俺と虹の のどかな?日々   作:レイ1020

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いよいよ本編に入っていきます。とは言ってもスクスタのストーリーに添いますけどね。


そこを少し捻っていけたらと言った感じです。


活動編
曲作りと練習


 

 

 

「よし!みんな集合〜!」

 

 

 

同好会の再始動から数日、俺たちは怠けていた時間を補うために練習を重ねていた。とは言っても最初からいきなりダンス練習はキツそうだったから、基礎的なストレッチだとか体幹トレーニングをやらせていた。もちろんこれは俺が考えた練習メニューだが、理には適ってる練習メニューだと思っている。いきなりハードにして怪我をされたら元も子もないからな。そんな練習も終わりを迎えた時、俺はみんなを集めた。

 

 

 

「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・け、結構きついね?この練習メニュー・・・・・・」

 

 

 

「は、はい・・・・・・。せ、せんぱ〜い?いくらなんでもまだ再始動切ったばかりのかすみん達にこの練習メニューはきついんじゃ・・・・・・」

 

 

 

・・・・・・とまあこんな感じで、結構緩めな練習にしたと思っていたのに既にみんなは息が上がっている。・・・・・・いや、せつ菜、愛、しずくを除いてだな。

 

 

 

「おいおい、こんなの基礎の基礎の練習だぞ〜?こんなんで疲れてるってことはまだまだ基礎体力がついてないってことだ。そんなんでよくスクールアイドルフェスティバルに出るなんて言えるもんだ。なぁ、せつ菜?」

 

 

 

「はい!隆斗さんのこのメニューは今の私たちにはぴったりのメニューですよ。まずはダンスをする上で重要な柔軟さと怪我の防止をするためのストレッチ、そして筋力増強と基礎体力の増加を目的とした体幹トレーニング。この2つを難なくこなせない限り、スクールアイドルフェスティバルを目指すなんて出来ない!・・・・・・そう言いたいんですね?」

 

 

 

まだまだ元気なせつ菜に話を振ったところ、やっぱり俺の意図を理解できたのか、俺の代わりにこの練習の重要性を説いてくれた。さすが他校が注目するスクールアイドルだ。こう言った知識も豊富だ。

 

 

 

「そう言うことだ。とりあえず、今日の練習はここまでにするけど、その前にみんなには言っておきたいことがある」

 

 

 

俺がそれを言うと同時にみんなは首を傾げた。

 

 

 

「1ヶ月後にちょうどイベントがあるんだ。今回はそのイベントを俺たちの初陣にしようと思ってるんだが、どうだ?」

 

 

 

「いいと思います!私たちの実力を測れるいい機会だと思いますので!」

 

 

 

「アタシもだいさんせ〜い!そ・れ・に?噂の優木せつ菜ちゃんの実力も見てみたいしね〜!」

 

 

 

「愛さんは私のことを買いかぶりすぎですよ?私なんて全国から見たらそこまで大したスクールアイドルではありませんから・・・・・・」

 

 

 

「でも、出てみる価値はありそうね?」

 

 

 

「かすみんも出てみたいでーす!そのイベントに来たお客さん達をかすみんの色気でメロメロにしちゃいますからね〜!」

 

 

 

「わ、私も出てみたい!」

 

 

 

大体は出たいってことでいいな。他のみんなにも一応聞いてみたが、答えは出たい!だそうだ。なら今後の部の方針は決まったな。

 

 

 

「じゃあ出るってことでいいな。それじゃあ今後の方針としては、あと数日は今日まで続けた基礎練習を中心にして、それからは本格的にダンスの練習と発声練習を織り込んでいく気でいるからそのつもりでな?」

 

 

 

「わかりました。ですが、イベントに出るに至っては少々問題がありまして・・・・・・その〜、イベントで使う曲に関しては新曲でないと出場できないとネットでも書かれていまして、曲を作らないことにはダンスの練習もうまくは・・・・・・」

 

 

 

お、そういえば言い忘れていたな。確かに曲作んないと振り付けも考えられないもんな。

 

 

 

「それは問題ない。曲は俺が作るから」

 

 

 

みんな「え!?」

 

 

 

俺の発言とともに静寂の空気が流れたと思ったら、次に流れたのはみんなの驚きの声だった。

 

 

 

「隆斗先輩って、曲作れるんですか?」

 

 

 

「ああ、親が以前それ関係の仕事してた時に俺も教えてもらってたんだ。その腕は親のお墨付きだから安心して任せてくれていいからな?」

 

 

 

