉を開けて、プレシアのいる広間へと出た。

 

「・・・・・・フェイト、何で連絡も無しに・・・・・・あら?」

 

 プレシアはフェイトが戻ってきたことに怪訝に思うが、リニスを見て少し驚いていた。

 

「……久しぶりですね、プレシア。やはりこんな事をしてましたか」

 

「リニス? 貴女は契約を完了して消えた筈じゃない、今頃何しに来たの?」

 

「簡単な事ですよ。貴方の馬鹿な行いを止めに来ただけです」

 

 リニスは自分の目的を伝えるが、プレシアはあきれたようにリニスを見る。

 

 ・・・・・・隈だらけの目に黒い髪・・・・・・あまりアリシアと似てないような・・・・・・

 

「バカな行い? 違うわ。私のしようとしてることはすばらしい事よ。そう言ってる貴女のほうが愚かだわ」

 

「愚か、ですか。アリシアの気持ちを裏切った貴女に言われたくはないですね」

 

 プレシアは何というか、娘を蘇らせようとしている自分に酔っていた。

 

「それより、その男は誰なのリニス」

 

「彼は私の新たなマスターです」

 

「どうも、リニスの新たなのマスターの兵藤一誠だ。あんたを止めに来た」

 

 俺のことをプレシアは聞いてきたので、自己紹介を簡単にする。

 

「・・・・・・成る程、リニス、あなたはたどり着いた世界の魔力を持った人間を利用したのね。どうやって協力して貰ったのかしら? 成功したお金をあげるといったのかしら? もしかしたら体を売ったのかしら」

 

 プレシアは俺がリニスに力を貸す理由を勘ぐっていた。

 

 ・・・・・・ちょっと、プレシアの言うことが許せないな。

 

「別に俺はリニスから金を貰う気はないし、体を要求してもいない。俺はフェイトを助けたいという心に従っただけだ」

 

「・・・・・・どうやら自分を犠牲にしても誰かを助けたいと思ってる正義感の固まりの熱血男の様ね、私の苦手なタイプね」

 

「あんたが俺のことが苦手かどうか何て関係ない。フェイトを傷つけるのは許せない」

 

「許せないね。・・・・・・良いわ。その人形はあげるわ。また作ればいいし、その子は使えなかったから、今度は使える子を作るわ。アリシアを蘇させるために」

 

  人形・・・・・・生きてるのにそんな言い方するのかよ!

 

「人形・・・・・・? どういう事母さん? 使えない? アリシアを蘇させる? どういう事なの母さん!」

 

 フェイトは体を震えさせ、大声でプレシアに問い詰める。

 

 ・・・・・・やはり、連れてくるべきではなかったか!

 

「あら? 二人に何も聞かされてなかったの?」

 

「っ! やめろ!」

 

「フェイト、あなたは道具なのよ。事故でなくなった私の娘、アリシアが蘇るために必要なジュエルシードを集めるための人形。それがあなたの存在意義よ。アリシアが蘇ったらあなたはもう用済みなの」

 

「そ、そんな・・・・・・」

 

『お母さん・・・・・・』

 

 真実を知ったフェイトは崩れ落ちて、アリシアは悲しそうにする。

 

 俺は崩れ落ちたフェイトを抱きしめた。

 

「・・・・・・イッセー兄さん?」

 

「悪い、やっぱりお前を連れてくるんじゃなかった。ごめん・・・・・・赤龍帝の籠手」

 

 俺はフェイトに謝り、赤龍帝の籠手を装備してプレシアと向かい合う。

 

『お兄ちゃん・・・・・・』

 

『悪い、アリシア。やっぱり話し合いじゃダメだ。戦わないとダメみたいだ』

 

『お兄ちゃんお願い、お母さんを止めて』

 

「ああ、止めてやるよ。もうこれ以上二人を泣かせない。俺はアリシアとフェイトの最後の希望だからな・・・・・・プレシア・テスタロッサ、さあ、お前の罪を数えろ!」

 

 赤龍帝の籠手を纏った左手の親指と人差し指、中指を向けてWの決めぜりふをプレシアに言い放ち、スナップさせる。

 

「私の罪? そんなのないわ! 罪があるのはアリシアが蘇るのを邪魔するあなた達よ!」

 

 プレシアは俺に向けて魔法弾を撃ってくる。俺はそれを避けて、プレシアに近づく。

 

「ドラゴンショット!」

 

  俺はかなり弱めにしてドラゴンショットを放った。プレシアはラウンドシールドで防いだ。

 

「プレシアアアアアっ! 娘の、アリシアの声をちゃんと聞いてやれ!!」

 

「偉そうなことを言うなガキがっ! あなたに私の、アリシアのことが何が分かるのよ!」

 

