聖杯戦争って…なんだっけ
「どうして…どうしてこんな事に?私は聖杯戦争を取材したかっただけなのに」
射命丸文ちゃん。自己申告年齢18歳、職業フリージャーナリストの烏天狗の女の子は嘆いていた。
彼女の隣にはアサシンのサーヴァントことイタチが座り、2人が座っている席はクイズ番組でペア参加者が座るような席に座っていた。そこには「アサシンペア」と書かれており、同じ様な席が後6つ有り、アサシンペアの席と合わせると合計7つの同じ様な物が存在していた。
その7つにサーヴァントとマスターのコンビが各々のクラスに分けられて座っており、何時から聖杯戦争はバラエティーに変わったのだろうか?と射命丸と同じ様に嘆く参加者の皆様がチラホラと見える。
いや、残念だがマスターの姿がなくサーヴァントだけで参加してる人達も中には居た。
「うぅぅ…ランサー…私は魔術師の由緒正しき決闘が出来る物と思ってたのに!!」
「あっ主!!」
「醤油ムース!」
「あっ…あれ?可笑しいな?僕が使った聖遺物って、征服王だよな?なんでキャプテン・ファルコンが出てきたんだ?」
と他の参加者の皆様も困惑しているようだ。
しかし、一部の席だけは例外であり…
「良いの…イタチ。可愛い女の子がマスターで。
ワシなんか、マスターとなったおっさんが警察に捕まって1人で参加じゃぞ」
そう言ったのはアサシンペアの隣の席に座っていた白髪の男である。その男だか、イタチは勿論…今では大人気漫画と成ったNARUTOの読者は全員知っている人物だった。
「自来也様。貴方も呼ばれたんですか?」
「お前さんはアサシンか。ワシはキャスターだぞ」
キャスターのサーヴァント、真名を自来也。NARUTOの主人公 うずまきナルトの師匠であり、仙術、封印術、等々の多彩な術を得意としてうずまきナルトに代名詞と言える螺旋丸を伝授させた仙人だ。
自来也は大きなため息を吐き出して、聞いてもないのに語りだした。
「ワシを召喚したマスターは紙芝居を子供達に見せて、商いをしていたのだがの…おっぱいを題材にした紙芝居を真っ昼間からやってたのだ。
まあ…その、風紀を乱すレベルを越えていての。警察という国家権力の手で見事に捕まったわい」
なんという事でしょう。自来也のマスターは女性の胸…おっぱいが描かれた紙芝居を子供達に見せて商いをしており、当然ながら警察のお世話に成って捕まってしまったようだ。残念!!
「「うわ変態だ」」
「じゃろ?それに脚本もなっとらん。それにしても…個性的なサーヴァント達が集まったの」
自来也に言われ、射命丸とイタチは周囲を見回す。確かに自来也の言う通りで、個性的な英霊の皆様が集っていた。
もう、一言で言い表せられない程でありイタチと自来也が普通に見えてきた程だ。と言うか、この中で唯一…この世界の英霊だと思われる泣き黒子が在るランサーに至っては目立ち無さすぎて、空気に思えてきた。
「てか、カメラマンまで居ますよ?神秘が公に成ったとは言っても、テレビ中継なんてやります?」
そう…あろうことかテレビの撮影や番組の撮影でも行われるのだろう。カメラマンは勿論のこと、何処から誰が見ても番組スタッフと思われる方々が撮影準備を行っていたのだ。音声さんやディレクターは準備をしてるが、カメラマンは既に撮影を始めており、イタチや射命丸達を映像に納めていく。
「すいませーん!サーヴァントとマスターの皆様。今から撮影を始めますので、司会者であるルーラーの登場をもう少しお待ちください!」
マスターとサーヴァント達の知らぬ事だが、実は神秘の秘匿は前から有って無いような物であり先日のアベンジャーズとチタウリとの交戦から完全に無くなった。神秘の秘匿が無い状況で聖杯戦争なんて物はやってはいけない。なにせ、過去から聖杯戦争は関係ない人も少なからず犠牲に成ってしまうからだ。
