ある無名のアトリエ 〜名もなき絵画の錬金術士〜 作:メルヴェイユ市民
「グルァアアアアアア————ッ!」
「グル…ォォオッッ!」
鱗に覆われた屈強な前足が相手を切り裂かんと振るわれれば、ブォンと重い風切り音が鳴り。
大重量の突撃を受け止めんと踏み締めた足は地にヒビを割り、ぶつかり合う音はまるで雷鳴のように激しく、鉛すら吹き飛ぶほどに重く。
例えばこれがショーであったのなら、満場起立の大喝采間違いなし。毎公演満員御礼、感謝の紙吹雪が舞い散ることだろう。素晴らしい光景だ。人生で一度は見ておいて損はない。
ショーか何かだったらなあ…。
「え、えっと…」
私が乗ってるのって、これ、ドラゴネア?
あの、銀河級の危なさを感じたブレスは…このドラゴネアが弾いてくれたってことなのかな。まあ、生きた《竜のウロコ》なら有り得なくは無さそうだけど…。
あ、この子のお腹のあたりにちょっと焦げ跡がある…ホントに弾いたんだ。ってことは、この子は味方…?
ていうか、お腹じゃウロコ無い…あれ、でもお腹までぴかぴか光ってるなこの子。総ウロコ製かあ、倒すの苦労しそうだなー。
…ダメだ、ちょっと混乱してる。
「ドラゴンを…作った、のか?」
「あ、あれ?ティトラちゃん!ティトラちゃーん!どこに居るの!?」
フィリスさんが私を探して辺りを見回している。そうか、私がこのドラゴネアの上に乗っちゃってるから、下から見ると消えたように見えるのか。なんで乗っかってるんだ私。
「私ならここに———」
「———ま、まさか…ティティが火竜になっちゃったんですか!?」
「え…ええっ!?このドラゴン、ティティさんなの!?」
「ま、まっさかぁ…フーコちゃん、冗談きついよ……?」
あれ。なんだか話がおかしな方向に向かっている。
違うよ。私はそんな、変身もののヒーローみたいな力は持ってないから!
「わ、私はここですよーっ!」
「ほ、本当にドラゴンから声がするぅ!?ティトラちゃんがド、ドラゴンに…!?」
「違います!上に、ってうわあ!?」
「グルァッ!」
ゆ、揺れる!落ちる!舌噛んじゃうぅ!
「お願いだから揺らさないでぇ!」
「グルゥ」
———ぴたっ。
ドラゴネアが途端にピクリとも動かなくなった。まるで、私の「揺らさないでぇ!」という情け無い懇願に応えたかのように。
あれ?もしかして本当に言うこと聞いてくれてる?
…もしかして、このドラゴンって…!
「ガァッ!」
あ、ひどい!こっちが動かないからって爪を振るうなんて…ようし。
ええと、地上に受け止めてくれそうな人は…いた!マティアスさん、無事だったのね。
「ぃよっ……マティアスさぁぁぁああああんっ!」
「へっ!?お、おおおおおおおっ!?むぎゅぐっ!?」
よし。ナイス受け止め、王子さま。
「ティ、ティトラ嬢…どこから…?」
「あのでっかくて青いドラゴンの上です。…ドラゴネア!思い切りやっちゃって!」
「グルァッ!」
「グルォ…ッ!?」
私の声に応えるかのようにドラゴネアが炎のブレスを———それも、大沼林の時よりも遥かに強力な熱光線を吐き、その勢いで宙に浮いていたフランプファイルを壁へと叩きつけた。
火山全体が揺れたかと思うほどの衝撃と振動。さらに天井から降って来た熱せられた岩がフランプファイルに直撃。その動きを封じ込めた。
恐るべきは、その熱と衝撃を以ってしてもまるで倒れる様子がないフランプファイルだけど…間違いない。
このドラゴネアは、私の命令に従っている!
つまり、少なくともこの場では———味方だ!
