突如として出現した怪物に変異したはぐれ悪魔。その悪魔を一撃で消し飛ばしたのは、赤い龍の騎士とそれに寄り添う赤き龍であった。
「なっ何者よ…あの人間」
気配からして人間だとは理解できた原作グレモリー御一行の皆様。良く見ると、男のベルトのバックルはケースのように成っており中にはカードが入っていた。
そして…男はバックルに手をかけ、それをベルトから抜き取る。すると、男は生身に戻った。
「あっ!あの人は…」
一誠は勿論、原作グレモリー御一行はその男の正体を見て言葉を失う。何故なら、その男は5時過ぎに駒王学園で別れたジャーナリストの城戸真司だったのだから。
真司は大事そうにポケットにそのバックル…デッキケースを仕舞うと此方に気付いたのか、笑みを浮かべてドラゴンと共に此方の方を向いた。
「よっ!怪我はなかったか?」
「グゥゥゥゴォァ!!」
城戸真司。彼は十数年前に行われたミラーワールドでのライダーバトルの生き残りであり、ミラーワールドでのライダーの殺し合いを止めた英雄である。そして、彼はこう呼ばれている。仮面ライダー龍騎と…
「城戸さんもライダーだったんですね…」
ギャスパーと言い、戦兎と言い、ギャスパーの父兄と言い周りにライダーが多いためか一誠の驚きは直ぐに無くなった。しかし、彼等には気になる事が有った…それは真司と共に行動する赤い龍の事である。
「あの…所でこのドラゴンは?」
「コイツはドラグレッダー。俺の相棒だ」
赤い龍はドラグレッダー。真司とは十数年もの長い時間、苦楽を共にしてきた大切な相棒である。本来はミラーワールドという鏡の中の世界……反転世界の一種に生息するミラーモンスターであり、元々は人間orミラーモンスターの魂が主食だった。しかし、総理とその親友であるステーキ屋店主のキングストーンフラッシュを受けて今は普通の食事で大丈夫である。
余談であるが、ドラグレッダーは真司を食べる為に襲いなんや感やあって契約した関係だが…最終的に物凄く懐いた。
ざっくり言うと…ドラグレッダーちゃんの真司の評価の順番は懐き度0エサ→懐き度1契約切れたらエサ→懐き度2エサくれる人→懐き度3旨いエサをたらふく食わしてくれる良い人→懐き度4ご飯♡→懐き度MAX(現在)親方様ァァァア!!今日のご飯は何でしょうかぁぁ!
という感じである。
(なんだ?ガイアメモリ?まさか…財団Xか⁉)
ギャスパーが何かに気付いた。それは真司に倒されたはぐれ悪魔が居た所に、焼け焦げたUSBメモリらしき物が落ちていたのだ。
当然、真司とドラグレッダーもそれに気付き、真司はピンセットで焼け焦げたUSBメモリを拾い上げ、ポケットから小さな袋を取り出して其処に入れた。
(調べる事が増えたな…)
真司はバカだが、大卒であり地頭等は悪くない。寧ろ、戦いでのセンスを見る限り思考力等は高い。ミラーワールドでの事件を終らせ、正義の味方(ボランティア)として活躍しながらジャーナリストとして働いていた真司は裏側の事情にも明るい。
(はぐれ悪魔が出現するのは不可能だよな?だとしたら…並行世界から?)