という事で聖杯戦争は冬木市と魔術協会、そしてテレビ局全面協力の元で新しい形に生まれ変わったのだ。先ず、サーヴァントは呼び出された段階で勝手に受肉される。このお陰でマスターが逮捕された自来也でもマスター無しで活動できるのだ。
やがて…司会者であるルーラーのサーヴァントがスタジオに現れた。その人物は……
「カカシさん!?」
「カカシ!?」
「えっ!?あれって…カカシ先生ですよね!?」
イタチ、自来也、射命丸が驚いたようにNARUTOに出てくる聖人グレートティーチャー はたけカカシである。カカシは律儀にスーツ姿であり、額当てで片眼を隠している事から左目は写輪眼なのだろう。
「えっ…あーあー…テステス。どうも皆さん…第四次聖杯戦争に参加する為に集まったサーヴァントとマスターの方々。
俺ははたけカカシ。今回の聖杯戦争を無事に行う為に、聖杯から召喚されたルーラーのサーヴァントです」
ペコリとカカシはカメラに向かって一礼する。
「今回の聖杯戦争からですね、神秘が公に成った為にルール変更を設けてます。勿論…サーヴァントの皆様が俺を含め、強制的に受肉と成りますので根源の渦には至れませんので、魔術師の方は宜しくお願いします」
カカシの説明を受けて、なにやらアーチャーペアの所に座る優雅なおじさんが死んだ目に成っている。どうやら彼は聖杯戦争で根源に至りたかったようである。
「今回は初めての試みという事もあり、テレビ局とも話し合いを重ねた結果…本物か偽物かを見分ける格付けチェックと成りました!
他の案では笑ってはいけない24時、レーシング対決とか有ったんですが…予算の都合と言うことで。
ごほん、格付けチェックですが…此処に集いし超一流英霊とマスターの皆様なら分かって当然という問題ですよ!」
カカシは語る。どうやら神秘の秘匿の必要が無くなり、物騒な聖杯戦争を行えば国際問題にも発展しかねないので、これからの聖杯戦争は強制受肉のバラエティー番組と成ってしまったようだ。その為か、魔術師だと思われる3人のマスター達は色んな意味で頭を抱えている。
「では…そろそろ本日のゲストを紹介しましょう。ゲストは解説を担当して下さる、日本魔法省大臣!この国で初めて受肉したサーヴァント 千手扉間様です!!」
カカシがそう告げ、バシュン!と音と共にスタジオの中央に飛雷神でスーツ姿の扉間が降り立った。そう…扉間は弁護士は勿論、日本の魔法省の大臣に就任したのだ。最初は五大宗家から魔法省の大臣が選ばれる予定だった。だが、五大宗家は神器を毛嫌いしており、影で悪魔との癒着も有る。その五大宗家が長官に就任すれば、神器保有者は日本を追われ、仮面ライダーも指名手配されてしまう。それを防ぐ為に、国会議員に成った仮面ライダーシャドーGXこと信彦やその仲間が頑張った結果、五大宗家以外からも選ばれるように成って扉間が大臣に選ばれたのだ。
「ワシが二代目火影であり、日本魔法省大臣の千手扉間だ。今回は主に解説を担当する」
「はい。では参加者の方々を紹介しますね。先ずはペアが揃ってる方々から紹介します。アーチャーペアの遠坂時臣さんと道化のバギーさんです!!」
パシャっとアーチャーペアの席にスポットライトが当てられ、アーチャーである道化のバギーにマスターである優雅なおじさん 遠坂時臣に注目が集まる。
「ど…どうも…遠坂時臣です」
「ヒャッハハ!俺様が道化のバギー様だ。今回はアーチャーのサーヴァントで呼ばれたぜ!!」
時臣は冬木の名家 遠坂の当主であり、本来なら英雄王ギルガメッシュを呼び出したかったのはナイショである。
道化のバギーは漫画 ONE PIECEに出てくる海賊であり、悪魔の実 バラバラの実を食べたバラバラ人間である。しかし、序盤にかませ犬と成ってしまった。
「えー遠坂さんですが、娘さんが2人に養子として引き取った末っ子の息子さんが居ります。
長女は今年で7歳の凛ちゃん。次女は今年で6歳の桜ちゃん。息子さんは今年で5歳の因幡(イナバ)君ですね、因幡君はロンドンの時計塔生まれで……なに?写輪眼を開眼してる?」
