私たちはレイラと遭遇後、地下通路を歩き続けた。
空気はさらになまぬるく、呼吸がしづらくなるほど甘い匂いでむせ返り、心臓の鼓動音はより身体の芯に響いてくるようになる。
「止まれ」
「えっ、なにが──ひゃっ!?」
坂道となった通路。
私は立ち止まったが、突然のことでセラは右足を一歩だけ踏み出してしまう。
「な、なにこれ……? 水?」
セラの足首まで浸かるのは液体。
奥の様子を確認してみると、通路自体が液体のようなもので沈んでいた。セラはしゃがみ込み、ランプで照らして確認を始める。
「ちょっとヌルヌルしてるし、なんか白っぽいよね?」
「この液体は──」
乳白色でややヌメリがある液体。
生ぬるい空気とむせ返るほどの甘い匂いは、この液体から漂っているらしい。私は少しだけ考える素振りを見せ、こう結論付けた。
「──羊水か」
「えっ?」
「ヴェルナタが異形共を産むときに流した羊水だ」
妊娠した母親のお腹の中──そこに宿した胎児を守るための羊水だと。
「ま、待って? じゃあ、こんなに浸水してるのって……」
「"産み続けた異形共の量"を意味するだろうな」
水底は決して浅くはない。
視認する限りでは太もも辺りまで水位はある。ここまで浸水しているのは、膨大な異形共を産み続けてきた表れだった。
(血涙を使えば濡れずに通れるが……この女がいる間は不可能か)
血涙を多用すれば液体に浸かることなく進行可能。
しかしセラが同行している以上、人間離れした力を扱うことはできない。私は坂道をじっと見つめた後、小さなため息をついて、
「進むぞ」
「えっ、ちょっ、ほんとに言ってる?」
右脚を踏み出して羊水の底へと浸からせた。
タイツ越しに感じるぬめぬめとした感触と生ぬるい水温。不快感を覚える私を他所に、セラは顔を強張らせてためらう。
「ついてこないなら置いていくだけだ」
「うっ、わ、分かった! が、我慢する……!」
覚悟を決めたセラはそぉーっと一歩ずつ羊水へと足を踏み入れた。その表情は徐々に引き攣り、ぎこちない笑みをこちらにゆっくり向け、
「い、いこ? できるかぎり、早くっ……」
「……ああ」
早く終わらせたいと言わんばかりに一歩ずつ前進していく。 私は真顔のままそう返答し、この女の隣で黙々と歩くことにした。
「あなた、よく平気な顔でいられるよね……」
「血だまりを潜ったときよりマシだ」
「えっ、何それ?」
脳裏を過るのは二年前のドレイク家の館。
眷属のラミアを始末するために、同じような地下通路で血だまりの中を潜り、向こう岸まで潜ったことがある。
「教える義理はない」
「ま、待ってよ! すっごく気になるんだけど!」
詮索しようとするセラを置いて、ぬめりのある羊水の中、両脚を動かしてただひたすらに突き進む。
「ア、あ、温かいっ……」
「マ、マ、ママっ……」
「……っ! な、なにこの数……?!」
見えてきたもの。
それは異形共が通路の隅に屈んで何かをぼやいている姿。その数は膨大なもので地上の群れよりも多い。
「ね、ねえ! や、やっぱり引き返そうよ!」
「……いや、このまま進む」
「待ってよっ!? い、いま気付かれたら逃げられな──」
しかし怖気づくことなくそのまま進もうとする。
そんな私が命知らずに見えたのか、セラがこちらの片腕を両手で掴んで必死に止めてきた。
「私たちはとっくに気が付かれている」
「は、はいっ!? じゃあなんで襲ってこないの……?」
「知らん。だが今の異形共は……私たちよりも優先すべきことがあるらしい」
異形共は動こうとはしない。
ただ羊水の中で物思いにふけているだけ。その姿はまるで母親のお腹で安らぐ胎児のよう。
「このまま進むぞ」
「お、襲われたら恨むからねっ……?」
「恨めばいい。あの世でな」
私たちは今のうちに突き進む。
間違いなくヴェルナタはこの先にいるが、私たちは常に異形共に囲まれた状態。数センチ横を通り過ぎるたび、セラが呼吸を止め、顔を青ざめる。
「……ここは」
何事もなく辿り着いたのは地下空洞。
球状の地形に、未だ乳白色の液体に足元は満たされている状態。直径は数十メートルにも及び、天井にはへその緒のような管が無数に連なっていた。
「うーん、暗くて何も見えない。……あっ、あれって火を付ける場所だよね?」
セラは手に持っていたランプを照らし、火を灯す台座のような場所まで、液体の中を歩いて向かう。
(ヴェルナタはどこにいる……?)
