レイナーレ一味逮捕から3日後。
「この時間は客が来ないよな」
午後3時過ぎ。ランチタイムを終え、平日に休みが有るカフェ好き等の一部の人以外は殆んどやってこない時間帯。駒王の喫茶店nascitaの客足は止まり、店内には客は1人も居ない。
あと1時間ちょっとすれば学校終わりに駒王学園の生徒達がやって来るかも知れないが、それまでは殆んど客がやってこない。nascitaの従業員であり仮面ライダーの戦兎と万丈はこの時間を利用して休憩するのだ。事実、客の居ないnascitaに珈琲の良い匂いが広がった。
「戦兎!万丈!今の内に休憩だ。マスター特性、賄いコーヒータイムだ!!」
「「やった!いただきます!!」」
飲食店は客の居ない時間しか、ゆっくりと休憩出来ない。今の内にコーヒーを飲んで一服し、1時間後にやって来る学生ピークに備えるのである。
『続いてのニュースです。フランスとドイツではアベンジャーズの活躍により、事態の終息が進んでますが他国ではまだ被害が続いてます。
更にイタリアでは仮面ライダーらしき姿をした人物がイタリア軍を壊滅させたとの情報も有ります』
と…そんなニュースを聞いて戦兎、万丈、惣一はテレビを見る。テレビの画面にはニュースキャスターがニュースを読み上げ、新たな画像が映し出される。そこには
「おいおい、戦兎…アレって」
「ビルドだよな?でも……ビルドドライバーは此処に有るし、そもそも俺と万丈にマスター以外は記憶が無い筈」
画面に映るのは間違いなくビルドだ。いや、戦兎が変身するビルドは全身真っ黒ではない。だが、その画面に映るビルド?は瞳の複眼も真っ黒だったのだ。
それに元の世界での記憶が有るのは戦兎に万丈、惣一だけだ。その上、記憶が有る戦兎でしかビルドドライバーは作れない。当たり前だがビルドドライバーも盗まれていない。それなのに、あのビルド?は何者なのだろうか?
『仮面ライダーが敵ですか……』
『兵器や科学だって使い方を間違えればテロの道具に成ります。写真の男はライダーとしての力を兵器として使い、テロリズムを働いているのでしょう』
そう、仮面ライダーは言わば悪と表裏一体だ。本郷もショッカーに拐われ改造手術を受けたが脳改造の前に脱出に成功し、正義の為に今も戦っている。
だが、ショッカーの怪人達は大半が脳改造を施されて悪の手先に成った仮面ライダーのifなのだ。平成の時代から増え出した装着系のライダーも同じだ…もしテロに使われれば悪の兵器と成る。
だが…チリンチリンと扉が開かれて誰かが入店してきた。
「「「いらっしゃいませ…………えっ!?」」」
やって来た人物は髭が生えたスーツ姿で30代程の男、そして50代位の男だった。そして、その2人は戦兎達が物凄く知っている人物だったのだ。
スーツ姿の30代の男は氷室幻徳。当初はパンドラボックスのお陰で好戦的な人物だったが、その影響が無くなると戦兎達と共に世界を救うために戦い、大義の為に自分から犠牲に成った男…仮面ライダーローグでもある。愛称は幻さんである。
50代程の男は葛城忍。戦兎の実父であり、戦兎の顔と名前が変わる前の葛城巧の父親だ。元凶に付き従った振りをしつつ、世界を救うために戦い…戦兎達に後を託したもう1人の仮面ライダービルドである。
(幻さん…父さん)
しかし…並行世界との融合で幻さんも忍も元の記憶は無くなっている。だから2人とも戦兎を覚えてない筈なのだが…
「大きくなったな、巧。いや、戦兎と呼んだ方が良いか」
「元気だったか?戦兎、筋肉バカ」
だが…どういうわけか幻さんと忍は記憶が有ったのだ。そして、幻さんはスーツを脱ぎ…中に着てるTシャツを見せる。そこには…
オラァァ『記憶が戻ったぞ!!』
と書かれていた。
「「「えぇぇぇええええ!!」」」
「てか、幻さんと父さん…なんで記憶が有るんだよ。俺と万丈で会いに行った時は記憶無かっただろ?」
幻さんは官房長官であり父親 氷室泰山の秘書をしている。忍は国立アンノウン対策研究所で働いている。
しかも、戦兎と万丈はこの世界にやって来た頃に、曾ての仲間や親しい人に会いに行った。だが、その時は誰もが記憶が無かったのだ。
「実は総理も仮面ライダーでな。総理のキングストーンフラッシュを浴びたら、葛城博士と俺の記憶が戻った」
――その時、不思議な事が起こって記憶が戻ったのだ。
謎のテロップが入ったが気にしてはいけない。
「戦兎に万丈君。お父さんは記憶が戻ってから、巧と共にビルドドライバーと氷室君のスクラッシュドライバーを作ったんだが…」
忍は一旦そこで言葉を切り……
「神器 絶霧を使う謎の人物の手でビルドドライバー1つとハザードトリガーを盗まれた」
その頃、一誠は魔法省にやって来て下忍登録を行っていた。
因みに日本で元裏側…神秘部門の仕事を行う人は全員が忍者の登録を行っており、神秘部門の称号が忍者に成った訳は日本人=忍者というイメージが有るためである。
「良し、これで一誠も下忍だな。裏側の仕事が出来るぞ!」
付き添いでやって来たトリコがそう言い、晴れて一誠は下忍の資格をゲットした。
「トリコさん、下忍の仕事って簡単な物ですよね?」
「まあな…それじゃあ、今からお前の修行の為にリオレウスを狩りに行くか!!アイツの尻尾は旨いぞ」
「全然修行じゃ無いんですけど!!死んじゃうよぉぉおおお!!」
頑張れ一誠!負けるな一誠!!君なら何時か、リオレウスを秒殺出来るさ!!何時か……
次回!!カズみん…遂に現れる。しかし…カズみんは未だ記憶が戻っていない。
カズみん「此処に俺の花嫁候補が居るのか?」
三羽カラス「「「アイドル位っすよ!!」」」
戦兎「ギャスパー、お前顔が可愛いんだし女装しろ!」
ギャスパー「戦兎だって顔が良いじゃないですか!」
???「仕方無いな…ほれ、2人とも。俺が仕立ててやろう」
ギャスパー「パパ!?結構です」
戦兎「なんかカズみんそっくりのおっさんが来た!?」
万丈「いや、似すぎだろぉぉおお!!」
???「ギャスパーにバイオリンを教えたのは俺だ!」
???「芸能界に居れたのは俺だ!!」
???「※※※※※※」
万丈「フリスビーみたいな蛇も居る!?てか、ギャスパーの家族…キャラ濃いな!!」
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