ЯeinCarnation   作:酉鳥

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Document:設定資料H◎

 用語や設定集をまとめたものです。

※八章に登場した用語や設定の情報のみとなります。  

 

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【街&施設(人間)】

 

【挿絵表示】

 

EmeL(エメール) Losta(ロスタ)

 零度の冬雪スノウ・アーネットが統治する国。故郷を奪還する為に民衆から可能な限り税を徴収して軍資金に費やしている。これによって楽な生活を送れている民は少ない。活気溢れているとも言えず、移民を考える者も多いとか。

 

Adar(アダール) RambA(ランバ)

 紅葉の秋月クレス・アーネットが統治する国。民衆が豊かな生活を送れるよう可能な限り税を軽くし、他国との商談を積極的に行う。国交を重視しているため、民にとっても暮らしやすいと好評らしい。

 

Apheed(アフェード) Lost(ロスト)

 久遠の春花ミール・アーネットが統治する国。民衆とミール自身が対等に身近に接するを重視し、格差を感じさせない国づくりを心掛けている。ただしエメールロスタとアダールランバに比べて政策がしっかりしておらず、将来性に不安を抱く民衆もいるだとか。

 

Amon(アモン) Anor(アノール)

 雪月花の父親サウル・アーネットが統治していた故郷。元々この故郷がアダールランバと呼ばれていた。スノウは父親との交流が多く、この国に滞在することが多かった。

 

Amon(アモン) Ithil(イシル)

 雪月花の母親イルマ・アーネットが統治していた故郷。元々この故郷がエメールロスタと呼ばれていた。クレスとミールは母親との交流が多く、この国に滞在することが多かった。

 

 

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【用語集(人間)】 

氷月(ひょうげつ)騎士団~

 スノウが統治するエメールロスタを守護する騎士団。騎士団長はローレン・アストリーである。スノウが指揮する騎士団ということもあり、毎日数時間以上の訓練をつまされる為、夜な夜な逃げ出す騎士も少なからずいるらしい。

 

秋月(しゅうげつ)騎士団~

 クレスが統治するアダールランバを守護する騎士団。騎士団長はガブリエルである。クレスはガブリエルに騎士団を一任している為、氷月騎士団とは比べ物にならないほど緩い規則になっているらしい。

 

花月(かげつ)騎士団~

 ミールが統治するアフェードロストを守護する騎士団。騎士団長はラファエル・アルフォードである。ミールの温厚な性格の影響で規則が緩すぎてしまい、騎士の中に問題児も多いらしい。

 

永久氷花(えいきゅうひょうか)

 Angelus(アンゲルス)大陸に咲き誇る世界三大毒花のうちの一つ。その蜜を一滴でも口にすると飲んだ者の慈愛を奪い、心を凍らせてしまう危険性の高い毒花。スノウは真の氷の皇女となる為、この毒花を口にしてしまった。

 解毒方法は本人に『感情の高揚』が起こること。感情の高揚は熱となり、凍らせた心の雪解けとなる。

 

(サクラ)

 エルドラド大陸のみに生える植物。枝に(ひづめ)にも似た小さな花弁を咲かす。世界三大美花の一つに含まれる花。

 

Sake(サーキー)

 エルドラド特有の製法で醸造(じょうぞう)された酒。幅広い温度で嗜めるのが魅力的な酒である。

 

Rado(ラド)語~

 Eldorado(エルドラド)大陸の第一言語。奇妙な訛りと理解の及ばない語彙が特徴的な言語の一つ。習得難易度も上位三つに入るほど。「アカン、ええやないか、~なんや、~やね」などが一例。

 

 

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【武装等(人間)】

曹灰硼石(そうかいほうせき)()型~

 上から下へ直線状に光を通す特殊な鉱石。ジャンヌが改良を加えたことで通した光が向こう側まで抜けない状態となった。この改良によって『浴びせた光を閉じ込め、延々と刀身内部で反射させられる』。

 モース硬度と靭性は8である。高い基準値を持っているが品質を更にアップグレードさせるのが極めて困難というデメリットを持つ。

  

~短刀 :草薙(クサナギ)業物(わざもの)型~

 三種の神器の一つ。向こう側が見えるほどまでに透き通った刀身を持つ短刀。通常は太刀筋が見えないよう刀身は透明だが、八咫鏡を通すことで碧の光輝を灯して輪郭をハッキリとさせることができる。

 

