日米が本気を出してしまった   作:静かなるモアイ

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戦争終わり。


神の死

三大勢力の戦争。それは様々な種族も参加し、血で血を洗う程の激戦が各地で繰り広げられた。

 

そしてその戦場の中でも間違いなく激しく数えきれない程の戦死者が出た戦場が有る。それは嘗て伝説の君主 アーサー王が統べたブリテンことイギリスだ。ブリテンには無惨な姿に成り果てた天使、堕天使、悪魔、そして人間の亡骸が転がっている。遺体の上に遺体が幾つも重なっており、何れ程の犠牲者がイギリスで出たのかは分からない。

 

「我が子達よ諦めるな!諦めなければ、必ずや天は我等に味方する。進軍せよ!!」

 

「怯むな!!神が出てくるぞ!!奴が死ねば戦争は終わる!!」

 

「臆するな!!天界と堕天使が争っている側面から叩け!!このベルゼブブに続くのだ!!」

 

神は天使の軍勢を率いて、アザゼルは堕天使の軍勢と協力者を率いて、魔王ベルゼブブは魔王アスモデウスと共に悪魔を引き連れて戦う。だが、彼等は誰もが引かず、戦い続ける。その1人1人が圧倒的な力を持ち人知を越えた力を発揮しながら戦う。これが人間を遥かに超越した存在達の争いである。

 

だが、そこに乱入者が現れる。

 

「俺達の邪魔をするな!!」

「消し飛ぶが良い!!」

 

それは白きドラゴンと赤きドラゴンだ。赤きドラゴンは口から赤い爆炎を解き放ち、天使の軍勢を焼き尽くす。白きドラゴンは口から雷光を解き放ち堕天使と悪魔の雑兵を消し飛ばした。

 

「ぐっ!?赤龍帝、それに白龍皇か」

 

堕天使の長であるアザゼルがそう言う。彼の言う通り、この赤きドラゴンと白きドラゴンには別の通り名が存在する。

赤きドラゴンは赤龍帝と呼ばれ、白きドラゴンは白龍皇と呼ばれている。この2体は遥か古来から戦っており、どうして戦っているのかも忘れて戦い続けているのだ。この2体が戦う度に周囲には甚大な被害が出ており、神が本気を出しても停められる程の相手ではない。この2体を停めるためには神に堕天使と悪魔が協力し合う必要が有る程の力が有るのだ。

 

この赤龍帝と白龍皇は天を統べる二天龍と称されており、誰にも停められない。

 

余談だが、この2体。ちゃんと本名が有る。赤龍帝はドライグという名前であり、白龍皇はアルビオンという名前なのだ。

 

「神が…魔王ごときが俺達の邪魔をするな!!」

 

ドライグが尻尾を神に向けて振り下ろす。長く強靭な尻尾は鞭のようにしなり、神の防御壁を粉々に砕いて神を地面に叩き付けた。衝撃で大地が揺れ、乾燥した大地が砂埃を舞い上がらせる。

 

「神様!!」

 

天使 ラファエルの悲痛な声が響く。神は不死身の為にそうやすやすと死にはしない。

 

唯でさえ三大勢力の大戦が地上で起きて数多の人命が失われた。更に神でさえも勝てないドライグとアルビオンが暴れてるのだ。世界が崩壊するまでも時間の問題だろう。しかし、此処で過去…神が仕組んだ防衛システムが発動する。

 

天から光の柱が降りてきた。

 

「なんだ!?」

 

「何が起きた!?」

 

アザゼルと魔王達は天龍の攻撃を遣り過ごしながらそう言う。そう、なにが発動したかと言うと神が過去に仕組んだ座から世界の危機の為に英霊…それも冠位の位を持つグランドのサーヴァントを呼び出すのだ。

 

「火遁…豪火滅却!!」

 

爆炎が放たれた。辺り一面を焼き尽くす程のマップ攻撃、それは三大勢力の方々からすれば有り得ないほどの攻撃だった。

 

「ぐぅぅわわわ!?」

 

「あつい!?あつぎよぁぁだ!!」

 

「ぁぁぁあ!!」

 

魔術障壁は勿論、水の性質変化でも停められない。その爆炎に呑み込まれて堕天使の軍勢の6割と悪魔の軍勢の8割に魔王アスモデウスが燃え尽きた。

 

何者かの攻撃で悪魔と堕天使の軍勢の半数以上が消え、更に魔王アスモデウスが消えてしまった。これには神とアザゼルは勿論、戦場で暴れまわっていた二天龍さえも言葉が出てこない。

 

 

「やれやれ…座から呼び出されてみれば畜生2体、人外共が好き勝手にやってるとはな」

 

その声が響き…突風が吹き荒れる。風で砂煙は消え去り、その人物が明らかに成った。その人物は男であり、髪は長く片目が髪で隠れている。歳は若く20代から30代程だろう。

 

「誰だ…お前は?」

 

ドライグがそう言う。すると、男の瞳が紫色で幾つも円が有る瞳に変化した。

 

「俺か?俺はグランド・アサシン。うちはマダラだ。

ふん、下らん相手どもだな。先ずは畜生、お前は楽しめそうだ」

 

男の名前はうちはマダラ。グランド・アサシン…冠位を持つ暗殺者のサーヴァントである。

 

――うちはマダラって誰だ!?