 俺は何とかプレシアを止めようとしたが、聞く耳を持たない。

 

「わかんねえよ……だけど、アリシアはお前がフェイトを傷つけていることを悲しんでる! それだけは分かる!」

 

「アリシアが悲しむね……どうかしら。こんな人形、いくらでも作れるわ。壊れたらまた、作ればいい」

 

「っ!」

 

 またプレシアはフェイトを消耗品扱いする。

 

「それが……それがアリシアを悲しませてるって何で分からねえんだよ!!」

 

「黙れ!! そして消えろ!!」

 

 俺はいらついて叫ぶ。プレシアはそんな俺に大量の魔法弾を放つ。俺は避けようとせず、魔法弾が直撃して土煙が舞う。

 

『お兄ちゃん!』

 

「兄さん!」

 

「イッセー!!」

 

 アリシア、フェイト、リニスは俺が大けがを負ったと思い、叫ぶ。

 

「この攻撃を生身の人間が耐えられるはずがないわ。さて、死に損ないを片づけないと……」

 

「この程度かよ……」

 

「っ!」

 

 煙が晴れると少し傷を負いながらも俺は堂々と立っていた。そして一歩ずつプレシアに近づいていく。

 

「あ、有り得ない! 生身の人間が私の魔法を喰らっても平然としてるなんて!」

 

「……よーく、考えろよ。今のあんたがやってることは本当に正しいことなのか」

 

「ひっ!」

 

 プレシアは怯え俺に向けて魔法弾を放つ。それを俺は右手で弾く。

 

「化け物めえええええっ!」

 

 今度は普通の人間なら目で追えないスピードの雷の魔法を放ってくる。俺はそれを総て避けて、最後の一撃だけはまた右手で弾いた、

 

「な、何者なの!? お前は一体!」

 

「……ただのフェイトとアリシアの兄貴分だよ。てめえはてめえのしてきたことを後悔しやがれ!!」

 

 俺は籠手のない右手でプレシアを思いっきり殴り飛ばす。

 

 殴り飛ばされたプレシアは何度か地面にバウンドしていく。

 

「フェイトだってお前の娘だろ! どんな経緯で生まれたってお前の娘だろ!」

 

「私の娘はアリシアただ一人、其処の出来損ないは娘なんかじゃ無いわ!!」

 

「ッツ!?」

 

『お母さん………』

 

 プレシアはまだフェイトを否定している。

 

「ふざけんな! 娘を悲しませて何が母親だ!! そんな事を言われてアリシアが喜ぶわけねぇだろうが!!」

 

「アリシアを知らないくせに偉そうな事を言わないで!!? それに、あの子が悲しむ? そんな事ある訳無いじゃない。私が忙しくて構って上げられない時も、仕事を終らせて帰ってきた時も、いつも笑顔で迎えてくれたわ。そんなあの子が悲しむ事を私がする筈無いじゃない!!」

 

「いいや、てめえはアリシアを悲しませてる。こうして話してる今この時も。いいか、良く聴け、今この場にアリシアは居る。フェイトの傍で涙を流しながらてめえを見てる。自分の妹を否定してる自分の母親を見て悲しんでる」

 

「アリシアが見てる? 馬鹿な事を言うわね。アリシアはまだ目覚めない、これから私が目覚めさせるの。そんなあの子が今この場に居る筈が無いわ」

 

 アリシアがここにいることを信じていない。まあ、幽霊のアリシアを見ることは人間であるプレシアには見えないだろうから仕方ないが。

 

「だったらお前にも見える様にしてやるよ。自分のその目で娘の今の姿を見れば、自分のしてる事がどれだけ馬鹿な事か理解出来るだろうよ。………アリシア、今からお前の姿を周りにも見える様にするけど、大丈夫か?」

 

『うん、お願いイッセーお兄ちゃん。私もお母さんに言わなきゃいけない事が出来たし、フェイトに言いたい事もあるから』

 

「分かった。アリシアの心の叫びを聞け! 乳語翻訳(パイリンガル)限界突破(リミットブレイク)」

 

 アリシアに許可をとって俺は乳語翻訳限界突破を使った。

 

 乳語翻訳限界突破とは声だけでもなく、姿をも見せる乳語翻訳の強化版だ。

 

 ちなみに、リニス以外に乳語翻訳も洋服破壊も教えていない。だって引かれそうなんだもん! 実際にリニスも引いてたし!

