「アメリカか…純粋に旅をしたいだけでやって来たのは初めてだな」
仮面ライダー1号改めてネオ1号こと本郷猛。彼は税関を無事に潜り抜けて、アメリカの大地に降り立った。とは言え本郷猛は過去に何度もアメリカの大地を踏んだ事は有る。しかし、それらは全て旅や観光ではない。悪の組織であり自分をバッタの改造人間にしたショッカーの支部を潰したり、ショッカーに纏わる組織の残党を倒すためにやって来たのだ。
だが、今回は違う。本郷猛は純粋に旅、という愉快な目的の為にアメリカに降り立ったのだ。こんな身体(改造人間)に成る青年時代以前の旅行。純粋に楽しめそうだと、猛は思う。
しかし、その思いは空港を出て5秒で見事に砕け散ってしまった。
「始めまして、仮面ライダー」
と…自分の裏の顔を知る人物に声をかけられた本郷猛。彼は少し警戒しながら後ろを振り向くと、そこにはスーツ姿の30代程の男が立っていた。
「君は…誰だね?私の裏の顔を知っているという事は、此方側の人間だと言うことか」
「私はコールソン。SHIELDのエージェントだ」
SHIELD…名前だけなら猛も聞いたことが有る。アメリカに在住してる友人、滝がその名前を口にして居た。根本的な設立は第二次世界大戦の頃であり、彼らもショッカー等の悪と戦っていたのだ。
「SHIELD?たしか…滝さんの言っていた」
「ええ、エージェント滝は私の大先輩ですよ。ライダー、貴方に来てもらいたい。我々には貴方の力が必要です…アベンジャーズとしてね」
コールソンに連れられて猛はSHIELDの拠点の1つにヘリで向かっていた。
「アベンジャーズ?それは何かね?」
しかし、訳の分からないまま連れていかれてはいけない。猛はコールソンに問うことにしたのである。
「アベンジャーズ計画とはざっくり言えば、未曾有の危機に備えて様々なヒーローでチームを組み、その危機に立ち向かう計画ですよ」
コールソンは語りだす。アベンジャーズ計画とはコールソンの上司であるニック・フューリー長官が考えたプロジェクトだ。
どうしようもない地球規模の危機、その危機に備えて普段は別々…それも独自の思想で動いているヒーロー達を集め、そのヒーロー達で結成された特別チームを作って共に地球の危機に立ち向かう物である。
「それで…仮面ライダーである私に白羽の矢が立った訳だね?」
「はい。勿論、日本も大変なのはご存知ですが…」
確かに日本も大変だ。ショッカーが終わればデストロン、GOD機関等々の組織がうじゃうじゃ出てくるわ、トドメにゴルゴムとクライシスが出てくるわ。無事に昭和を乗り切ればと思えば、今度アンノウンだったり、オルフェノクだったり、様々な問題が出てきた。しかし、それらの問題は本郷猛を筆頭とした仮面ライダーの皆様の活躍が有ってこそである。
いや、仮面ライダーがこれまで倒してきた敵の他にも厄介な事が有る。それは日本をこれまで守護してきた筈の五大宗家と悪魔政府との癒着による、様々な問題だ。
五大宗家は日本を守護しているが、悪魔の眷族強制問題に関しては一切口を出さないし事情の有るはぐれ悪魔の保護もしない処か討伐を勧める。五大宗家が神器持ち等を冷遇や迫害したりして、悪魔がそれを転生悪魔として迎え入れる。極めつけは日本を守護する五大宗家が悪魔の日本統治を認めている事である…日本の守護ってなんだっけ?
