「ナルトの兄ちゃん!アイツがウラシキだってばさ!」
ナルトに追い付いたボルトが白い肌を持つ男を指差してそう告げた。そう、その男こそ大筒木ウラシキ。元と言えばタイムスリップして未だ子供の頃の七代目火影から九尾を奪う為に事を起こしたが…何者かの手で並行世界同士の境界に綻びが生じ、サスケやボルトと共にこの世界にやって来た存在だ。
「ボルト。レオナルドとコニー、サニー、ルナ、スターを頼む」
ナルトはそう言い、ポーチから飛雷神の術式が書かれたクナイを取り出し…六つほど辺りに投擲し左手に一本もって構える。術式クナイが辺りに刺さった為にナルトは飛雷神でそこに瞬時に転移が可能だ。
ナルトは姿勢を低く構え、何時でも動けるように構えた。ナルトはマダラから輪廻眼の事を聞いており、サスケとボルトからウラシキが輪廻眼を持っている事も聞いている。だとしたら忍術や魔術は吸収される可能性が高い。生命を生み出す木遁忍術、体術、飛雷神での強襲から放たれる螺旋丸。それを用いてウラシキを倒すしかない。
「ナルトの兄ちゃん…」
「ボルト…俺は此処じゃ本気を出せない。出せば、辺り一面が吹き飛ぶ。使える忍術も規模から考えて螺旋丸系列等の一部だ。波動螺旋丸も
此処は千手の家。庭には戦闘力の低い子供達が居る。ナルトが本当の本気を出せば確実に巻き込まれる。それをナルトは周知しており、拠点防衛の要領でどうやって無慈悲に的確にウラシキを殺すのかを考え…作戦を瞬時に立てる。
「木遁分身の術」
ナルトは木遁分身を3体作り出し、その木遁分身はボルト達の護衛につかせた。そして…本体のナルトは
「なっ!?」
突如として消えた本体のナルト。ウラシキは白眼を用いて探すが既に遅い。何故ならナルトはウラシキの真上に飛雷神で飛んでおり、右手には緑色のハンドボール程の螺旋丸が既に構築されていた。
「きさ「木遁 宿木螺旋丸!!」ぎゃぁぁぁあ!」
不意打ちで放たれた飛雷神からの強襲螺旋丸。真上から螺旋丸を叩き付けられ、チャクラの奔流が大地を抉りウラシキを包み込む。
木遁の螺旋丸を解き放ったナルトは飛雷神でボルトの前に移動する。だが、ウラシキは人間と違って肉体も強靭だ。故に、何事もなく立ち上がる。
「この…人間がギャァァァァァァギァァ!!」
しかし、ウラシキは突如として全身から血潮を吹き出した。その原因は直ぐに理解できた。ウラシキの肉体を突き破り、数多の鋭利な大きな枝が内部から出現していたのだ。枝は内臓は勿論、腹膜、筋膜、筋肉、はては動脈を突き破り絶大なダメージを与える。
「うわ…えぐっ」
これにはボルトも唖然としてしまった。
木遁 宿木螺旋丸。それはナルトが螺旋丸と木遁 挿し木の術……木の杭をパイルバンカーの要領で相手の肉体に打ち込み杭を成長させ枝で内部から破壊する術を組み合わせた凶悪無慈悲忍術である。
これを喰らうと木遁の螺旋丸を受け、マイクロ粒子の種が対象に打ち込まれる。打ち込まれた種は螺旋丸の奔流が終わった瞬間に急激に成長し…内側から破壊するのだ。
「あ…ガァァァ!!殺す殺す!!殺す殺す!!絶対に殺してやる!!」
本来は即死しても可笑しくないが、ウラシキは生きて立ち上がっている。体の内部を突き破られ、言葉に出来ない激痛でマトモに思考も回らない。
「ギィィァァァ!!」
ウラシキは枝を掴み…それをあろうことか自分の皮膚を突き破り、肉体から抜き取った。抜き取られた枝には肉塊は勿論、内臓も着いており軽くトラウマものだ。勿論、それを抜き取った為に、ウラシキの腹部は背骨が丸見えと成ったが…瞬時にそれは治った。
