リディアン音楽院の問題児   作:dedicates545

32 / 46


 かわいいですよね••••

 どれくらいの方がわかるか分かりませんが•••


いすみさんのおふだ

 

 

 

「なぁ、言いたくなかったら答えなくて良いんだけどさ」

 

 

「んー?なんだよ改まって」

 

 

 

 旅館特有の長い廊下を歩きながら、キャロルは琴音に問う

 

 

 

「その•••お前って何で死んだのかなぁって

 

 いや••言いたくなかったら全然いいんだけどさ

 

 言わなくて•••」

 

 

 

 キャロルは、姿が見える以上もっと知っておかなければいけないと思い、こんな質問をしたのだが

 

 やはり止めておいた方が良かったかなとちょっぴり後悔していた

 

 

 

「んー?白血病だよ白血病」

 

 

「そっか•••」

 

 

「今お前、(病死か•••てっきり事故死かと思った)って思っただろ」

 

 

 

 キャロルは驚いたようである、どうやら図星のようだ

 

 

 

「お前、精神感応かなんかか?」

 

 

「俺にESPはねぇよ、第一こちとら霊体だぞ?バカかお前」

 

 

 

 そう琴音が答えた時、ふとあることにキャロルは気がつく

 

 

 

「ていうかお前、10年前に死んだんだよな•••?」

 

 

「だからそうだって言ってんだろうが」

 

 

 

 妙だ

 

 

 

「にしてはお前、デカいよな•••それこそ雪音や謳歌と同じくらいに目えるが•••」

 

 

「んぁ?なんか成長してるんだよなぁ」

 

 

「ゆっ、幽霊が成長•••?」

 

 

 

 そんなことを話していると、廊下の先から声が聞こえてくる

 

 

 

「だから!落ち着けってば!」

 

 

「返して下さい!それがないと僕は!」

 

 

「なっ、なんだぁ?あれ」

 

 

 

 廊下の先にいる人物は、どうやらクリスとエルフナインのようである

 

 

 

「返すも何も、これあいつのだろ!?なんで持ってるんだって聞いてるだけじゃねぇか!いて!おちつけってば!」

 

 

 

 そして、こちらがわに気付くエルフナイン

 

 

 

「うわぁ!でたぁ!」

 

 

 

 そして、一目散に反対側へと駆けていく

 

 

 

「おっ、おぉい!」

 

 

 

 キャロル自身、エルフナインがあのように取り乱しているのは初めて見る

 

 

 そして、琴音の方を見るキャロル

 

 

 キャロルの方を見る琴音

 

 

 琴音を指差すキャロル

 

 

 自分自身に指を差す琴音

 

 

 そしてそのまま、すい〜っと壁を抜け、廊下の先へと先回りする

 

 

 

「うわぁ!やめて下さい!あっちに行って!」

 

 

 

 壁から頭だけ出した琴音に懇願するエルフナイン

 

 

 もちろんクリスには琴音が見えていないので、突然エルフナインが発狂したかのようにうつってしまう

 

 

 

「おい」

 

 

「あ、丁度良いところに、どうにかしてくれよ、エルフナインが変なんだ」

 

 

 

 クリスが指をさす方を見ると、エルフナインの頭上をクルクルと回る琴音の姿

 

 

 そして震えながらうずくまるエルフナインの姿があった

 

 

 

「俺がなんとかしておくから部屋にでも戻っててくれ」

 

 

「大丈夫か••••?」

 

 

「これでも俺は双子の姉だぞ、アイツの事は誰よりも分かっているつもりだ」

 

 

 

 クリスは心配そうにしている

 

 

 

「あぁ、あとそれは置いていってくれ」

 

 

 

 キャロルが指をさしたのは、例の御札もとい護符である

 

 

 今は透明な袋のようなものに入っている

 

 

 

「これか、でもな••••」

 

 

「それ、謳歌から預かってるんだ、だから置いて行ってくれ」

 

 

 

 クリスは釈然としない様子であったが、護符をキャロルに渡すとその場を去っていく

 

 

 

「それから先輩もう少ししたら出るって言ってたから」

 

 

「あぁ、直ぐに戻る」

 

 

 

 クリスを見送り、目の前にいる妹に声をかける

 

 

 

「おい、もういいぞ、どうせ演技なんだろ?」

 

 

 

 上げてたいた悲鳴を‘‘ピタッ’’と止め、ムクリと起き上がるエルフナイン

 

 

 

「えへ、分かっちゃった?」

 

 

「お前は幽霊なんかに驚かないだろ」

 

 

 

 そして、琴音の方にクルッと向き直るエルフナイン

 

 

 

「ご挨拶が遅れました、エルフナインと言います

 

 見ての通り僕たちは双子でキャロルが姉です」

 

 

「おう••弓谷琴音だ、よろしく」

 

 

 

 この様子を見ると、さっきまでの態度は本当に演技だったらしい

 

 

 

「ちぇ、せっかく驚かす相手が増えたと思ったのによ」

 

 

 

 不満げに漏らす琴音

 

 

 

「ないない、コイツに限って幽霊を怖がるなんてあり得ん」

 

 

「キャロル、僕を何だと思ってるのさ」

 

 

 

 キャロルは、自分より遥かに学に優れたこの妹を、時々恐ろしく感じることがある

 

 

 恐ろしいと言っても、それは純粋な恐怖ではなく、どこか得体のしれないものを目の当たりにしたような恐ろしさである

 

 

 だがそこは双子の妹である

 

 

 自分の分身とまでは言わないが、とても大切に思っている

 

 

 

「で?何だってこんなことになったんだ?」

 

 

「いやね、僕としたことがキャロルから貰った護符をクリスさんに見つかっちゃってね?」

 

 

「貰ったって••どちらかというと奪っただろお前•••」

 

 

 

 エルフナインは続ける

 

 

 

「うん、実はある人から護符の交換を頼まれたんだ」

 

 

「ある人から交換?」

 

 

「まぁ、ある人というかこれを作った人だけどね

 

 そろそろ交換時期なんだって」

 

 

「なんだよ交換時期って•••

 

 そんな電化製品じゃあるまいし•••」

 

 

 

 そこに横槍を入れる琴音

 

 

 

「まぁ、放っておくと消えて無くなるからなそれ」

 

 

「は?どういうことだよ••」

 

 

「言葉のままだ、もう少しすればそれから火が出て消えて無くなる」

 

 

 

 ジップロックから古い護符を取り出し、新しいものと入れ替えるエルフナイン

 

 

 

「はいキャロル、これ謳歌さんに渡しておいて」

 

 

 

 新しい護符が入ったジップロックを受け取るキャロル

 

 

 

「じゃあ僕はこれを梱包して送らないといけないから」

 

 

「おう•••」

 

 

 

 エルフナインを見送り、若干の疎外感を覚えながらも、謳歌を探しに向かうキャロルであった






 シンフォギアの数ある2次小説のなかでも

 異端と自負するこの作品をいつもありがとうございます

 まじでシンフォギア要素皆無ですが、がんばります



 話は変わって、ふと

 これは件のクロスオーバーと呼ばれるものなのでは?

 と思いましたがどうでしょうか•••

 実は以前もタグをつければ?

 と言われたことがあるのですが•••

クロスオーバー•••?

  • そうね(元ネタわかる)
  • のー(元ネタがマニアックすぎてわからん)
  • とりあえず続き書こう?ね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。