「皆さん!」
「あ、ティティだ!」
「ほらフーコちゃん!違ったじゃん!」
「ボ、ボクだって最初から分かってましたよ!」
とりあえず、今とるべき行動は一つ。
「逃げましょう!」
「ええっ!?諦めちゃうんですか!?」
「あの火竜———フランプファイルに効く攻撃が何もありません。ここは一旦退くべきです!」
今のブレスは、この間見たフィリスさんの魔法の矢よりも強力だった…少なくとも、あの時の矢は地形を変えなかったし。
それが効かないなら、残念だけどこの竜は倒せない。
「賢明だね。この場の誰かにまだ隠し球があるとしても…今のブレスですら無傷の相手だ。一度準備をし直した方がいいだろう」
「うん、逃げよう!あの火竜、ドラゴンの中でもかなり強いよ!正面から倒すのは諦めた方がいい!」
良かった、アルトさんとフィリスさんも同じ考えみたいだ。
「よし逃げるぞ、ほら逃げるぞ、俺は逃げる!こんな戦場にいられるか!」
「それは言った人から死んでいくセリフですよマティアスさん」
「きっと犯人はお前だよなあ後ろに立ってる魔女ルーシャ!ほら早く逃げろ、俺が下がれないだろ!」
「え、で、でも!」
「ごめんフーコちゃん!他の方法を考えるから!」
「そうじゃなくて!あの…あの味方になってくれてる青い火龍さんを置いていっちゃうんですか!?」
いや、大丈夫。それは考えがある。思いつきに近いけど…きっとうまくいく、無根拠な確信がある。
それに、叩きつけられた衝撃で多少なりとも相手が怯んでいる今なら。いや、むしろ…ダメージが無いと理解されたら、ノーガードで攻めに来る。チャンスは今しかない。
「ドラゴネア…ううん。《
ちょっとだけ格好をつけてみたけど…予想通り、青いドラゴンは応えた。
「クルォオオ————ォォン!」
これまでの咆哮とは違声で甲高く一つ吠え、ドラゴネアがこちらへと飛行を始める。同時に、その青い巨体がみるみる内に縮んで…こちらの手元に来る頃には、両手で抱える程度の大きさに。
そしてやはり、その姿は私が手ずからに作り上げた《威圧する火龍の像》であり…小さくなってからは、もう動くことは無いようだった。
「ドラゴンが…小さくなった…」
「説明は後!とにかく、今の内に走るよ!リディー、フーコちゃん!」
「は、はい!分かりました…待って、火竜が!」
その声にはっと後ろを振り返ると、気を取り直した火竜が、纏わり付いた溶岩を振り払い…逃げ去ろうとする私たちに向かって、あの聖なるブレスを吐こうとしていた。
「そ、そんな、もう…!」
この両腕の中のドラゴネアだけが、私の打てる唯一の有効打だった。
今から間に合う手段は…ダメだ!何も…間に合わない!
「こ、ここはわたしが…!」
「リディーちゃん!?」
「ティティさん、さっき見せてくれたもの…そのお手本を見せちゃいます!」
————[バトルミックス:《パチパチ水》→???]
