日米が本気を出してしまった   作:静かなるモアイ

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トビオ、事情説明を受ける


巻き込まれる初代ツッコミ担当

農林水産省。そこに幾瀬鳶雄こと、トビオは自来也率いるメンバーの手で連れてこられていた。自来也曰く、本来は自来也か魔法省の代表であるリアル火影こと魔法省大臣 千手扉間が教えるべきだったが、どうやら農林水産省の()()()()()が直々にトビオに説明したいと名乗りを挙げたのである。

 

産まれて初めてやって来た農林水産省。その廊下を歩き、トビオはキョロキョロと周囲を見ながら自来也達の後ろを着いていく。

 

ーー此処が農林水産省か…数年前からいろんな意味で注目されていたな。

 

と、トビオが心の中で思う。そう、農林水産省は数年前から色々と革新的な事をし続けてきた為か、色々と注目を集めているのである。

先ず、順番から挙げていけば農林水産省(特にエンマ)の頑張りのお陰で日本の食料自給率が100%を越えたのである。ご存じ、日本の食事は殆どが輸入で海外からの物資に頼っているのが現状であった。しかし、エンマがジャンプのマンガ トリコに出てきた食品を精霊王グレート・スピリッツの権能で再現。その結果、日本の食料技術はぐんぐん上がり、更にグルメ食材を研究した結果、日本の食料自給率は100%を越えたのである。

 

あと、日本がまさかの産油国と成ってしまったのである。勿論、日本からは知ってのとおり石油は全くとれない。サウジアラビア等のセレブが沢山いる産油国と比べれば埋蔵量は僅かしか無いだろう。ではどうやって原油を手に入れているのか?それは掘っているのではなく、微生物の力を借りて石油を作っているのである。その微生物の名前はオーランチオキトリウム、実在する微生物であり本当に石油を産み出せる。しかし、コスト的な面から実用化は見送られていた。だが、我らが農林水産省はグルメ技術をフル活用。そのお陰でオーランチオキトリウムをパワーアップさせて低コストで石油を産み出せるようにしたのである。

 

「あの…俺は誰と会うんですか?そのぐらいは教えて下さい」

「俺の父ちゃんだってばよ!」

 

トビオの疑問に答えたのはナルトであった。勿論、トビオは農林水産省に到着する前に自来也率いるチームの自己紹介をしてもらって名前と年齢は把握している。漫画 NARUTOの主要人物であり聖杯バラエティーに出演した自来也は兎も角、ナルトとオグナそしてローラは其処まで有名ではない。

髪の毛が赤く頬に狐のような線のあるナルト、黒い髪に扉間に似たオグナは年子の兄弟であり、ナルトは中学二年生でオグナは中学一年生。ローラは日系に見えない事はないが、本人曰くスペインの実験場で産まれて数年前にナルトの父親に助けられて千手の家と言う孤児院にやって来たそうだ。

 

「むう……千手?父親?まさか……二代目火影?」

「それは俺達の爺様だな。なに、会えばわかる」

 

と、兄のナルトとは対照的に冷静に言うオグナであった。つまり、今からトビオが会うのは扉間の息子であり、ナルトとオグナの父親なのだ。そして、ローラを救助して保護し日本に連れてきた男である。

 

「おじさんとお兄さんは会ったことが有るわよ。アンタは覚えているか知らないけどね」

 

と、ローラがそう言う。どうやら、その人物とトビオは過去に会ったことが有るようである。トビオの脳裏に木遁と螺旋丸を使ってた男が思い浮かぶが、トビオは頭の中で首を横に振る。いや、違う…彼は魔法使いだったと、自分に言い聞かせてだ。

 

「因みにその人物じゃが、ワシよりも強いぞ。いや、冗談抜きでの」

 

と、伝説の三忍とも呼ばれた自来也が自分よりも強いと認める程の人物なのだ。一体…どんな人なのだろうか?そして、その人物との再会はやって来た。

 

