ソードアート・オンライン handle a system   作:ハマT

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68新しい一歩

ボスに向かって突撃する妖精連合の道を阻むように数多ものモンスターが現れる。

「サラマンダー部隊!!リュウヤ君達の行く道を開きなさい!!ユージーン!!」

「分かったぜ兄者!!」

モーティマーの号令のもとサラマンダーのプレイヤー達が一斉にモンスターの群れに突撃する。最初の衝突で数を減らすも数に圧倒され少し押される。

「シルフ部隊エクストラアタック放て!!」

サクヤの号令でシルフ部隊がモンスターの群れに魔法を放つ。

「助かりましたサクヤさん」

「いずれお前達とは決着をつけたいがまずはこいつらを片付けるぞ!!」

シルフとサラマンダーが作った道をリュウヤ達が駆け抜けていく。ボスの足元を見るとノームとレプラコーンのプレイヤーがクリスタルを攻撃している。

「リュウヤ君!!私達で舞台を整えます!!決着はお願いします!!」

ソラに声をかけられ足を止めるとボスが叫ぶ。それと同時に手のようなものが地面に落ちそれをプーカとスプリガンのプレイヤーがよじ登りクリスタルを攻撃する。

「リーファ、レコン。壊れたと同時に行くぞ!!」

「うん」

「分かった」

プーカとスプリガンの攻撃によりクリスタルが壊れた瞬間同時に飛び立つリュウヤ達。その前にはボスを守るように再び何体ものモンスターが立ちはだかる。リュウヤがモンスターの羽を切り落とし地面に落としリーファが体を一刀両断しレコンが短剣で首を飛ばす。三人の連携でモンスターをどんどんと倒すがあまりの数に押され全く進めていなかった。

「インプ、準備できてんなぁ!!」

「「はい!!」」

ダントの号令のもとモンスターの群れに突撃するインプ。それぞれインプが呪文を唱えると彼等を光が包み爆発する。爆発の煙の向こうでボスはでたらめにビームをうち地上のプレイヤー達を攻撃する。その煙をリュウヤとリーファ、レコンが突き破ってボスに突撃する。

「いっけー!!!」

「行ってください!!」

リーファとレコンに投げられるようにリーファがボスに一直線に突撃する。それを向かい打とうと今までの比にならないビームをボスが放つ。リュウヤも剣を伸ばしスキルを放つ。リュウヤの剣とビームがぶつかり合い強烈な光が発生する。ぶつかり合いで拡散されたビームが大地を貫く。拮抗する二つだが少しずつリュウヤが押され始める。その瞬間だった。リュウヤの背中に誰かの手が置かれた。一人じゃない。百、二百、それ以上だ。リュウヤの手に更に力が入る。

「貫けぇぇぇぇぇぇ!!!」

瞬間、一筋の光がボスの頭を貫く。全ての音が消えボスのHPゲージが確かな速度で減少し消滅、その瞬間ボスの体がポリゴンとなり消滅した。そして空にファンファーレと共にCongratulation!!の文字。地面を見るとこの死闘を生き延びたプレイヤーが何が起きたか分からないと言う顔で立ち尽くしている。やがて状況を理解し歓声を上げ始める。リュウヤは剣を真上に掲げると叫んだ。

「緊急イベントラグナロク………俺達妖精連合の勝ちだ!!!」

リュウヤの言葉に全てのプレイヤーが先程よりも大きな歓声を上げた。

 

「マスター、これからどうします?」

「そうだねせっかく他の世界に行けるようになったんだ。何処へでも行くとするよ」

「あてのない旅ってことね私も一緒にいくわ」

ヒースクリフとストレアは密かにALOから何処かの世界へと旅だった。

 

神の国

「クロノスあんさん本当に暴れたなぁ」

ホワイトが一人の男と話していた。

「まさかあんなガキにやられるとはな……十二星も全滅させられた……」

「それがアイツらの信念の力や。それよりあんさんが荒らした世界をあるべき形に直さなあかんな」

そう言うとホワイトは何かタブレットのようなものを操作する。

「リュウヤはんのラフコフ戦の記憶を修正、内容リュウヤはんは襲撃者四人を殺害、一人をとりのがす、リズベットはんの好意の相手を修正、対象リュウヤはん、リュウヤはんとキリトはんは同じ家で生活……」

その後も色々と呟くホワイト。一通り修正する。クロノスを警備兵に引き渡し一人別の部屋に入っていった。

 

ラグナロクが終わった次の日

気だるさが残るなかリュウヤ達は学校で終業式に参加していた。ラグナロクには勝ったものの生き残った1400人のプレイヤー以外は全員デスペナにより弱体化した。でもそれもラグナロクに参加したプレイヤーに配られる予定のアイテムの効果で取り返すことができる。

 

放課後

「リュウヤこれからどっかいこー」

リュウヤが家に帰ろうとするとリズが話しかけてくる。

「どっかって………どこ行くんだよ?」

「駅前のケーキ屋のパフェ美味しいんだっていこうよ」

「俺にたかるつもりか?」

「それもあるけど私は単にリュウヤと行きたいだけよ」

そういってリュウヤにくっつくリズ。

「リズさん!!近すぎです!!」

その間にスグが入りリズを止める。

「リーファあんた学校は?!」

「嫌な予感がしたんで終わってすぐに飛んできたんです!!」

リュウヤとスグの学校は結構離れている。それをこの短時間で移動するなんて相当すごい事だ。

「リーファ別に近くてもいいじゃないあんたは、同じ家で暮らしてるんだからいつでも会えるしあんなことやそんなことできるから」

「///そんなことしてません!!」

顔を真っ赤にしながら否定するスグ。その後もリュウヤを取り合い喧嘩する二人。

「相変わらすね二人とも」

「だな、それに巻き込まれる兄貴も大変だな」

その様子をキリトとアスナがあきれたように見ている。

「キリトさんアスナさん昨日はお疲れさまでした」

二人に話しかけるシリカ。三人はなおも言い争いを続ける放っておいて学校を後にした。

 

 

世界を跨ぐ俺達の戦いは終わった。苦しく大変な戦いだったがそれでも皆が諦めず戦ったから勝つことができた。だがこの時誰一人として気付いている人はいなかった。この戦いがあ日本を震撼させたあの大事件の始まりに過ぎなかった事にーー

 

とある場所

ここでは一人の男がパソコンを使い何かをしていた。

「クロノスにはいいように利用されたが今度はそうはいかない…………一から作り上げてやるさ僕の理想の世界を!!」

その男は狂ったように笑い出した。




長かったメモリーソウル編もやっと終わりました。本当に長かった。そして次回からはマザーズ・ロザリオ編をやります。キャリバー?ナニソレウマイノ?
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