感じ取れないヴェルナタの気配。
私は辺りを警戒しながらもセラの動向を遠目で見守った。
「これで部屋が明るくなるはず……」
そう言って中央の台座にランプから火を灯す。
瞬間、中央から左右に火が分岐し、空洞の壁沿いに何重もの円を描くようにして天井まで上り始めた。暗闇に閉ざされていた空洞は見違えるほど明るくなり、私たちは視線で火を追って、顔を上げ、
「えっ──」
「……なるほど」
息を呑んだ。
地下空洞の天井に張り付いた巨大な肉塊。痙攣するように蠢き、それはどこか女体の形を模した肉塊。異常に膨張した腹部、胸部から浮き出る胎児のような顔。
足はない。血管のような触手で天井に固定をされていた。
「貴様が──ヴェルナタか」
もはや人の面影などない。
胎児を産み続けるためだけの存在、いや
「オゥア"ア"ア"アアッッ……!」
「ひぃいっ……!?」
短い悲鳴を上げるセラ。
乳白色の液体に波紋を起こすほどの叫び声を上げ、ヴェルナタは地下空洞内に連なっていたへその緒を一斉に私たちへ伸ばす。
『ああ……また二人、うまれそこねたのね……』
「……この声は」
「今の、なにっ!? 頭の中に、聞こえてっ……!!」
脳内に響いてくる女性の声。
セラは両手で頭を押さえ、後退りをして身動きが取れない。
「うっ、おぇえっ……げほっごほっ……」
(寄生体の成長が進んでいるのか?)
さらに嗚咽を漏らしお腹を押さえる。
私はヴェルナタの干渉で成長が進んでいるのだと睨み、左手に銃を構えて、付属した発射口から銀の杭を撃ち出す。
ガァンッ──グチャッ──
「時間との勝負か」
一本目は液体の底の床に、二本目は天井のヴェルナタの肉塊。
天井へ右手を伸ばして引き寄せれば、ルクスシステムの磁力で自身の身体を一気に飛ばし、数十メートルもの高さがある天井へ距離を詰めた。
「シュルシュルッ」
「邪魔だ」
四方八方から迫りくるへその緒の触手。
私は逆さまの体勢へ変えると、もう一丁のディスラプターβを右手で引き抜き、的確かつ乱射して無数の触手をすべて撃ち抜く。
「シュルルッ」
「ヌチュッ」
弾丸が尽きたタイミングを狙い、ヴェルナタから直接伸びてくるやや太めの触手。私は握っていた二丁から、空の弾倉を二つ落とし、
「受け取れ」
ブチャァアッ──ッ
足の甲で一つずつ蹴り上げ、二本の太い触手を粉みじんにした。そのまま流れるようにリロードし、ホルスターに仕舞う。
「オオォアァア"アァアッッ!!」
「今度は貴様の番だ」
右手で刀剣を引き抜き、左手で磁力を使いヴェルナタへ更に距離を詰める。触手はある程度排除した。そう簡単には止められない。
「未来永劫、この世に生まれ変わることなく──」
「オァアァアアッ」
狙いを定めるのは膨らんだ腹部。
斬り刻んでしまおうと刀剣を逆手持ちに切り替え、その距離を一メートル未満まで近づけた瞬間、
グチャアァアッ──
「──」
巨大な腹部が開いた。
まるでツボミから花を咲かせるように。中央にはめしべのような触覚があり、みるみるうちにその姿は、
『アレクシアちゃん、お帰りなさい』
「……っ」
シーラの姿に変わった。
私の記憶にあるままの笑顔。刀剣を振るおうとした右手が一瞬だけためらいを生み、
