ЯeinCarnation   作:酉鳥

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Document:設定資料I

 用語や設定集をまとめたものです。

※九章に登場した用語や設定の情報のみとなります。 

 

 

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【人間:用語集】 

栄光(えいこう)分裂(ぶんれつ)

 六千五百三十五年にアーネット家が五つに分裂した事件を指す。栄光の象徴であった転生者が迫害を受けて消失したことで、各々が掲げる栄光にすれ違いが生まれたことが原因である。

 

~グロリア戦争~

 掲げる栄光の相違によって起きた人類同士の宗教戦争の名称。この戦争の後に栄光の分裂が起きた。

 

五栄教(ごえいきょう)

 栄光の分裂が起きた後に分裂したアーネット家の五つの宗派。以下が分裂した五つの宗派の詳細である。

 

聖典教(せいてんきょう)

  聖書の言葉こそ栄光の象徴であると掲げた宗派。

渇仰教(かつごうきょう)

  揺るぎない信仰心こそ栄光の象徴であると掲げた宗派。

慈善教(じぜんきょう)

  神が与えた恵みこそ栄光の象徴であると掲げた宗派。

列聖教(れっせいきょう)

  神の器である教皇こそ栄光の象徴であると掲げた宗派。教皇オルフェンはこの宗派に属する。

女神教(めがみきょう)

  昼の女神へメラこそ栄光の象徴であると掲げた宗派。ロザリア大陸はこの宗派に所属する。

 

Landros(ランドロス)分離戦争~

 六千五百三十年に四卿貴族である哀しみのBathory(バートリ)卿と孤独のRuthven(ルスヴン)卿が人類と共に吸血鬼と起こした戦争。吸血鬼の支配から逃れようとランドロス大陸から南へ大移動をする最中、奇襲を受けたことが戦争のきっかけとなった。

 この戦争によってランドロス大陸が分離し、人類が新たな時代を築くことになるLostBear(ロストベア)と大陸が誕生した。

 

(はい)()()

 ルスヴン卿がランドロス大陸を分離させ海へと変えた境界線の名称。ロストベアとランドロスの間にある海峡を指す。

 

Maria(マリア) Arnet(アーネット)

 隠蔽されていたアーネット家の真の始祖の名でもありアレクシアの遠い前世。公爵であるノア・アーネットの母親。

 

神命(しんめい)裁判~

 神判を下す立場の者へ罪人の無実を証明する裁判。罪人自身が罪を否定しなければ裁判を行うことはできない。

 

雪冤(せつえん)宣誓(せんせい)

 神命裁判を行うときに必要な手順。罪人の人格保証をする為、罪人が正直者であると誓う十二名の証人が必要になる。もし集まらなければ神命裁判を行うことはできない。

 

 

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【人間 : 組織】

Resistance(レジスタンス)

 教皇オルフェンへの抵抗運動を行うために結成された組織。キリサメを中心に『アレクシア・バートリの無罪放免』を目的として集った者たち。レジスタンスという名付け親はセバス・アーヴィン。メンバーは以下の者たちとなる。

 

・キリサメ・カイト

・クレア・レイヴィンズ

・サラ・トレヴァー

・クリス・オリヴァー

・クライド・パーキンス

・イアン・アルフォード

・ジェイニー・アベル

・デイル・アークライト

・アビゲイル・ニュートン

・ロイ・プレンダー

・アリス・イザード

・セバス・アーヴィン

・ナタリア・レインズ

 

 

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【人間:武装等】

紅銀(こうぎん)(せき)

 子爵以上の吸血鬼の『灰』と心臓に突き刺した『銀の杭』が混合することで稀に生成される鉱石。吸血鬼の肉体に流れる死んだ血液に含まれた鉄分が反応を起こし、銀の杭の原型を崩して細長く歪な形状になっている。

 

離血花(りけつばな)

 血液中に含まれる白血球や血小板などの成分を別の液体で分別する特性を持つ赤い花。血液に含まれた毒物も細かく分別を行うため、新たな解毒剤を作るため医療で多用されている。

 

粘血花(ねんけつばな)

 アレクシアがヒュブリスの時代に離血花を研究して名付けた赤と桃色が混ざった花。

 人間の血液と交配種の蜜はが混ざり合うことで血液をぬめぬめとさせ、滑りを良くさせる特性を持つようになった。数年かけてこの花を咲かせたときにアレクシアは「何だこの花は?」と思わず呆れただとか。

