魔法少女リリカルなのは with Dark_Matter 作:戸礼太
大覇星祭の裏側
学園都市。
東京西部の未開拓地を切り開いて作られた街。
面積は東京都の三分の一ほどで、外周は高い壁で覆われている。
人口はおよそ二三〇万人、その八割は学生である。
ありとあらゆる科学技術を研究し、学問の最高峰とされるこの街には、もう一つの顔がある。
人工的かつ科学的なプロセスを経て組み上げられた、超能力者養成機関である。
学生を対象に『開発』されるこの能力は各人によって様々な種類に分かれるが、その価値や強さ、応用性などによって、
能力者の中でも最上位の
また、
第一位『
能力者名:unknown
第二位『
能力者名:
第三位『
能力者名:
第四位『
能力者名:
第五位『
能力者名:
第六位『unknown』
能力者名:
第七位『unknown(原石)』
能力者名:
九月頃になると、当然学生の街である学園都市でも"そういう"催しは行われる。
『大覇星祭』
学園都市で毎年七日間に渡って開催される行事で、いわゆる大規模な運動会である。
一般的な運動会とは異なり、大覇星祭は学園都市の全生徒が学校単位で参加。
その様子はテレビ局によって全世界に配信され、生徒の父兄には、学園都市の内部が一部開放される。
そして何よりの違いは、全ての種目が能力者達によって競われる事にある。
そして上層部の意向により、今年の大覇星祭の選手宣誓のデモンストレーションを、
これにより、学園都市の運営委員会が、各
交渉は運営委員会が予想した通りにうまくいかなかった。
第一位の交渉に向かったネゴシエーターはなぜか瀕死の重傷で発見され、第三位は本人が通う常磐台中学校側から辞退され、暗部に所属している第四位にも、もちろん断られた。
第六位は八方手を尽くしたが、影も形も掴めず。
そして、第二位の場合は_、
学園都市には『闇』が存在している。
第二位は現在、とある暗部組織のリーダーを務めている。
彼以外にも、第四位の
第一位も幼少の頃から暗部に関わり、研究所に放り込まれ、たらい回しにされていたという。
おそらく第七位以外の
第五学区某所。
とある高層ビルに、一人の少年が入っていった。
このビルは一見、高級ホテルの内装になっているが大半はデコイであり、学園都市に潜む暗部組織のアジトなのだ。
そしてこの少年は、その組織の正規要員。
名前は
学園都市の暗部組織『スクール』のメンバーで、無数のケーブルを生やした特殊ゴーグルがトレードマーク。
実力の自認は
ゴーグルは情報の分析・抜き取り・転写等をこなす一方、能力のスイッチの役目も果たす。
これにより彼は
かつて
その際に何らかの懐柔工作を受け『スクール』入りした。
彼はいつものようにアジトに入る。
「ちースッ、遅れまし……」
次の瞬間、少年は目を疑った。
「ええっ!?何スかコレ!!敵襲っスか!?」
広いホテルの豪華な内装の部屋だったはずが、床はひび割れ、窓ガラスは吹き飛んで吹きさらしに、粉々に砕けたガラスや観葉植物、家具の破片や残骸が散乱している。
少し破れたソファーには、派手なドレスを着た十四歳ぐらいの少女が座ってネイルエナメルを塗っていた。
部屋(廃墟?)の少し奥には、脚の折れた椅子に機嫌の悪そうに腰掛けている垣根帝督の姿が見えた。
ドレスを着た少女がため息混じり垣根の方に目をやりながら言う。
「違う違う、彼が暴れたの。危うく私まで巻き込まれるところだったわ」
「?垣根さんが?」
少女の名前は
彼女もまた『スクール』に所属する一人で、今の所、垣根帝督の次に古参でもある。
見た目や服装通りにお小遣い稼ぎと称してホテルで男と会う等とキャバ嬢紛いな仕事もしているが、身体は売らずに話し相手になるだけらしい。
銃火器の扱いに慣れていて小型拳銃や小型のグレネード砲をスカートで隠された足のホルスターに携行し、また重機の操作もできる。
曰く「本物の感情を偽りで塗り潰す」という、哀しく、恐ろしい能力である。
対象と「親密」になって敵意を奪ったり尋問する事に役立つのだが、中には「かわいさ余って憎さ百倍」という人間もいる為、逆効果になる事もあり得る。
獄彩海美が溜め息混じりに経緯を説明し始めた。
誉望万化が土星の輪のような頭全体を覆うような金属製のヘッドギアのようなゴーグルを着けながら、話を聞いている。
「はぁ……大覇星祭の……」
「どうコンタクトをとったのかは知らないけど、いつものエージェントが仲介に入って……」
彼女が続ける。
「まあ当然一蹴したんだけど、向こうもなかなかしつこくてね。イライラがつのって_」
※回想※
画面に『SAUNDOONLY』の表示が出ているノートパソコン。
それを通して『スクール』はエージェントとコンタクトをとる。
垣根帝督がイラついた様子で、
「いい加減にしろっ!
※回想終了※
「そしたら『………そーいうお子様にウケるビジュアルの能力じゃないかw』って」
不意に誉望の脳裏に、童話やおとぎ話に出てきそうな天使に混ざって背中から六枚の白い翼を広げてフワフワと飛ぶ垣根のイメージが湧く。
「ぶはッ」
思わず吹き出した。
すると、今まで壊れた椅子に腰掛けていた垣根帝督がガタッと音をたてて立ち上がる。
そして誉望万化の方を向いて、
「お前、今笑ったか?」
誉望は顔を青ざめ、手をあげて必死に首を横に振る。
最終的には第五位と第七位が引き受けたが、結果的には選手宣誓で失敗したらしい。
暗部編以降の流れはどれが良いと思われますか?
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旧作踏襲→StrikerS
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辻褄合わせの行間→StrikerS