ある無名のアトリエ 〜名もなき絵画の錬金術士〜   作:メルヴェイユ市民

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今回も二話連続投稿です。
引き続き、お見逃しにご注意下さい。


怪奇跡地にて

 

 

 

 漆黒の森中を無心に進んで、どれほどの時間が経っただろうか。《不思議な絵》の中の世界は昼も夜もなく常に同じ明るさだから、時間の感覚が無くなる。

 

 気温はやや涼しく、運動には適している。しかし、これほど長く動き続けていると、やはり消耗してくるものがある。そもそも、私はまだ15才…身体の機能はまだ、発達の途上だ。

 

 きっと、どこかで休憩を取るべきなのだろうけど…画家の性か、あるいは創作者(クリエイター)の性か、一度集中してしまうと、頭で分かっていても「あと少し、あと少し…」と進み続けてしまうのだ。

 

 

 あと10歩進んだら……一度、休もうかな。

 

 

 

 9、8、7…。

 

 

 

 

 

 

「4、3……あっ!」

 

 

 

 

 眩しさに、腕で目を覆う。

 

 

 光…無味乾燥な灰白の光。とはいえ、光は光だ。

 

 森を、抜けた…?目が眩んで、まだ何も見えない。

 

 

 

 

「はっ…はっ…うぁ…目、痛い…はぁ…」

 

 

 息を切らしながら、ようやく光に慣れ始めた目を少しずつ開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大きな…はぁ、はぁ…石の、箱…?」

 

 

 

 森の、奥深く。円状に開けた空間には、私の身の丈の何倍もある大きさの石の箱があった。

 

 周囲には、フタであったと思われる巨大な石板の破片がごろごろと転がっており———まるで、箱の内側から何者かがフタを破壊して出てきたかのように見える。断面をみると、ただの石ではなく何か金属が入っているようだけれど、それすらもひしゃげて破断してしまっている。

 

 

 

 

 でも、石板のカケラは厚さだけでも私の身長と同じくらいはある。これを上向きに破壊できるような化け物なんて———。

 

 

 

 化け物、なんて…?

 

 

 

 

 

 

 

「…いる。…はは、いたよ。そんなのが」

 

 

 居るはずない、と一瞬思ってしまったけれど…居た。

 

 雷神、ファルギオル———《不思議な絵》に封じられていた、雷の魔神。

 

 あの力を以ってすれば、こんな芸当だって可能だろう。

 

 

「あ…黒い子たち…」

 

 気がつくと、ずっと私に着いてきていた黒い魔物たちが、初めて違う動きを見せていた。

 

 石の箱———封印のための棺へと近づき、寄り添うように見上げて、どこか寂しげな様子だ。ひょっとしたら、こいつらもファルギオルと関わりがある存在なのかもしれない。

 

 

 

「うっ…?これ…また、何かが…」

 

 唐突に世界から流れ込んでくる情報。頭痛を覚え、軽く目を瞑り、記憶を整理する———。

 

 

 

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 荒ぶる魔神を鎮める、森の聖櫃。

 

 300年の時を経て、かつての青い輝きは失われ…。

 

 

「ネージュ…」

 

 

 封印の緩み。乱心する雷神の余波。

 

 絵の世界は少しずつ、確実に破壊されていった。

 

 

「今少し…今少しだ…」

 

 

 

 その度に、内包する神秘を消費して絵は世界を修復したが…限りある力では、永遠の封印は叶わず。

 

 次第に、その歪みは「黒い魔物」となって世界に現れはじめた。

 

 

 

「必ずや…人間を根絶やしにしてくれる…!」

 

 

 軋みをあげる聖櫃と、世界。

 

 限界は近づき———そして、あの雷鳴の日。

 

 

———うおおおおおおおおおおおッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

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 …ほぼ完全に機能を破壊された《不思議な絵》の世界は灰色に染まり…絵画も、題名も、込められた想いも全ては塗りつぶされた。

 

 歪みの具現たる「黒の魔物」…レンプライアによって。

 

 

 

 

「これが、この世界の真実…」

 

 世界から色が失われた、その理由の、全てだった。

 

 

 

 

 何という運命だろう。何という惨い仕打ちだろう。

 

 この棺は…聖櫃は、初めからこの世界に描かれてあった。…何のために?