リディーがえいやと投げた《パチパチ水》*1入りの小瓶に、どこからともなく現れた不定形の塊———《アルケウス・アニマ》が纏わりつき、その姿を覆い隠す。
「スーちゃん、来て!」
「くっふっふ…このあたしが良いようにあしらわれて終わるなんて許さ———」
「これが、
「最後まで言わせてよ!もう…行くよリディー!」
「「せーの!」」
2人の掛け声に合わせ、宙に浮いていた塊が一際強くきらめいて———消える。
視線を彷徨わせ、ふと奥のフランプファイルに目を向ければ、そこには———。
「「『ブリザードウェブ』!」」
———氷の網に全身を絡め取られ氷漬けになった、フランプファイルの姿があった。
「うそ…あんなに暴れてたのに…!」
「今度こそ走りますよ!ティティさん!」
「あの氷、長くは持たないから!ほら、早く!」
「あ、う、うん!」
こうして、《不思議な絵》の世界における初めての戦闘は…敗走という結末に終わった。
ただし…それぞれの細い両腕に、新たな力を携えて。
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メリメール・デプスの大広場から撤退した私たちは、念を入れてアルバリア参道まで引き返してきた。
「それで!?どんな手品を使ったんだ!?」
「わ、近い、近いですアルトさん!」
「わたしも気になるよ!ティトラちゃん!」
「言う!言いますから!ちょっと離れて下さい2人ともぉぉ…っ!」
フィリスさんとアルトさんが興奮気味に問い詰めてくる。
「ちょ、ちょっとアルトさんもフィリスさんも。ティティがひっくり返っちゃいますよ?」
「無論、君たちにも話を聞くつもりだよ?双子ちゃん?」
「「え」」
「最後に使っていた、”わたしたちの錬金術”とやら…この風来の錬金術士フィリスに詳しく聞かせてもらおうじゃないかぁ!」
「ティティ、頑張って。あたしは逃げる———ひぅっ!?」
「ダメだよ…逃がさないから…ふふ…」
「ひゃん!わたしは逃げてないのにぃっ!?」
「何だか楽しそう…フィリスー!ボクも混ぜてくださーい!」
「ひゅおぉっ!?す、スカートはダメー!」
みんな道連れじゃーっ!
「…なあ。あいつらこんな熱々の岩場の上で何してんだ?」
「さあ。機関車ごっこか何かでは?暑いので早くして欲しいですね」
「じゃ、じゃあ…説明させていただきます。あのドラゴネアのこと…『メタモルミックス』について。…とは言っても…」
あの場で起きた奇跡とも思える現象は、実の所、私にも完全に分かっているわけではない。ただ、心当たりについては少しだけある。
《アルケウス・アニマ》。どうもこの謎の物体は特異な性質を持った素材のようだ。一見つるつるした結晶のようでありながら、不定形。《不思議な絵》がもつ、「矛盾した性質を含む素材を産み出す」という特徴を体現したような素材と言える。
「きっと、この《アルケウス・アニマ》が何かしら作用した結果…だと思います」
「つまり、ほとんど何も分からない、か…」
「ねえ、《アルケウス・アニマ》なんて言葉、初めて聞いたんだけど…どこで聞いたの?」
「それが…」
そもそも、《アルケウス・アニマ》という単語も、まさにあの『メタモルミックス』の瞬間に降って湧いた単語だ。
「多分、道案内の時みたいに《不思議な絵》と関連する現象だとしか…」
「謎、謎だ…ああ、絵は描けないしな。せめてやり方が分かれば自分で検証できるのに…いや、そうだな。なあティティ。君、師匠は居るのかい?」
「え、いきなりなんですか…?絵の師匠なら、母が居ますけど」
「錬金術士は?」
「い…いない、です。お父さんが錬金術士で、色々教えて貰っては居ますけど…師匠というほどではないですし」
お父さんは自身でも認める程度には並止まりの錬金術士だ。師匠になってと頼んだことはあるけれど、「僕の実力では先輩面をするのがやっとだよ」と断られてしまった過去がある。
それでも、その錬金術士としての姿が憧れであることは変わらないけれど。
「そうか…うん、分かった。ありがとう。この世界を出たら一つ話をしたい。いいかい?」
「は、はい」
なんだろ、話って…まあ、いいや。
それよりも、今は考えないといけないことがある。
「ねえ、次はあのブリザードウェブって技について…」
「そ・れ・よ・り・も!フーコちゃんの故郷をどう救うか考えましょ!ね!?」
