日米が本気を出してしまった   作:静かなるモアイ

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万丈…覚醒


情報整理だってばさ

結論から言おう。文化祭は中止に成った。当然だろう、突如として現れたキルバスが暴れた為に文化祭処では無いのだから。大学部の校内は全て関係者以外は立ち入り禁止と成っており、今頃は警察が鑑識等を行ってる頃だ。

 

「しかし…nascitaがこんなに混むって中々無いぞ」

 

文化祭は中止に成り、nascitaのメンバーは一先ずnascitaに帰ってきた。しかし、万丈がキルバスに襲撃され…そのキルバスが誇る圧倒的な力を改めて実感した人類。そんな仮面ライダーと魔法省の面々はnascitaに集まり、情報整理や小休憩を行っていた。とは言え、中には部外者も居る…それはつい一時間程前…万丈に「仮面ライダーに助けてほしいなんて2度と思わないから」と告げた馬渕さんである。

 

「いや…すまない。実は俺も仮面ライダーでな、心は人間だ。訳有って2度と日本に帰れない友の代わりとは言え、力に成りたくてな」

 

「俺もだ。所で…パスタのお代わり貰って良いか?」

 

仮面ライダーからはフリーカメラマンである始。そして対アンノウン研究所から派遣された研究員兼仮面ライダーである橘朔也である。なお、2人……特に橘は感情を込めすぎると滑舌が悪くなる。

 

「うげ…ナルト兄ちゃん。コーヒー苦いってばさ」

「いや、砂糖入れろよ」

 

そして我等が忍者からはナルト、ボルト、サスケ、イタチ、本業としてアイドルプロデューサーを行ってるマダラ。そして、マダラがプロデューサーとして面倒を見てる男の娘である。

 

「てか、お前…女々しい顔してナルト兄ちゃんの事をお兄ちゃんって呼んでるんだってばさ」

「いや、だってね。僕はお兄ちゃんの実の弟だからさ」

 

と言うのは1年ぶり、主に冬木でアイドル業務を2人の姉と行う遠坂イナバである。相変わらず、顔だけは女の子である。

 

「えっ!?実の弟!?マジで!?オグナさん以外に居たの!?てか、エンマのおっちゃんにも青子のおば…姉ちゃんのどっちにも似てないってばさ!?」

「複雑な事情が有るんだってばよ…因みにボルトの2つ年上だから、今は中3だな」

「イワベエと同じ年!?」

 

その事情を話せば、間違いなくイギリスは人体実験等の秘密を暴露され…アベンジャーズの総攻撃を受けて滅んでしまう。

 

後はと言うと、いつも通りnascitaの面々+乗ってきた車が盛大に破壊されたJとKだ。だが、万丈は何処か落ち込み…元気は無い。当然だが、万丈に視線を送るのは馬渕由衣。彼女は……並行世界での記憶が戻ったのだが、当時の万丈に助けを求めたが助けて貰えず…悲惨な末路を迎えたのだ。

 

もし、あの時…万丈が彼女の叫びに答え助けることが出来たなら…どれほど良かったか。気付いていれば運命を変えれたのは間違いない。その事が…後悔が万丈の心を燻っていく。

 

「コーヒー、ご馳走様でした」

 

しかし、そんな万丈にかける言葉は無く由衣は立ち上がりnascitaを去ろうとする。

 

「馬渕さん。確かに…並行世界が合体する前、万丈は貴方達を助けなかったかも知れない。それは事実だ」

 

惣一がそう言い、由衣は扉の前で静止する。

 

「万丈を弁護するように聞こえるが…あの時の万丈は心に余裕がなかった。本当に…誰が見てもな。

心に余裕がなく、自分とその周りの為にしか戦えなかった。おじさんの古い友人の言葉だが、大いなる力には大いなる責任が伴うってある。その時の万丈は変身する力は持っていたが、責任を果たすことは出来なかった。そう言う意味では…コイツは仮面ライダーであっても仮面ライダーというヒーローじゃなかった」

 

「でも…今は違う。万丈はもう自分の為だけではなく、誰かの為に戦える。大いなる責任も果たせる。

万丈と戦兎はね…俺の息子のような者なんだ。だから、息子を…万丈を…クローズという仮面ライダーをもう一度信じてくれないか?コイツにチャンスを与えてくれないだろうか?」