 

 決まっている。ファルギオルを封じるためにだ。

 

 つまりこの絵は…この世界は、いずれ崩壊することを予め定められた上で、あの雷神を封じ込められて、捨てられたんだ。

 

 

 

 

「ォ…ォ…」

 

———イロ、ヲ。

 

 

 

「え?」

 

———イロ、ヲ。ヨこ、セ…。

 

———…イロ…カエ、シテ…イロ、を…。

 

 

 

 

 …ああ、そうか。あの、怨嗟の声は…やっぱりここから聞こえていたんだ。

 

 けど、それはちょっと違ったんだ。これは怨嗟なんかじゃない。

 

 

 

———セカイ…に…いロ…を…

 

———ネガイ、ヲ…メぐみ…を…

 

———シメイ…キセキ、ヲ…ウむ…

 

 

 

 

 

 これは、悲鳴で、嘆きだったんだ。

 

 願いを叶えて、奇跡を生んで。そうして人々を笑顔にするための想いを込められて生まれてきた絵画の…断末魔。

 

 この子達は、こんな世界でもまだ…それこそ、誰かから色を奪ってでも、自分たちの使命を果たそうとしているのか。

 

 

 

「ォ…ォ…」

 

 

 彼らに声は無い。この、私がもって生まれたらしい《不思議な絵》に対する勘のような力があって、初めてその声を聞き届けられる。

 

 沢山の《不思議な絵》の中で、黒い魔物(レンプライア)は倒され続けている。歪みによって生み出された魔物が、歪みそのものとして。

 

 たしかに、レンプライアは絵の世界を傷つけるだけの存在だ。それを駆除することで延命できる絵もあるのだろうけれど…本質はそうじゃない。彼らは《不思議な絵》が傷ついていることを示すために現れる、警鐘なんだ。

 

 彼らが理解されず、ただ駆除され続け、そして《不思議な絵》がいずれ朽ちていく…それは、とても不毛で、やるせない現実だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、まあ…《不思議な絵》についての知識が増えたのは嬉しいことなんだけれど…。結局、問題は何も解決していない。

 

 

 

 何にせよ、私はこの絵を脱出しなければ死んでしまうだろうから。恐らくは餓死か、あるいは脱水によって。もしかしたら毒でかもしれないが、そんな分類はどうだっていいし、されるつもりも無い。方法を探さなければ。

 

 後探索していないのは、湖だけ。

 

 

「…ええ〜…戻るの?この森を…?」

 

 

 折角、何時間も…たぶん何時間もかけて歩いてきたっていうのになあ。

 

 

 さすがにちょっと、休んでも…いいよね…?

 

 

 

 

 

 

 

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———いい加減にして。

 

 

 …なんのこと?

 

 

———言ったはずよ。目を逸らしては居られない。

 

———貴方は親に嫉妬したの。

 

———そして、その自分の醜さを隠すために、それを忘れた。

 

 

 うるさいな。

 

 

 それで隠せているんだから、いいでしょう。

 

 

 私がどれだけ悪い子だったとしても、その部分を忘れてさえしまえば無いのと同じよ。

 

 

 ほら、悪いところがない、元気で健気な娘じゃない。

 

 

 

———それじゃダメなのよ。

 

 

 

 なにが?

 

 

 

———だって、あなたがあなたを愛せない。

 

 

 

 …うるさいな。

 

 

 

 

 

———お願い。お願いよ。どうか目を背けないで。

 

———貴方のそれは、悪いことじゃないの。

 

———貴方は、そのままの貴方を愛していいの。

 

 

 

 そんなわけないでしょ?

 

 子は親を越え、弟子は師を越えるもの。

 

 ただの劣化コピーに、価値なんてない。

 

 私はただの、贋作なんだから。

 

 

 

 

 

 

 

———贋作に価値が無い、なんて。

 

———本気でそう思ってるの?

 

 

 

 

 

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「…あるわけないでしょ。」

 

 目を開けて、ポツリとこぼす。

 

 

 

 

 

 

 あ、あれ…いつの間に眠ってしまったんだろう。しまった。こんなところで眠るつもりなんて無かったのに。

 

 それに、体の上には落ち葉がかけられている。毛布のように暖かい。

 

 きっとこの落ち葉も、しばらくしたら泥になってしまうんだろうけれど…今は助かった。こんな所で風邪をひいても、誰も看病なんてしてくれない。

 

 けど、一体だれが…?

