マギアレコードRTA noDLC みかづき荘チャートAny% 作:なぁ……相撲しようや……
続き、やっていきます。前回は魔法少女の援軍がやって来たところで終わったのでした。
えーと、アザレア組で三人、水名組は五人、ななか組五人にかもれで三人、それにソロ勢を纏めて数えて七人……援軍だけで二十三人。見滝原組とチームみかづき荘も合わせて、合計で三十三人。なんだこの大所帯。劇場版のオールスターズみたいな事になってます。
実力の高い魔法少女が多いので別に烏合の衆というわけでもなく、当然ながらオートでも余裕で神浜聖女のウワサの分離に成功しました。いくらウワサと融合したマミさんといえど、固有魔法による幻惑偽装隠蔽誘導というてんこ盛りを喰らっては行動不能に陥るようで。
動けない内にゴーグルさえ外してしまえば、見滝原勢とゆりちゃんでウワサの分離程度どうにでもなります。言ってしまうと理想と本音それぞれの面におけるマミさんの理解者である見滝原勢だけで十分ですが、まぁ念の為にね?
今思ったんですが杏子ちゃんは風見野市の魔法少女なんですけど見滝原勢に含んでいいんですかね? マミさんも戻ってきた事ですし、見滝原勢はPMHQと呼ぶ事にします。ピュエラマギホーリークインテットの略です。原作の原作の劇場版(叛逆の物語)で五人がそう名乗っていました。命名主は不明。個人的にはほむらちゃん説が好きです。
残った神浜聖女のウワサの本体ですが、マミさんと分離した事で弱体化しているため特に問題はありません。なんなら殺さないよう手加減する必要が無くなった分、マミさんより楽な疑惑が。オートのまま一分置いたらみんなが勝手に調理しておいてくれました。南無南無。
救出対象の全救出も既に完了しているので、これにて第八章の終了条件は達成……あっ、受信ペンダントのウワサの処理やってない。今のうちに一緒にやっておきましょう。
受信ペンダントのウワサの本体たるフラワースピーカーのウワサは、マギウスの翼の持っているペンダントを破壊する事で出現します。ペンダントを取り外して羽根を正気に戻す事はセーフという心の広いウワサですが、流石にレシーバーのペンダントを壊されたらキレるらしいので、ぶっ壊してさしあげろ。
マミさんのついでに対処されて近くで伸びている羽根のペンダントをもぎ取り、マギアを使って壊します。ウワサ由来の物だからかやけに耐久力が高いのでタイム重視のマギアぶっぱです。この魔力消費でソウルジェムは少し濁ってしまいますがドッペルあるし大丈夫やろ。
事前の予測通りフラワースピーカーのウワサが出現しました。手動操作で戦闘を行います。一応オートでも勝利は可能かもしれませんが、ウワサの音波による範囲攻撃が変な刺さり方をして負けても困るので、堅実に行きます。
フラワースピーカーのウワサの攻撃手段は音波のみです。物理的な衝撃を伴う物と、精神に作用する物の二種類が存在します。前者はまぁダメージを受けるだけなのでそこまで厄介ではありませんが、問題は後者。広範囲に幻惑と魅了の状態異常をばら撒いてきます。確定ではなく確率ではあるもののその確率自体は全然高い数値であり、これで過半数が状態異常になってしまうと戦闘が遅々としてしまう可能性があります。
これの対策として、状態異常回復を使用します。ゆりちゃんは使えませんが、かこちゃんが能力として、いろはちゃんがスキルとして状態異常回復を持っているので、手動で指示を出して使わせます。かこちゃんはともかくいろはちゃんが使ってくれないんですよオートだと。指示出しをする分タイムは伸びますが、フラワースピーカーのウワサによる遅延行為を防止できるという安定を取っている分仕方ありません。
誰かが魅了を喰らうとその瞬間を読心してしまう都合上ゆりちゃんも確定で魅了になってしまうので、指示出しだけしたら後は放置します。どうせ動けないし。
少し時間が空くのでぇ、みなさまのためにぃ、こぉぉんな動画をぉぉぉぉぉ……
ご用意出来ませんでした(ネタ不足)
大きな遅延も無く、フラワースピーカーのウワサの撃破に成功しました。羽根の暴走が止んだので、フェントホープ攻略に取り掛かれるようになりました。まずは戦力の確認から行います。
フラワースピーカーのウワサ戦における重傷者はゼロです。素晴らしい。そもそもフラワースピーカーのウワサが状態異常主体の戦術だからというのはありますが、それにしても一人も負傷しなかったのはラッキーです。この後の決戦にこの戦力をそのまま流用するつもりなので、本当に助かります。
それで、マミさんの様子なのですが……ものっそい塞ぎ込んでいます。戦力として全くあてになりません。これ決戦前に立ち直りそうにないんだけど大丈夫なんですかね?
