SHIELDの拠点の1つであり、空を飛ぶ事が可能な飛行空母ヘリキャリア。
そこにアベンジャーズとして声が掛けられたメンバーが揃っていた。その全員が個性豊かなメンバーであり、知人同士が居れば全く会ったことが無い初対面のヒーローも居る。
「どうですか?皆さんのお口に合えば良いんですけど」
「うん!凄いじゃないか!君…僕の専属コックに成らないかい?」
とは言え…何かの切っ掛けが有れば人は親しみを持ちやすくなる。ナターシャ・ロマノフが勧誘してきた、この若き料理人兼仮面ライダーの特技のお陰か、集ったばかりのアベンジャーズは少しだが見知らぬ他人から少しは知った知人へと、仲が一気に進展したのである。
――あの…皆さんも小腹が空いてると思いますし、何か作りますよ。俺…実は料理人なんですよ、日本に店も持っていて、今は改装工事中で臨時閉店してるんですけどね。
とヘリキャリアに連れてこられた仮面ライダーアギトこと津上翔一はそう言ったのだ。
翔一はナターシャ、キャプテン、トニーそして捕らえたロキと共にヘリキャリアに現れたのだが…そこには新たな人物が加わっていた。北欧の雷神であり、ロキの兄であるソーである。ソーはロキ及び四次元キューブと呼ばれる平行世界や異世界、更には外宇宙への扉さえも開く北欧の凄いキューブを確保しに来たのだが、もとを辿れば今回の騒動は四次元キューブが原因との事で、アベンジャーズに合流したのである。
だが、合流した瞬間にアギト+アイアンマンVSソーの戦いが有ったのは現場に居た彼等しか知らない事実である。
そんな翔一の特技も有ってか、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ(ナターシャ)、ソー、バナー博士、ガブリエル、ウルヴァリン、そして仮面ライダーネオ1号はアギト発案のお食事会をヘリキャリアの会議室で始める事に成ったのである。
「うむ!相変わらず美味しいよ、津上君。料理の腕が上がったんじゃないかな?」
翔一の作った料理はどれもが片手間に摘まめる物ばかりだが、味は本郷猛が太鼓判を押す程であった。いや、猛だけではない。大富豪でありヒーローでも有るアイアンマンことトニーも喜んでいるのだ。
「本当に美味しいや。所で翔一、僕の専属コックに成る話だけど…」
「ごめんなさい。日本にはレストランAGITOのスタッフが待ってるんで…」
翔一に断りを入れられ、しゅんとしてしまうトニー。どうやら大富豪も認める程の料理を翔一はなんの苦労も無く作ることが出来るようだ。
「施設の子供達にも…食べさせてやりたい程だ」
と言ったのはもみあげと繋がったお髭が特徴の筋肉質な男 ウルヴァリンことローガンである。
「確か、ローガンさんは超能力者なんですよね?実は、アギトの力は超能力の一種なんですよ!」
「なに!?それは本当か!?それじゃあ…君もミュータントなのか?」
「うん…まあ。言い方にも寄りますけど、そうなりますかね!」
ローガンは超能力者だ。とは言え…超能力と言ってもエスパータイプのポケモンと違い、突然変異で人知を越えた力を持って産まれたと言って良い。ローガン達、X-MENは神器を宿した子や、そう言う超能力者…ミュータントを保護してるのだ。
「弟にも食べさせてやりたいな…」
「おや。サーファー君、ロキ以外にも弟が居るのかな?」
弟…ソーはそう言った。その言葉に反応するように、トニーが言うと…ソーはポケットから1枚の写真を取り出した。そこには5歳程の銀髪な小さな男の子が写っていた。
「はは!君に似てないな!将来はイケメンだな!」
「ヴァーリって言うんだ。ちょっと色々と事情が有るんだけどな」
どうやら、ソーの弟はヴァーリという5歳程の男の子のようだ。
「あら、可愛い子ね」
ナターシャも認める程であり、ガブリエルはその写真を眺める。
――ルシフェルお兄様?