 

その場に居る全員が叫んだ。当たり前である。うちはマダラは遠い未来、NARUTOと呼ばれる漫画に出てくるチートクラスの忍だ。

この世界で言えば遺伝で伝わる魔眼 写輪眼は勿論、写輪眼の発展型 万華鏡写輪眼に万華鏡写輪眼の行着く先である輪廻眼さえも開眼したのだ。

 

今、マダラの瞳は輪廻眼を発動しており、悪魔や堕天使の放った光や魔力砲撃を無効化して吸収している。

 

「お前達は本当につまらん。俺が今まで戦ってきた連中の誰もよりも弱いな」

 

すると、マダラは魔力…チャクラを練り上げて術を発動させる。

 

「木遁 木龍の術」

 

木遁。それはNARUTOの世界でも本来は千手柱間という、マダラの親友しか使えない忍術だ。だが、マダラは柱間の細胞を取り込んだりして普通に木遁の忍術が使えるのである。

木遁はチャクラ…魔力を吸収する性質を持っている。地面から長く巨大な木で出来た木の竜が2体出現し、ドライグとアルビオンを縛り上げる。

 

「グッゥガァァア!!」

 

「あががががが!!」

 

木龍に縛られたドライグとアルビオンは力を奪われ、木龍はどんどん成長していく。やがて、成長した木龍に縛られ…完全にドライグとアルビオンは動けなく成ってしまった。

 

その事に三大勢力の面々は安堵するが、マダラを守るように青色のチャクラで出来た怪人が出現した。万華鏡写輪眼を開眼したうちは一族の極希に宿る瞳術 スサノオである。

スサノオは幾つかの形態が存在しており、部分的、骨組みの上半身、上半身、全体、そして50メートル程の巨大な大天狗となる完成体が存在するのだ。

 

「ふん」

 

マダラのスサノオは両手に刀身波打った剣を出現させ、それを振り下ろす。振り下ろす度に何十もの三大勢力の人々が吹き飛んで自分の意思とは関係無く空を飛び、散っていく。

 

「バカな…神である…私が…」

「ほう。神だと?それがどうした。俺を停められるのは柱間、うちはサスケ、うずまきナルト、そしてマイト・ガイだけだ。それ以外の者では俺を停められん」

 

天使達がマダラ目掛けて光の槍を解き放つが、マダラのスサノオを突破できないで居る。このスサノオを突破出来なければ、マダラにダメージを与えることは出来ないのだ。

 

「ならば…神の全力を受けてみよ!!」

 

神は渾身の力を振り絞り、空から爆光が降り注ぐ。その爆光に焼かれ、辺りの悪魔は大半が消し飛んだ。神の本気の一撃、耐えられる存在はこの世には存在しない。当然だろう、なにせ神はこの世界を作ったのだから(しつこいが、伝承です)。

 

「ほう…ならば、このうちはマダラも全力で答えよう!!」

 

だが、マダラから莫大なチャクラが放出され…神の裁きの一撃は消し飛んだ。莫大なチャクラの放出で辺りの雑兵は消し飛び、神、アザゼル、ラファエル、魔王ベルゼブブは上を見上げる。上空には50メートルを越える巨大な大天狗…完成体スサノオを展開したマダラが居たのだ。

 

「完成体スサノオ。この力は尾獣さえも凌駕する。良かったな、俺だけで。地図を書き直す範囲が少なくて済むぞ?」

 

完成体スサノオの額にはマダラが居り、完成体スサノオは太刀を二本抜刀して二刀流で構える。そして、それを振り上げて振り下ろす。単純な攻撃だが、その単純な攻撃で山は消し飛び、大地は抉れ、天使の軍勢の殆どは消え失せた。

 

「ばっ…化物かよ…」

 

もう、アザゼルに戦える力は残されていない。だが、現実は非情でありマダラは更に奥の手を使った。

 

「本当につまらん。やはり、俺を楽しませるのはアイツ等だけだな」

 

星が降る。隕石だ。十数メートル程の隕石が幾つも降り注ぎ、三大勢力はなす術もなく消し飛んでいく。

 