 

 乳語翻訳限界突破の効果でアリシアの姿が空中に漂っている感じに現れた。

 

『お母さん』

 

「………ア、リ、シア? アリシア、なの? ど、如何して、如何して其処に居るの!?」

 

「………アリシア?」

 

 プレシアはアリシアがそこにいたことに驚き、フェイトは自分とそっくりなことに驚いている。

 

『うん、そうだよフェイト。ごめんね? こんな姿で』

 

「ううん、それは良いよ。でも如何して此処に?」

 

『私はね、ずっと見てたの。私が死んでから今までずっと。お母さんの傍で』

 

「私の、傍、で? でも、私の傍には誰も居なかったわ!!?」

 

 アリシアが自分のそばにいたことが信じられないと、プレシアが叫んでいる。

 

『それはそうだよ。私は幽霊として傍に居たんだから、お母さんが気付く筈無いよ。私が死んでからお母さんは研究に没頭してた。私が死んだ事を受け入れられないって、悲しんで、それでプロジェクトFって言うのに手を出した。その結果誕生したのが、フェイトだった』

 

 アリシアはいったん区切り、フェイトを見る

 

『嬉しかった。私は死んじゃったけどお母さんが約束を守ってくれたんだって、私のお願いを叶えてくれたんだって』

 

「約束?」

 

『うん。私がお母さんにお願いしたのは、「妹が欲しい」だった』

 

「ッツ!?」

 

 思い出したのか、プレシアの顔は青くなる。

 

「妹? 私が?」

 

『そう、フェイトは私が欲しがった大事な妹。だけど、お母さんは違った』

 

「ア、アリシア? 私は・・・・・・」

 

『お母さんがフェイトを作ったのは私のお願いを叶えたんじゃなくて、私を生き返らせようとしてだった。でもソレは失敗した。当然だよね? 命は一つなんだから。それからお母さんはフェイトを虐待し始めた。悲しかった、私の大好きなお母さんが私の大切な妹を傷付けて笑ってるんだもの』

 

「あ、アアッ」

 

 アリシアに言われてプレシアは絶望しのかのように頭を抱え、ふらふらと後ろに下がる。

 

「理解したか? 自分がどれだけ娘を傷つけて来たか。アリシアの願いを踏み躙ってきたのか」

 

「そ、そんな・・・・・・」

 

 プレシアは魔法で地面に穴を開け、虚数空間に落ちようとした。

 

「っ! バカ野郎!」

 

 俺は走り出し、ぎりぎりでプレシアの腕を掴んだ。

 

「は、離して! 私は許されないことをした! もう、死んで償うしか・・・・・・」

 

「ふざけるな! 死んで楽になろうと思うな! 罪を償うなら生きて償え! 今度こそフェイトと本当の家族になるんだ!」

 

 

 間に合ったこの腕を俺は引っ張ってプレシアを引き上げて倒れ込む。

 

 マジで焦ったわ、うん。

 

「・・・・・・何で助けたのよ。私なんか死んで当然よ」

 

「悪いな。俺はアリシアと約束したんだ。フェイトとプレシア、アリシアの三人を助けるってな」

 

「・・・・・・バカね」

 

「バカで結構。コレが俺だ」

 

 女の子との約束の一つや二つ、守れなくて何が赤龍帝だ。何が仮面ライダーだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 自殺しようとしたプレシアを助けた俺はリニスと協力して、アリシアの遺体が入ったポットから遺体を取り出して地面に寝かす。

 

「それでイッセー、この後はどうするんですか?」

 

「ああ、コレを使う」

 

 俺は懐から紅いチェスの駒、兵士の駒を取り出して、リニス、プレシア、フェイトとアルフに見せる。

 

「それは・・・・・・チェスの駒?」

 

「ああ、プレシア、フェイト、アルフ。言ってなかったが俺は人間ではないんだ。このチェスの駒、悪魔の駒を使って俺は悪魔に転生したんだ。これでアリシアも蘇る・・・・・・はずなんだ」

 

「はず・・・・・・?」

 

 アルフは首をかしげる。不確定なのが気になるのだろう。

 

「普通は死んで直ぐに転生させないと転生できないんだ。魂が昇天する前に。だけど、今回はアリシアは死んでから何十年も経っているけど、魂も体もあるからどうなるか分からないんだよ」

 

『それでも・・・・・・可能性があるならお願いお兄ちゃん」

 

「おう、じゃあ、始めるぜ」

 

俺はアリシアの胸のところに悪魔の駒をおく。

 

「我、兵藤一誠の名において命ず。汝、アリシア・テスタロッサよ。いま再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『兵士』として新たな生に歓喜せよ!」

 

 

呪文を唱えると駒はアリシアの中へと消えていく。駒が完全に消えた時、幽霊の状態だったアリシアも消えて、アリシアの肉体が目を覚ました。

 

「う、うーん……」

 

「あ、アリシア?」

 

「うん」

 

目が覚めたアリシアはペタペタと自分の顔を触り、フェイトの体に触れる。

 

「本当に蘇ったんだ」

 