「わー!ほんと、どうしよっかー!ねーリディー!」
「そうだね!困っちゃったな、もう!」
「むー…カッコ良かったからわたしも使いたかったのに!ぶー!」
「あ、後で教えますから!」
「やった!ふふん、即席調合!ブリザードウェブ!って、わたしもお見舞いしてやるんだー」
「公認錬金術士…?19歳…?ランクB…?あれが?」
「え、19歳なんですかフィリスさんって。とても意外なんですけど」
「ルーシャ。…大人って、そんなもんだよ」
ロジェさんと住んでるスーちゃんが言うと説得力あるなあ…。
で、火竜をどうするかについて。
どうやら、『海神の裁き』や『ブリザードウェブ』のような冷気を帯びた攻撃に対して反応があったことをとっかかりに…会議は次のような流れになった。
「《ハクレイ石》*2を足元にばら撒く、っていうのは?」
「それじゃあちょっと弱いですよ。もっと冷え冷えーっとしたものをぶつけましょう」
「流石氷漬けになったことのある人は言うことが違うね!…じゃあ《レヘルン》*3をありったけぶつける!」
「誰が氷漬けのプロですか!もう…《レヘルン》だって初歩の爆弾ですよ?いくら冷気が効くと言っても、ちょっと効くような気はしませんが…《シュタルレヘルン》*4は作れますか?」
「無理です!」
「では次の方ー」
そして、私たちなりの、ひとまずの結論。
「はい!はい!いっそ氷漬けになるまで冷やし続ける装置を作る!」
「冷やし、続ける…なるほど、持続的に冷やし続ければ、氷漬けになるかは別としてその場所は離れてくれるかもしれませんね!」
「どう?2人とも、作れそう?」
「は…い、たぶん…できそう。《レヘルン》を少し弄って、空気と、魔力の供給元を与えれば…うん!できます!」
「おお!頼もしいです、リディーさん!」
「よし、それじゃあ…明日また、画廊に集まるってことで。フーコちゃん、また来るからね。今度来た時は…」
「はい!今度こそ、あのにっくき火竜を追い払う時ですね!ボク…待ってますから!」
…と、キリよく解散したかったのだけど。
「…あれ?戻らないんですか?ティティさん」
「も…」
「も?」
「戻り方、知らない…」
「…ええーっ!?」
だって!
今日、初めて来たんだもん!しょうがないじゃん!
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《やることメモ》
『火竜追い払い作戦』
火竜はやっぱり、冷たいものが苦手みたい。
でも、ハクレイ石やレヘルンじゃ不安だし、
どうせならもっと強力な道具を作って、
火竜のおうちを真っ白にしちゃおうかな…♪
フーコの故郷のために、ぱぱっと作っちゃおう!
□・『冷風機関』を調合しよう!
□・『冷風機関』をフーコに渡そう
↑火山を雪山にしちゃうくらい、思いっきり冷やしてやろうっと! スー
↑加減してね…? リディー
↑ゆきってなんですか
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「全く…君は未知の世界に入ろうというのに、出入りの仕方も調べてなかったのか」
「うう…面目ないです…」
話をしようとした相手が居ないことに気がついたアルトさんが迎えに来てくれたおかげで、何とか戻ってくることができた。
アルトさんも今回が初めての調査だって話だし…ただただ私の考えが至っておりませんでした、はい…。
「それで、話ってなんなんですか?」
「ああ。まだるっこしいのは好きじゃない、率直に言わせてもらう。ティティ、僕の弟子にならないか?」
「はあ、アルトさんの弟子に」
「ああ。…意外と驚かないな?」
「えっと、弟子になるってことは…」
弟子になるってことで…。
「つまり…弟子に…」
ん?
んん…?
「え、ええええええええっ!?」
「…そういうタイプか。耳を抑えておくんだったな」
と、驚いてはみたものの。
「私、アルトさんのことほとんど知りませんよ!」
「そういえば錬金術士としか言ってなかったか。そうだな、アトリエランクは…えっと、いくつだったかな…しまったな、忘れた」
忘れた!?
都じゅうの錬金術士がこぞって日夜上げようとしてるアトリエランクを忘れた!?
「飽きちゃってね。…まあ、そこらの錬金術士には負けない自信はあるよ」
「は、はあ…。あの戦い方を見れば何となくそんな気はしてましたけど」
そもそも、どうして私なんかを弟子にしたがるんだろう?
