リアス・グレモリーは困惑した。彼女はお小遣いと人生経験目的で、駒王のマクドナルドで週2だがアルバイトをしている。
「一体…何が起きたのよ」
マクドナルドの制服姿のリアスの目の前に、突如として駒王学園制服姿のリアスが現れたのだ。早い話、もう1人の自分である。魔力の質、気配は間違いなく自分と同じ。誰かの変化や変装ではなく間違いなくもう1人の自分である。
「ドッペルゲンガー…なのかしら?」
「ここどこよ!?てか、なんで私がバイトしてるのよぉぉお!」
学園姿のリアスの叫びがマクドナルドに響いた。
三咲町。
千手の家に住む朱乃は図書館で学友達と共に受験勉強を行っていた。朱乃は来年大学生。駒王学園に通うリアスと異なり、エスカレーター式では上がれない。だから大学に通う為には受験して合格しなければ成らないのだ。
「はっ?」
メガネをかけ、三咲高校の制服であるブレザー姿の朱乃は困惑した。何故なら、目の前に突如として駒王の学園の制服を着た朱乃が現れたのだ。その朱乃は悪魔の気配を放っており、間違いなく悪魔の駒で転生したのだろう。
しかし…この世界の朱乃は転生しておらず、魔術と堕天使の力、霊力が使える高校生でしかない。一方の駒王の制服を着た朱乃は悪魔だ、悪魔としての戦いも好むのだろう。
「悪魔に成ってない私!?此処って!?」
「図書館ではお静かに」
千手白音は猫又の妖怪であり、千手の家で過ごす高校1年生である。神秘の秘匿が無い為か、日頃から尻尾と猫耳を出して過ごしている。
「なんか…小さい私が来た」
彼女は学友や同居人であり親友のレイヴェルと共に、近所の甘味処でお茶を楽しんでいた。そんな矢先、突如として駒王学園の制服を着て身長が中学生以下絶壁(何がとは言わない)の白音そっくりの少女が現れたのだ。
だが、白音はエンマから仙術を教わっており仙術チャクラで目の前のそっくりさんを見る。体格はかなり違うが、判定は…同一人物。故に…
「私は千手白音。貴方は誰ですか?」
「……えっ?千手!?ぇ…あっ、私は塔城小猫です」
名付け親は分からないが、もう1人の白音の名前は小猫という名前のようだ。どう見ても愛玩動物のような名前である。
「ようこそ…木場祐斗のパラダイスへ」
――どうしてこうなった?
木場の前には最強のオタクと成った木場と全く同じ顔をした少年が項垂れ、四つん這いの姿で思考を放棄していた。
「此処の僕は……部長に拾われてなくて、オタクだって言うのかい!?」
「はっ?オタク嘗めるなよ?オタクは日本が誇れる偉大なる文化なのだ!!」
その現場は木場の自室。そこには艦これのフィギア、数多のガンプラ、アズレンのフィギア、様々な漫画やラノベが有ったのだった。
――これが僕だって言うのかい?壁にはアニメのポスター、ロボットのプラモ、アニメのフィギア…それにこの世界の僕は人間だって!?どうなってるんだよ!!