「だが…今の日本は彼等が居るから大丈夫だな」
本郷猛は思い返す、共に日本を守ってきた仲間達の事を。
それに今ではブラックRX、シャドーGX等と言った頼れる後輩も多い。
「所でコールソン。私の他にも決まってる人は居るのかね?」
「ええ、一先ず声をかけた人達も入ってますが…」
日本の仮面ライダーに声をかけたのならば、当然他の国やアメリカでも声をかけてる筈だ。勿論、コールソン達も様々な国でアベンジャーズの仲間達を探しており、既に目星は着けているのだ。
「此方が、その彼等です」
コールソンは1冊の冊子を猛に手渡す。その冊子はアベンジャーズ計画と書かれており、本郷猛はその冊子を開いて中を確認する。
「沢山の人が居るようだね?」
その冊子にはヒーロー達の特技や顔写真等が載っていたのだ。
キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)。
超人血清と呼ばれる特別な血清の影響で、人類唯一の超人兵士に成った人物。とある合金で造られた盾を武器にし、第二次世界大戦ではショッカーの前身とも言えるヒドラと戦って世界を救った。
ウルヴァリン(ローガン)
神器保有者と超能力者で結成された組織 X-MENのメンバー。不死身と言える再生能力を持ち、全身の骨格にはアダマンチウムと呼ばれる非常に硬度が高い金属でコーティングされており、あらゆる攻撃が効かない。
ガブリエル
神話に語られる熾天使。たまたまアメリカを観光していた彼女を誘った所、彼女は快く加入してくれた。
アイアンマン(トニー・スターク)。
既に正体が明らかに成っているヒーローの一人であり、戦う実業家。パワードスーツを身に纏い、様々な武器で敵を一掃する。
ハルク(ブルース・バナー)。
超人血清を再現する実験の事故により、怒れると緑の無敵超人ハルクに変貌する悲しき科学者。最近は変貌はしていないようで、今回は科学者として参戦してもらう予定。
「他にも声をかけてはいるし、SHIELDのエージェントからも2人がエントリーしている」
その頃…ドイツ。
本郷猛は知らないことだが、ドイツでは今回のヴィランと言える北欧の神様 ロキ(当然 マーベル)が一騒動を起こしており、SHIELDが派遣したヒーロー キャプテン・アメリカと戦っていた。
しかし、キャプテンが如何に優れた戦士とは言え…キャプテンはチャクラによるブーストを未だ知らない(ここ重要)。その為か、地力でロキが圧倒的優位でありキャプテンは徐々に追い詰められていく。
「服従しろ」
「断る!!」
だが…キャプテンは不屈の闘志で立ち向かう。その時、強靭な右ストレートがロキを襲った。
「ホンゲェェ!?」
地面を転がり、口から血を吐き出すロキ。何が起きたのか分からず、ロキはキャプテンの方を見る。そこには…黄金の戦士が立っていた。
「誰だ!お前は!?」
黄金の戦士は構え…名乗りを挙げる。
「仮面ライダーアギト。たまたま通りすがった料理人だ」
黄金の戦士は仮面ライダーアギト。そしてその正体を津上翔一。日本のレストラン AGITOのシェフであり、店がそこそこ繁盛して改装工事中に料理修行を行っていた料理人である。
逆上し、迫り来るロキ。だが、アギト…翔一はカウンター戦法を得意とする。迫り来るロキの攻撃を払いのけ、ロキの腹部に強靭な蹴りの一撃を入れた。
「がぁは!?」
悶絶するロキ。やがて、そこに新たな人物が現れた。
『僕の出番は要らなかったようだね』
赤いパワードスーツを纏った実業家、トニー・スタークである。彼が身に纏っているパワードスーツはマーク6、少し前の事件で開発したパワードスーツである。
キャプテンは兎も角、アギトにアイアンマンの参戦。これに対して、ロキは完全に降参した。
「仮面ライダーアギト。貴方も同行お願いします」
「へ?……あの俺、料理の修行中なんだけど」
津上翔一…戦闘輸送機でキャプテンを支援していたナターシャ・ロマノフさんの手で強制連行。
「やあ、君がガブリエル君だね?私は本郷猛だ」
「貴方が初代仮面ライダーさんですね!光太郎さんから話は聞いてますよ!」
本郷猛…空を飛ぶ空母でガブリエルと遭遇。
次回!集うアベンジャーズ。あっさりと捕まったロキ。
しかし、未だ事件は大きく起きていない…これからである。
エンマの息子の先生、誰にする?期限は次章のアベンジャーズ編が終るまで
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イタチ先生
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安定のカカシ先生
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オビト先生
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ミナト先生
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