 

 

「ォ…ォ…」

 

 

「ぁ…えと、もしかして、きみ?」

 

 

 

 着いてきていた3匹のうち、ヘビとカマキリのあいの子のような黒い魔物が私を見つめていた。

 

 返答は無く、じっと見つめるだけだけれど…その両鎌には落ち葉が何枚かくっついている。腐葉土から落ち葉を漁ったから、それが鎌についてしまったんだろうか。

 

 

「…うん。ありがとうね、その…えっと」

 

 

 どう呼ぼうか…ええと、そうだな。

 

 頭の角が青いから、Blue(ブルー)からとって…ブル。レンプライア・ブルだ。適当だけど、とりあえずはそう呼ぼう。

 

「ありがとう、ブル」

 

 

 あまり長い付き合いにならないといいけど。

 

 

「ォ……」

 

 

 

 

 

 さーて、と…はあ。

 

 すっごーく気乗りしないけれど、もう一度、来た道を引き返すとしますかね…。

 

 

 

 …はあ。

 

 

 

 

 

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「ぜえ…はあ…ぜえ…はあ…」

 

 や…やっと抜けた…。もうやだ。もう2度とこの森には入らない。何度転びかけたことか。

 

 ただでさえ暗い森の中は慣れた人でも良く注意して歩かないと穴や沼にはまって出て来られなくなることもある危険地帯だっていうのに!

 

 全部白黒だから、なおさら何も分かんないじゃない!もう!

 

 

「なんとか無事に出て来れただけでも、御の字ってことよね…はは…」

 

 

 今なら私、きっとお城の壁一面に絵を描けと言われても笑顔で頷けると思うな。

 

 

 森を歩いていて、もしやと思っては居たんだけど…驚くべきことに、この世界ではお腹が空かないみたいだ。途中ひと眠りしたし、明らかにお腹が空いて喉が渇くはずの活動量なのに、全くそんな気配が無い。持ち込んだ食糧と水も、念のために意識的に飲み続けている水だけしか減っていない。

 

 だから…もしかしたら、外では何週間も経ったかもしれないし、1日も経っていないのかもしれない。日もずっと落ちないし、時間を計れるような手段がこの世界には本当に一つもない。体感では、森を往復で3〜4日はかけて通り抜けた気がするけど…まあ、本当に全く当てにならないだろう。

 

 

 

 さて…肝心の湖は森を抜けてすぐ、目の前にある。

 

 もしも、ここで何も見つけられなかったら、今度こそ永遠に…お腹も空かない、喉も乾かないなら死ぬことは無いかもしれないけれど、こんな殺風景な世界で永遠を生きるなんて嫌だ。

 

 祈りを胸に、水に足を踏み入れる。まずはこの水が大丈夫なのかだ。お願いします神様、リディーとスーが適当に祈ってる時も私はお祈りは大好きだったから真面目にやってたじゃないですか。お願いします、お願いします…。

 

 

「お助けぇっ!?」

 

 

———ぼちゃん。

 

 

 

 …。

 

 

 なんともない。足首から下が溶けてなくなったりもしていない。

 

 どうやら、少なくとも即座に害が現れるような液体では無かったようだ。ありがとう神様。そういえば名前をど忘れしたけど、ありがとう神様。

 

 

 …ん?いや…そもそもあそこの教会の神像、名前を教えて貰ったことあったっけ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 湖の上には何もない、と岸の上から見て思い込んでいたけれど…どうやら霧がかかっていたらしい。

 

 こんな所でも白黒世界の弊害だ。湖面の反射と霧の色に境界がまるで見えない上に、そもそも空が灰色だから霧があるのかどうかすら分からなかった。しかし、そのおかげで希望が湧いてきた。

 

 見えていなかったということは、まだ可能性があるということでもある。

 

 

 

 

 そういえば、あの黒魔物トリオは大丈夫なのかな。あの身体で水に入ったら溶けちゃいそうだけど…。

 

 

 

「ねえブル、いる?」

 

「ォ…ォ…」

 

 

 

 …もしかして返事した?

 まさか…まさかね。

 

 

 どうやら、この魔物たちも水には入れるらしい。プニ型の2匹はほとんど水中に沈んだ状態でついてきていた。水流が無いからなんとか着いて来れているようだけれど、物凄く動きにくそうだ。

 

 まあ、私も———人間も、水上での活動は不得手だ。おまけに、キョロキョロとしきりに辺りを見回しながら進んでいるから、歩みは遅い。逸れることはないだろう。

 

 

 

 最初は警戒していたはずなのに、今となってはむしろ心配しているなあ。ちょっと、油断しすぎだろうか。

 

 

 

 

「…ん?…なんだろ、あれ」

 

 

 

 恐らくは湖の中央と思われる位置。そこに、霧に隠れて何かの影が見える。黒いな。

 

 

 

 近づくにつれ…。

 

 

 

 

 

「え…えっ?いや、な、なにこれ…」

 

 

 その、()()が明らかになった。

 

 

 

 

 

 まず、台座があった。今いる辺りは膝くらいまでの水位があるのだけれど、その深さから歩いて登れるような階段状の台座だ。材質は、これも石のように見える。

 

 

 おかしいのは、その上に乗っかっている代物だった。

 

 

 

 

 

 クレヨンの殴り書き…というのが近い。

 

 

