俺と虹の のどかな?日々   作:レイ1020

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虹学のアニメ二話が配信されましたね!初めて見たOPに痺れが走りました!


部員集め

 

生徒会室を出た後、俺たちは一度部室に戻り部員集めの対策を練っていた。

 

 

 

「まずは、今同好会から離れてる部員さんのとこに行くのが良いんじゃないかな?」

 

 

 

「それが一番ですね〜・・・・・・それにしても、鈴木先輩ったら生徒会長にあんなこと言っちゃってよかったんですか?」

 

 

 

「なにが?言ったろ?部員なんてすぐに集まる。焦ることなんてないよ」

 

 

 

「その先輩の図太い神経が羨ましいです・・・・・・」

 

 

 

その場で出た結論としては、まず同好会に戻って来てくれそうな人たちを説得しに行って、それから新たな部員を探すっていう方針に決まった。

 

 

 

「で?まずは誰を説得に行くんだ?」

 

 

 

「しず子です!かすみんと同じ1年の桜坂しずく。今は掛け持ちしてる演劇部にいると思うので、講堂に向かいましょう!」

 

 

 

「あ、待ってかすみちゃん〜!」

 

 

 

俺たちを置いて、先に講堂に向かって行ったかすみちゃん。先輩を置いて行くなんて・・・・・・後でデコピンの刑だな・・・・・・。

 

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

「うぅ〜・・・・・・痛いぃ〜〜」

 

 

 

「あはは・・・・・・大丈夫?かすみちゃん?」

 

 

 

数分後、無事に講堂についた俺たちは演劇部の練習に区切りがつくまで静かに待っていた。その際に、さっき俺たちを置いて行った罰としてかすみちゃんにはデコピンの刑を執行した。

 

 

 

「どうだ、かすかす?俺の自慢の【デコピンハンマー】は?」

 

 

 

「デコピンにそんな変な名前つけないでください!あと、かすかすって言わないでください!」

 

 

 

「お?まだまだ元気そうだな?それじゃあもう一発・・・・・・」

 

 

 

「もうやめて下さいよ〜!?かすみんのおでこ既に真っ赤ですからね!?」

 

 

 

「二人とも・・・・・・静かにしようよ・・・・・・」

 

 

 

おっと、確かにさっきからこっちに視線を感じる。演劇ってのは演技に全集中力をかけてるからな。気を散らすのは良くないな・・・・・・。反省した俺たちはその後は静かに終わりを待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しず子〜!お疲れ〜!!」

 

 

 

「え!?かすみ・・・・・・さん?」

 

 

 

「しず子〜、お願い!今すぐ同好会に戻って来て〜!このままだと廃部になっちゃうよ〜!!お願いお願い〜!!」

 

 

 

「え、いやちょっと落ち着いてかすみさん!」

 

 

 

 

(ポコッ)

 

 

 

 

「痛っ!?」

 

 

 

いつまで経っても落ち着かなそうだったかすみちゃんに俺は落ち着けという意味も込めて軽いチョップをかましてやった。

 

 

 

「桜坂さん困ってるだろーが?とにかく一旦落ち着けってかすみちゃん」

 

 

 

「だからかすかすって・・・・・・あ、いや今回はいいのか・・・・・・いやそうじゃなくて!何いきなりかすみんの頭殴ってくれてるんです!?タンコブ出来たらどうするんですか!?」

 

 

 

「殴ってなんかいないけど?ちょっと頭にチョップしただけだけど?」

 

 

 

「結局殴ってるじゃないですか!・・・・・・先輩って女の子に対しても余裕で攻撃的なことして来ますよね・・・・・・」

 

 

 

「俺は男女平等を貫いているからな」

 

 

 

「それ今使う言葉じゃないですよ!・・・・・・はぁ、なんか疲れた・・・・・・」

 

 

 

「ふふ・・・・・・なんかかすみさん楽しそう」

 

 

 

「どこがっ!?」

 

 

 

ついには桜坂さんにまでツッコミを入れたかすみちゃん。やっぱりかすみちゃんって面白いな。っと、時間伸ばすのも何だし、そろそろ本題を・・・・・・。

 

 

 

「桜坂さん・・・・・・でいいのかな?はじめまして、私は上原歩夢、こっちは鈴木隆斗くん。スクールアイドル同好会の部員だよ?」

 

 

 

「え!?かすみさん、部員増やしたの!?」

 

 

 

「先輩たちの方から入るって言って来たの!断る理由もなかったしむしろ大歓迎だったから早速入ってもらったんだ〜!!」

 

 

 

「そういうわけだ。あ、ちなみに俺はマネージャー志望な?」

 

 

 

「そういうわけなのですね。私は桜坂しずくです。今は演劇部ですが、一応スクールアイドル同好会にも所属しています。・・・・・・最近顔は出してないですが・・・・・・」

 

 

 

「へ〜?それは何でだ?」

 

 

 

「それは・・・・・・」

 

 

 

言いにくそうな顔をして、俺から顔を背けた桜坂さん。同好会がバラバラになったことと何か関係があるのか?