「だめッ、離れて!」
セラの呼びかけと共に開いていた腹部で一瞬で閉じようとする。私を捕食するように、包み込むように。
「小賢しい真似を」
最初に突き刺した液体の底の銀の杭。
左手を向け、引き寄せて身体を後退させる。その最中に閉じかけていた花弁のような肉塊を斬り裂いて、なんとか呑み込まれずに済んだ。
「オォオアァアアァアッ!!!」
ブシャアァアァアッ──
「目くらましか」
だがヴェルナタが膨張した腹部から噴き出した乳白色の液体。私の全身に降りかかって、視界を奪われてしまう。
「ヌチュ、ズルッ、ギュチィッ……!」
「──ッ」
首元に巻き付いてくる太い触手。
感触的にはヴェルナタが自ら伸ばしたものだと理解が及ぶ。
「オォオアァアァッッーー!!」
ギチ──ギチィッ──ッ
(……締め上げるつもりか)
私の身体は触手一本で宙に吊られた状態。
更には呼吸ができないようギチギチと首を締め上げてくる。
(一度距離を置くべきだな)
左手を向けたのはヴェルナタの肉塊に刺さった銀の杭。
磁力で自分の肉体を引き上げ、逆さまの状態で首に巻き付く触手を斬り捨てようとした。
『マリアァアーーッッ!!』
「っ……!」
脳裏に響いてくる怒声。
それは最初の人生で引いた過去最悪の母親の怒声。記憶に刻み込まれた怒られる前の幼少期の予兆。私は反射的に身体をびくっと震わせてしまい、
「グチュ……ッ! ヌチィイィッ!」
「ズルズルッ、ズチュ……ッ!」
「……っ」
その隙に私の四肢へ触手が巻き付く。
凄まじい締め付けと肌に張り付く肉の感触。即座に振りほどこうと指先を動かした途端、
ドォオォンンッ──ッ
「──ッ!」
触手に拘束されたまま硬い壁へと叩きつけられた。
石材の破片が脇腹へと突き刺さり、真っ赤な血液がポタリと流れ落ちる。
「オォアァアッ!」
ドォンッ、バァアンッ──バキンッ──
「ねえ、や、やめてよ……それ以上、やったらその人っ……」
何度も何度も硬い壁へと私を叩きつける。
肉が潰れる音と骨が折れる音が全身を駆け巡った。セラは顔を青ざめ両手で口を押える。
「オォオアァアァアァッッ!!」
ザブンッッッ──
最後に叩きつけられたのは乳白色の液体の底。
ぬめっとした水飛沫が上がり、声もない静寂が訪れる。セラは両手を震わせて、一歩、二歩と後退りをした。
「シュルシュルッ!」
「きゃあぁああぁっ!?!」
身体に巻き付くへその緒。
抵抗する間もなくセラの身体は浮かび上がり、どんどん天井に張り付いたヴェルナタの元まで連れていかれていく。
『わたしの中、あなた……きっと、きれいに産まれる……』
グチャアァアッ──ッ
「い、いやっ、いやぁあぁああっ!!」
セラの脳内に女性の声が聞こえれば、膨張した腹部が花弁のように開いた。そこは優しくもあり居心地の良さそうな空間……そう感じ取ってしまい、セラは必死に暴れ回る。
『産まれなおして……産まれなおすの……っ』
「た、たすけっ……たすけてっ、たすけてぇえぇえぇえッッ!!」
胎内へと呑み込まれそうになりセラが悲鳴を上げた──瞬間、
「──ファンタズム」
「ア"ァア"ァアアァッッ!!?」
冷め切った声と共に、セラを拘束していた触手が切断され、ヴェルナタの肉塊が一瞬にして斬り刻まれた。