「へ〜意外〜」

 

 

 

「リュウって馬鹿そうだけど、そういうとこだけは凄いよね〜」

 

 

 

「言えてますねそれ!先輩っていつもはドSで、頭がおかしくて、変な危険人物って感じなんですけど、こんな時だけは頼りになります〜!」

 

 

 

「よ〜し!果林さん、愛、かすみちゃんは今からグラウンド10周な?」

 

 

 

「「「すみませんでした〜〜〜!!!」」」

 

 

 

真っ先に平謝りしてきた3人。まぁ、俺の日頃の行いもあっての印象だし、今日は多めに見るとするか・・・・・・。ただし、次は無い。

 

 

 

「ってなわけで、曲作りに関しては俺に任せて、みんなは練習に専念してくれ。話は以上だからとりあえず、今日はこれで解散にしよう。お疲れ様!」

 

 

 

みんな「お疲れ様でした!!!」

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

 

家に戻った後、早速俺は曲作りを始めよ・・・・・・うとしたんだが、早速難題に悩まされていた。それは・・・・・・

 

 

 

「みんならしい曲ってなんだ?」

 

 

 

まさにそれだった。俺たちはまだ会ってそんなに経ってなく、付き合いもそこまでない浅い関係なんだ・・・・・・歩夢を除いて。だからこそ悩む、メンバーのことをよく知らない状態で曲作りなんてして良いもんかと。でも、無理に作ってその子のイメージを崩してしまってはステージが台無しになる可能性がある以上、それはやめたほうがいいだろうな。

 

 

 

そんな時、絶賛悩んでる俺のスマホの着信音が鳴った。確認してみると、かけてきたのは歩夢だった。

 

 

 

「もしもし かめよ かめさんよ〜 せかいのうちに〜 おまえほど〜 あゆみののろい ものはない〜 どうしてそんなに のろいのか〜 って曲って何度聞いてもいいよな?」

 

 

 

「長いよ!歌を聴きながら待たされてる私の身にもなってよ〜!」

 

 

 

相変わらずいい反応するな〜歩夢は。電話越しに隠れて笑いながら続きを促した。

 

 

 

「悪い悪い。で、どうかしたか?」

 

 

 

「うん、曲作り順調かな〜って思って電話したんだけど、もしかして邪魔しちゃった?」

 

 

 

「今まじで悩んでるとこだったから正直かけてきて欲しくなかったわ〜、歩夢がそんな子だったなんて・・・・・・俺はなんと言う幼馴染を持ってしまったんだ・・・・・・俺は悲しいぞ!」

 

 

 

「え!?ご、ごめんね!?別に私は邪魔をしようとは思っていなくてね?それで・・・・・・えっと・・・・・・」

 

 

 

ぷっ・・・・・・。やっぱり面白い。さて、さすがにこれ以上は可哀想だから素直に話してやるとするか。

 

 

 

「はは、冗談だって!俺がそんなこと思うわけないだろ?むしろありがたかったよ。遊び相・・・・・・相談相手が来てくれて」

 

 

 

「今遊び相手って言いかけたよね!?もう〜・・・・・・私本当に心配しちゃったじゃない・・・・・・ひどいよ隆く〜ん」

 

 

 

「悪い悪い。曲作りなんだが、さっき言った通り少し悩んでる。みんなとの付き合いも短いし、まだ互いに知らないとこも多いし、現状その子に合った曲を作るのは難しいな」

 

 

 

「・・・・・・そうなんだ。何か私に手伝える事は無い?もし何かあったら・・・・・・」

 

 

 

「今んとこは大丈夫だ。俺もそれなりの対策はしてあるからな」

 

 

 

そう、こんなこともあろうかと俺はちゃんと対策を練っていた。だからこそ、今でも冷静でいられるんだ。

 

 

 

「わかったよ。でも、何かあったら本当に言ってね?昔から頑張りすぎると周りが見えなくなっちゃうとこあるから・・・・・・」

 

 

 

「ありがとな、気をつけるさ。あ、そうだ!歩夢の曲は、歌詞だけなら少し起こしてみたんだ。今から送るから見てみろ。じゃあ、また明日な〜!」

 

 

 

その後、送られてきた俺作成の詞を見た歩夢がスマホを胸に抱えながら、ベッドの上をゴロゴロ転がり顔を赤くしていたことを俺は知らなかった。

 




幼馴染の歩夢にだけは先に未完成だが詞を見せた隆斗。こう言った優しさに、歩夢も心惹かれていったんじゃ無いですかね?
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