と…カカシは貰った資料から時臣のプロフィール等を述べ、背後の大きなモニターには時臣の家族写真が写ってるのだが……その因幡という男の子は三咲町の管理者である久遠寺有珠に気味が悪い程にそっくりだ。
「写輪眼だと!?」
更にこの世界での子供はエンマの力が遺伝した、オグナしかいない。イタチは時期から考えて有り得ず…しかも生まれが魔術師の総本山時計塔。そこから扉間が導きだした答えが…
「……遠坂時臣、後で個人的に話が有る」
「すいませんでした!!」
時臣、後で扉間とのOHANSI決定。
「次に行きますね。次は時計塔からの参加者であるケイネス・エルメロイさん。ランサーのディルムッドさんです」
今度はランサーペアのケイネス・エルメロイとディルムッドにスポットライトが当てられるが…
「はい。次に行きますね」
見事にスルーされる。
「いや、やってあげて!!」
射命丸のツッコミが響くが、仕方無い。
「次はライダーペアのウェイバー・ベルベットさん、キャプテン・ファルコンさんです!」
ライダーペアの所にスポットライトが当てられ、ライダーのマスター ウェイバーは困惑し、ライダーであるマッスルレーサーことキャプテン・ファルコンはカメラに向けてサムズアップした。
「余談ですが、キャプテン・ファルコンはスマッシュブラザーズのオリキャラだと当時の子供達が盛大に勘違いしたらしいですね。
ウェイバー君は遥々イギリスからやって来ました。頑張ってくださいね」
「僕の紹介これだけ!?」
そして…次にスポットライトが当てられたのはなんと、イタチと射命丸の所である。
「次にアサシンペアですね。アサシンからは俺の後輩であるうちはイタチ!そして、そのマスターである烏天狗の射命丸文ちゃんです!」
カメラがイタチと射命丸の方を向き、射命丸は少し顔を赤くする。
「あと…NARUTOのネタバレに成るんでイタチの説明は割愛するけど、この子本当にマジな聖人だよ」
「カカシ隊長ぉおおお!!ネタバレに成ってますよ!!」
カカシの軽い?ネタバレ発言により、イタチがツッコミを叫ぶ。そう…この頃ではイタチは木ノ葉隠れで大事件を起こして大量虐殺の犯人で抜け忍と思われていたのだから。
「えー…そんじゃあ、時間が無いのでマスターが居ない人は手短に行きますね」
すると自来也、バーサーカーのおパンティーを被った変態、そして殿様のような服を着た男である。
「キャスターはあの!うずまきナルトの師匠!自来也様!
バーサーカーはおパンティーを被ってパワーアップ!変態仮面!
そして…セイバーが…」
殿様…セイバーが立ち上がり、名乗りを上げる。
「余は征夷大将軍 徳川茂々。将軍だから将ちゃんっと呼んでくれ」
「「「将軍かよぉおおおおお!!」」」
セイバー 徳川茂々
アーチャー 道化のバギー
ランサー ディルムッド
ライダー キャプテン・ファルコン
アサシン うちはイタチ
キャスター 自来也
バーサーカー 変態仮面
第四次聖杯戦争改めて、聖杯バラエティー…開幕!
次回!聖杯バラエティーの格付けチェックスタート!
果たして、射命丸とイタチは何処まで食らい付ける?
因みに第五次でマダラとグランドバーサーカーが降臨します
前作で取ったアンケートで一誠はトリコの弟子兼料理人コースでしたが、最終決定を決めます。
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変わらずトリコの弟子兼料理人
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目指せ!エロ仙人2号
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……おっぱい!
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超人兵士に憧れた