「お、落ちッ──きゃあぁああぁ!!」
グルグルッ──
「……えっ? これって」
自由落下を始めるセラの肉体。その身体へ巻き付くのは青い粒子によって形成された一本の蔓。静かに地上までセラを下ろせば、すぐに私の姿を見つけた。
「なに、あれ?」
しかしセラは呆然とする。
それもそのはずだった。何故なら私の背後には、
「吸血鬼の……怪物?」
眷属ラミアの姿が見えるから。
青色の粒子で召喚したため細かい容姿は再現できない。だが大きさはそのまま。つまりヴェルナタと五分五分の大きさを持つということ。
「私から離れていろ」
「……っ! う、うん」
紅い左目を見たセラは即座にその場から離れる。
先ほど負わされた傷は『スパイラル』と呼ばれる血涙の力で完治済み。私は天井を見上げると、ヴェルナタを睨み、
「アレを引き剥がせ」
背後にいるラミアへ命令を下す。
するとラミアは巨大な花弁と融合させた上半身を動かしてニタッと笑みを浮かべると、自身の太い蔓を一斉にヴェルナタへ伸ばす。
「オォオアァアァアッッ!!」
バチンッ、グチャッ──バチィイィンッ──ッ
ヴェルナタのへその緒の触手とラミアの太い蔓。
互いに衝突し合い、互いに絡み合い、引き千切っては切断するを繰り返す。だが優勢なのは、
「オア"ァア"ァアッ!!?」
「その程度か?」
こちらが具現化させたラミア。
人骨が埋められた太い蔓で天井の肉塊を引っ叩けば、ヴェルナタが悲痛な叫び声を轟かせた。一度ではなく、何度も何度も鞭打ちさせ、
「ア"ァオォッ、ア"ァア"ァアッッーー!!」
「いつまで見下ろしている?」
肉塊と天井を繋ぎ止めていた血管へ、ラミアに蔓を薙ぎ払わせ、
「落ちろ」
「オォギア"ァアーーッ!!」
切断した。
私は冷めた眼差しで眺め、ラミアは背後で無言の中指を立てる。ヴェルナタは真下へ成すすべなく落下し続け、乳白色の羊水へと着水した。
「……」
「す、すごい……」
遠くで圧巻しているセラ。
私は無言のままブクブクと泡立っている羊水を見つめていれば、
「オォアァァアアァアッ!!」
水面下で距離を詰めてきたようでヴェルナタが一気に浮上し、私に覆いかぶさるようにして奇襲をしてくる。
「マスカレイド」
冷静に左手で顔の左半分を覆う。
そして女の仮面を装着すると、私の影から仮面を付けた女の頭部が二体現れて、
ドスンッ──ゴツンッ──ッ
「オォオァッ、ア"ァア"ァアッ!!」
膨張した腹部に一発、ヴェルナタの顔面に一発と強烈な頭突きを食らわせた。その威力に巨大な肉塊は向かいの壁へ衝突する。
「その紅い左目……あなた、もしかして」
疑念を宿しながらこちらへ近づいてくるセラ。
覗き込むようにして注目するのは私の紅い左目。
「灰被りの聖女──アレクシア・バートリなの?」
「……」
「ねえ、そうなんでしょ?」
私は口を閉ざし、視線を合わせもせず何も答えなかった。血涙の力を見せてしまった以上、隠し通すことはできない。今できるのは沈黙のみ。
「ッまァあ"あ"、うッ……エルネ……す……と……」
「……? 今の声って……」
「エル……ネスト……」
ヴェルナタの声ではなく女性の声。
先ほどの脳内に響くようなものではなく、苦しそうに、助けを求めるような震えた声。
