ラブライブに至っては初めてですので数々の作品を見てくださってる方は不快に思う箇所もあるかもしれませんが何卒、暖かい目で応援してください!
よろしくお願いします!
ピピピピ......。
のどかな朝に、目覚まし時計の音がこだまする音が俺の耳に突き刺さって来た。布団から出たくなかった俺は、顔だけをほんの少しだけ出し、時間を見ながらアラームを止めた。
「今日は休みだし・・・・・・もう少し寝てても・・・・・・」
そのまま俺はまた夢の世界へと旅立っていくのだった。
「こらっ!隆!いつまで寝てんの!さっさと起きなさい!!」
夢の世界に旅立ったのに、そのあとすぐにまた俺は現実世界に連れ戻されていた。布団を剥がされ、まだ冬の寒さが残る春の朝の寒さに俺は身を震わせていた。そんな俺の眠りを覚ましたのは、俺、鈴木
「・・・・・・」
(バサッ)
「いや、なんでまた布団被ってるのっ!?起きなさいったら!!」(バッ)
「あ〜・・・・・・マイ布団〜〜・・・・・・君のことは死んでも離さないって決めてたのに・・・・・・こんな駄目な俺で・・・・・・ごめんな〜」
「何朝からくさい芝居やってるの!!さっさと起きてご飯食べる!休みだからってだらけるのは無しだからね!」
「へ〜い」
我が家恒例の”朝のバトル”を終えた後、俺は眠くて怠い体に鞭打って朝食を摂りにいった。
「全く・・・・・・いつになったら自分で起きれるようになるのよ?もう高二でしょ?そんなだらしなくしてると・・・・・・彼女なんて出来ないぞ♡」
「余計なお世話だし、それにおばさんがそんな可愛らしく言ったって可愛くないよ?」
「おばさんって何よおばさんって!?私まだアラフォーですけど!?」
「おばさんじゃん」
「親に対して辛辣すぎるでしょあなた!?」
朝からギャーギャー騒ぎまくってる母さん。このやり取りももはや定番と言っても過言では無かった。・・・・・・というか、あんまり騒がないで欲しい。さっきから耳がキーンってしてるから・・・・・・。
彼女?なんだそれは?俺は生まれてこの方彼女というものを作ったことはない。作れないのではない!作らなかったのだ!裏を返せばいつでも作れたということだ!なれば今日からでも俺はリア充になれるのだ〜〜〜ハッハッハッハッハッハ・・・・・・はぁ。
「(自分で言ってて情けなくなってくるなこれ・・・・・・)」
「ん?何か言った?」
「言っても人妻の母さんにはわかんないよ・・・・・・」
「どういう意味よ!?」
朝から妙にメンタル的にダメージを受けた俺は、朝食を食べ終わった後、ベランダに出た。軽く風に当たりたいと思ったからだ。
「ふい〜〜〜・・・・・・朝の風は肌に染みる〜〜〜」
「ふふ・・・・・・なんかお爺ちゃんみたいだよ?
「お〜〜、歩夢か。おはよー」
隣のベランダから出て来た声の主の女の子に俺は挨拶した。この子の名前は上原歩夢。俺が住んでるマンションの隣の部屋に住んでいて幼稚園の頃から付き合いのある・・・・・・いわゆる幼馴染ってやつ。歳も一緒で高校も同じ虹ヶ咲学園というとこに通ってる。
「おはよ。眠そうだね?今日も沙織さんに起こされたの?」
「鬼みたいな顔して布団ひっぺ返された」
「あはは・・・・・・それは大変だったね・・・・・・」
なんかかわいそうな人を見るような目で見つめて来た歩夢。やめて!そんな目で俺を見ないで!