「此処じゃ、此処にエンマの奴が居るぞ」

 

『特殊顧問 専用室』と、書かれた扉の前にたどり着いた。そして自来也が扉を三回叩いてノックし、彼は扉を開ける。自来也のあとに続いてナルト達、そしてトビオと続いていく。その部屋は壁際にスライド式の本棚があり、普通の本から漫画本に魔術や陰陽道などの神秘関係の書籍が揃っていた。そして、部屋の奥にはデスクがあり、そこには一人の髪が長く外見的には若い男性が書類仕事を行っていた。そして、トビオは男性を知っている。

 

「父ちゃん!悪者や五大宗家よりも早くトビオの兄ちゃんを保護したってばよ!」

「兄者!報告は自来也先生の仕事だぞ」

 

そんな息子2人のやり取りを聞いて、男は笑みを浮かべて書類作業を中断する。

 

「ありがとうナルト、オグナ、ローラ。ご苦労でした自来也。自来也と7班は幾瀬鳶雄君の後ろに下がってくれ」

 

男がそう言い、自来也達はトビオの後ろに下がり、トビオは自来也とナルトに背中を押されるように前に出される。

 

「初めまして…いや、久し振りと言った方が正しいな。俺は千手エンマ。この子達の父親で、農林水産省の特別顧問をしている」

 

嘗てトビオが出会った男は千手エンマ。嘗て宿していた神器のお陰で平穏に生きられず、世界から存在を消されかけた男である。

 

「先ず、君に伝える事がある。君は遅かれ早かれ、様々な存在に命や身柄を狙われる事になるだろう。

次に君が知りたかった事だが、君の同級生が乗り沈没した豪華客船ヘヴンリィ・オブ・アロハ号だが唯の事故で沈没したんじゃない。アレは神秘絡みのテロリストの手で沈められた。犯行理由は人体実験の実験台及び()()()()()()()()()を宿した人間の確保だ。

君の幼馴染みを始め、豪華客船に乗っていた人間はテロリストに囚われている。一応…敵の拠点は発見次第に潰しているが、まだ全員の救助には至っていない」

 

クラスメイトが…妙枝が生きている。その事を聞いて、安堵するトビオ。

 

「生きているんですよね?」

「生きてるよ。最悪、魂が無事なら俺の魔法でなんとかなる。君を含めて突如の体調不良で危機を逃れた子達は、神器を宿している。そして…さっきも言ったが、テロリストはワンオフ仕様の神器を狙っている。その狙われている神器は君と同じように体調を崩した同級生が宿しているものだ。

そして君が宿した神器は、俺が一度死ぬ前に宿していた神器と同じく宿しただけで命を狙われる物だ。と言う訳でだ、トビオ君…俺は君の身柄を保護することにした。勿論、君の同級生も」

 

その日、トビオを始めとした神器を宿した高校生は千手の家に保護されることになった。なお、千手の家がいやと言った一部の人はアベンジャーズタワーに送られて保護された。

 

 

 

 

「やれやれ…サタナエルはやってくれたな」

 

グリゴリ本部。そこで、アザゼルは嘆いていた。無理もない、彼の元部下と言える男のお陰で深いため息を吐き出していた。当然だ、豪華客船沈没事件はアザゼルの元部下であるサタナエルと愉快な仲間達のお陰で起きたのだから。

 

「まあ…サタナエル達の狙いは四凶と神滅具だろうな。ふっ、やってくれるぜ。

だが、今後の為にも戦力は多い方が良いな。サタナエル達よりも早く、四凶と神滅具を確保する!!」

 

アザゼルは世界を救うために動き出す。しかし、彼は知らない。日本の優秀な方々のお陰で既に四凶は全て確保された事。

 

 

 

 

 

 

「扉間ァァ!!」

 

日本某所 そこで1人の老人が怒りの形相で歯を食い縛る。

 

「扉間ァァァ!!」

 