「ぬぉおおおお!!」

 

だが、神は違った。天使を産み出す分に割いていた力のリソースを戦闘力に振り、隕石を出来るだけ破壊していく。

 

「ほう…これならどうだ?」

 

マダラはそう告げ、巨大な隕石を降らした。それはたった1つだが、それが地上に落下すれば間違いなくこの場の三大勢力の人々は全滅する。

 

「ぬぉおおおお!!」

 

神は両手から莫大な光を放ち、隕石を押し止める。だが、隕石が余りにも巨大な為に破壊できない。何とか勢いを殺す程度にしか出来ない。数分ほど、神が光を放出し続け、漸く隕石は停まった。

 

「とっ停まった…」

「助かった…」

 

アザゼルとラファエルがそう言う。だが…

 

「二発目はどうする?神とやら」

 

デデーン!!なんという事でしょう。この巨大隕石ことマダラ隕石、あろうことか2発も有ったのだ。2発目のマダラ隕石は1発目のマダラ隕石に直撃し、2つのマダラ隕石は雪ダルマのように大地に降り注いだ。

 

「ぐぅぅわわわ!!」

 

「がぁぁぁあ!!」

 

「ひでぶっぅぅ!!」

 

魔王ベルゼブブは消し飛び、ラファエルとアザゼルは重症を負ってしまう。直撃を受けた神は不死身の特性で何とか生きてるが、満身創痍だ。そして、天使、堕天使の雑兵は完全に消し飛び…悪魔に関しては全滅だ。

そして、木龍で力を吸いとられた二天龍はマダラ隕石の落下で完全に戦闘不能に追い込まれた。

 

「ほう…未だ生きてるとはな」

 

そして…完成体スサノオを纏ったマダラが大地に降り立つ。もう、お仕舞いだ。誰もがそう思った。だが、その時…奇跡は起きた。

 

「時間か…」

 

マダラの身体が徐々に光の粒子に変わっていく。マダラは三大勢力と二天龍の激闘により、世界の危機に成った為に抑止力で座から呼ばれたのだ。

しかし、三大勢力がボロボロに成り、二天龍が見事に倒れた今、マダラがこの場に存在する理由は無い。

 

やがて…マダラは光の粒子に成って消えてしまった。

 

「「ぬぉおおおお!!生き残った!」」

 

アザゼルとラファエルはガッツポーズを決め、神は安堵の息を吐き出した。マダラ乱入により、生きている三大勢力の関係者はこの3人だけ。後はもう動けない二天龍だけだ。

 

神は動けない二天龍に触れて、全知全能を使って神器に作り替えた。

 

神器に変えられた二天龍は神器のシステムの法則で、何処かに消えていく。これからは誰かに宿り人類の力に成るのだから。

 

「アザゼル…提案がある」

 

――もう、止めにしよう。

 

戦争を終わらせる為に神はそう言おうとする。だが、そこに招かれざる人物が降り立った。

 

「騒がしいと思えば、お前達か」

 

黒いバッタ人間。ゴルゴムの守護神でありトップ、創世王ブラックサンである。

 

「ラファエル!!アザゼル!!今すぐ此処から逃げろ!!」

「主よ!」

「親父!!」

 

その刹那、神の左腕が吹き飛んだ。不死身の筈の神が五体の一部を失う。それは有っては成らない事だ。

 

「キングストーンフラッシュ。お前の不死性を無くした。サタンサーベル!!」

 

ブラックサンは赤い剣で神を殺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから気の遠く成る程の未来。

 

昭和と呼ばれた時代の日本。天使ガブリエルは過熱した天使信仰を抑え、神の不在を隠すために左遷を受け入れて人に紛れて生活していた。

 

そこで彼女は神を殺したブラックサンと同じ様な力を持つ2人のバッタ人間に出会う。だが、バッタ人間は創世王率いるゴルゴムと日夜戦い人々を損得無しで無償の愛で救っていた。

 

事実、ガブリエルも危ない所を助けてもらった。

 

「貴方達は?」

「俺は南 光太郎。仮面ライダーブラックだ!」

「俺は秋月 信彦。仮面ライダーシャドーだ!」

 

後にこの2人は地球規模の救世主に成ることを誰も知らない。




次回は戦後のお話。因みにガブリエル左遷(形だけの堕天)は原典にも有ります。

そして脳改造を免れた信彦、後の総理大臣である(笑)

前作で取ったアンケートで一誠はトリコの弟子兼料理人コースでしたが、最終決定を決めます。

  • 変わらずトリコの弟子兼料理人
  • 目指せ!エロ仙人2号
  • ……おっぱい!
  • 超人兵士に憧れた
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