ある無名のアトリエ 〜名もなき絵画の錬金術士〜   作:メルヴェイユ市民

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35,36ページ目の章分けを「第五話 夜明けの大地」から「幕間」に変更しました。


古本屋の息子

 

 キン、と引き締まった冷気が、寝起きの身体を目覚めさせる。

 

 手には槍。ティトラのお父さんが作ってくれたという品だ。

 

 折り畳み式でスコップやツルハシにもなる優れ物だが、槍としては、最近、些か頼りなく感じる。

 

 それだけ、俺が成長したのか…それとも、成長する環境に俺が追いつけていないのか。

 

——据えた一槍。握らば、無想、(ただ)一念に信ずる(のみ)

 

 

「フッ…」

 

 突く。

 

「フッ…」

 

 突く。

 

「フッ…!」

 

 一心に、突く。

 

「フ…っ、はあ…まだまだだな」

 

 胸いっぱいに吸い込む。やや上がった体温が、冷気で内側から冷やされていくのが分かる。

 海辺の空気は、海風の潮を含んでかすかに磯の香りがした。

 

「よし…もう1セット」

 

 槍の素振り、1セット100回…今度は、横凪ぎ。

 

 

 

「セイッ…!」

 

 無心に、振るう。

 

 

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 雷神を倒し、早1週間。

 

 メルヴェイユはすっかり落ち着きを取り戻し…雷雲が払われたことで、こうして朝練にも清々しい気分で取り組めるようになった。

 

 あの、突然に始まった目まぐるしい数日間を終えて…。

 

 …俺はまた、暇な店番に勤しんでいる。

 

 この古本屋は、驚く程に客が来ない。店構えがボロい訳では無いと思うのだが、やはり看板の一つも無いのが不味いんだろうか。

 もしかしたら、この店が店であることも近隣の者に知られていない…?

 

「いや、流石にな…」

 

 親父はまるで意に介していないし、これからも当分は閑古鳥が鳴くのだろう。

 客といえば、そう———。

 

「エドー、来たよー!」

 

 この煩い幼馴染くらいだろうな。

 

「また来たのか?最近よく来るな」

「えっ?来ちゃダメだった?」

「そんなわけあるか。店だぞ、仮にも」

 

 “一見さんお断り”ならまだしも…”ご来店お断り”じゃ、最早何のための店なのか分からないじゃないか。

 

「そういえばそうだっけ」

「…まあ、親父の方針もあって、殆どお前の図書館みたいなものだけどさ。で、今日は何の用だ?」

「あ、そうだった。ねえエド、槍が壊れたって言ってたよね」

 

 そうなんだよなぁ…槍、ファルギオル戦でダメになっちまったから。

 

 雷撃を盾で受け止めて、盾がダメになって…突進して槍を突き出したら、また雷撃を食らって。

 その2回目の雷撃で、突き出してた槍から電気が流れて来たもんだから、槍の方もグズグズに芯がやられたんだ。

 

———こりゃひでぇな…見た目もグニャっと歪んでるけどよ。中の重量のバランスとかも、全部ダメだぜ。

 

 …鍛冶屋のオヤジ曰く、もう打ち直しようが無いらしいからな。あの眩しいオヤジの腕で無理だってんなら、せいぜい鋳熔かして《インゴット》にするしかないだろう。

 

 でなけりゃ…錬金術の出番ってことになるんだろうが…。

 

「ねえねえ、次の槍、作るとしたらどんなのがいい?」

「お前かあ…」

「え、ちょっと。何その反応は」

 

 いや、最近は腕も上がって来てはいるんだよ。

 

 けど、ティトラにやらせたらゴテゴテに飾り付けられるんじゃないかって不安なんだよな。

 

「洗練された武具は芸術とは言うが、槍はクリスマスツリーとは違うんだぞ?」

「し、失礼な!私だって美しさの種類くらいは区別つくわよ!」

「って言いながら歩兵槍(パイク)じゃなくて馬上槍(ランス)持って来そうなんだよな」

「パイ…なんて?」

 