「それでさ?今日は何か予定入ってる?」
「予定?もちろん入ってる!」
「え?どっか出かけるの?」
「部屋でゴロゴロタイムを満喫するという大事な予定がある!」
「そんなのを予定にしないで〜!!」
「そんなのってなんだ!俺にとってその時間はまさに・・・・・・至福の時間だ!」
ベランダで髪をかき上げてウィンクを歩夢に見せつけた俺。・・・・・・朝からベランダで何やってるんだろ?俺・・・・・・。
「それ・・・・・・全然かっこよくないよ?とにかくさ!今日一緒にお出かけしよ!買い物に付き合って欲しいの!」
(グサッ)
「・・・・・・今精神的にダメージが追加された。俺のライフはもうーーー」
「そういうのいいから!お願い!行こうよ買い物!」
俺のボケを無視して、両手を合わせてお願いしてくる歩夢。さすがの俺もここまでお願いされていかないのは流石に男としてどうかと思い・・・・・・。
「おう、じゃあ行くか!着替えたらマンションの外で待っててくれ」
「ほんと?ありがとー!じゃあ私もすぐに支度するね!」
というわけで、今日は歩夢と買い物にいくことに決定した。身嗜みを整え、母さんに歩夢と出かける旨を伝えた後、俺と歩夢は今回の買い物地、お台場に向かっていった。
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
「結構買ったね〜!」
「ああ、最近お台場ばっか来てる気がするけど、意外と飽きないもんだよな〜」
お台場で買い物を済ませた俺たちは買ったものを手に下げ、ぶらぶらしていた。
「また化粧品買ったのか?歩夢って結構持ってなかったっけ?」
「そうなんだけど、新しいのが出るとつい・・・・・・」
「化粧しても大して歩夢は変わんない気がするけど?」
「そ、そんなことないよ〜!というかそれ女の子に言っていい台詞じゃないよ!?」
「なんで?歩夢は元から顔がいいから化粧なんてしなくても良いだろ?」
「え・・・・・・?」
なんか妙に歩夢の顔が赤くなった気がしたけど、気のせいか?
「も、もう!隆くんったら!褒めたって何も出ないんだからね!」
「・・・・・・なんで怒ってんだよ?」
「知らない!ふんっ!」
そっぽ向きながらそう言って来た歩夢。こういうのはなんだけど・・・・・・こういうところは子どもっぽいよな。
「あ、これ良いかも・・・・・・」
「ん?何が?」
「これこれ。このパスケース・・・・・・良い」
「パスケース?・・・・・・え?お前、こんなの欲しいの?」
そう言いながら、俺は歩夢の視線の先にあったいかにも”ホラー系で異様な雰囲気を醸し出してるパスケース”を指さした。描かれてるのは・・・・・・ゾンビか?
「お前・・・・・・こんなの好きだったのか〜、意外だ」
「違うよ!?違う違う!私が言ってるのはこっちだよ!!この花柄のもの!」
焦りつつも歩夢はそのパスケースではなく、その隣にあるピンクの花柄のパスケースを指さした。
「なんだ〜良かった・・・・・・。歩夢がここ巷で見る”ホラー大好き系女子”になったんじゃないかって思ってヒヤヒヤしたわ・・・・・・」
「そんなのじゃないよ〜!もう・・・・・・隆くん、私がホラーとかお化けとか苦手なの知ってからかってるでしょ?」
「ハテ?ナンノコトデショウカ?」
「カタコトになってる!?」
もう〜っとポカポカ俺のことを叩いてくる歩夢。歩夢とのこのやり取りももはやお決まりみたいになってるんだよな。なんたって歩夢をからかうのが面白すぎていつの日かやめられなくなってたからな。その反応を見るのもまた面白くてついやりたくなるんだよな〜。
「さて、冗談は置いておいて、それ欲しいのか?」
「うん。それでね?できれば・・・・・・隆くんも同じのを買って欲しいの」
「二人でお揃いにしたい的な感じか?」
「うん!・・・・・・嫌かな?」
うおっ!その上目遣いは反則すぎる!!それをやられてしまっては・・・・・・俺は断るという選択肢を失うことになる・・・・・・。とはいえ、別に元から断る気はなかったけどな。花柄だけど、別に問題はないな。
「別に嫌じゃない。分かった、じゃあこれとこれな。ちょっと待ってな」
「え!?どこ行くの?」
「どこ行くって、レジだけど?何?そのままレジを通らずに行って良いの?」
「それ万引きだから!!・・・・・・そうじゃなくて、私も・・・・・・お金出すよ?」
歩夢は徐に財布を取り出そうとした。でも、それを俺は制止した。
