ソードアート・オンライン handle a system   作:ハマT

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46文月

あの黒いやつに吸い込まれた俺はどうやら現実世界とも違うどこかの世界に飛ばされたみたいだ。そう判断した理由はゲーム内なら出るはずのウィンドウがでないことと目が覚めたのは道の真ん中だったってことそして今の服装がSAO での装備だと言うことだ。勿論剣までもがそのまま再現されている。こんな服を着ていても誰もなにも言わない事も現実世界ではないと言うことを示している。1つだけ幸いなのはあの時手を握っていたアスナと同じ場所に飛ばされたことだ。

「なああんたら」

誰かに声をかけられ振り向くとそこには何人もの人がいた。全員が一昔流行った暴走族のふく、特効服を来ておりSAO でいやと言うほど見た剣を持っていた。襲ってくる可能性を考え背中の剣に手を伸ばす。するとその真ん中にいた女性が声をかけてきた。どこかシリカを思わせるその女性は優しく語りかけた。

「あんたらの名前を教えてくれそうすれば悪いようにはしない」

その言葉を聞いて何故か無意識に名前を教えようとした。しかしある疑問が浮かんだ。どっちの名前を言えばいいかだ。もしここがALO の何かのイベントによる場所ならプレイヤーネームで答えなければならないがそれ以前にここが異世界という可能性もある。どうやらアスナも同じ考えのようで握っていた手に少し力が入っていた。しばらく考えた結果俺はその名前を教えることとなった。

「桐ヶ谷………和人だ」

そう答えるとその女性は少し驚いたような顔をしたのち今度はアスナに問い掛けた。

「そっちの女は金木飛鳥って名前かい?」

「いえ結城明日菜ですけど………」

それを聞いたとたんその場にいた全員がその場に膝まづいた。

「先代、神無月一輝様の命により貴女方が来るのをお待ち降りしておりました」

あまりの出来事に俺達が理解できないでいるとその女性が顔をあげ説明を始めた。

「私は吉野京子暴走族文月の現トップ2です気軽にシリカと呼んでください」

…………え?シリカ?そんなことを考えている間にも色々とその女性ーーシリカか説明を続ける。

「暴走族と言ってもこの町の治安を守る組織でして………今の世の中では警察なんて役に立ちませんからいろんなところでこのような組織が出来ています実は現在文月はあまり安定していないんです……先代の神無月一輝様は二ヶ月前に事故で命を落とし先代の時のトップ2田中保孝様もその二日後に事故で……先代の妹であり次期族長の神無月鈴加様も銀行強盗から子供を守るときに……」

この先はあまり言葉になっていなかった。皆がとても悔しそうな顔をしているのは見なくても分かった。

「そこで貴女方にお願いがあります!!」

 

同じ頃

 

しばらく卯月さんの家で休んだ後俺はとある人物に会うためにアーガスと言う会社に向かっていた。その会社にいる卯月さんの部下、須川信幸と言う人物なら俺の仲間を探すのを手伝ってくれるからだ。ちなみにこの世界に銃刀を持ち歩いたらダメだと言う法律はないらしい。

『リュウヤさん!!大変です!!』

何故か持っていた携帯からユイの声が聞こえる。

「どうした?ユイ」

『リーファさんが………』

その声は突然掛かってきた電話で途切れる。

『やっと連絡とれたねぇリュウヤくん僕の名前は七。君の大切な大切な彼女さんは預かったよさぁてシンキングタ~イム!!これから君の携帯に位置情報を送るよぉ正解の方には彼女さんがいるけど外れの方に行ったら彼女さん灰になっちゃうからねぇ時間無制限!!スタート!!』

その電話の後俺の携帯に二つの位置情報が送られてきた。二つとも経度と緯度で示されており一つは山、もう一つは海を示しているようだ。

「ユイ、スグは本当に捕まってんのか?」

『はい!!今の声の人に捕まっています!!』

それを聞いた瞬間俺は走り出した。

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