日米が本気を出してしまった   作:静かなるモアイ

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エロ仙人…散髪する?


エロ仙人の散髪だってばよ

ウツセミ機関とオズの魔法使いの崩壊、五大宗家の権威失墜。それは瞬く間に世界に広がらなかった。と言うのも、ウツセミ機関とオズの魔法使いに関しては未だ残党も残っており、病院に入院した拉致された被害者の回復も済んでいない。更にウツセミ機関は人工神器を拉致被害者に宿していた為に、世界に広まれば被害者の方々は人工神器を開発しているグリゴリに狙われる可能性も有るのだ。

 

故に扉間は世界に広げないように、日本に属する一部の神秘部門の人物にしか伝えていない。まあ、五大宗家の失墜に関しては近々に公表する予定だが。

五大宗家はナルトの身体を借りて尾獣化した天照大御神の力で、姫島が崩壊。更に姫島朱雀、百鬼黄竜と言った以前から扉間のスパイとして活動していた一部以外の五大宗家は神から見放され、その加護を喪ったそうだ。

 

「所で自来也さん。髪型は丸坊主と髷、どっちが良いの?」

「なんでその二択!?いや、普通にカットして欲しいだけなんじゃが!?」

 

とは言え、日本は普通に動いている。トビオ達も扉間達のお陰で普通に日常は謳歌しており、今は新しい担当上官が付くまでは同年代や第7班のように上官の付いてる子供達と共にCからDランクの任務をこなしながら日々元気に過ごしている。

 

そんなトビオはナルトと共に、自来也の散髪に付いてきたが…自来也は床屋のマスターから「丁髷と丸坊主のどっちが良い?」の遣り取りを30分繰り返しており、ナルトに至ってはアブサンと言う虻の改造人間がゴルフで活躍する漫画を読んでいる。

 

「床屋のおっちゃん!アブサンって全巻ある?」

「あるよ」

 

しかし…どういう訳か店内の客はトビオ達だけしか居ない。トビオ達が入店して時から他の客は居らず、店は静かだったのだ。

 

「最近の若い子はツーブロックやらソフモヒやらばっかでね…男と言えば丁髷だよ丁髷。そこのぼっちゃんも思うだろ?」

「いや、丁髷はどう考えても古いですよ。江戸時代じゃ無いんですから。今、平成ですよ?平成」

 

とトビオもマスターに丁髷どう?と聞かれたが、丁寧にツッコミを入れながら断りを入れる。しかし、此処まで客が少ないのは妙だ。ナルト曰く、此処は数ヶ月前までは予約をしないと入れなかった三咲町の床屋であり、此処まで人が居ないのはちょっと可笑しい。

 

「あの…店長さん。ナルトが言ってたんですけど、此処って繁盛してたんですよね」

「してたよ?でもさ…向かいに大きな美容ビルが立っちゃってさ」

 

マスターがトビオの問いに答えるようにそう言い、マスターはハサミを仕舞う。そして、マスターは外を指差す。その外には大きなビルが一軒立っており、そこには美容院、ネイルサロン、マッサージ、等等の美容に関わる統べての設備が整ったビルだったのだ。

 

「三咲は土地も安いからね。どっかで成功した美容師が会社を立ち上げて、ビルを建てたのさ。お陰で、お客さんはみーんな、あのビルにうつちゃったよ」

 

店主が悲しそうに言う。だが、店主はそれでも店を続けるのだ。何故なら…

 

「それでもさ…エンマ君、青子ちゃんが子供の頃から通ってくれて…その子供達も来てくれる。だから俺は続けるのさ!」

 

それでもマスターの腕を見込んで通ってくれる客が少なからず居てくれる。だから、彼は腕を振るうのだ。

 

「店長さん…」

「おっちゃん!アブサン、29巻が無いってばよ」

 

ふと、ナルトがそう言う。ナルトの前には山積みに成ったアブサンが有ったが、悲しいことに29巻だけ無かったのだ。

 

