「(うぅ〜〜衝動的にとは言え、隆くんにキスしちゃったよ〜〜・・・・・・)」
部屋に一目散に駆け込んだ私はベッドに横たわっていた。そしてさっき私が隆くんにしたことを考えていた。
「(でも・・・・・・我慢できなかったんだもん・・・・・・。しょうがないよ・・・・・・)」
そう自分に言い聞かせてみたものの、やっぱりどうしても顔が熱くなってしまう。異性の男の子にキスをするなんて初めてだったんだから仕方ないことなんだけど・・・・・・。でも、こんな風にキスしたくなる私の気持ちってやっぱり・・・・・・。
「隆くんのこと・・・・・・好き・・・・・・なんだよね」
いつからこの感情が湧き出てきたのかは分からない。つい最近なのかもしれないしもっと昔からなのかもしれない。でもこの際それはどうでもよかった。私は隆くんが好き。いつも私のそばにいてくれて、どんな時でも支えてくれて、どんな時でも優しい隆くんが大好き。その答えだけわかっていれば今の私にはそれで充分だった・・・・・・。今はまだこの気持ちを伝える勇気なんて私にはないけど、いつかこの気持ちを隆くんに伝えられたら良いな・・・・・・。その気持ちを胸に、私は今日を締めくくるのだった。あ、でも、一つだけ問題が・・・・・・。
「明日からどんな顔して隆くんに会えば良いんだろ・・・・・・」
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イベントの翌日、いつものように学校に向かった俺は次のイベントを探すべく奮闘していた。・・・・・・歩夢がどうにも俺と顔を合わせるのを拒否ってる感じがあるが、多分昨日のことだよな。・・・・・・真意がどうであれ、俺にキスしたんだから気まずくもなる。あのキスの訳を聞こうとしたんだが、結局はぐらかされて終わりだった。・・・・・・言いたくないんならこれ以上詮索はしないが、いつかは歩夢の気持ちを聞かせて欲しいものだな。
そんな時だった。俺はあるイベントを見つけた。それはーーー
「スクールアイドルフェスティバルのメインステージの出場枠かけてのイベントか・・・・・・。面白そうだな」
スクールアイドルフェスティバルのメインステージって言うとあのμ'sやAqours達と一緒のステージに立てるってことだよな?それは随分と生きの良いイベントだ。これでメインステージにみんなが立てばみんなはこれ以上無いほどのレベルアップを測れる。なおかつみんな憧れのμ'sやAqoursとライブ出来るんだ、良い刺激も貰えるだろう。
「こんな優良物件なイベント、出ないわけにはいかないよな。早速みんなに話してみるか!」
浮き足立つのを抑えながら、俺は部室に向かった。
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みんな「スクールアイドルフェスティバルの出場校枠が増える!?」
部室で俺が調べたイベントのことを話したら案の定みんな驚いていた。
「ああ、急な話だが次はこのイベントに出る事にするぞ?優勝すればみんなが憧れてるμ'sやAqoursと一緒にメインステージに立てるって話だ。出ない手は無いだろ?」
「た、確かにそれは魅力的ですが、でもまだ活動を始めて間もない私たちが優勝なんて出来るのでしょうか?」
「おいおい・・・・・・お前がそんな弱気になってどうすんだよ?俺としてはアニメや漫画のこと語ってる時ぐらいに情熱的になってくれた方がマシなんだけど?」
「そ、それは今は関係ありません!と言うかそれを皆さんの前で言いふらさないでください!」
顔を真っ赤にさせ叫ぶせつ菜にみんなが笑いを起こした。・・・・・・ったく、何でここで弱気になるんだか。
「活動の長さなんて関係ないだろーが?いくら活動を長くやってようがそれ=イベントで優勝できるって訳じゃないからな?大事なのはそのイベントで優勝するっていう強い気持ち!これなんじゃないのかよ?」
「・・・・・・」
「先に言っとくとな?みんなならきっと優勝出来るって思ってる。お世辞じゃない。昨日のイベントを見てても思ったがやっぱりみんなは凄い。これからもっと練習に励んで経験を積めばきっと凄い・・・・・・いや、あのμ'sやAqoursをも凌ぐスクールアイドルになれる!俺はそう思ってるんだが?」
「隆くん・・・・・・」
間違った事は言ってないと思う。確かにメインステージに立つ事はこの上なく難しい。だが、俺にはとてもそうは思えなかった。みんなならきっと優勝出来る!なぜかそう確信を持てたからだ。
「はぁ・・・・・・全く、隆にそこまで言われちゃったら私たちも頑張るしか無くなっちゃうじゃない・・・・・・」
「果林さん・・・・・・」
「先輩がそこまでかすみんのこと見てたなんて・・・・・・やっぱり先輩ってかすみんのこと・・・・・・」
「黙れかすかす」
「何でっ!?あとかすかすって言わないでください!」
「まぁまぁかすみさん。隆斗さん、私たちのことをそこまで見てくださってありがとうございます。貴方の期待にそぐわないような結果を出して見せますね?」
「おう。頼むぜしずくちゃん」
「不安はあるけど・・・・・・でも隆斗くんがそこまで期待してくれてるんだからしっかり応えないとね!」
「一緒に頑張ろうエマさん」
「愛さんも君には随分と良い言葉貰ったからね!愛さん頑張っちゃうよ!」
「お!良いね〜!その粋で頑張ろうぜ!」
「さっきは弱気なこと言ってしまいましたが・・・・・・貴方のおかげで目が覚めました!もう迷いはありません!私も一人のスクールアイドルとして全力で優勝を目指したいと思います!」
「やっといつものせつ菜に戻ったか・・・・・・。おう!俺も全力でサポートしていくわ!」
「彼方ちゃんも眠いんだけどさ〜?でも隆斗くんが彼方ちゃんに期待してくれてるなら応えないとだよね〜」
「おう。まぁ、でも睡眠はきっちり取れよ?」
「自信ないけど・・・・・・でも頑張りたい!だから、応援しててね?璃奈ちゃんボード【ペコリ】」
「もちろん応援する!良いライブ期待してるからな!」
「隆くんがあそこまで私たちのことを期待してくれてるなんて知らなかったけど、だからこそその期待を裏切りたくないの!だから・・・・・・私たちが優勝する姿を、見ててね?」
「はっ!もう優勝する気満々だな!ああ、特等席で見ててやる!」
メンバーからそれぞれ自分の気持ちを伝えられ、改めてそのイベントに対する意欲がみんなに備わったと俺は見た。
「よし!なら決まりだ!そのイベントで優勝するためにも、今日からの練習は今まで以上にハードにして行くからな!覚悟しとけよ!」
みんな「はい!!!」
こうして俺たちはスクールアイドルフェスティバルのメインステージの出場枠をかけてそのイベントに望むのだった・・・・・・。
いよいよスクフェスのイベント開催です!誰を優勝にするかな・・・・・・。
次回はイベント前夜です。