 あ、これはやるわ。

 任せるにしても、槍について教えてやらないとだな…。

 

 そういや、こいつの調合って、どっかしら美術品の要素が強くないと上手く行かないんだったよな。

 こないだの《旅するカーペット》、それほど美術品らしくは無かった気がするんだが…何で上手くいったんだ。

 

「…ああ、それ?あの後気になって調べて見たんだけど…実はやっぱり失敗だったのよね」

「はっ?」

「いや、むしろ大成功と呼ぶべきかも?…あの、乗っけたモノがひっつく機能あるでしょ?あれ、想定外の機能なんだ」

 

 えっと、つまりは…前に大量の変な《クラフト》を生み出した時と同じような感じで、あの落下防止機能が付いたと?

 

 いや、そういうことならあれは…機能というか、結果的に落下防止になっているだけの、欠陥ってことになるのか?

 

「本当に大丈夫なのか…?あれで空飛んでも」

「《ケムリキノコ》に乗って飛ぶより安心でしょ」

「比較対象が絵本でいいのかよ…」

 

 スージーちゃんは雲に乗れるかもしれないが、ティトラは落っこちたらそれまでなんだぞ。

 

 ほんと…昔っから危なっかしいのは変わらないな。

 

 お母さんみたいな絵を描きたいって、森の奥まで連れてかれて…迷って帰ってこられなくなって…オヤジにきっついゲンコツを貰ったっけか。

 

 ま、俺が痛い目見て済む話なら、それでいいんだけども…もう、俺もコイツも子供っていうにはできることが増えてきたからな。

 そうなると、()()()()の程度も大きくなって…俺一人の手に負えないことがあるかもしれない。

 

 俺ももっと鍛えて、学んで、錬金術のトンデモな力に対応できるようになりたいと思ってはいるが、さすがに人間一人には限界がある。

 

 …その点、パールが来てくれて助かったとも思っていたんだ。

 

「…なあ。本当に…パールは居なくなっちまったのか?」

「…んん…うん。そうだよ。目の前で見た」

 

 俺がそれを信じられないのは、その時気絶していたから———だけじゃない。

 

 コイツが、それを悲しんでいないように見えるからだ。

 

「信じてないだろ、それ」

「バレた?」

「お前が、俺が死んでも悲しまない冷血なヤツだっていうなら違うけど」

「…どうだろうね」

 

 はあ…こんな酷いことを言いたくは無いんだが。

 言わないとなあ、守ってやれなくなるし。言うしかない。

 

 自分の善性に、自信がない———それが、ティトラの一番の欠点だと俺は思う。

 ファルギオル戦では大活躍だったらしいってのに、まだ治らない。筋金入りだよ。

 

 ティトラの行動原理の元の元は、全部”自分を愛してくれる人”だ。愛してくれる人に、愛で返そうとして…そこで、自信のなさが悪さをする。

 

 愛してくれる人が、自分に期待をしている。期待に応えて、その分を返したい。

 けれど、“自分では、返しきれない”———そう思って無理をしたり、無茶をする。

 

 だから、コイツと接する時に一番気をつけなきゃいけないことはそこだ。

 ”この人に愛されている”と、思わせちゃダメなんだ。

 

 期待を見せないだけじゃダメだ。直感的にそれを見抜いてくる上に、本当に何も期待していなかったら、それはそれで”どう返せばいいのか分からない”となる。

 

 コイツ、「どうだろうね」とか言って…本当に周りの誰かが亡くなったりしたら、きっとマール海*1が溢れるほど泣くんだぜ。

 

 そんでその後どうなるか…まるで、見当もつかない。自分じゃ気づいてないが、ティトラは感情が昂った時の行動力がずば抜けてる。

 