~長刀 : 叢雲(ムラクモ)業物(わざもの)型~

 三種の神器の一つ。向こう側が見えるほどまでに透き通った刀身を持つ長刀。通常は太刀筋が見えないよう刀身は透明だが、八咫鏡を通すことで蒼の光輝を灯して輪郭をハッキリとさせることができる。

 しかし草薙と叢雲は刀身が見えないという点によって玄人向けの武装となっている。アレクシアやロックのような手練れでなければ扱うことが難しい。

 

八咫鏡(ヤタノカガミ)

 三種の神器の一つ。手の平に収まる程度の小さな丸い手鏡。視界には映らない僅かな紫外線を放っており、それらをクサナギとムラクモの刀身へなぞるように向けることで、刀身の中で光が反射し合いライトの代わりや食屍鬼程度の敵を杭なしで殺せるようになる。

 

八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)

 三種の神器の一つ。黒色の球形をした爆破物。手投げ式の炸裂弾。止められた栓を抜いて投げる。火薬の他に曹灰硼石の破片が何十個か仕込まれており、爆発と共に見えない破片が飛び散って多人数を殺傷する。別名焙烙玉(ほうろくだま)

 

~花月騎士団制服~

 特殊な繊維で作られた騎士団の制服。男が履くのは純白のズボン。女のものは膝に届かない程度の丈がある純白のスカート。腰には携帯型の小型鞄が付けられている。

 男の足元は膝丈ほどの白の皮のブーツ。女の足元は男と同様の白の皮のブーツに、下には太腿丈程の純白のソックス。上に羽織った『ワスレナグサ』の花が刻まれて特殊な材質のコート。

 

 

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【十戒の加護】

~六ノ戒 (りつ)ノ加護~

 神弾が込められた黒鉄で装飾が施された銀の散弾銃を両手に一丁ずつ召喚する加護。神弾は原罪の肉体を粉微塵にするほどの威力を出せるが、動術の『反動』を心得ていなければ肉体に多大な負荷がかかる。更に動術の反動にも限界がある為、神弾の最大威力を引き出すことは自殺行為に近い。

 

 詠唱は以下のような内容

『我が主ヘメラよ。我らは汝へ栄光を捧げ、汝より救いを授かりし者。我らが栄光を阻むは罪。我らへ汝の加護を与え給えば、我らが栄光なき罪人へ神弾(しんだん)を与え給おう』

 

 

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【用語集(転生者)】

黒薔(こくば)茶会(ちゃかい)

 黒薔薇十字団の定例集会。長机へ一定間隔で黒い薔薇が生けられた花瓶が置かれ、他の黒薔薇の使徒は見えない状態で言葉だけを交わす。

 生けられた黒薔薇の本数はNo.に影響がある。

 

 

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【組織(転生者)】

白薔薇(しろばら)十字団(じゅうじだん)

 薔薇協議会が分裂した後、五人の転生者によって設立された組織。黒薔薇とは違い人類に対しては友好的だが、黒薔薇十字団と吸血鬼は敵とみなしている。

 アレクシアは『肉体が吸血鬼とのハーフ』『黒薔薇の紋章を刻まれている』という現状の為、ロックに出会わないよう忠告された。

 

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奇術(トリック)

~変化 : 主人公補正(しゅじんこうほせい)

 自身が死に直結する出来事が起きたとき、その死に直結した出来事を跳ね返すキリサメの奇術。しかし跳ね返された死は周囲の人間に向けられてしまう。この奇術は本人の意思で解除できない。

 操作するには補正値と呼ばれるものを弄る必要がある。補正値は一パーセントから百パーセントまで存在し、補正値によって主人公補正の強化が変わる。ゼロパーセントにするのは不可能。

 性質A『補正値の操作』

 主人公補正:基本的には死を跳ね返す補正値だが、細分化すると以下の五つの補正として分類される。シエスタに頼んでそれぞれの補正値の操作が可能。

 1.能力補正 : 身体能力などの面を操作する補正値。

 2.外見補正 : 外見の良しあしを操作する補正値。

 3.好運補正 : 運の良しあしを操作する補正値。

 4.成長補正 : 通常の成長率を操作する補正値。

 5.生存補正 : 生存能力の高さを操作する補正値。

 

 性質B『補正値の変換』

 自分の人生は自分が主人公である。という言葉を元に他者の補正値を自身に付与させ、奇術といったあらゆる能力を扱うことが可能になる。ただし終幕の大図書館で「死者の書」を読んで輪廻の契約を交わさなければならない。