「わたし、あなたに……母って呼んで、ほしかったのに……」
「もしかして日記に書いてあった……フィリアさん?」
それは醜い姿になる前の、人間だった頃のフィリアの声。
それはどこかで聞いた、誰かを信じて生きた人間の女の声。
彼女は愛していたエルネストという男の吸血鬼。彼の名前を寂しそうに呼んでいた。
グチュッ──ボトッ──
「ねえ……これで、産めたよ……ほら……ちゃんと、できたっ……」
「……っ」
「わたし、たちの……赤ちゃん……」
膨張した腹部から産み落とされたのは小さな肉の塊。
生きているのかまだ小刻みに動いている。セラはあまりにも過酷で残酷な現実に目を瞑って、顔を逸らしてしまう。
「あ"ァあオッ、オア"ア"ア"ァァアッッ!!」
跳ね上がった声。
もうフィリアとしての記憶が、怪物ヴェルナタとして沈む。
「……慈悲は与えん」
「オォアァアァアッッ!!」
「私はただ、貴様を始末するだけだ」
水底に沈んでいた刀剣を右手の磁力で引き寄せ、逆手持ちへと切り替えた。そこに同情も慈悲もない。あるのは元凶であるヴェルナタを始末する冷めた意志だけ。
「オォアァアァァアアアーーーーッッ!!」
乳白色の羊水を掻き分け、がむしゃらに突進してくるヴェルナタ。更には私を取り囲むようにして、水面からへその緒の触手が一斉に襲い掛かってくる。
私は顔の左半分に付けていた女の仮面と女の頭部を消すと、
「ペンデュラム」
そう呟いて、紅い左目に古時計の写像を浮かばせた。
瞬間、触手はその場にピタリと停止してしまい、一ミリたりとも動くことはできなくなる。
「オォアァアアァアァッ!!」
「エンハンス」
目前まで迫った巨大な肉塊をいかした突進。
私は自身の身体能力を大幅に向上させ、その頭部を左手で軽く受け止めた。私は一切後退せず、代わりにヴェルナタの巨大な肉塊が衝撃によって宙へと軽く浮く。
「オーメン」
刀剣を床に刺し、右手を振り払い、蒼色の上製本を裏側かつ見開きの状態で持つ。左目には砂時計の写像と共に『666』という数字が浮かび、
「オァッ、オォオアァァアッ!!」
本を表側に向ければ、蒼色に発光する文字がいくつも飛び出す。
その文字は崩れそうな天井へと刻み込まれる。すると刻み込まれた箇所が蒼く発光し、
ドガァアァアッ──ッ
「ア"ァァア"ア"ァア"ッ!!」
私が自分の意志で操り、一斉にヴェルナタの肉体へ瓦礫の雨を降り注がせた。次々と乗せられていく瓦礫に、ヴェルナタは次第に動けなくなっていく。
「インフェルノ」
右手から本を消し、右手に纏うのは蒼色の獄炎。そのまま床に突き刺した刀剣を逆手持ちで引き抜き、その刃に獄炎を纏わせる。
「オォア"ァアァアッ、オォオア"ァアッ!!」
「母親のまま……貴様を終わらせてやる」
受け止めていた左手をヴェルナタの頭部から離す。
一歩だけ距離を取り、逆手持ちにした右手の刀剣を後ろへ引く。
「未来永劫、この世に生まれ変わることなく──」
左目から放つのは紅い閃光。
口から吐き出すのは冷めた吐息。
私は目の前で蠢くモノを、
「──永久に眠れ」
「オギャァア"ァア"ァァア"ァア"ッッ!!!!」
瓦礫の山ごとヴェルナタを真っ二つに斬り裂いた。