 命だって、簡単に投げ捨てても不思議じゃない。俺はそう思ってる。

 

 そして、コイツの持ち前の直感と、パールとの関係性を合わせて考えれば…答えは一つだ。

 

 パールは生きている。

 

「冷たいなあ。嘘でも泣くって言うとこだろ、そこは」

「私は嘘はつかないんですー」

「嘘つきはみんなそう言うぜ…っと、この本がいいかな」

「え?何の本それ」

 

 早いとこ、パールと引き合わせてやらないとな。

 

「”世界の槍・図解”———俺の武器、作ってくれるんだろ?教えてやるから、一緒に読めよ」

「あ…うん!分かった!」

 

 

 

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 ティトラとの即席勉強会が終わったら、夕方だ。

 そろそろ店じまい。つっても、看板も無ければ”OPEN/CLOSED”の表示もない。鍵をかけて店の奥に引っ込んだら、それで終わりだが。

 

 店部分の奥は、廊下もなくすぐにもう一つの部屋。居間になっている。

 

 どこか異国から取り寄せたのか、《タタミ》という床材が、一段上がった土台の上に敷かれており…そこには味のある色味の木製丸テーブルや、座るための平べったいクッションが2つ置かれている。

 

 この空間には、靴を脱いで上がる。それが流儀らしい。

 

 そして、そのクッションの一つに、今はオヤジ…エクトル・オードランが胡座(あぐら)をかいて座っていた。

 

「オヤジー。店、閉めたけど」

「おお、そうか。おい、コーンスープできてるぞ」

「やりい、手洗ってくる」

 

 生活空間は、すべて《タタミ》空間から繋がっている。

 

 台所で手を洗い、顔も洗い、タオルで拭いてカゴに突っ込んで…居間へと戻る。

 

 空いているクッションに飛び込むように座れば、コーンスープの甘やかな匂いに、腹がぐうと鳴った。

 

「いただきますっ!」

「おう」

 

 俺もオヤジも、コーンスープが好物だ。毎日、こうして店を閉めると、オヤジは2人分のコーンスープを用意して待ってくれている。

 

 意外にも…いや、騎士団に居たのならば出来て当然ではあるのだが、オヤジには一通りの料理が出来る。

 

「相変わらず美味いな、オヤジのスープ料理は」

「まあな。具材を入れて煮込んで置けばそれでいいってんで、初めてみたが…」

 

 思ったより深かった”奥”に、ドップリとハマったわけだ。

 

 オヤジ、凝り性だからな。一度ハマると、とことん突き詰めるまで辞めないんだ。

 槍の道もそれで小さい頃に手をつけて…元々剣の名手の家だったらしいのに、どっちも極めて騎士団長にまでなった。

 

 それで、使ってる武器は斧槍(ハルバード)

 いや、斧と剣は違うだろうとは思うんだが…。

 

———活かせる所はある。叩っ斬るって部分は同じだからな、打点を意識すりゃあいい。

 

 …よく分からない。

 

 だが、事実オヤジは使いこなしているわけだ。オヤジにしか見えていない世界があるんだろう。

 

「あ、そうだ。槍のことなんだけどさ。ティトラが作ってくれる事になった。良いよな?」

「ティトラが?…ふうむ、まあエドが信じるってんなら良いんじゃねえか」

「サンキュ、オヤジ」

 

 もう注文してた、とか言われたら困るとこだったぜ。

 

「だが、また槍か?斧槍の方が器用なお前にはいいと思うんだがな」

「いいんだよ、俺は槍一筋って決めた」

「うーむ…そうか」

 

 俺にとって、オヤジは…そして、目指すべき理想の戦士は、盾と槍を持っているもんなのさ。

 

「…で、エド。お前、いつまでティトラって呼ぶ気でいるんだ」

「は?」

「浮ついた話はねえのかってことだよ」

「いや、ちげーって…」

 

 ティトラはそんなんじゃねえっていうか…。

 