その声は誰にも聞こえなかった。だが、聞こえなくて幸いだったかも知れない。何故なら、ソーの弟であるヴァーリは気味が悪いほどに、始まりの天使であり初代魔王ルシフェル・ルシファーに似ていたのだ。いや、似てるでは済まされない。容姿から判断するに、間違いなく血は引いているだろうと思われるぐらいに。
だが、楽しい時間は終りを始める。
突如として、大規模な揺れがヘリキャリアを襲う。当然、ヒーローの面々が休んでいた部屋も激しく揺れてしまい、まだ食べていない料理が床に落ちてしまう。
ヘリキャリアは現在、空を飛んでいる。故に荒波や地震の震動が届くわけは無いのだ。だが、ここまでヘリキャリアが激しく揺れたとなれば、1つしか答えはない。それは襲撃である。
「やれやれ…世話が焼けるな、ロキ」
ロキが収監されていたヘリキャリアの牢獄。そこには数多の警備兵の亡骸が転がっており、辺りは血潮が飛び散った赤で染まっていた。
その惨劇を産み出したのはたった1人の堕天使である。堕天使の名前はサタナエル、グリゴリを辞めて禍の団とかいう武装集団を率いる男だ。
サタナエルはロキの牢獄を破壊し、ロキに1つの槍のような杖を手渡す。この杖はロキがアギトにフルボッコにされた為か、殆んど出番は無かった代物だ。この槍は陰陽の陰の力を持ち、相手をマインドコントロールにして操り人形に出来るのだ。
ロキはこの力を使い、SHIELDのエージェントでアベンジャーズ候補のバートン(ホークアイ)を始めとし、SHIELDの兵士や傭兵達を洗脳して配下にしたのだ。
そしてロキがあっさりとアギト達に捕まったのは訳が有るのだ。別に魔術を使えたら逃げれたが、彼処で自分が捕まり…自分自身を陽動に使ったのだ。
「なに…確実に事を運ぶ為さ……アギトの蹴り、本気で死ぬかと思ったけど」
「あれはライダーキックではない。普通の蹴りだぞ」
ロキにサタナエルはそう告げ、ロキは牢獄から出て杖を受け取る。
ロキは自分が陽動と成り、自分が注目を集めてる間にドイツで保管されていた稀少なレアメタルとパーツを支配下に置いた人間に確保させていた。
それは四次元キューブを制御する為には必要な物であり、ロキはそれを用いて宇宙の果てからチタウリと呼ばれる軍勢を招き寄せて地球を制圧させるのが目的なのだ。
既に支配下に置いた科学者達はニューヨークで準備をしており、運命の時は近付く。
「それじゃあ…俺は帰る」
「それじゃあな」
サタナエルは魔術で転移し、消える。
ロキはニヤリと笑みを浮かべ、更にヘリキャリアは衝撃に襲われて斜めに傾く。
何故なら…ホークアイを筆頭とした洗脳した人間達が飛行機を用いて、ヘリキャリアを攻撃してSHIELD以外のロキの配下が侵入した為だ。
「じゃあ、緑の巨人を目覚めさせようかな!」
ロキは歩いて場所を移動する。彼が向かうのはバナー博士の所だ。ハルクの力は絶大であり、ソーやネオ1号でも真っ向勝負では勝てない。彼の力で、邪魔なヒーローを倒す算段である。
一方の冬木市。
そこは聖杯戦争という座からの英霊召喚を利用し、願いを叶える儀式を行う所である。
「ふっふふ!此処が冬木ですね!ジャーナリズムが燃え上がりますよ!!」
そこに堕天使と同じく漆黒の羽を持つ烏天狗の大学生程の若い少女がやって来ていた。彼女の名前は射命丸文、神秘の秘匿がボロボロに成ってから現世に来ては実費でスクープを追い続ける記者だ。
彼女が冬木にやって来た訳は単純。聖杯戦争の取材である。
だが、文は知らない。既に神秘の秘匿がほぼ無くて、聖杯戦争は戦争ではなく別形式に成り、
因みに文さんはアンケート結果無しに内定のイタチ先生をアサシンで呼びます。
果たして…現在首位のエロ仙人と二位のカカシ先生のクラスは!?(決まってます)
次回!ハルク…覚醒。
エンマの息子の先生、誰にする?期限は次章のアベンジャーズ編が終るまで
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イタチ先生
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安定のカカシ先生
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オビト先生
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ミナト先生
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最盛期の肉体、技術老年期のエロ仙人