自分が蘇ったことを実感したアリシアだが、突然、アリシアの体が光って5〜6歳ぐらいだった身長がフェイトと同じぐらいの身長になった。

 

「えっ?」

 

「はあっ!?」

 

「イッセー、これはどういうことですか?」

 

「いや、分からないけど、もしかしたらアリシアの思いが叶ったんじゃないか?フェイトと同じぐらいの身長になりたいとか」

 

普通ならあり得ないことだけど、今回は異例の転生だから起きたのかもしれない。

 

「そう言えば、思ったかも……」

 

「あ、アリシア…良かっ……ガフッ!」

 

 アリシアが蘇った事に安心したプレシアだが、血を吐いて倒れてしまった。

 

「お母さん!」

 

「母さん!」

 

 アリシアとフェイトはプレシアに駆け寄った。

 

「どうやら体が限界のようね・・・・・・当然の結果かしら。いままで犯した罪の罰よ。ごめんなさいアリシア。もっと早くあなたの願いを思い出していたら・・・・・・ごめんなさい、フェイト。もっと早く私の愚かさに気づいていたらあなたと本当の家族になれたかもしれない。愚かな私を許してちょうだい・・・・・・」

 

 プレシアは二人の手を握ろうと手を伸ばすが、途中で力尽きて倒れてしまった。

 

「お母さん!」

 

「いや! 死なないで母さん!」

 

 

 二人は泣きながらプレシアの体を揺らす。

 

 ・・・・・・二人とも、忘れているのか?

 

「二人とも、アリシアがどうやって蘇ったか忘れたのか?」

 

「「あっ・・・・・・」」

 

 俺に言われて二人は思い出したようだ。

 

 プレシアなら何が良いかな・・・・・・騎士はないとして、兵士ではない・・・・・・合うとしたら戦車か、僧侶か女王だな。

 

 うーん、プレシアは雷の魔法が得意みたいだから、女王かな? 雷だと女王というイメージが・・・・・・

 

 まあ、その辺は良いとして、早く転生させないとな。

 

 俺は女王の駒を出して、プレシアの胸に女王の駒を置く。

 

 

 

「我、兵藤一誠の名において命ず。汝、プレシア・テスタロッサよ。いま再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『女王』として新たな生に歓喜せよ!」

 

 

 胸の駒はプレシアへと消えていき、そして、プレシアは目を覚ました。

 

「う、う~ん・・・・・・あれ? 私は死んだはずじゃ……」

 

「お母さん!」

 

「母さん!」

 

 目を覚ましたプレシアにアリシアとフェイトは抱きついた。

 

「プレシア、お前はアリシアと同じように悪魔として蘇ったんだ」

 

「蘇った・・・・・・私なんかが・・・・・・」

 

「罪を悔いるなら、俺がさっき言ったようにお前の罪を数えろ。悪魔の生は長い。数える時間はたくさんあるさ」

 

 蘇ってもネガティブなプレシアにさっきのWの台詞を言う。

 

 命を削った俺も一万年は生きられる予定だったからな。まあ、いまはその問題も解決したけどな。

 

「そうね・・・・・・アリシア、フェイト、こんな愚かな私が母親で良いかしら」

 

「「うん!」」

 

「ありがとう、これから良い母親になれるようにがんばるわ」

 

 涙を流しながらプレシアはアリシアとフェイトを抱きしめた。

 

 抱きしめられた二人は嬉しそうに笑っていた。

 

 ・・・・・・よかったな二人とも。

 

 見ているこっちも泣けてきた。・・・・・・これで終わり・・・・・・

 

 すると、プレシアの体が光って、五十代ぐらいだった見た目が二十代ぐらいまで若返った。

 

「・・・・・・イッセー」

 

「・・・・・・何もいうな。もう考えるのはやめた」

 

 リニスは俺に何か言いたげだったが、もう、驚きの連続で頭のギアがスローギアになってる。

 

「取りあえず、コレにて一件コンプリート!」

 

『今日も海鳴は日本晴れ!』

 

 

 最後、俺とドライグで締めて地面に座り込む。

 

 ・・・・・・少し休んだらみんながいる旅館に戻ろう。

 




すいません、やっと更新できました。

次回はなるべく早く更新できるようにします。

次回予告です

「アリシアとフェイトの母のプレシア・テスタロッサです」

「フェイトのお姉ちゃんのアリシアだよ、よろしく!」

「ふ。フェイト・テスタロッサでしゅ!」


旅館に来ることになったフェイト達。


「イッセーさんって胸の大きい人が好きなんですか?」

唐突に聞いてくるアリサ。


「あ、当たってる!」

風呂で焦るイッセー。


次回、「一時の休息」





























小猫「誰がちっパイですか」
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