「あいつにそんな事考えられちゃ、たまんねえよ」

「はぁー、奥手だなぁ。それじゃ一生独身だぞ」

「……」

 

 む、むぅ…。

 

「ほれほれ。スープが冷めるぞ、さっさと飲んじまえ」

「お、オヤジが変なこと聞くから…」

「はは、父親が息子を持ったらこういう話をしたいってこった!」

 

 ティトラは…本当にそんなんじゃないんだ。

 ただ、今は…守ってやらねえと。それが俺の、やるべき事だ。

 

「……」

「な…なんだよ…」

「いやぁ…若ぇってのは、良いもんだなァ」

「うるせぇ!老けんな!」

 

 

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 翌々日。

 

 ティトラが出来上がった”槍”を持って店にやって来た。

 

「出来たよ!」

 

 …と、声色は明るくして担ぎ上げてきた槍は、青く、細く、灯り取りの窓の光を反射して艶めいた、見事な品だった。

 

 持ち手から先端まで、全く境界線なく、巨大な一本の針とも思える無駄のない形。

 

 どうやら…ティトラのやつ、本当に”機能美”というやつは理解していたらしい。

 

「おお…軽いな」

「でしょ?でも、ただ軽いだけだとダメなんだよね?」

「ああ。振るう時の感覚が狂うし、何より重さは威力だからな」

 

 この軽さだと、力一杯走り込んで突き刺しても、大した貫通力にならなさそうだな…。

 

「だから、こないだの《グラビ石》の働きを応用したの」

「応用…たしか、あの石は重力に反して浮かぶんだったか」

「《旅するカーペット》の時はそれを利用して空を飛ばせたけど…」

 

 …!

 

 なるほど、そうか…考えたな、ティトラ。

 

「この槍は…《グラビ石》の働きを利用()()()ことで、重さを増す。そういう仕組みか」

「そう!全体が、総《グラビニューム》製の、無駄のない()槍…それがその槍、《重力牙(グラバイト)》よ!」

 

 なんか、自信満々に言ってるけど…突っ込みどころが多いな…。

 

「ええと…まず、《グラビニューム》って、なんだ?《グラビ結晶》*2なら異国からの本に書いてあるのを見つけたが、そっちは知らないぞ」

「ああ、えっとね…」

 

 《グラビ石》と《シルヴァリア》*3を調合して作り出した、オリジナルの合金…ということらしいが。

 ティトラ、いつの間に《シルヴァリア》なんて作れるようになったんだ。

 

「私も、少しくらいは成長してるんだから」

「その割には、この槍の色を間違えてたけどな。…珍しいじゃないか、ティトラが色を間違えるなんて」

「あ、えっ?そうかな…私なんて言ってた?」

「黒って言ってたぞ。どこからどう見ても、綺麗な青色じゃないか」

 

 よく観察すると、仄かに明滅している。これは、このまま美術館や博物館に飾ってあっても違和感が無いな。

 

「で、重くするにはどうすればいいんだ?」

「あ、ええとね…振る時に自然と重くなるよ。勢いよく動かすと、その速さの分だけ重さが変わるの。…ちょっと、難しいかな」

 

 “ちょっと”どころじゃなく難しそうだ。

 

 ただ…俺自身の振りが鋭ければ鋭いほど、この槍は威力を増すってことになる。そして振り始めは非常に軽い…つまり、初速が出し易いということだ。

 

 この《重力牙(グラバイト)》、悪くないかもしれない。

 

「…ちょっと、振ってみるか」

 

 

 俺が朝練をしている海辺は、お隣さんのティトラの家の、勝手口の前でもある。

 すぐに移動した俺たちは、早速《重力牙(グラバイト)》の試し振りをしてみることにした。

 

 さて、どんなものか。

 

「うっ…おぉっ…!?」

 