 

惣一はエボルに寄生されて表に出てこれなかったが、万丈と戦兎達を並行世界から見守ってきた。当時の万丈は惣一の目から見ても心が追い込まれ、余裕という物がなく自分の為にしか戦えなかった。

だが、今は違うことも勿論、知っている。並行世界での戦いやこの世界でのヒーロー活動を行い、万丈は成長したのだから。

 

――ごめんなさい

 

小さくそう言って、由衣はnascitaを去っていった。余談だが、コーヒー代は惣一の奢りなので問題はない。

 

「確かに…昔のお前は仮面ライダーであってヒーローでは無かったかも知れない。

俺もそうだった。心が弱くてな…本当に情けなかった。良いんだよ、挫けたって躓いたって…もずくに浸かってもな。それでも…ボドボドに成っても立ち上がるんだ」

 

パスタのお代わり(3杯目)を食べ終えた橘が万丈を勇気づけるように励ます。

 

「いや…もずくは無いでしょ」

 

万丈、メンタルをやられてもツッコミを入れる。

 

 

 

 

「奴はキルバスという名前らしいが、俺からはキルバスが寄生した存在の事を伝える。

キルバスが寄生し乗っ取った存在の名前は大筒木ウラシキ。俺達の世界からやって来た大筒木一族と呼ばれる早い話宇宙人だ。奴は白眼や輪廻眼等の魔眼を持っており、瞬時に切り替えることが可能だ。キルバスが何処までウラシキの力を使いこなせるか分からないが、ウラシキはチャクラを釣糸に形態変化させ…相手のチャクラを奪い自分のチャクラにすることも出来る」

 

とサスケがキルバスに肉体を乗っ取られた存在である敗北者のウラシキをnascitaに集った面々に伝える。

 

「大筒木?カグヤの同族か」

「ああ、俺達も詳しい事は調べてる途中だがな。少なくとも、カグヤのような存在が第四次忍界大戦の十数年後、3体もやって来た」

 

すると、今度はKが手を上げる。

 

「私から追加だ。大筒木一族とキルバス等のブラッド族はエイリアンだがどちらも共通点が有る。それはどちらも星を狩っていく種族だ。とは言え、この世界のブラッド族も大筒木一族も既に母星が滅んで絶滅したがね。

キルバスが大筒木の力を全て掌握したら大変だ。仮に倒せても、存在のバックアップを他人に刻み…やがては復活してしまう」

「存在のバックアップ?」

「大筒木はカーマと呼ばれる刻印を他者に刻むことが出来る。その刻印は菱形をしており、簡単に言えばデータ状に変換された大筒木のバックアップだ。それが完全に凍結されれば、刻まれた個人の自我は消滅しその大筒木に乗っ取られてしまう。ウラシキがキルバスに乗っ取られたとしたら…キルバスも原理的にはそれを行えるという訳だ。キルバスが大筒木の力を全て理解する前に、速やかに殺す必要が有る」

 

どうやらK曰く、大筒木一族には自分が死んでも復活出来るようにバックアップを刻める事が可能なようである。それはカーマと呼ばれる物であり、なにやら菱形の刻印のようだ。

 

そして…思いっきり、心当たりが有るボルトは自分の右手の掌を見る。そこには菱形の刻印が刻まれていたのだ。

 

「いや…まさか…そんな事は…」

「ボルト。それは?」

「モモシキって別の大筒木を倒した時についたんだってばさ。なあ、外人のおっちゃん…これって」

 

ボルトはKに掌の刻印を見せる。

 

「ああ…私が見た資料と全く同じだ。間違いなくカーマだろう」

 

なんという事でしょう。ボルトの掌に刻まれた菱形の刻印は大筒木モモシキのバックアップだったのだ。

 

「なんとか成らないのか?コイツは俺の弟子で、親友の息子なんだ」

「時を部分的に戻す魔法、そして神がかり的に優れた封印術は絶対に必要だ。原理的には可能だが…人間の手では無理だ」

「あっ…なんだ、母さんと父ちゃんなら余裕だってばよ」

 