具体的に何を思っているのか覗き込んでみると、第六章の時にいろはちゃんの手を吹き飛ばしたのが相当ショックだったようです。欠損を伴うレベルの傷を直接的に誰かに負わせたのはあの時が初めてで、魔法少女としての理想を抱えたマミさんとしてはあれはどうしても許容できない行為であり、いくらウワサに洗脳されていたとはいえ自分を許す事が出来ないみたいです。このまま放置してたら次の日に自室でマミってそうな勢いです。あかん。
え、えっとえっと、どうしようこれ。いくら本心を容易に覗き込めるゆりちゃんといえど、これに関してはデリケートな問題なので安易に触れません。本人の哲学に関する事ですから、数度だけ顔を合わせたぐらいしか関わりの無いゆりちゃんではダメなんです。
とりあえずいろはちゃんにマミさんの内心について共有して、手を飛ばされた事について気にしていないと言わせます。そして後はPMHQの面々に丸投げします。君達で話し合ってくれ。
◇◇◇◇◇
「いいんです、その事は気にしてません。ほら、ちゃんと治りましたから」
手を振って見せるけれど、巴さんの表情は晴れません。
「確かに魔法少女なら失った手足を治す事だって出来るし、痛みだって遮断出来るわ。だけど、感情までは消せないのよ」
「感情、ですか?」
「えぇ。私と対峙して手を撃たれた時、怖かったでしょう。このまま殺されるかもしれないって、恐ろしかったでしょう。そういう気持ちを与えてしまった、その時点で私は先輩として失格なの……!」
確かに、あの時は刺し違える事になるかも、とは思いました。でもそれはお互いに何か譲れない物があって戦っていたんですから、仕方のない事、だと私は思います。
「なら、責任を取ってもらおうじゃねーの」
それを言ったのは、佐倉さんでした。
「アンタはいろはに精神的な傷を与えた。その償いとして、マギウスと戦え。あたしらと一緒に、な」
「マギウスと……?」
「元はと言えば全部マギウスの仕業だ。マギウスがいなければ、そもそもマミといろはが戦うなんて事にはならなかった。だからマミは何も悪くねぇよ。……だけど、それじゃあんたは納得しないんだろ? なら……もう一度言うが、あたしらと一緒にマギウスと戦ってくれ。償いとして、な。いろははそれでいいだろ?」
「はい。マミさんがいるなら、とても心強いです」
私たちの目的はマギウスを倒すことではありませんけど、マギウスの目的を止める上で戦う必要はありますから。
「もしも納得いかないって言うんだったら、その時はゆっくりと腰を据えて話し合おう。ただし、マギウスを倒した後でだ」
佐倉さんが差し伸べた手を、少し迷いながらも、巴さんは握り返しました。
「そう、ね。私の贖罪がどうのという前に、マギウスの企みは絶対に止めないといけない。分かったわ。私にも手伝わせて」
先送りかもしれないけど、今のところは巴さんも立ち直ってくれたみたいです。私が知る巴さんはマギウスに入ってからの姿ばかりでしたから、胸の内に抱えている感情なんて全く分からなくて、記憶ミュージアムでの事を気にしてたって全く気づけていませんでした。
「あぁ。後悔させてやろうぜ」
……思ったんだけど、灯花ちゃん、私が思ってるより何倍も恨み買っちゃってる?