 

電光列車(でんこうれっしゃ)まほろば~

 アフェードロストの地下に眠っていた炭鉱などを運ぶための大型の貨車。ジャンヌが修理を魔改造をして動かせるようにした。

 

~試作型AEG~

 A機関が後方支援に徹するO機関へ提供した試作型武装。正式名称は『Annihilation Earl Grenade Launcher』であり訳すると『一掃型対伯爵擲弾発射器』と呼ばれる。試作型のせいか爆発の威力の調整されておらず、初見で扱えば衝撃で身体が吹き飛んでしまう。

 しかしエレナは動術の反動でその衝撃を利用し危機を乗り越えていた。

 

Oriens(オリエンス)

 アレクシアがヒュブリスの時代に愛用していた銀の大剣。何千年も前に錬成された特殊な銀を素材に打たれた希少な大剣。名の由来は吸血鬼をあの世へ『昇天』させること。本人は気にしていないがロックには「相棒、由来ダサくね?」と苦言を呈された。

 

Silex(シレクス)

 アレクシアがヒュブリスの時代に愛用していた真っ赤な刀身を持つ短剣。『吸血鬼のような怪物の拘束から抜け出す』ために携帯している。

 赤の刀身に染み込ませているのは離血花の交配種である粘血花(ねんけつばな)。交配種の蜜は混ざり合った血液をぬめぬめとさせ、滑りを良くする特性を持つ。

 怪力を持つ吸血鬼に拘束されれば振りほどくのは困難な為、シレクスを吸血鬼の肉体に突き刺して滑りが良くして拘束から逃れるらしい。

 

 余談ではアレクシアはシレクスを発火させる短剣として製作しようとしていた。だが上手くいかず粘血花という交配種が生まれてしまい、渋々路線を変えることにしただとか。名の由来が『火打石』なのはその名残が残っているからである。

 

Canus(カヌス)

 アレクシアがヒュブリスの時代に愛用していた特殊銀で塗装された回転式の大型銃。大型の弾丸が四発込められるうえ、サイズが合えば杭を込めて撃ち出すことも可能な改造銃である。

 カヌスの由来は吸血鬼を『灰』へと変えることから付けられた名称。

 

 

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【十戒 : 加護】

十聖(じゅっせい)の加護~

 ヘレン・アーネットに与えられた十種類の加護の名称。以下がその加護と詳細である。

 

不滅(ふめつ)の加護~

 肉体にどのような外傷を負ってもすべて元通りに再生する加護。この加護は自身の意志で解くことはできない。

 

不死(ふし)の加護~

 外的要因で死ぬことがない不死身の加護。この加護は自身の意志で解くことはできない。

 

不失(ふしつ)の加護~

 弾丸や杭という消耗品を何度使用しても消費することがない加護。自身の意志で加護の効果を解くことができる。ヘレンがしばらく触れずにいると時間経過で加護の効果が切れてしまう。

 

不壊(ふえ)の加護~

 あらゆる武装が破壊されない加護。すぐに折れてしまいそうな木の枝ですらヘレンが触れることで伯爵の肉体を貫く武装に変えられる。自身の意志で加護の効果を解くことが可能。

 

不当(ふとう)の加護~

 人としての道理を外れた身体能力と肉体を持てる加護。伯爵を素手で千切り捨てる怪力や眷属ゲリュオンを拳の一突きで倒せるほどの力を持つ。この加護は自身の意志で解くことはできない。

 

不食(ふしょく)の加護~

 食事や水分補給をせずとも生きていけるようになる加護。一切の空腹を感じないが食事を摂っても満腹感を得られない。この加護は自身の意志で解くことはできない。

 

不疲(ふへい)の加護~

 肉体に疲労感が蓄積しない加護。どれだけ戦いを続けても疲労は一切溜まらず、延々と本調子で活動ができる。この加護は自身の意志で解くことはできない。

 

不眠(ふみん)の加護~

 睡眠を取らずとも生きていけるようになる加護。眠気は一切感じずに延々と活動することができるが眠ることもできない。この加護は自身の意志で解くことは不可能である。

 