チラッと真司は悪魔一誠を見る。
並行世界絡みの事件は徐々に進行していた。
今度こそ真司と別れ、原作一誠達は各々の滞在場所に…一誠は自宅に帰っていった。
午後7時過ぎ。
JR三咲駅。三咲町の駅であり、此処から駒王までは電車1本で急行ならば20分足らずで到着する事が出来る。逆もしかりであり、電車を待つ時間を考えても30分程有れば通勤通学も問題なしである。
「遅いですね…そろそろ着く頃ですけど」
三咲駅のロータリーの路肩に、バイク…シャドウキバに跨がったギャスパーが千手の家に滞在する予定の原作グレモリー御一行の原作リアス、悪魔一誠、悪魔ギャスパー、悪魔ゼノヴィアを待っていた。
紅プロダクション社員寮に滞在する予定の悪魔朱乃、悪魔アーシア、小猫そして…銀さんには紅プロダクションのドライバーさんを差し向けたので今は寮に到着して食事でも食べてる頃だろう。
「流石にお金は渡しましたし…切符は買えますよね?」
苦笑いを浮かべ、ギャスパーは通話アプリで紅一家にメッセージを送る。と言うのも、ギャスパーは原作グレモリー御一行の事を完全に心を許した訳ではなく、警戒を解くつもりは無い。故に監視の意味を込めて、彼等がこの世界に居る間は千手の家で過ごすのだ。
「此処に青子ママが暮らす町か…おっぱーい!!」
「まったく、イッセーたら」
「此処が…この世界の僕が生まれそだった町ですか…ひぃ!?本当にバイクに乗ってる!!」
「私はバイクに興味が有るけどな」
と…そんな声が聞こえ、ギャスパーは声の方を見る。どうやら悪魔一誠と愉快な3人は無事にJR三咲駅に到着し、改札を出て此方に向かってきた。
「良し!おっぱいの大きな青子ママの所に案内してくれ!!」
「おっぱいが大好きなんですね、もうツッコム元気はないですよ(卑猥な視線を青子ママに送るのは良いですけど…どうなっても知りませんよ)」
千手の家。城門のような立派な外門が出迎える孤児院の前にギャスパーに連れられた悪魔の諸君は到着した。
「でけー…横は俺んちよりデカイ」
ギャスパーはシャドウキバを自律走行で車庫に向かわせると、大きな門を軽々と片手だけで開ける。
「行きますよ。子供達の教育に悪いので、くれぐれも下品な言動は抑えて下さいね」
そう言ったギャスパーの後に続いて、悪魔一誠達は千手の家の敷地に入っていった。
「此処が千手の家ね。随分と良い所じゃない」
千手の家は武家屋敷…いや、規模から考えても城の離れのような姿をしていた。武家屋敷を3階建てにしたような建物であり、庭も広く…流石に時間が時間の為か子供達は外では遊んでいなかったが物凄く庭が広い。
母屋からは子供達の声が響いており、夕食が待ち遠しいのか楽しそうに遊んでいた。
ギャスパーは言葉を告げず、悪魔御一行が後ろから着いてきてる事を確認して進み…母屋の扉を開けた。
「ただいまー」
「「「おかえりなさーーい!………ママ!!ギャスパーお兄ちゃんが帰ってきた!!」」」
そんなギャスパーを出迎えたのは、様々な種族の子供達であった。
「ようこそ!私が千手の家の所長で此処の子供達の母親、千手青子よ」
管理人室。そこは第五の魔法使い 千手青子のデスクであり、悪魔一誠達はギャスパーの手で真っ先に其処に通された。
「それにしても、そっちのギャスパーは背が小さいわね。ちゃんとご飯食べてるの?」
「たっ…食べてますよ!!」
(マジで部長並みにおっぱいが大きい…年齢の割に若いぞ!?マジで大学生のお姉さんって感じだよ!!)
と…悪魔一誠は鼻の下を伸ばしていた。しかし、彼には幸運が有った…それは最強のセコムがこの場に居なくて所要で非常時以外は来れない為である。
「なあ、おっちゃん。パルキアの奴に探らせたが…並行世界からの流れ者…
「どうやら…今回の黒幕が並行世界同士の縁を繋げた結果、想定外の世界からも巻き込まれたようだな」
と…魔法省でエンマと扉間が話をしていた為である。
「パルキア曰くもう1つの世界とは縁が切れた。パルキアの力が有れば帰せるけどな…」
「おい…ボルト。此処は何処だ?」
「サスケさん何処だってばさ!!てか、若い父ちゃんの髪を赤くしたお兄さんが目の前に居るってばさ!」
「落ち着けボルト!目の前のコイツはナルトじゃない…確かに髪色以外は17歳の時と全く同じだが…てか、ウラシキは何処だ!?」
「えっ?何でおっさんと少年…俺の名前を知ってるんだってばよ?」
もう1つの世界から流れてきたのは…はい、あの2人です(笑)
次回!千手の家の魔境っぷりを悪魔一誠達は知る!!
アザゼルさんの裁きのアンケート。因みに名誉幹部ミカエルさんは決まってます(笑)
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