ソードアート・オンライン handle a system   作:ハマT

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37ALO 内にて

ALO ユグドラシルシティ

 

ここには私とキリトくんのプレイヤーホームがある。今ここにはリーファちゃんとリズ、クラインさんにサリさんがいる。目的はリュウヤくんとキリトくんの参加しているBoB の観戦だ。この大会はネットで生中継となっている。

「お兄ちゃん映らないね」

本選が始まって三十分がたつなのにまだキリトくんは映らない。

「あ、あれリュウヤじゃない」

そう言ってサリさんが指差した画面にはリュウヤくんが映っていた。事前にキリトくんから聞いていたとうりアバターは性別反転事故により普通は装備できないスカートを装備しており背中に背負った銃の紐で胸の形が出ている。

「これシリカよりあるわね」

「確かに……」

「にしてもなんか物騒だなこんな少女がマシンガン持ってるって」

「あんた銃に詳しかったっけ?」

「さっきドンパチやったときにくそみたいに玉出てただろ」

確かに最初に移ったときに一瞬で蜂の巣にしてたっけ。

「ねぇこれ少しおかしくない」

そう言ってリズが指差したのは別の画面。そこにはボロマントのプレイヤーが一人のプレイヤーを追い詰めついた。見たところなにもおかしいとこはないんだけど………

「リズさんどこがおかしいんですか?」

「こいつの武器よさっきリュウヤみたいに大きな武器を持ってたのに今はただの拳銃よ」

でもそれってそっちの拳銃の方が強いからなんじゃ……。そんなことを考えているとボロマントのプレイヤーがそのプレイヤーを撃つ。しかしなんの反応もない。そうしてしているうちに撃たれたプレイヤーが起き上がりボロマントのプレイヤーの上に乗り銃を構える。

「逆転しましたね」

そのプレイヤーが引き金を引く瞬間突然そのプレイヤーが地面に倒れる。そしてしばらく苦しんだ後その体をポリゴンにし四散させた。画面の左下には《Line cutting》つまり回線切断と表示されている。

「偶然にしても助かったわねこのプレイヤー」

私はこの出来事を偶然とは考えられなかった。私はその画面の音量を上げる。この生中継は五つの画面で放送されていて簡単な操作で好きな画面のの音量を調整できる。そして上げた瞬間そのプレイヤーが発した言葉に私は絶句した。

『さぁショーの始まりだイッツショータイム』

「………な……嘘……だろ…」

「どうしたんですか?クラインさん」

「PoH なの?」

笑う棺桶のリーダーPoH 、独特のイントネーションとカリスマ性でSAO プレイヤーのPK にたいする意識を弱めた人物。彼はPK 前に必ず今の言葉を発している。

「誰ですか?そのPoH って人」

「笑う棺桶のリーダーよ」

笑う棺桶は攻略組率いる討伐部隊との戦闘で壊滅した。別任務で参加しなかったリュウヤくんの予想が的中し攻略組の犠牲は三人、笑う棺桶の犠牲者は半分の十一人で片付いた。

「そんなことが………」

「これだけじゃないわその討伐戦でキリトくんは二人を仲間を守るために……リュウヤくん別任務だけど同じ理由で五人殺しているわ」

リュウヤくんのPK は実際に見たことはない。でも報告書にはそうやって報告されている。

「あの二人が目を背け続けてきた過去ってことね」

「私嫌な予感がしますあの眼鏡の役人さんをここによんで話を聞きましょう」

「菊岡ってやつか連絡先わかんのか?」

「今日リュウヤは家でログインしています。リュウヤくんの携帯から連絡先を調べれば……」

「リーファちゃんお願いユイちゃんいる?」

「はい」

可愛らしい返事で現れたのは私とキリトくんの子供ユイちゃん。

「ユイちゃんどこにいたの?」

「BoB の本選のカメラに入って観戦してました」

ユイちゃんはAI だけど三年間で私達人間に近い感情を持っている。それにAI と言うこともありユイちゃんに頼んだらスグにほしい資料を検索してくれる。

「ガンゲイル・オンラインについて調べてくれる」

「はいわかりました………でもデータが多いので少し時間がかかります」

ただPoH の真似をしているだけそう見えるのだけど私には胸騒ぎがした。

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