今回も明るめに書けたと思います・・・
引っ越しも無事?終わり、4人は夕食を準備していた
「へぇ、切歌ちゃんは好き嫌いとかないんだ」
「えぇ、私がつくるものは基本美味しいって言ってくれます」
調と謳歌は夕食を作っていた
「クリス先輩はどうなんですか?」
「クリスは好きな物しか食べないからなぁ……」
謳歌は困ったように笑う
「もう……ダメじゃないですか、きちんとバランス良く食べさせなきゃ」
「いやぁ、用意すれば嫌いな物でも食べるんだよねぇクリスは」
調は疑問を投げ掛ける
「? 食べるならそれで良いじゃないですか」
「いやぁ……食べた後ゲーゲー吐いちゃうんだよねぇ……」
2人の会話にキャロルが入ってくる
「吐くって……極端だな……」
「何かどうしても受け付けないんだってさぁ」
「それでも食べるんですか……」
謳歌は答える
「うん……“せっかく作ってくれたのに悪い”って言って食べてはくれるんだけどねぇ……」
「だから嫌いな物は作らないようにしたのか?」
「そういうこと」
「何かクリス先輩らしいと言えばらしいと言うか……」
そんな話をしていると、外出していたエルフナインが帰って来た
「戻りました〜(^-^)」
「エルフナイン、何処に行ってたの?」
調がエルフナインに尋ねる
「はい、ちょっとヴァネッサさんの所に(^-^)」
その言葉を聞いてキャロルはげんなりする
「おい……またあのクソ不味い物つくるつもりか?」
「もう!不味くないもん(`□´)!」
謳歌がフォローを入れる
「まぁまぁ……エルフナインちゃん、楽しみにしてるよ」
「はい!頑張ります(^-^)/」
そうこうしている内に夕食が完成した
「さぁみんな!いっぱい食べてね!」
テーブルに所狭しとならべられた料理にキャロルとエルフナインは目を輝かせる
「おぉ!美味しそうだな!」
「すごいです!まるでお子さまランチみたいです!」
喜ぶ2人をよそに、調は尋ねる
「何でお子さまランチなんです?」
「え?まぁ得意料理だし、喜ぶかなぁって
今日はお礼も兼ねてるから少し頑張ったんだ」
調はさらに続ける
「変わった得意料理ですね?」
「まぁ……得意料理って事は……ね?」
言葉を濁す謳歌 調はふと気付く
「あっ……もしかしてクリス先輩の……」
「そういうこと、内緒だよ?クリスに恥ずかしいから絶対誰にも言うなって言われてるんだからさ」
謳歌は笑いながらそう言う
「ふふっ、わかってます」
調も自然と笑みをこぼした
食事を終えくつろいでいると、湯沸し器が鳴った
「お風呂沸いたみたいだけどどうします?」
調が問い掛ける
「私は最後で良いよ?」
謳歌の言葉にキャロルが怪訝そうに言う
「いや……お前が最初に入れよ……」
「どうしたのキャロル?そんな顔して」
調が尋ねる
「いや……こいつが最後に入ったら“これが……幼女の残り湯……“とか言ってお湯とか飲みそうだなぁって……」
「まさか……いくら何でも流石にそんな事……」
調は謳歌の方を振り向く、謳歌はうつ向いている
「………………」
「ちょっと!?何黙ってるんですか!!そこは直ぐに否定して下さいよ!!」
怒鳴る調を背に、エルフナインが提案する
「それじゃあ皆で一緒に入りましょう(^-^)/」
エルフナインの提案に一同固まってしまった
「……何の冗談かな?エルフナイン」
「冗談だなんて、僕は大真面目ですよ(^-^)」
エルフナインは調にそう答える
「じょ、冗談じゃない!こいつの前で裸体を晒すなんて俺は絶対ごめんだ!!」
食い気味にキャロルが言う
「皆さん、何も僕は理由もなしに言ってるんじゃないんですよ(^-^)?」
エルフナインが説明を始める
「まずですが謳歌さん、誰かと一緒にお風呂に入った事ありますか?」
「? お風呂……そう考えると物心ついてからは無いかも……」
謳歌は答える
「でも、修学旅行とかで他の人と入った事位あるんじゃ……」
「そういう行事参加したこと無いんだよねぇ」
謳歌は答える
「何だよ……参加したことないって……」
キャロルが困惑しながら問う
「いやぁ、うちの両親さぁ、私が入学するとき12年間の学費一括で払ってったらしいんだよねぇ」
「12年間の学費を一括!?」
調とキャロルが驚愕の声をあげる
「ほら、修学旅行とかの旅費って積み立てとかその都度集めるじゃない?