 怪我をする———その予感に、振り切る直前、咄嗟に槍を手放した。

 投げだされた槍は、太さのある柄の側を下にして地面へと落ち、全く跳ねずにゴトリと音を立てて転がった。

 

「あ、ああ…これは、すごいな…」

「わ、大丈夫?」

 

 片手で”突き”をやってみたが、肩が持っていかれるかと思ったぞ。

 

 突き始め。手が腰の後ろにあるうちは良かった。

 問題は、その後。手が腰を越えて前に出る辺りからが難しい。

 

 踏み込んだ足や身体の捻りなどの勢いが槍に集約され始めると、一気に槍が重くなり…突き出す瞬間など、もはや自分で自分の腕を止めようが無いほどに勢いが…”運動量”がついてしまったのだ。

 

 あのまま《重力牙(グラバイト)》を握っていたら、肩を脱臼していたかもしれないな。

 

「ねえ、やっぱり作り直そうか…?」

「いや…もう一度振ってみる。何となく分かった」

 

 転がる青の槍を左手で拾い上げ、もう一度突く。

 

「……」

 

 瞑目。

 

 右足を、前に。ザリ、と、砂利混じりの土を踏む感触。

 

 左手を引き絞り…まずは脱力。

 

 バネでは無く、振り子でも無く、意識するのはあえて、操り人形(マリオネット)

 

 最高速で振ることを意識するのではなく、自分の腕の全ての動き、全ての力を、制御することを意識する。

 

 身体の”振り”は、勢いのためではなく、槍を制御する”猶予”を生むために。

 

 脱力し…そして、あえて力む。

 意識しろ。…意識しろ!

 

 ひきしぼった左手が———乗り出した右肩を過ぎるまで。

 

 その”速さ(スピード)”を———常に、一定に!

 

「———ハァッ!!」

 

 

 

 

 …俺は、確かに見た。

 

 突き出された槍の先端から、砲弾となった”圧”が、砂を巻き上げる旋風となって海へと突き抜けるのを。

 

「……すご…」

「……ふ…ふふ…」

 

 高揚感。笑いを堪えられない。

 

 ティトラの調合は、間違っていない。

 

 そして…俺自身も。確かに成長しているんだ。

 

 この槍は…まだ15歳、発達途中で足りない俺の筋力を…技術で、埋められる槍。

 《重力牙(グラバイト)》、確かに掴んだぞ。…俺の槍を!

 

「ティトラ!いいな、この槍!」

「え、う、うん!そうだね…こんなに凄いことができるとは思わなかったけど

 

 知識も腕も、まだまだだ。

 

 だけど一心に…俺は強くなる。

 

 

 

*1
 メルヴェイユの東に面する海。海岸は砂浜になっており、海水浴を楽しむ客や怒り憤懣をハラの底から叫ぶ客でいつも賑やかである。

*2
《グラビ石》から浮遊する成分のみを抽出した結晶体。不純物が無くなったことで、より強い浮遊作用を示す。ただし、強度は落ちているため船や馬車の外殻としてそのまま用いるのには向いていない。

*3
銀色の光沢を放つ、精錬された金属。教会はこれを聖なる金属として扱っており、騎士団では好んで武具などに利用する。高い耐衝撃性を有し、また実際、これで作られた武具は霊的な性質を持つ魔物に対して有効である。




 ギャルゲー的に考えると、ティティは果てしなく攻略が面倒な女の子ですね。好感度を上げないとルートに入らないのに、レベルの低い時期に好感度を上げすぎるとどこかで死亡エンドや闇落ちエンドになります。
 そして自分から危機に突っ込んでいって、助けてあげると好感度が上がります。とんでもない奴だ。

 そういうわけで、エドはティティを”ティティ”と呼ばないのです。

 ただ、エドの努力も虚しく、ティティはエドの「一心にひたすら努力」という心得から「一心に」を抜かした分だけを吸収してしまったわけですが。武人の心得はただの少女には少々重かった。
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