◇◇◇◇◇
ここからマギウスの本拠地に攻撃を仕掛ける訳ですが。本拠地であるホテルフェントホープの位置の特定は既に済んでいます。以前みふゆさんから抜き取った情報の中にフェントホープの所在もありました。
この情報を元に早速フェントホープに……と言いたい所ですが、ゆりちゃんの心読魔法の存在を知っている里見灯花が、フェントホープの所在をまだ発見されていないという楽観的な視点のままでいるなんてそんな事、あり得るのでしょうか? 何かしらの対策は施してあるはずですから、浅慮な行動は危険かもしれません。
本拠地の移動、ぐらいはやってそうですね。フェントホープそのものの位置は簡単には変えられないでしょうけど、その入り口である万年桜のウワサであれば比較的動かすのは容易なはずです。
原理はよく分かりませんが万年桜のウワサを経由しないとフェントホープには辿り着けないようになっているらしく、万年桜のウワサの発見が必須である以上、いろはちゃんの記憶にある位置から動かされていた場合はかなり面倒です。北養区の山中をしらみ潰しに探していかなければならないという事ですから。
警備の強化、についてはあまり行われていなさそうです。根拠としては雫ちゃんの存在が挙げられます。
彼女は元マギウスの翼であり、マギウスが受信ペンダントのウワサの使用を決定した際、同じマギウスの翼である観鳥令と牧野郁美の手ほどきによって洗脳を解かれ、脱走してきました。
仮にフェントホープへ配備される羽根の数が多くなっていたとしたら、彼女の脱走は失敗に終わっているはずです。なのでこの点についてはそこまで心配しないでも良い、はず。希望的観測かもしれませんけどね。
……ヨシ! まずは以前に拾ったフラグからいろはちゃんの知る万年桜のウワサの場所へと行き、移動していなければそのままフェントホープへ突入、移動していたなら捜索を行います。
策士が相手であれば愚直な行動も案外有効なはず。もし仮に何かしらのガバが起きたら万年桜の下に埋めて貰っても構わないよ。
既に受信ペンダントのウワサが消滅済みで特に防衛目標も無いので、戦力の集結を行います。まずはヘリポートから調整屋に全員を移動させます。雫ちゃんがいるので労力はほほはぼゼロですゼロ。やっぱり制限なしのワームホールって便利。里見灯花が強引に洗脳を施してでも欲しがった理由も分かります。
調整屋にはちゃんと全員いま……いやみたまさんいねぇな。単にトイレ行ってるだけみたいです。まぁみたまさんだったらこの場にいてもいなくても変わんないか。
ここにいる魔法少女をマギウス戦に参加させたい訳ですが……ワルプルギスの夜のような目に見える分かりやすい脅威が無い以上、マギウスという組織そのものの説明を行う必要があります。
魔女化の説明をするのは正直言うと面倒なんですが、要所をぼかしてマギウスと戦ってほしいという事しか言わなかった場合、常盤ななかと遊佐葉月による質疑応答タイムが挟まってもっと面倒な事になります。だから多少時間がかかってでも最初から誠実な対応で行きます。
◇◇◇◇◇
「あ、あら? 何があったのかしら?」
戻ってみると、調整屋が葬式みたいに暗くて重い空気に包まれていた。そんな空気と同じようにソウルジェムの濁った子も多くて、ここで何かしらあったというのは疑いようが無かった。
この状況はまずいわ。こんな事態になった原因について考える暇も無さそうね。これだけたくさんの子が同時にドッペルを出したら、ほとんど間違いなく建物が崩れる。それを狙った誰かの犯行、ではないわよね?
「あぁ、みたまさん。今マギウスについてみんなに話したんだ。魔女化についても。必要だったからさ」
ももこがそう報告に来て、私は現状を理解した。なるほど。魔女化の話なんていう魔法少女にとっての爆弾が投げられたら、それはこうなるわよね。どうしてくれるのこの雰囲気。部屋が壊れたら一体誰に修繕費を……いえ、ここって廃屋だから、どちらかと言えば代わりの場所の提供になるのかしら。ともかく、誰に請求すればいいのかしらね。
「今はちょうど魔女化をカミングアウトした瞬間で、各々にこの事実を呑み込んで貰うために待っている所なんだ」
少ししたら、ももこの言う通り、ゆりちゃんの演説が始まった。
「魔女化というのは魔法少女である以上絶対に避けられない。マギウスはそんなルールを、システムを変えようとしている。誰かの命を犠牲にする事で。だけど、その犠牲も本来は必要無い。私達が救済について理解し、お互いに助け合ってゆっくりと一歩一歩進めていけば、誰の犠牲もなく私達は自動浄化システムを手に入れる事が出来る。だから、一度マギウスの頭を冷やしに行こう。必ずしも犠牲を出さずともいいんだって、示しに行こう!」
そんなゆりちゃんの主張に、誰も彼もが賛同した。魔女化という絶望の中に垂らされた自動浄化システムという希望。本来は人柱の必要なそれが、何の対価も必要なく手に入るなら、それはみんな賛同するはずだわ。
悪い事ではない。むしろ良い事よ。わたしもマギウスのやり方には疑問を持っていた。誰かを犠牲にした救いなんて間違っているから。
いろはちゃん達に協力すべきというのはそうなんだけど、中立の看板はどうしようかしら。捨ててでもしっかりと協力したいけれど、でも中立の看板は看板で重要な物ではあるし……
◇◇◇◇◇
勧誘は成功です。調整屋にいる魔法少女全てが対マギウスに参戦してくれる事になりました。これで予定通り安全にエンブリオ・イブの攻略に勤しむ事が出来ます。
今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。
うん。またなんだすまない(なんならニ分遅刻)
まだ正月気分が抜けない……