不屈(ふくつ)の加護~

 痛みや苦しみを感じることがない加護。肉体を切られようとも首を落とされようとも水に沈められようとも痛みや苦しみを一切感じることがない。この加護は自身の意志で解くことは不可能である。

 

不羈(ふき)の加護~

 災禍や血涙といった能力をすべて無効化できる加護。杭や剣に加護を付与することが可能なため、相手を弱体化させるような使い方もできる。この加護は自身の意志で解くことが可能。

 

 

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【吸血鬼:用語集】

(てつ)(あめ)

 アモンアノールやアモンイシルの城壁から鉄製の武器が一斉に空へ放たれ、雨のように降り注ぐためにそう名付けられた。立ち止まればたちまち肉塊へと成り果てる。

 

 

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【吸血鬼:人物集】

~食屍鬼 :鎧型(よろいがた)

 ストーカー卿によって改良された食屍鬼。

 銀を帯びた肉体の所々に鋼の破片が埋め込まれ、涎を垂らしながら歯軋りの音と鋼が擦れ合う音を立てる。通常種よりも『肉体の重量と頑丈さ』と『腕力や脚力』を大幅に向上させた。

 特に頑丈さに関しては杭を心臓まで突き刺すのは非常に困難。ルクスαで斬りかかろうとすれば刀身が容易く折れるほどの強度を持つ。一度でも捕まれば背骨をへし折られ、身体に埋め込まれた鋼の破片で八つ裂きにされてしまう。

 しかし鎧の重量に肉体が追いついていない為、『歩行速度』は大幅に低下している。子供ですら逃げ切れるほどの足の遅さ。

 

暴君百足(ぼうくんむかで) :Tyrant(タイラント)

 八ノ眷属ゲリュオンが従える暴君ムカデ。

 その全長は二百メートルを優に超える。外殻は鋼鉄で覆われており、口元には回転する螺旋状の切削工具が二つ付いている。下腹部に生えた無数の人の手足で高速移動し、壁や天井を這いずり回ることが可能。

 捕食する際は口元の切除工具で粉々にしてから飲み込むか、下腹部に生えた無数の手足で対象を拘束してそのまま丸のみにする。

 本体は人の手足の奥に紛れ込む男爵か子爵。この核を潰せばたちまち絶命する。

 

~食屍鬼 : 幻影(げんえい)型~

 体内から肌の上に膨れ上がるほど凹凸の激しい肉体を持つ食屍鬼。本来の能力は通常の食屍鬼と変わらないが損傷を少しでも与えると、周囲に失明するほどの閃光と鼓膜が破れるほどの大音量の鳴き声を放ち、眩暈やショック状態を引き起こさせる。

 しかしこの幻影型は現実に存在するわけではなく、アルゴスが幻影として見せているもの。またこの閃光を受けた者はアルゴスに視界を奪われてしまう。

 

 

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血涙(けつるい): 抽象化】

Phantasm(ファンタズム)

 キリサメが考案し、アレクシアがアルゴスへ与えた新たな名。自身の周囲に青色の粒子を漂わせ、今まで吸収してきた眷属の姿に変化させる力。眷属の細かい容姿は再現不可能だが大きさはそのままの大きさとして呼び出される。

 眷属特有の戦い方を自分の意志で指示することができるため汎用性が高い。

 

 キリサメ曰く、能力名の由来は「んー……アルゴスは俺たちに幻影を見せてきただろ? その力に相応しい名前って言ったらこれかなってさ。ファントムでも良かったけど、なんか違うなってなったんだよなぁ……」

 

Enhance(エンハンス)

 キリサメが考案し、アレクシアがゲリュオンへ与えた新たな名。右の瞳にある十字架の瞳孔を逆十字架へと変化させて自身の身体能力を向上させる力。

 当人が『背負うもの』の重さによって向上する身体能力が大幅に変化する。『背負うもの』の対象となるのは物質ではなく『背負った罪』や『託された想い』となる。本編の中ではヘレンと互角の身体能力を見せた。

 

 キリサメ曰く、能力名の由来は「ゲリュオンは能力がないしシンプルに身体強化系だと思ったてさ。だから名前もゲームとかアニメとかでよくあるエンハンスにしたんだ……って、なんかあんま深く由来を考えなくなってきてるような……?」

 

 

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 2024/02/05

 来週から新章『10:Divine Trial ─神命裁判─』を更新予定です。

 

 

 

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