悪魔の木場は考えるのを辞めた。
東京都のスポーツジム。
そこでイクサ見習いのゼノヴィアは体を鍛えていた。イクサはダークキバと異なり、纏うのに特殊条件は存在しない。しかし、鍛えた方が戦える体力も増えるので、ゼノヴィアは師である名護さんの知人の富豪である嶋護から紹介されたこのスポーツジムに通ってるのだ。
しかし、そこでゼノヴィアはプロテイン ビーレジェンド(そんなバナナ味)の入ったシェイカーを持って固まった。無理もない、彼女の目の前に悪魔に成った自分が現れたのだから。
「此処は何処だ!?」
「KONAMIだが?」
千手の家
「ウルトロンさん。なんか、悪魔に成った私が現れました」
『どうなっている?』
千手の家ではウルトロンが入ったタブレットをポケットに入れたアーシアが住み込みで働いていたが、突如として悪魔に成った自分が現れたのだ。
「此処は…何処でしょう?」
「千手の家です」
そして舞台はnascitaに変わる。
「イッセー先輩!!此処って何処なんですか!?」
「知らねぇぇよ!!なんか、変な光に包まれたと思えばこんな場所に来たしよ!!」
nascitaでは悪魔に転生しハーレム王を目指す兵藤一誠、悪魔に転生し引きこもり男の娘なギャスパーが身を寄せていた。この2人はこの世界の出身ではない、聖書が世界の覇権を握った世界からやって来たのだ。それも、どうやら偶発的な事故でやって来たらしく、かなり困惑している。
「てか、此処の僕はどうして身長が高いんですか!?」
「いや、普通に生活してたら伸びたんですけど?身長は175cmは有りますし」
「てか、線は細いけど…なんかがっしりしてないか!?此処のギャスパーは体育会系なのか!?」
案の定、この世界のギャスパーに驚く悪魔一誠…悪魔一誠と悪魔ギャスパー。悪魔ギャスパーと違って筋肉有るわ、身長高いわで、二人は驚くしかない。
「驚くのは仕方無い。取り合えず、君達が並行世界のギャスパーと一誠ってのは分かった。取り合えず、お前達の事を教えてくれないか?」
並行世界からやって来た経験を持つ戦兎がそう言い、悪魔一誠は語りだした。
「俺は堕天使に騙されて殺され、部長……リアス・グレモリーに助けられて悪魔に成ったんだ」
彼は語る。どうやら、彼の世界には仮面ライダーは存在せず、当然ながら聖杯バラエティーも存在しないしアメリカにはアベンジャーズも存在しない。
三大勢力が世界を守り、管理しているそうだ。そんな世界で悪魔一誠はリアス・グレモリーに助けられて悪魔に転生、その後も様々な活躍を遂げた。自分と同じくレイナーレに騙されたアーシアを救い、ライザー・フェニックスの手で強引に結婚されそうに成ったリアスを救い、コカビエルの魔の手からも駒王を守ったのだ。
「そして…俺はもっともっと活躍して、上級悪魔に成ってハーレム王に成るんだよ!!」
とnascitaで叫んだ悪魔一誠。白昼堂々、ハーレム王なんて宣言するのだから余程…恋に飢えているのだろう。
「「「……………そっか、養育費とか色々大変だけど頑張れよ」」」
「えっ?あれ…」
しかし、悪魔一誠には気になる事が有った。
「てか、なんで此処の俺は悪魔じゃないんだよ。それに、ギャスパーも身長が高いし…」
「僕も2人の父親に恵まれなかったら、こう成ってたんですかね?」
ギャスパーは男の娘(マジ)と成った悪魔ギャスパーを見てそう言い、2枚の写真を何処から取り出して悪魔一誠と悪魔ギャスパーに見せる。
1枚目にはエンマと青子夫妻が写り、2枚目には音也と真夜夫妻が写っていた。柱間細胞を持つエンマとグルメ細胞を持つ青子は若々しい容姿を保ち、ファンガイアである真夜は勿論、日頃からアンチエイジングを欠かさない音也は実年齢よりも若く見えていた。
「「へ?父親が2人?」」
「そっちの僕は知りませんけど。僕は人間と吸血鬼の混血でありながら、母方の祖先であるファンガイアの王の側面が隔世遺伝で出ちゃったんですよ。色々あって里を追い出され、最初の父さん…エンマ父さんに引き取られたんです」
ギャスパーはそう言い、写真のエンマを指差す。
「その後、小学校の真ん中まで青子ママが経営する孤児院で育てられ、今のママとパパの所に引き取られました」
そして、ギャスパーは青子を指差し、最後に音也夫妻を指差した。
「最愛が4人。僕は幸せ者ですね!」
「引き取られただけでこんなに違うんですか!?」
「あと、僕はプロのバイオリニストですからね。兄の経営する芸能プロダクションに所属してますよ」
悪魔ギャスパーは考えるのを辞めた。
「青子ママのおっぱいでかいな!?なんカップ?G?F?いや…Iは有るか?元浜なら分かるのに!!」
一方の悪魔一誠はこの調子である。
次回!原作勢、揃う。だが、帰り方が分からず…暫くは留まる事に成るのだが……
神様が彼等の目の前に現れる。
アザゼルさんの裁きのアンケート。因みに名誉幹部ミカエルさんは決まってます(笑)
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