 更に同一の主人公が二人存在することは不可能なため、この世にいない死人のみが適用される。百パーセントまで補正値を変換すると場合によっては死者に肉体を奪われてしまう。

 

終幕(しゅうまく)大図書館(だいとしょかん)

 主人公補正を介した意識の狭間。物語という名の人生を終えた主人公たちの本、通称「死者の書」が置かれた大図書館。死者の書に描かれているのはその者が生まれて辿った最期の結末である。

 

死者(ししゃ)(しょ)

 あらゆる人物の生まれて死ぬまでが描かれた本。中身にはその者の経歴や死に方が書き込まれている。

 

輪廻(りんね)契約(けいやく)

 補正値の変換を利用する際には死者の書に描かれた人物と交わさなければならない契約。使用者は輪廻の契約を結ぶ時に相手が決めた対価を支払う必要がある。対価の内容は決まっておらず、軽い対価や重い対価と様々。

 

 

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【用語集(吸血鬼)】

大蛇(だいじゃ)風穴(かざあな)

 雪月花の領土に増え続けていた風穴。風穴付近の獣や村は人知れず消え、野生の蛇が無数にうろついている。更に脱皮した後の皮が廃村に転がっていた。風穴を調査するため足を踏み入れた騎士たちは誰一人として帰ってきていない。

 

 それもそのはずで大蛇の風穴は二ノ眷属メデューサの体内だった。風穴の洞窟は一本の血管のようなものである。メデューサ自らの意志で出口を塞ぎ、その角度すらも変えることができる。

 

【人物集(吸血鬼)】

~食屍鬼 :脱皮型(だっぴがた)

 地面や固い岩の中に潜伏できる改良型の食屍鬼。二メートルの巨体を持ち、頭部と腹部に二つの巨大な口が付いている。巨大な口からは無数の蛇の頭が飛び出し、噛みついた獲物に神経毒を注ぎ、巨大な口まで引きずって捕食しようとする。

 四本の両手には毒が塗られた蛇の長い牙が付いており、人間の腕を簡単に斬り落とせるほどの切れ味。肉体に骨格は存在せず、どんな狭い隙間にも無理やり肉体を通すことが可能。

 手強い相手に直面した際は穴の中に息を潜め、集団で狩りを行う性質を持っている。この狩りが始まった時は決して自らの姿を見せず、捕食器を伸ばして穴の中へ引きずり込む。

 

 目はまったく見えないが、熱探知がずば抜けて優れているため、獲物の音や心臓の鼓動を聞き分けて追いかける。三日に一度脱皮を繰り返し、その肉体を大きくさせていく。「シュルッ、クシュルルルッ」という鳴き声は空気の熱を探知するために発している音。

 

~蛇 : 血眼型(ちまなこがた)

 赤い瞳の模様が浮かぶ蛇。大きさは様々で大型や小型の蛇が存在する。一度噛みついた相手の体内に微粒子の卵を流し込み、時間経過と共に体内から小型の蛇が食い破って出てくる。噛まれた時は四十度以上の湯舟に浸かり、体内の卵を消滅させなければならない。

 

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血涙(けつるい): 抽象化】

Pendulum(ペンデュラム)

 キリサメが考案し、アレクシアがメデューサへ与えた新たな名。紅い左目に古時計の写像を映し出し、周囲のあらゆる生物や物体の時間を操ることが可能な能力。種類は『遅延・加速・停止』の三種類である。

 

 キリサメ曰く、ペンデュラムの由来は「時間を止めるだけじゃなくて遅延させたり加速させたりできるだろ? それ関連で思いついたのが『振り子』でさ。ゆっくり動いたり早く動いたり……止まったりもするだろ? だからペンデュラムって名付けたんだ」

 

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 ここまでご愛読いただきありがとうございます。

 サイドストーリーは以下の四話となる予定です。

 

『SideStory : Soma Sakaduki ─逆月壮真─』

クレス・アーネットの前世を含めた過去を描くお話です。

 

『SideStory : Yukito Kagetu A ─嘉月雪兎A─』

『SideStory : Yukito Kagetu B ─嘉月雪兎B─』

アレクシアたちが奮闘する中でセシリアとユキトが何をしていたのかを描くお話です。

 

『Recollection : Medusa ─メデューサの記憶─』

メデューサの過去、生まれた理由、それらを描くお話です。

 

 

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