「本当だ…だとしたら、他のお客さんが持って帰っちゃったな。それじゃあ、おじさんは今からGEOに行ってナルト君の為に買ってくるよ!!」

 

無いのならば買えば良い。幸いにも、三咲町にはTSUTAYAはないがGEOは有る。店長は散髪道具の入ったベルトを外し、店の出入口に手をかけた。

 

「店番頼んだよ!きっと、お客さんはこないから大丈夫さ!!」

「えっ!?店長!!仕事中でしょ!!てんちょぉおおおおお!!」

 

そして、店長はGEOに向かってアブサン29巻を買うために去っていった。

 

 

その結果。

 

「仕方無い。頼まれた限りはやるかの。マスターからのお願いだ」

 

自来也がそう言い、トビオとナルトは店長から頼まれた店番を遂行する事にしたのだ。勿論、知人がやって来ても誤魔化せるようにカツラを被ってである。

自来也がアフロ、ナルトがオカッパ、トビオがリーゼントのカツラである。

 

「自来也さん。本当に大丈夫何ですか?」

「なに、ちょっと時間を稼げば店長は帰ってくるだろ」

 

客は向かいのビルに吸い取られた。お客は殆んど来ない筈である。そう、筈だった。

 

「すまない…三咲町で暮らしてる娘と姪が世話に成ってる床屋は此処だろうか?イメチャンをしたいのだが」

 

だが、お客さんがやって来た。そのお客さんはマッシブな肉体を持つ、髭の生えたおじさんであった。

 

「あの…貴方は?」

「私は姫島バラキエル。10年前に堕天使中枢組織 グリゴリを辞めて、日本の魔法省で働く男だ」

 

おじさんの名前は姫島バラキエル。日本の魔法省で働く男であり、種族は堕天使だ。娘が少しわけありであり、今は娘と離れて単身、東京で暮らしている。

 

「すまない…私は夜勤空けなのでな。少し、寝かせてもらう」

 

バラキエルはそう言って、勝手に椅子に座って眠ってしまった。

 

「自来也さん…このおじさん…寝ちゃいましたよ」

「寝たならOKだ。後は…マスターに全て任せ「すまない!!カリスマ美容師が居るのは此処か!!」なに!?」

 

だが、新たな客が入店した来た。その客は女性と間違える程に髪が長く、スラリとした長身の男だった。

 

「私はウェイバー・ベルベット。ロンドンの大学で働く魔術講師だ。外交で来たが、時差ボケで眠い…」

 

長身の正体は成長したウェイバー・ベルベット。ご存知、聖杯バラエティーにキャプテン・ファルコンと共に参加した男である。しかし、ウェイバーは眠たいのか、勝手にバラキエルと同じく椅子に座って寝てしまった。

 

「自来也さん…」

「よーし!運が良いぞ!後はマスターが来るまで」

 

 

時間を稼げば良い。そう思っていた自来也。しかし、しかし、また新しい客が来てしまった。

 

「すまない…千手扉間の言っていた床屋は此処だろうか?」

 

その声が聞こえ、1人の男が店に入ってきた。そして、トビオと自来也は非常にその男を知っている。何故なら…その男も聖杯バラエティーにセイバーとして出場したのだから。

 

「余は徳川茂々。将軍だから、将ちゃんで良い。今は資産家をしている」

 

 

 

 

((将軍かよぉおおおおおおおお!!))

 

どうする!?自来也!!どうする!?トビオ!!




次回!将軍の危機!!果たして、エロ仙人とトビオはどうやってこの危機を乗り越える!?

前作で取ったアンケートで一誠はトリコの弟子兼料理人コースでしたが、最終決定を決めます。

  • 変わらずトリコの弟子兼料理人
  • 目指せ!エロ仙人2号
  • ……おっぱい!
  • 超人兵士に憧れた
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