「良いって。さっきからかったお詫び。ここは黙って払わせておけって・・・・・・な?」
「・・・・・・ふふ、ありがと、隆くん」
にこやかな笑顔を向けてくる歩夢。ま、このくらいならお安い御用だな。そのまま俺はレジに行き、二つのパスケースを買い歩夢に片方のパスケースを渡した。
「色はピンクで良かったな?じゃあ俺はこの緑で」
「うん!後で一緒につけようね!・・・・・・あれ?なんだろうあれ?」
「何が?・・・・・・あ〜、なんか生配信されてるみたいだな。ほら、大きなモニターにそれが映し出されてる」
「何て書いてある?え〜と・・・・・・スクール・・・・・・アイドル?」
大きな広場の中心にある大きなモニターに映っていた映像は、今流行りのスクールアイドル関係のものだった。うちの高校、虹ヶ咲学園にもそんな部?同好会?があるって話は聞いたことあったけど、ここ最近はそんな話聞いてないな。ともかく、続きを見てみるか。
『皆さん!こんにちは!スクールアイドル【μ's】の高坂穂乃果です!』
『同じくスクールアイドル!【Aqours】の高海千歌です!』
『『今日はスクールアイドルの祭典、【スクールアイドルフェスティバル】のお知らせに来ました!』』
「へ〜、お知らせね〜?」
そこからその二人はその【スクールアイドルフェスティバル】?について軽い説明をした後、二人が所属するグループ・・・・・・μ'sと・・・・・・Aqoursだっけか?その二つのグループが一曲ずつライブを始め出した。そのライブを見た感想としては、歌も踊りも一級品でメンバ一人一人が一体となって一つの作品になってた。何度かスクールアイドルのライブを見たことがあったけど、ここまですごいのは初めて見たな。
「すごい・・・・・・やっぱりμ'sとAqoursは凄いよ・・・・・・」
「ん?歩夢はあの子たち知ってるのか?」
「え!?隆くん知らないの!?μ'sもAqoursも【ラブライブ!】で優勝したことのある有名なスクールアイドルグループだよ?」
「俺、そこまでスクールアイドル興味無いしな〜・・・・・・」
スクールアイドルのことなんてかじった程度しか知らない。もちろんさっき映ってたμ'sもAqoursも知らなかった。
「凄かったな〜・・・・・・私もあんな風に歌って踊れたらな〜」
「なんだ?スクールアイドルやりたいの?」
「前までは、見てるだけで良いかな?って思ってたんだけど、最近は・・・・・・もしかしたら私にも・・・・・・って気持ちがあるかな?でもさ・・・・・・私って歌も踊りもあんな大勢の人の前で披露できる自信がなくて、だから自分の想いにずっとストップかけてたの・・・・・・」
「歩夢・・・・・・」
俯きながらそう答える歩夢はどこか寂しげだった。あ〜、要するにやりたいわけな。でも人前だと緊張しちゃうからできないと・・・・・・そういうことか。
(ペチッ)
「いたっ!なんでいきなりデコピン!?」
「な〜にグダグダ言ってんだよ?やりたきゃやれば良いだろ?幸い虹ヶ咲にはスクールアイドル関係の部活だか同好会だかがあるみたいだし、明日にでも入部しちゃえよ?」
「でも、私・・・・・・」
それでもまだ決心できない様子の歩夢。はぁ〜、しょうがない。お人好しが過ぎるかもしれないけど、歩夢のためだしな。
「それなら俺も一緒に入るよ。スクールアイドル同好会に。もちろんマネージャーとしてな?俺がマネージャーになってお前のことを支えてやるよ。何か辛いことや悩んだことがあったら俺のとこに来い。俺が面倒見るからさ?」
「・・・・・・いいの?隆くんにメリットは無いかもしれないんだよ?」
「メリットならあるさ。スクールアイドルになった歩夢を普段からずっと一番近いとこで見られること!そんで持って、練習中の歩夢のミスを死ぬほど指摘しまくれる事!そしていじれること!そんなメリットがあるんだ何の不満があろうことか!」
「最初のはともかく、最後のはやめてよ〜!!・・・・・・でも、ありがと」
そう言いながらゆっくりと頭を下げて来た歩夢。
「隆くん、私と一緒に夢を追いかけてください!そしてそばで支えてください!お願いします!」
「おう!ドンと任せとけ!」
こうして俺たちはスクールアイドルの道を歩んでいくことに決めたのだった。
最初のこの場面でスクスタのストーリー第一話は終了してますが、基本的にはストーリーに沿っていきます。主人公の性格はだらけてるようで芯は強く人思いの人情熱い人物という設定にしてます。
次回で少しそのことを明らかにしていきたいと思います。