日米が本気を出してしまった   作:静かなるモアイ

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エンマ編スタート


千手エンマ

扉間が幼子を保護して10年と1年の時間が経過した。

 

先ず、世間的に大きい出来事を説明しよう。日本は冗談抜きで笑えない程の危機に立て続けに2度も襲われ、同じ2人の救世主に救われたのだ。その危機は一度めの危機が去ってから僅か半年程で二度めの危機が訪れたのだ。その2度の危機のお陰で、神秘の秘匿は殆ど宇宙の彼方に消し飛んでしまったのである。

 

1度目の危機。それはゴルゴムの危機だ。ゴルゴム…その名前を天界陣営は絶対に忘れない。ご存知、聖書の神を殺した創世王ブラックサンの組織である。ゴルゴムは実はと言うと、超が幾つも着く程の大昔から存在しており、最低でも5万年前から存在しては地球を影から支配してきた。その中でも創世王は5万年の周期で代替わりしており、キングストーンと呼ばれる神滅具?なにそれ美味しいの?というヤヴェー物を埋め込まれた次期創世王候補である世紀王ブラックサンと世紀王シャドームーンが殺し合いを行って勝った方が次期創世王に成るのである。

 

『行くぞ!信彦!』

『ああ!光太郎!!』

 

しかし…どういう訳か、不思議なことが起こった。次期創世王候補である世紀王は2人揃って脳改造前に脱走。そしてブラックサンこと南光太郎は仮面ライダーブラックと名乗り、シャドームーンこと秋月信彦は仮面ライダーシャドーと名乗り…2人の新たな仮面ライダーの手でゴルゴムは見事に崩壊した。もう、可哀想な位でゴルゴムは呆気なく滅んだ。仮面ライダーブラックと仮面ライダーシャドーを産み出したのもゴルゴムなので、結果的にゴルゴムの仕業である。

 

ゴルゴムを粉砕(所要期間半年)した光太郎と信彦は叔父の伝を頼り、信彦は大学に復学して法学を学び…光太郎はヘリのパイロットとして働きながら平穏を満喫していた。

しかし…2度目の危機が訪れたのだ。それは異世界からやって来たクライシス帝国である。

 

クライシス帝国は地球を侵略して、帝国民まるごと地球に引っ越す為に手始めに日本を侵略しだしたゴルゴム以上のヤバイ奴等である。クライシス帝国は先ず手始めに、ブラックとシャドーの変身能力を奪い…宇宙空間に追放した。それがクライシス帝国の死亡フラグを確定させた事を知らずに。

 

『俺は太陽の子、仮面ライダーブラックRX!!』

 

『俺は月の子、仮面ライダーシャドーGX!!』

 

なんという事でしょう。只でさえチートに強いブラックとシャドーがRXとGXにパワーアップして帰ってきたのです。

これにはクライシス帝国も言葉が出なかった。しかも、追い込めばロボライダー、バイオライダーやロボムーン、バイオムーンと様々な派生形態に進化して手に終えなく成っていき…歴史を改変しようとすればRXとGXが沢山増えるという理不尽に合い…クライシス帝国は昭和から平成に年号が変わる少し前に滅んでしまった。

 

あと、年号が昭和から平成に変わった。

 

当然だが、日本を古来から護ってきた五大宗家はゴルゴムとクライシスに戦いを挑んだそうだが…マトモな戦果は得られず、三大勢力と共に人外の力が存在する事を世に知らしめただけであった。

 

 

最後に…扉間は母親から託された子供2人を養子にした。それゆえか、魔獣創造を宿した男の子のフルネームは千手エンマと成ったのである。

 

 

 

 

日本の関東のとある町 三咲町。そこに扉間に引き取られたエンマは流れ着いていた。

 

「おっちゃん。飲み物は?」

「茶」

 

三咲町のとある一軒家。そこに扉間を大黒柱とした千手一家は暮らしている。

 

千手一家は一軒家に3人で暮らしている。しかし、そこにエンマの姉であるカンナの姿は無い。何故なら、カンナは東京の大学にこの春から通ってる為に、既に東京で一人暮らしをしているのだ。

壁に掛けられた写真。それは東京の有名大学に合格し、はしゃぐ若い女性とスーツ姿の扉間が写る。この若い女性こそが、今のカンナである。

 

「クライシス帝国壊滅から半年…日本は魔法省設立か」

 

新聞を読み、スーツ姿の扉間がボソッと言う。扉間は10年前から変わらぬ若々しい容姿を維持している。まあ、元と言えば受肉したサーヴァントなので当然では有るのだが。

 

「神器が公に成ったようだが…」

 

チラッと扉間は台所で料理をする少年と青年の狭間に居る男を見る。その男は扉間の亡き兄 柱間に何処か似ているが、髪の毛は短い。この人物こそ、成長したエンマである。

エンマは扉間に引き取られた後、毎日のようにしごかれた。理由は単純…エンマは魔獣創造を宿している。魔獣創造は今の御時世、正体が明らかに成れば真っ先に殺される。それほどの神器なのだ。エンマが神器の力を使わずにも戦えるように、扉間は自分の全てをエンマに叩き込んだのだ。