 白黒ながら精細に描かれたこの世界にあって、これは違和感の塊としか言えない。まるで子供の落書きをそのまま現実に持ってきたような…乱雑な見た目の何かが乗っている。

 

 異彩を放つのは、形だけではない。

 

 そう、まさに「異彩」だ。

 

 

 黒のクレヨンをゴシゴシと擦ったような下地の上から、黄や、赤や、青、緑のクレヨンを、これまた力任せにダダダダダッと打ちつけまくったかのような斑点があったのだ。

 

 ちなみに、どう見ても立体的な構造をしている様には見えない。どの角度から見ても平面にしか見えないけれど、ちゃんと見える斑点の位置や数などは変化する。凹凸が、ある…のか?

 

 

 まず触っていいものなのかも分からない。毒とか、手を切るとか、火傷するとか、そういう尋常の危険ではない。理解を超えた何かが起きてしまうのでは無いか、そういう不安がある。未知への恐怖、暗闇への恐怖という表現が一番近いだろうか。

 

 

「いやいや…こんなのどうしろって———」

 

 

 

 

———ドンッ。

 

 

「…は?」

 

 

 

 背中から。

 

 

 殴られた———?

 

 

 

 

 

「ォ…ォ…」

 

 

「ォォォオオオオオ…!」

 

 

 

 あの…プニもどき…!

 

 

「いやああああああ————……………!」

 

 

 

 

 

 

 青角の魔物、ブルが、緑目のプニ型黒魔物2匹を両鎌の峰で叩いている光景を、逆さになった視点で見ながら。

 

 

 私は、謎の落書き物体の中へと、()()()()()()()()()()()()()()()のだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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————————————

————————————

 

 

 

 

 

 

 

 どこだろう。ここは。

 

 

 上も下もない。

 

 

 身体の感覚がない。

 

 

 

 

 私は…、私は…。

 

 

 

 

 

 

 私…わた、し?

 

 

 

 

 

 私って、なんだっけ。

 

 

 

 

 

———思い出して。貴方は貴方。

 

———貴方の望みはなに?

 

 

 

 望み。

 

 

 欲しいもの?

 

 

 

———そう。欲しいもの。

 

 

 

 それなら、あるよ。

 

 

———私は叶えるもの。

 

———たとえ、今の私に色が無くても。

 

———貴方の望みを、私は知りたい。

 

 

 

———本当の望みを、引き出してあげる。

 

———その瞳の色に乗せて…言ってみてごらん?

 

 

 

 

 

 愛される資格が欲しい。 

 

 愛されることへの赦しが欲しい。

 

 

 

 

 

 こんなことを考えるのってなんでだろ。

 

 きっと、自信が無いからだよね?

 

 

 

———それは、願いなの?

 

———愛してくれる誰かがいるなら、愛される理由なんてそれで十分でしょう?

 

 

 

 そうかな。

 

 でも、私はそれじゃダメみたい。

 

 

 

 

———じゃあ、貴方は何が欲しいの?

 

 

 

 

 

 

 私、力が欲しいな。

 

 

 

 私が私を許せる力。

 

 誰にも私を認めさせられるような力が欲しい。 

 

 

 ねえ、そこにあるんでしょう?

 

 

 

 

———ええ。あるわ。

 

———貴方の求める力かどうか、それは分からないけれど。

 

 

 

 

 あなたに色を塗ってあげる。何色がいい?

 

 

 

 

———…止まるつもりはないのね。

 

———なら、夕焼け空の色をお願い。

 

 

 

 いいよ。

 

 

 

 

 あなたも、あなたも。あなたにも。塗ってあげるね。

 

 

 

 

———あなたは。

 

 

 

 

 だから、代わりに。

 

 

 

 その力を頂戴?

 

 

 

 

———あなたの願いは、聞き届けた。

 

———あなたは、それで良いの?

 

 

 

 …うん。

 

 

 

———私が貴方に与えられるのは、決して綺麗な力ではない。

 

———それでも、穢れ堕ちたこの黒き魂に、信じることが未だ許されるのなら。

 

———この力がいつか、その群青の瞳に灯る光となることを信じましょう。

 

 

 

 

 

 

———時が来れば、貴方はこの力を思い出すわ。

 

 

 

 

———委ねます。新たな(コア)よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 明るいネガティブ、ティトラ・メルロー。優秀な親2人に愛されすぎた、秀才の娘。
 レンプライアという、錬金術の強い光が伸ばした影に寄り添うには、どうしてもこの子以外には思いつきませんでした。
 もちろん、この物語が不思議のアトリエである以上は救いはあります。…あるかな。あるかも。
 

…さて、どう救い上げたものか(ノープラン)
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