「僕達…どうなるんですかね?」
「だよな…」
この世界の事に関して様々なギャップを受けて唖然としてしまった悪魔ギャスパーと悪魔一誠。まあ、彼等の場合は仕方無いだろう。この世界と三大勢力が世界の覇権を握った世界では情勢を始め色々と異なるのだから。
取り合えず、どうすれば良いのか分からずnascitaに居ることを選び、それから何処に滞在するのかを考える事にした。なにせ、仕方がない。彼等曰くだが、並行世界の兵藤家は悪魔の恩恵を受けて不動産価値が何十億と言える大豪邸に成ってるが、この世界では普通の一軒家。泊まるとしてもホテルか何処かに成るだろう。
『続いてのニュースです。今月末、此度の日本と堕天使との戦争を受けて三大勢力と日本の首相会談が行われる事に成ったのは周知されてますが…参加者が決定しました』
と…テレビからニュースが流れた。だが、そのニュースを聞いた悪魔一誠と悪魔ギャスパーは御互いに顔を見合わせた。
「「日本と堕天使が戦争!?」」
転生悪魔の二人が驚くのは当然だ。彼等の世界では日本は基本的に裏側に関わらず、日本は悪魔が守ってきた。それに日本と堕天使との戦争も起きておらず、驚くしかない。
『堕天使からは戦争を起こした戦犯コカビエルの上司であるアザゼル総督、天使からは聖書の神様ではなくミカエル、悪魔からは魔王ルシファーが参加します。
日本からは秋月総理、千手扉間魔法大臣が参加します』
テレビにはアザゼル、ミカエル、信彦、扉間の顔写真が映る。
『どうなるんですかね?』
『ミカエルは間違いなく天界協定の件で色々と言われること間違いないでしょう。堕天使に関しては当然ですね、沢芽市を救ったビートライダーズが持っていた変身ベルトをどういう訳か所有してますし…間違いなくショッカー等の組織と繋がりが有るでしょう。
では、此処で本日のゲストを紹介します。本日のゲストは沢芽市を拠点にし、世界中で活躍する新生ユグドラシルコーポーレーションの社長 呉島貴虎さんです』
『呉島貴虎です。宜しくお願いします』
と…ニュースにはまさかの仮面ライダー斬月こと貴虎がゲスト出演。
「呉島さん出てるじゃん」
「あの人も俺達と同じく仮面ライダーだもんな」
テレビを見た戦兎と万丈がそう言う。
仮面ライダーという未知なる単語を聞いてしまい、首を傾げる悪魔一誠と悪魔ギャスパー。すると、チリンチリンと店の扉が開き、客が3人新たにやって来た。
「あっ!アンタはあの時の…」
「戦兎、知り合いなのか?てか、銀魂の銀さんも居んぞ!!」
やって来た来客を見て、いらっしゃいませ…ではなく驚くように声を出してしまった戦兎と万丈。無理は無い、来店したのは神様こと紘汰に銀さん、そして駆紋戒斗の3人である。しかし、神様は日本に馴染むためか、神様としての姿ではなく人間 葛葉紘汰だった頃の容姿に戻してる。やはり、平和?な日本で過ごすには人だった頃の姿の方が良いのだろう。
「神様!!」
だが、そんな紘汰を見たギャスパーは嬉しそうに笑みを浮かべた。
「「神様!?」」
当然、最高の唯一神が既に御臨終してる世界からやって来た悪魔一誠と悪魔ギャスパーは神様と呼ばれた存在に驚く。
「よぉ!元気そうだなギャスパー。さてと、初めましてだな、並行世界からやって来た悪魔の諸君。俺はこの世界の神様で、人としての名前を葛葉紘汰って言うんだ」
神様は自己紹介を言って更に続ける。
「君達2人は巻き込まれてこの世界にやって来た。なんの因果か分からないけどな。
本当なら俺の力で直ぐに帰したいけど、それは出来ない。だけど、元凶を排除したら俺の力で帰すと誓おう。所で……俺の感知で見たけど、この子達も君達の仲間か?」
神様が指パッチンを鳴らすと、空間にチャックとホックのような物が現れる。そのホックが動いてチャックが開いていき、空間の裂目が出現すると…悪魔一誠と共にこの世界に飛ばされた筈の並行世界リアス、悪魔朱乃、小猫、悪魔木場、悪魔ゼノヴィア、悪魔アーシアが次々と出てきた。彼等が全員出終わると、チャックは閉まり…消えてしまった。
「部長!朱乃さん!ゼノヴィア!アーシア!小猫ちゃん…あと木場!」
「「「イッセー(君、さん)!!」」」
どうやら、悪魔に成った悪魔一誠は眷属仲間から物凄く慕われているようだ。その様子にこの世界の一誠は苦笑いを浮かべるしか、出来なかったが…神様がパンパンと手を叩く。
「はい、感動の再会はそこまでにして…俺の話を聞いてくれ」
「誰よ?貴方」
「俺か?俺は神様だ。この世界のだけどな」
その瞬間、悪魔アーシアは祈りを捧げ、悪魔ゼノヴィアは五体投地を行った。
「君達はとある存在の異世界転移に巻き込まれ、この世界に飛ばされた。俺の力なら直ぐに帰せるけど、今は並行世界同士が見えない線で繋がった状態だ。その状態で帰せば、並行世界同士の因果が逆流してしまう。それだと危険だから、君達を帰すのは元凶を排除してからになる」
と説明する神様。神様曰く、原作御一行…グレモリー眷属がやって来た理由だが、彼女達はとある存在が強引にこの世界にやって来た事で並行世界同士が見えない線で繋がり…それに巻き込まれて転移したそうだ。
グレモリー眷属を帰すには、とある存在こと元凶を排除し…並行世界同士を繋げた見えない線を切り離し、その後に神様の魔法で元の世界に帰すという物だ。
「ふーん…で?その元凶って誰なのよ」
「言っとくが、銀さんにも勝てないお前達じゃ絶対に勝てない。戦えば間違いなく死ぬ。
その元凶だが…ざっくりと言えば宇宙人。そして……」
神様はそこで言葉を切り、戦兎に万丈、惣一を見て告げる。
「エボルト。お前達は覚えてるだろ?アイツの同族がやって来た。しかも、強さはエボルトを超えている。本体の俺なら先ず負けないが、今はアバターだから五分五分だ」
「「「ハァァァァア!?エボルト以上!?」」」
エボルトの驚異を知る戦兎、万丈、惣一は心の底から叫んでしまった。
その頃のエルメンヒルデさん。
「どうしましょう…」
エルメンヒルデは成田空港のターミナルで、タピオカドリンクを飲んでテレビを見ていた。既に空港生活を初めて1週間。馴れとは恐ろしい。
彼女が空港で生活してるには訳が有る。それはビザが切れ、更にルーマニアが跡形も無くなって帰るに帰れなくなってしまったのだ。祖国は喪われ、日本の滞在ビザは切れてしまった。お陰で彼女は国が無い難民と成ってしまい…リアルターミナルと成ってしまったのだ。
一応、惣一が養子縁組手続きを行ってくれてるが…それが通るのは最短で1ヶ月。つまり、最低でも後1ヶ月はターミナル生活が決定したのだ。
「良し…お土産コーナーを物色するわ!!」
なお、エルメンヒルデは原作御一行がやって来た事を知らない。
次回!原作御一行…この世界を知る。
アザゼルさんの裁きのアンケート。因みに名誉幹部ミカエルさんは決まってます(笑)
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