 

 

 

「仲が悪かったとか?」

 

 

 

「それは無いですよ〜。むしろ仲は良かったんですけど・・・・・・ある時期から、一人ひとりのスクールアイドル像っていうのが違ってきちゃいまして・・・・・・方向性もバラバラで気持ちもバラバラ。そんなことをずっと続けてきた結果が、今の状況ってことですよ・・・・・・しず子もその一人でした」

 

 

 

「なるほどな。大方同好会が崩壊した原因の一存は自分にもあるって思い込んでて、どんな顔してかすみちゃんと会ったらいいか分かんなくなって顔が出せなかった・・・・・・そんな感じか?」

 

 

 

「・・・・・・すごいですね?ほとんど正解です。ですが・・・・・・理由は他にもあるんです」

 

 

 

他にも・・・・・・という言葉に俺たちは首を傾げた。その他に何か理由があるっていうのか?

 

 

 

「本当は、スクールアイドルの私の姿、というものに自信が持てなくなってしまったというのが原因なんです。最初は楽しそう、面白そうみたいな気持ちで始まって、スクールアイドルの活動をして行くうちにどんどんその魅力に惹かれて行って自分にも少しは自信を持てるようになったんです・・・・・・せつ菜さんのパフォーマンスを見るまでは・・・・・・」

 

 

 

またせつ菜か・・・・・・。本当にその人がすごいのかはよくわからないが、桜坂さんやかすみちゃんがそこまでいうってことは相当すごいんだろう。

 

 

 

「せつ菜さんのパフォーマンスは・・・・・・一言でいえば”完璧”でした。正確無比で素早いステップ、お客さんや私たちにはっきりと自分の力、魅力を見せつけることの出来る表現力、そして、誰も寄せ付けることの出来ないほどの絶対的な歌唱力。それら全てを兼ね揃えたせつ菜さんに私は・・・・・・正直嫉妬しました。だから、それからは自分に足りないものを補うために演劇部にも通うようになり、以前に比べて同好会に顔を出す機会が少なくなりました。そして・・・・・・最近ではほとんどと言ってもいいくらい顔を出してませんでした。・・・・・・ごめんなさい、かすみさん」

 

 

 

「え?・・・・・・う、うん。かすみんも何も知らなかったのに無理に戻そうとして、ごめん・・・・・・」

 

 

 

どうやら完全なすれ違いになってなくて安心したな。つまり桜坂さんは、優木せつ菜のパフォーマンスに圧倒されて、自分には何が足りないかというのを見つめ直すとともに技術の向上を図るためにスクールアイドル同好会から距離をとって演劇部に武者修行に来てたってことか。・・・・・・なるほどな。

 

 

 

「じゃあ、桜坂さんはスクールアイドルのために一度同好会と距離をとってたの?」

 

 

 

「はい。一度自分を見つめ直してみるいい機会だと思いましたので。実際今では技術も向上してきましたし、パフォーマンスも前よりもきっと納得できるものになってると思いますし・・・・・・それに、失ってた自信も何とか取り戻すこともできました」

 

 

 

「そっか。なら同好会に戻ってきなよ。せっかくスクールアイドルの情熱と自信が戻ったんならやらないともったいないって。もう一度戻ってきて、自分の夢を追いかけてみなよ?俺も全力でフォローするからさ?」

 

 

 

「ふふ・・・・・・ありがとうございます。わかりました。私も一緒に皆さんと一緒に夢を目指したいと思います!改めて・・・・・・よろしくお願いします!」

 

 

 

「「「もちろん!!!」」」

 

 

 

こうして、スクールアイドル同好会に桜坂しずくが戻ってきた。これで同好会のスクールアイドルは3人、残り6人だ・・・・・・。




しずくちゃん加入です!基本的に今後は一話ごとにメンバーが加入して行くことになるかもです。場合によっては跨ぐかもしれませんが、その時はよろしくお願いします!
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