すると、ナルトはボルトの腕を掴み…

 

「俺、ちょっとボルトを助けてから参加する。大丈夫、用が終わったら直ぐに戻るってばよ!!」

 

そして…ナルトはボルトを連れて飛雷神で何処かに消えた。恐らく、飛んだ先は千手の家だろう。

 

「ボルトのカーマの事は…ナルトの両親に任せてと」

 

しかし、時間は無い。何故なら、キルバスが大筒木の力を完全に掌握して把握する前にキルバスを倒さなければ事態は本当に笑えない事に成ってしまうのだ。

 

 

 

しかし…

 

町から悲鳴が響いた。その声は先程、nascitaを出ていった由衣の叫び声である。

 

「なっ!?」

 

直ぐに万丈は助けに行こうとしたが…

 

「ちょっとまてぇぇぇぇい!!バンジョイ!!」

 

突如、小さな冷蔵庫からそんな声が聞こえ冷蔵庫が開かれる。すると、なにやら大型のフルボトルを持ったナイトが出てきた。

 

「みーたんのお陰で完成したぜ?君の強化アイテム…マッスルギャラクシーだ!!」

 

そのフルボトルの名前はマッスルギャラクシーフルボトル。長い名前、プロテインの貴公子でありエイリアンとのハイブリッドである万丈にピッタリな強化アイテムだろう。

 

 

 

 

「どうなってんだこりゃ!?」

 

nascitaの前に飛び出た万丈達は困惑した。それは並行世界で戦ったスマッシュを筆頭に見たことがない怪人達が人々を襲っていたのだ。

 

「ブラッド族は自身の細胞からエネミーを産み出せる。恐らくは…キルバスが産み出した再現怪人だろう」

 

K曰く、これらの怪人達はキルバスが自身の細胞から作り出したエネミーのようである。

 

「万丈…ここは俺達が何とかする。お前は馬渕さんの所に行け」

 

戦兎に言われ、万丈は走り出した。嘗て、自分が助けることが出来なかった人を助けるために。

 

 

 

 

「お前を捕まえたのは単純。お前はあのエボルトと因縁が有りそうだし…」

 

由衣は見事にキルバスに捕まっていた。

 

だが………

 

「彼女を離しやがれ!!」

「ほんご!?」

 

駆け付けた万丈が変身アイテム兼武器であるクローズマグマナックルで、キルバスを殴り飛ばして由衣を救助した。

 

「貴方…私は助けてなんて言ってないのに」

「ああ、言われてない。だけど…俺はもう、目の前で苦しんでる人を見殺しには出来ない!!」

 

万丈は腰にビルドドライバーを巻いた。もう…彼は自分の為に戦うのではない、戦兎や美空、惣一、カズみん、幻徳、ギャスパーの出会いを得て彼は本当の意味で仮面ライダーに成ったのだから。

 

「助けてと言われてなくても助けてやる!見返りが無くても守ってやる!!誰に感謝されなくても俺はやってやる!!

俺は…俺は!!あの時と違って仮面ライダーだぁぁ!」

 

――マッスルギャラクシー!!

 

マッスルギャラクシーフルボトルを起動させ、ビルドドライバーにセットし、レバーを回す。しかし、装甲を作り出す音楽は何故か第9であった。

 

――ARE YOU READY?(本当のヒーローに成る覚悟は有るか?)

 

「変身!!」

 

エイリアンと人間のハイブリッドである万丈、彼だけが成れるクローズの最終フォーム クローズエボルが降臨した。




次回!クローズエボル。

クローズエボルに成った万丈はその力でキルバスを追い込めて行く。

だが…ウラシキを取り込んだキルバスは…ウラシキが残してた丹と輪廻眼を捕食してパワーアップ!?

神様「待たせたな。ちょっと、強力な助っ人を呼んできた」

おら、わくわくすんぞ!

もし、次回作を書くとしたら?◎は三大勢力繁栄△は三大勢力繁栄だがほぼアンチ×がゆ゛る゛さ゛ん゛(但し、実行するかは未だ未定)

  • リアス様男で産まれる◎
  • TOBIRAMA△
  • MADARA×
  • NARUTO△or×
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