リディアン音楽院の問題児   作:dedicates545

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 アンケートありがとうございます
 

 自分でうじうじ考えてるより


 聞いたほうが早いですね••


大人の中でも子供•子供の中でも大人

 

 

 

 目の前に、母がいる

 

 

 何故こんなところに

 

 

 母の顔を見る

 

 

 明らかに動揺している

 

 

 父の癌が判明したときでも、私の前では気丈に振る舞っていた母がである

 

 

 それもそうだろう

 

 

 母には一度も見せたことのない姿だったからだ

 

 

 

「未来ちゃん••••」

 

 

 

 こんな母の顔を見るのも初めてである

 

 

 

 

 

 母は児童福祉司

 

 

 父は陸上自衛隊員

 

 

 そんな2人の間に私は産まれた

 

 

 物心ついた時から、両親には心労をかけたくないと思っていた

 

 

 仕事上、父と母はよく家をあける

 

 

 そんな2人に代わって、中学に上がる頃には家事全般をこなせるようにはなっていた

 

 

 ただ料理というものはどうもうまく行かない時の方が多い

 

 

 父は治療に専念するため、自衛隊を退職した

 

 

 何にでもそうだが、病気の治療にはお金がかかる

 

 

 保険もおりていたが、お金が必要な事に変わりはない

 

 

 そんな中見つけたのが、今私が通っているリディアン音楽院である

 

 

 試験に合格して特待生徒になれば、学費が免除される

 

 

 少しでも助けになれば

 

 

 そう思った

 

 

 

 

 

 

「お母さん••••」

 

 

「未来ちゃん•••どうしたの?どこか怪我をしたの?

 

 それとも何か悲しい事でもあったの•••?」

 

 

 

 まずい

 

 

 早く何か良い言い訳を見つけなければ

 

 

 校医のウェル先生が遠くに見える

 

 

 こんなところに母が居るのは、十中八九謳歌さんの事だろう

 

 

 毎年この日は謳歌さんのカウンセリングをしているから

 

 

 

「う•••うん•••ちょっとね•••でも大した事無いの•••」

 

 

 

 流石に苦しい言い訳である事は自分でも分かっているが、これ以上思いつかなかった

 

 

 感情が昂っているせいか、頭が回らない

 

 

 お互い黙っていると、母の携帯電話がなる

 

 

 

「もしもし、はい••そうですが•••

 

 外務省••?はい••

 

 はい•••

 

 確かに小日向奏一は夫ですが•••

 

 ニュース?

 

 いいえ••

 

 はい•••得に何も連絡はありませんが•••」

 

 

 

 ジッと母の顔を見ていたが、みるみる青ざめていく様がはっきりと見て取れた

 

 

 

「お母••さん••?」

 

 

 

 電話を終えた母に話しかける

 

 

 

「未来ちゃん、落ち着いて聞いてね?」

 

 

 

 母はかがみながら、私の手を取りそう言った

 

 

 

「お父さんのいるフランスで大きな事件があったみたいなの•••

 

 それで連絡がまだとれないみたいなの

 

 未来ちゃんの方には何かお父さんから連絡はきていたかしら?」

 

 

 

 私は力無く首を横にふった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何話してるんだろう•••」

 

 

 

 謳歌は遠くから2人を眺めていた

 

 

 気絶したキャロルを抱え運んだ後、意を決して未来の元に向かったものの、そこには未来の母親の姿があった

 

 

 琴音の命日にあたるこの日は、児童福祉司である未来の母親との面談が毎年行われていた

 

 

 それこそ琴音が亡くなった直後は、頻繁に面談とカウンセリングが行われていたが、高等科にあがった頃から年に一回の面談に切り替えていた

 

 

 

「••••何をしているんだ君は」

 

 

 

 びくっ!!

 

 

 突如背後から声をかけられ驚いてしまった

 

 

 

「ウェ、ウェル先生•••びっくりした••••」

 

 

 

 後ろを振り向くと、いつもの苦虫を噛み潰したような顔をしたウェルが立っている

 

 

 

「一体何なんだその格好は••」

 

 

「あっ、いやぁ••何ってそりゃ巫女服ですよ••はは••」

 

 

 

 謳歌はすっかり忘れていたが、今は全身巫女装束である

 

 

 

(危なぁ、このまま未来ちゃんの所に行くところだった••)

 

 

 

 別に巫女服で行った所でどうという事はないのだが、色々ややこしい事になりそうな予感がする

 

 

 

「あの••未咲さんと未来ちゃんは何話してるんですか?」

 

 

「プライベートだ、僕が知るわけ無いだろう」

 

 

 

 そう言い終わったウェルが、軽く舌打ちをする

 

 

 

「チッ、面倒な奴に見つかった」

 

 

「ぞんないな言い方は相変わらずだな、君も」

 

 

 

 振り向くと、やはり全身白のタキシードに見を包んだアダムが立っている

 

 

 

「あ、どうも•••」

 

 

「やぁ、昨日は眠れたかい?」

 

 

 

 軽く挨拶を交わすと、アダムはウェルの方へ向き直る

 

 

 

「この子を見てくれないか?少し指が腫れているようでね」

 

 

 

 アダムに隠れて気が付かなかったが、背後に調の姿が見て取れる

 

 

 

「おはよう調ちゃん」

 

 

 

 そう言うと、調はいぶかしげな表情でこちらを見ている

 

 

 

「おはようございます、なんですか•••それ?コスプレですか?」

 

 

「なんでみんなして巫女服をコスプレ呼ばわりするの•••」

 

 

 

 ウェルが横槍を入れる

 

 

 

「君は神職でもなんでも無いだろ、だとすればそれはコスプレだ」

 

 

 

 アダムはお構いなく話を続けている

 

 

 

「また例のごとく指を痛めつけてね、任せたよ」

 

 

「全く•••君はいつも自分を主軸においた話しか出来ないのか?」

 

 

 

 アダムは調の方へ向き直る

 

 

 

「それではまた、きちんと見てもらいなさい」

 

 

 

 そう言うとスタスタと歩き出していってしまった

 

 

 

「全く•••君も君だ、毎回毎回•••」

 

 

 

 なれた様子で調の指を診ているウェル

 

 

 

「あの••••お知り合いなんですか?あの人と••」

 

 

 

 大きくため息をついてウェルは答える

 

 

 

「あぁ、残念な事に大学の同期だ

 

 この子も幼い頃から知っている

 

 毎回毎回指を折って僕は治療させられていてね」

 

 

「人を骨折魔みたく言わないで下さい」

 

 

 

 調はムスっとしている

 

 

 

「毎回指を折ると言うと•••?」

 

 

「少々壁を殴りまして」

 

 

「壁を殴る•••?指が折れるくらい壁を殴る?どういうこと••」

 

 

 

 ウェルが声をかける

 

 

 

「ほら、終わったぞ

 

 確かに折れてはいないようだが安静にするように」

 

 

「ほら、こんなふうに折れない指になったんですから結果オーライです」

 

 

「いや、頻繁に折ってた方が問題なんだけど••」

 

 

 





 真面目にタイトル考えるの大変•••


 どうつければいいのん•••

おしえておしえて

  • 相関図的なのほしい
  • 用語解説的なのほしい
  • いいから短くてもいいから更新しておけ
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