私、最近はマシになってきたと言っても、まだまだ錬金術士としては大したことはないし…。
「それは簡単さ。僕は《不思議な絵》に興味がある。そして、君は《不思議な絵》と奇妙な反応を起こした。だから君にも、興味が湧いた」
「反応って…」
「面白いだろ?しかも、あんなドラゴンまで作り出して…そう、ドラゴンといえば、君は一応は生き物を錬金術で生み出したことになる訳だけど」
…たしかに。
あれ、これもしかしなくてもまずいっていうか…禁忌なのでは…。
「わ、私、もしかして捕まる?」
「何にだい?…錬金術は非常に作れるものが多すぎる。大抵の場合、規制されるのは”行為”や”結果”で、その”手段”はほとんど触れられていないものだ。そもそも、錬金術に”禁忌”なんて考えは必要のない枷だよ———例外は、あったけれど」
「例外、ですか?」
「いや…口が滑った。知らなくていいなら、知らなくていいことだ。…僕が言いたいのは、そう、僕なら君の『メタモルミックス』とやらの謎を解けるかもしれないってことさ。何せ…僕も作ったことがあるからね。生き物を」
「生き物を!?作ったんですか!?」
ああ、と何でもないことのように答えられた。
生き物を作る…そんな、大それたことを簡単にしてしまえる人、なんだ。この人は。
この人についていっても、大丈夫なんだろうか。
「そんなに驚くようなことかい?」
「だ、だって!そんな…生命への冒涜だとか、人道がどう、とか…」
「ふうん…じゃあ、君はどうやって産まれて来たんだ?」
「へ?」
「君だって、君の父親と母親が産み出した”生命”だろう?」
そんな、乱暴な。
だって、人が人を産むのは当然の現象だ。そうして、生き物は種を保っていく。そうだ、そういう風に作られているんだから、それに従うことはおかしなことじゃ…。
「そのように作られた仕組みに従っているから安全だ…なんて考えはそれこそ詭弁だ。人間の繁殖の仕組みは、とても危うい。満足に助産師の助けを得られないような環境だと、死産も多いし…場合によっては母体そのものだって死に至る。これが、これだけが本当に、神か何か偉いヤツにデザインされた神聖な方法だと、本気で思うかい?」
まあ、言われてみれば…そうかもしれない。
けれど、それでも———。
「もちろん、この考え方は危険さ。だが、危険であることと悪であることはイコールじゃない。…むしろ、正しく知ることであらゆる”危険”は”便利”へと変わる。そうとも———」
新たな知識を求め続けること。そして、自分の目的を見失わないこと。
「———それさえ忘れなければ、何を恐れる必要もない。そして、僕なら君を導ける。導いて見せる。…君の本当の力、知りたくは無いか?」
そして、アルトさんは右手の手袋を外し、私に差し出した。
この提案を受けるのなら、握り返せということだろう。
本当の力。私の錬金術士としての、本当の力…。
もし私にそんなものが眠っているのなら、私は…
私は…その手を…。
「…あの、両親と話してから決めていいですか?」
「あっ、そ、そうか、それはそうだ。忘れてた」
…やっぱり着いていかない方がいいんじゃないかな、この人には。
例によって、今回のフランプファイルは原作よりも強化されています。
原作時点ですら勝ち目はありますが負けイベント戦なので…当然、この戦いには勝ち目はありませんでした。
考察するにきっと、このお話には「勝つことだけが錬金術士の戦いじゃない」ことを双子に教える狙いがあったんじゃないかなー、と思うわけです。となると、その仕事をティティがとっちゃう訳にもいきません。というか、ティティがアレを作ろうとすると冗談抜きでメルヴェイユが極寒の死の都になりかねない。
というわけで、次話では話が急展開。搦め手によるフランプファイル攻略はダイジェストでお送りします。
《使用スキル解説》
○バトルミックス
リディーとスーが生み出した、新たな錬金術のカタチ。《アルケウス・アニマ》を消費して、即席で新しい道具を生み出す。
・『ブリザードウェブ』(原作登場レシピ)
使用者:リディー&スール
効果:
敵単体に氷属性ダメージを与え、高確率でスロウを与える。
防御力を大きく下げる。