彼は姫島の当主。日本を古来から守護してきた五大宗家の重鎮だ。しかし、今の彼は誰が見ても近付きたくない程に怒に溢れている。

 

「扉間ァア!!貴様は…貴様はどれほど!!我等の邪魔をすれば良いのだ!?」

 

姫島は思い返す。もう、約40年前に成るだろう。鸛アンナが命を犠牲にし、この世に受肉した英雄である千手扉間。彼と五大宗家の因縁はその時に始まった。堕天使に情報を流し、自分達の手を汚さずに姫島の管轄内で産まれた魔獣創造を始末する筈が…扉間の降臨で全ての歯車が狂ってしまった。

 

平成元年には確実に魔獣創造を始末する為に、悪魔に情報を流して堕天使と協力させて確実に始末した…筈だった。だが、その頃には魔獣創造は扉間の教えを受けており、五大宗家では停められない程の忍に成長しており、とどめに死んだと思えばグレート・スピリッツで復活して覚醒。

 

「扉間…千手扉間ァァア!!」

 

大人に成った魔獣創造は神器を失ったが、その完全な上位互換の力と忍としての力を振るい、世界中で活躍。本来なら生きてはいけない筈の神器持ちや混血を保護し、育てているのだ。

無論、その中には五大宗家の汚点であり姫島としては確実に殺さなければならない朱乃も含まれている。朱乃は姫島と堕天使の間の子、姫島に穢れた堕天使の血が流れ込むのは赦されない。だから、殺さねばならないし…何度も刺客を送った。

 

「千手…エンマァァア!!」

 

だが、刺客は全員殺されたか再起不能。エンマと扉間の不在を付いても結果は同じ。

 

「千手…ナルトォオオオ!!」

 

更に姫島の怒りはエンマの子であるナルトにも向けられる。姫島は同じく扉間とエンマに怒りを感じる悪魔と協力し、ナルトを殺すために産まれたばかりのナルトを誘拐。そして、日本で有数な妖怪である妖狐の九尾を雑に封印した。

 

「なぜ…なぜ…なぜ…貴様に天照様が宿るのだ!!」

 

だが、ナルトに封じられた魂はなんの因果か、九尾のオリジナルである天照大御神の荒神。その力は文字通り、日本を軽く滅ぼす事が可能だろう。その荒神が九尾としてナルトに宿ったのだ。

天照大御神はご存知、日本神話の最高神。それが日本に仇なし、赦されざる異端(神器等)を宿した子供達を救う魔獣創造の息子に宿った。それは日本神話に仕え日本を古来より守護してた五大宗家とすれば赦されない。

 

「扉間ァァア!!扉間!!トビラマァァァア!!貴様のせいだ!!貴様のせいで、日本は混沌に染まっていく!!」

 

姫島を始め五大宗家は扉間を失脚させる為に、様々な案を打ち出してきた。だが、扉間には一切の隙が見当たらず失脚出来ない。赦されない異端の力…神器は人々に認められ始めてる。

 

「堕天使、千手、我等か。三つ巴の戦いとなるか。朱雀を呼べ、アヤツにこの戦いの先端を切り開いてもらう。

確実に……堕天使の輩と逆賊を倒し、千手ナルトを殺して天照様を開放するとな!!」

 

 

 

 

 

 

だが…姫島は知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天照大御神はナルトを救うために、荒神としての側面を切り離して降霊に割り込ませた事を。

 

 

 

 

 

そして…既に五大宗家は呆れられてる事を…

 

 

 

 

 

 

 

 

自分達の行いで千手ナルトが覚醒することを




次回!トビオのツッコミライフが幕を開ける!!

前作で取ったアンケートで一誠はトリコの弟子兼料理人コースでしたが、最終決定を決めます。

  • 変わらずトリコの弟子兼料理人
  • 目指せ!エロ仙人2号
  • ……おっぱい!
  • 超人兵士に憧れた
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