ソードアート・オンライン handle a system   作:ハマT

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78異変

オーシャンタートル食堂

朝起きたアスナはここで朝食を取っていた。明日の昼には帰る必要のあるアスナ。とりあえずキリトの無事を確認できただけでも大きな一歩とも言える。できれば意識を取り戻したキリトと現在実験のためにログインしているリュウヤとともに帰りたいがそれもできるかわからない。

「アスナさん隣良いかしら?」

声をかけてきたのは共にオーシャンタートルに来ている神代博士だ。

「構いませんよ」

アスナのとなりに座り朝飯を食べる神代博士。

「この野菜・・美味しいわね」

「そりゃそうっすよ・・この野菜は全てここでそだててるんっすから」

その二人に声をかけてきたのは比嘉だ。

「そういえば比嘉君STLが八台あるって言ってたけど全部稼働できるの?」

「オーシャンタートルに設置されているSTLは全部で六台。その内二台はリュウヤ君とキリト君が使用中で今使えるのは四台だけっす。それと六本木に二台あるっすけど一台はまだ使用準備中っす」

「使用準備中?」

「六本木からアンダーワールドにログインする際は一定の加速倍率になると強制ログアウトでアンダーワールドから弾き出されるんっすよ。今準備中のSTLはその加速倍率でも弾き出される事なくログインを続けられる事ができるんす」

更に説明を続ける比嘉に突然電話がかかってくる。

「・・・それ本当なんですか?!・・分かったッス!!スグにいくッス!!」

電話を切ると比嘉は何処かに去っていく。

「何かあったのかしら?」

「・・多分トラブルかなにかじゃない?だってフラクトライトってまだ未知の領域じゃない。だからそれくらいあるんじゃ・・」

「菊岡さん!!大変です!!外部からアンダーワールドに侵入者です!!」

「本当か?!」

突然の事態に皆が騒ぎ始める。

「調べたところどうやらアミュスフィアからのログインみたいで・・・」

「アミュスフィアだと?!加速倍率は・・」

「異常なしです!!」

「なら一体・・まさか?!」

「そのまさかですよ!!''天使”が接触した人なんてリュウヤ君とその彼女さんだけです。この前のオーグマーの一件で多分彼女のアミュスフィアをアンダーワールドにログイン出来るように改造したんですよ!!」

リュウヤの彼女という言葉を聞いたアスナは菊岡の胸ぐらを掴む。

「今リュウヤ君の彼女っていったわよね!!詳しく説明して頂戴!!」

「わ、わかったよだからとりあえず離してくれないか?」

とりあえず手を離すアスナ。

「実は特別な人口フラクトライトを我々は既に一つ手に入れているんだ・・コードネームは天使」

「それって・・」

「そう実は既にアリスを一つ持っている。だが天使はリュウヤ君が持ってきたもの、それに癖が酷いからね僕たちでは手に負えないんだ・・今回リーファ君がアンダーワールドにログインしたのも天使が彼女のアミュスフィアに細工したからなんだ」

「それで実験に何か支障が出るのかしら?」

神代博士が菊岡に問いかける。

「支障なんてない・・むしろ逆だよ・・リーファ君が他のフラクトライトと接触すれば恐らく第二第三のアリスが生まれるかもしれないんだ」

そういって菊岡が椅子に座るのと警告音が鳴り響くのはほとんど同時だった。

 

 




「すまないな」
この日リュウヤは担任に呼ばれて職員室に来ていた。理由はもちろん荷物持ちだ。
「別にかまわないですけど・・これなんなんですか?」
「実はなカムラ社がこの学校にオーグマーを無料で提供してくれたんだ何でもVRでの悪夢をARで乗り越えてほしいそうだ」
少し前から世間ではオーグマーが話題になりつつあった。発売まではまだ先なのだが既に予約は一杯、リュウヤでさえあるコネを使ってやっと一つ手に入れたところだ。それを開発者はこの学校に無料配布するらしい。

「アスナ、オーグマー予約できた?」
「全然・・リズは?」
「同じよ家の近くの誰もよってなさそうなところもコンビニもこの前は岐阜県まで行ったけどどこも予約数になってて無理」
教室ではリズとアスナがオーグマーについて話していた。どうにか手に入れようといろんなところをまわったが結局二人とも手に入れられなかったらしい。
「ほら、お前ら席に着け」
休み時間が終わり先生とリュウヤが荷物をもって教室に入ってくる。
「リュウヤ君あの荷物何?」
「あれか?もうすぐわかるよ」
席に戻ってきたリュウヤに二人が荷物について聞くがリュウヤは答えない。
「実はなカムラ社がオーグマーを無料配布してくれたんだ皆一人ずつ名前を呼ぶから取りに来い」
「嘘?!」
「マジ?!」
先生の言葉に皆驚く。どうやら皆予約できてなかったらしい。それぞれ渡されスグに箱を開けてオーグマーを装着し初期設定を始める。
「・・なぁオーグマーって左目につけるのか?」
「あんた何言ってるの?どのPVにも・・あ?!」
「そういえばリュウヤ君・・」
リュウヤは幼い頃左目を失明している。そしてオーグマーは左目に装着する。つまり・・
「俺・・オーグマー使えないじゃん・」
「最後に桐ヶ谷」
名前を呼ばれオーグマーを取りに行くリュウヤ。その姿を見た皆が一気に沈黙する。それもそうだリュウヤの落ち込み具合がまるで世界の終わりにしか見えない。
「桐ヶ谷実はなカムラ社にお前の事を相談したんだ。そうしたらなんと右目用のオーグマーを特別に作ってくれたんだ!!」
そういって先生が取り出したオーグマーの箱は皆のと少しデザインが違う。開けると皆が持っているオーグマーとは左右逆のオーグマーが入っていた。
「リュウヤ君おめでとう!!」
「まさかあんたのために特別に作るなんてね無料配布といいどれだけ太っ腹なのよ」
リュウヤもオーグマーを使える事を知った皆がまた騒ぎ始める。

やがてオーグマーが本格的に発売されリュウヤがコネで手に入れたオーグマーはリーファにプレゼントされた。そしてオーグマー発売と同時にサービスが始まったARMMOオーディナルスケールも大きな人気を会得した。リュウヤの元に菊岡からメールが来たのはその数週間後の事だった。

劇場版ソードアート・オンラインオーディナルスケール
公開記念

オーディナルスケール編近日スタート

ep1オーグマー
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