旅費まで頭になかったみたいなんだよねぇ」
薄ら笑いを浮かべながら謳歌は言う
「嘘だろ……?」
「………………」
キャロルは驚き、調は押し黙っている
「いやぁ、先生達がお金出すとかって言ってくれたんだけど、流石に申し訳ないしさぁ」
なおも謳歌は続ける
「終いにはクリスが“私も行かない!”何て言い出してさぁ、大変だったんだよねぇ」
謳歌は笑っている
「そうだったのか……」
「…………」
なおも調は押し黙っている
「……調ちゃん?調ちゃんが怒る事じゃないよ」
「あっ……いえ、……すいません」
調に諭すように、謳歌は言う
「その顔、その時のクリスや先生達にそっくりだったからさぁ」
「……でも、納得出来ません」
謳歌は困ったように笑いながら、調の肩に手を回す
「いーの!で?続きをどーぞエルフナインちゃん」
謳歌はエルフナインを促す
「はい(^-^)では説明します」
エルフナインは説明を始める
「端的に説明すると、謳歌さんは女の子に慣れて無いんじゃないかと思います(^-^)」
「女の子に慣れてない……?」
エルフナインは続ける
「はい(^-^)まず謳歌さんが今みたいな言動を取りはじめたのはいつ頃でしたか?」
「……ちょうど1年前位……かな?」
「あぁ確かその頃からだな、急に俺達に絡みはじめたのは」
調とキャロルが答える
「その頃、何か今までと変わった事はありませんでしたか(^_^)?」
「1年前……あっ」
「何かあったんですか?」
何かに気付く謳歌
「ちょうどその頃からだなぁ、クリスがあんまり相手してくれなくなったの」
「恐らく原因はそれです(._)」
エルフナインは続ける
「恐らく……こういう言い方はあまりしたくありませんが、ご両親のようにクリスさんにも置いていかれると無意識に感じたんだと思います(._)」
「だが……どうして俺達なんだ?」
エルフナインはキャロルの問いに答える
「それは2人がクリス先輩に似ているからだと思うよ(^-^)」
「俺達が?」
「クリス先輩に似てる……?」
エルフナインは謳歌に尋ねる
「多分、昔のクリス先輩もこんな感じの性格だったんじゃないかと(^-^)」
「そう言われると……うん、確かにクリスに似てると思う……」
謳歌がそう答える
「多分クリス先輩に置いていかれるという恐怖から、無意識に謳歌さんが面識のある人の中で一番クリス先輩に似ている2人を選んだんだと思います(._)」
「そうだったのか……」
エルフナインは続ける
「あくまでもこれは僕の仮定ですから……もしかしたら本当に謳歌さんは女の子が好きなだけかもしれませんし、でも確かな事は謳歌さんはあまり同年代の子との関わりが薄いという事です
(^-^)」
「だから一緒に風呂なんて言ったのか……」
キャロルは納得したように答える
「で、でもね?エルフナインちゃん いきなり一緒にお風呂はちょっと……」
謳歌が慌てて言う
「駄目……ですか(._)?」
エルフナインはしゅんとしてしまった
「いっ、いやね?駄目って事は無いんたけどね!?少し心の準備をさせて欲しいというか……それに、調ちゃんとキャロルちゃんに申し訳ないというか……ね?」
(いや、テンパりすぎだろ……でもあんな話聞いた後だと断りづらいなぁ……)
キャロルはそんな事を考えながら調の方を見る
調はうつ向いて難しい顔をしている
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
一同沈黙してしまった
「よし!!」
調は突然大声を出すと、謳歌とキャロルを引っ張り、脱衣場に向かう
「ちょ!ちょっと調ちゃん!?」
(おいおいマジかよ!!)
調は脱衣場に入ると、勢いよく服を脱ぎ始める
「ちょ!ちょっと待って調ちゃん!」
「何ですか!!?私達はルームメートでただ一緒にお風呂に入るだけですから!!良いですね!!?」
調は言ってる間に下着も脱ぎさり、完全に裸になってしまった
「ひゃあ!!」
謳歌はとっさに目を瞑り、床に突っ伏した
「何してるんですか!?たかだかルームメートとお風呂に入るだけじゃないですか!!」
「ちょっと待って!せめて心の準備をさせてぇ!!」
キャロルが慌てて割って入る
「おい!一旦落ち着けって!」
「ていうか何でまだ服着てるのよ!!さっさと脱ぎなさいよ!!」
「はっ!はいぃ!!」
調の剣幕に押され、キャロルも服を脱ぐ
「キャロルちゃんまで!?やっぱり無理ぃ!!」
「何でそんな事ばっかり言うんですか!!私だって恥ずかしいのに!!頑張ってるのに!!」
調が謳歌に叫ぶ
「! ごめん調ちゃ……!!」
思わず目を開けた謳歌の目に、調とキャロルが飛び込んで来た
「しまっ……!」
「目をそらすな!!つむるなぁ!!次そらしたりつむったりしたら私、あなたに強要されたって言ってこのまま外に出ますからね!!」
調の手によって謳歌の頭はがっちり固定されている
(うぅ!!全部見えちゃってるよぉ!!)
謳歌の頭はショート寸前である
「良いですか!?私も出来る限りの事はしますから!!あなたも努力して下さい!!良いですね!?」
「は……い……」
謳歌はあまりの羞恥に気絶してしまった
「助かった……」
「ぜっ、全部見られた……上から下まで全部見られた……」
調は恥ずかしさから顔を真っ赤にしている
「おっ、おい……なんというかその……」
キャロルが言い澱んでいると、調はまたしても大声をあげる
「よし!!もう恐れる事は何も無い!!頑張れ調ぇ!!」
自分に言い聞かせるように、調は決意した
次回はきちんと例の3人組を出します・・・
これは明るいお話で大丈夫ですよね・・・
ご意見ご指摘、感想等何でも構いません、お寄せ下さい
新しい作品書いても良いですか・・・?(詳細は19話あとがきをご覧下さい)
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良いよ
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だめ