「殺す!!殺してやる!!」
その刹那…ナルトが左手で持つクナイがバチンと電気を帯びる。
「なあ…レールガンって知ってる?」
ナルトがそう言った時…そのクナイは深く…ウラシキの脳髄に突き刺さった。
「ギャグゥウガ!!」
「準備しろ」
「おう」
ナルトの声に従い、木遁分身の1体が飛雷神でウラシキの後方に転移する。
そして本体のナルトはウラシキの懐に飛雷神で忍び込み、右手には群青色の螺旋丸が構築され…それをウラシキの腹部に叩き付けた。
「波動螺旋丸!!」
「アガァァァガ!!!」
星遁 波動螺旋丸の生み出す星の奔流に飲み込まれ、細胞レベルで破壊されていくウラシキ。そして、ウラシキが星の奔流と共に吹き飛ばされた瞬間…後方に待機していた木遁分身がダイヤモンドで出来た防壁を産み出した。
「剛遁 金剛壁」
ダイヤモンドの壁に阻まれる星の奔流とウラシキ。このお陰で、波動螺旋丸の被害は最小限に抑えられる。
――なんだ…なんなんだ!?この化物は!?逃げなければ…逃げなければ……ひぃ!!
波動螺旋丸の星の奔流に呑まれ、破壊と再生を繰り返しながらウラシキは思う。逃げなければ殺されると。
「そろそろだな」
ナルトは木遁を用いて木の刀を産み出し、構える。そして、星の奔流が止まった瞬間に瞬身の術で加速し、その速度を乗せて突きを放った。
「日の呼吸 陽華突!!」
「ぐび!?」
木の刀はウラシキの腹部に深々と突き刺さり、更にこの刀は木遁で出来ている。つまり……
「挿し木の術!!」
挿し木の術に派生し、内側から破壊する事が出来るのだ。
「ギャァァア!!」
再び、体を内側から枝で破壊される激痛を味わう事に成ってしまったウラシキ。
だが…そこに……
「助けに来たわよ!!イッセー!禁手を用いた火力砲撃!!ゼノヴィア!デュランダルの光力照射!!ギャスパーは神器で相手の動きを停めなさい!!最大火力で滅ぼすわ!!
ナルトはそこから離れなさい!!」
赤い龍の鎧を纏った悪魔一誠、デュランダルを構える悪魔ゼノヴィア、滅びの魔力を貯めた原作リアス、瞳を輝かせた悪魔ギャスパーが助太刀に来たのだ。
「よせ辞めろ!!」
ボルトが叫ぶが遅い。
砲撃は放たれ、ナルトは直ぐに飛雷神でボルトと子供達の側に転移し…土遁で防壁を貼る。
「良し…」
滅びの魔力、龍の魔力、聖剣の光力を輪廻眼で吸収し…その場に残ったのは大規模魔力で抉れたクレーターに巨大な斬撃の後だった。
「勝ったの?」
「…逃げられた。所でお前達、拠点防衛って理解してる?」
助太刀に来たのは嬉しかったナルト。だが、彼は怒った…それも笑いながら。当然だ、こんな孤児院の庭で禁手の大規模砲撃、伝説の聖剣の巨大斬激、滅びの魔力は余りにも危険すぎる。
輪廻眼の事はリアス達に教えてなかったら仕方がない。だが、これと大規模攻撃は別である。
「今から授業すっから、教室に来い」
ナルト先生による特別授業スタート。
次回!ナルト先生の特別授業!!
そこで…ナルトはおっぱいドラゴンを知る。
ボルト君…このままレギュラーにする?
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ボルト君強化の為にこの世界に留学
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時々で良いので遊びに……
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強化なら原作一誠を最強に!