原初の悪魔達の弟になりました~リムル様を応援し隊~ 作:悪魔野郎
◇冥界
「じゃあ、出掛けてくるわ。管理よろしく」
「分かりました。出来るだけ早く帰ってきてくださいね?」
「お前、だだ、この量の処理、一人でしたくないだけだろう」
「……バレましたか」
ブランジェと少し話した後、俺はある世界に飛び立った。
◇ある世界の学校
「おーい、正幸」
「あっ、海人」
この世界では、海人と言う偽名を使っている。
そして、目の前に居るのが後に勇者になる、本城正幸である。
「また、しばらく居なかったけど何してたんだ?」
「ああ、ちょっと南極に──
「ハァ!!?? ……お前、前からそんなところあるよなぁ」
この世界にどうやって来たのかと言うと【物語之書】のスキルの中に〈時空間転移〉と言うものがあって元々、ここの世界出身の為、転移出来た。
「じゃあ、新作のゲーム持ってねぇだろ。一緒に買いに行こうぜ」
「おっ、ありがてぇ」
そうして、この世界を少し楽しんだ。
(出席日数、稼がなければ)
……俺、真面目に学校、通ってるんだよ?
え? 記憶でも操作しろ?
……その手があった。(馬鹿)
まあ、ゲーム買ったり美味しい物食べたりして冥界に戻った。
◆ブランジェ
皆様、ブランジェです。
今回は、私の過去の話をしようと思います。
私は、原初の白のブラン姉ちゃんに体を渡した人間です。
まあ、人間達の裏切り者と言うのが良いかもしれません。
それによって、国が滅びているのですから。
外では、「紅に染まる湖畔事変」と呼ばれているらしいです。
ブラン兄さんから聞きました。
私は姉様の契約により魂も食われるはずだったのですが、姉様が輪廻に返そうとしてくださり、手放してくれました。
しかし、兄さんがそれを許しませんでした。
「ん? あれ? 私、どうなって──
「ん~、物語としてはおしい」
「え?」
「悲劇も確かに物語だろう。
しかし、意味の無かった、誰も幸せにならなかった物語に価値は有ると思うかい?」
大量の本の上に立ち、一つの本を開きながら、その悪魔は言った。
その本の表紙には「悲劇のブランジェ」と書かれてあった。
「私は思う、誰にも価値が無い物語は物語ですら無いと
だったら、私は手を加えよう。
誰かの物語にしてやろう。
君は、選択しろ!!
この本、いや、物語は完結してしまった!!
誰も、幸せにならず希望もない。
それでいいのか? 君はどの選択を選ぶ?!!
生きて、もがいて、伝えようとするのか?!!
それもと、このまま、終わっていいのか?!!
今、ここに決めろ」
私は思い出した。
私は姉様が居ればそれだけで幸せだったのだ。
最後に、姉様が泣きそうな顔を初めて見た。
私は伝えたい。
私は──
「……決まったようだな。ここに契約する。この物語は未完成だと!!」
それが【上位魔将】ブランジェの生まれた理由である。
……私を悪魔にする過程で兄さんと原初の黒が消えかかったのは私達だけの秘密。
書けたーー!!
感想、又は指摘よろしくお願いいたします。