 

――貴様は遅かれ早かれ、あの夜のように様々な連中に狙われる。貴様が生きられるように、ワシの全てをお前に叩き込む。

 

と幼少期に扉間から言われたエンマは生きる術を全て叩き込まれた。

影分身、飛雷神、性質変化の忍術。そして扉間が元の世界で穢土転生された際に目撃し、座に帰ってから習得した螺旋丸。それらをエンマは強引に覚えさせられた。

 

(しかし…魔獣創造を宿した影響なのか、チャクラ量はワシよりも多く…ワシと兄者の中間ぐらい。まあ、チャクラの燃費に関しては上が居るがな)

 

扉間はふと、2階を見上げる。2階には今年の春からカンナと入れ違いで1人の少女が居候していて、まだ惰眠を貪ってる。彼女は蒼崎青子、エンマの高校の同級生であり、魔術ではなく正真正銘の魔法使いである。

魔法は年月、資金をいくら注ぎ込んでも再現出来ないのが魔法。魔術は資金と時間を無際限に注ぎ込めば再現及び同じ結果にできるのが魔術であり、忍術は魔術の仲間に分類される。

 

だが、魔法は違う。魔法はどう足掻いても再現出来ない物であり、青子はあろうことかそれが出来るのだ。

 

しかし…青子は中学の頃まで普通の少女だった。たまたま、御先祖が魔法を()()()()()しまい…祖父から後継者に指名されて魔法使いに成ってしまったのだ。

とは言え、青子は魔法は使えるが裏側のペーペー。それ故に…

 

――裏側の事を知ってこい

 

と親元を離れる事に成ったのだ。本来なら三咲町の管理者である魔女の所に身を寄せる予定だったが、三咲町の管理者である久遠寺アリスという少女がゴルゴムやクライシス等の事件でイギリスに一時帰国した為に、管理者代理である扉間の元にやって来たのだ。

 

すると、ドタバタと階段を降りてくる足音が聞こえてきた。

 

「寝すぎた!あっ!扉間さん!おはよう」

「おはよう」

 

茶髪に10人中9人が振り向く程の美女であり、雑誌のグラビアアイドルが可哀想に見えてくる程の胸を持った少女がリビングにやって来た。彼女こそが魔法使い 蒼崎青子である。

 

「扉間さん!エンマだけにずるいから、私にも凄い忍術を教えてください!」

「先ずは基礎を覚えてからだ。影分身と多重影分身は教えただろ」

「私にも螺旋丸を教えてよ!」

 

やはり、年頃の子供には螺旋丸は魅力的だったようだ。

 

すると、朝食を作ったエンマが朝食を持ってきた。今日の料理はフレンチトーストにフレークと洋食な感じである。

 

「おっ、青子おはよう。飲み物は?」

「珈琲。自分で用意するわ、貴方の淹れた珈琲…ミルクないもん」

 

青子は珈琲を自分で用意する為に、台所に向かった。

 

「エンマ。ワシは今日、裁判の仕事で帰りが遅くなる。今日の夜回りは貴様に任せる。だが、最近は怪しい人物が多い…」

「分かってるよ…おっちゃん」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

扉間は国際弁護士として働いており、仕事が遅くなる事がある。それゆえか、夜の見回りはエンマが代理で行う場合が有るのだ。

 

「何事も無かったら良いけどな…」

 

エンマはマトモに神器を使って戦った事はまだ無い。神器で色々と試しに作った事は有るが、神器で戦えばグリゴリや五大宗家に生存がバレる為である。

 

座に居た扉間から話しに聞いて、全知全能という力を持つ聖霊王グレート・スピリッツを試しに作ったが、どういう訳かうんともすんとも反応しない。これに関してはエンマの神器を使う才能が無いのかと、本人は思った程だ。

 

「ぐっへへ…可愛い女の子だな!俺の眷族にしてやるぞ!」

 

と変な声が聞こえ、声の方に向かうと…暗くて良く分からないが、中学生程の少女が数名のチンピラに追いかけられていたのだ。

 

エンマはチャクラを練り、全身に巡らせて身体能力をブーストさせるとその場から消えて…少女とチンピラの間に現れる。

 

「おいおい、ナンパは場所を考えろよ。お前達、ロリコンですか?ロリータコンプレックス?」

「あっ?お前…俺を…フールフール家次期当主の俺を知らないのか?死ねよ!!人間!!」

 

チンピラはエンマに向けて雷撃を放つが、エンマはそれを避けると…チンピラの懐に忍び込み…エンマの掌にチャクラが高濃度で乱回転していき圧縮されていく。

 

「螺旋丸!!」

 

エンマはチンピラにそれ…螺旋丸を叩き付け、チンピラを一撃で粉砕した。

 

 

 

これが、とんでもない事件の引き金と知らずに。




実はこれ魔法使いの夜の1年前です。後に帰国するアリスとやって来る草十郎の運命は如何に!?

エンマの息子の先生、誰にする?期限は次章のアベンジャーズ編が終るまで

  • イタチ先生
  • 安定のカカシ先生
  • オビト先生
  • ミナト先生
  • 最盛期の肉体、技術老年期のエロ仙人
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