俺と虹の のどかな?日々   作:レイ1020

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さて・・・・・・次はあの人かな・・・・・・?


必要なのは個性?

桜坂さんが同好会に戻ってくることが決まった翌日、帰りのホームルームを終えた俺は部室に向かうため荷物を整理していた。

 

 

 

「隆くーん!」

 

 

 

「お?歩夢?今日は珍しいな俺のクラスに来るなんて。いつもは俺が迎えに行ってたのに・・・・・・」

 

 

 

いつもは俺が歩夢のクラスに迎えに行ってるのに、今回は歩夢の方から俺のクラスに来たことに疑問が浮かんだ俺だった。

 

 

 

「えへへ・・・・・・実は良いニュースが入ったから隆くんに聞かせようって思って!」

 

 

 

「ん?良いニュース?苦手な古典でいい点取ったとか?」

 

 

 

「うっ・・・・・・それは〜・・・・・・違うかな〜あはは・・・・・・」

 

 

 

この顔をしてるってことは違うってことか?じゃあ・・・・・・

 

 

 

「お通じが良くなったとか?」

 

 

 

「・・・・・・!?そ、そんなことでわざわざ隆くんのクラスにまで来るわけないでしょ!?もうっ!!」

 

 

 

「はは、悪い悪い。で?良いニュースってなんだ?」

 

 

 

いつものように歩夢をからかった後、本題を歩夢から聞き出した。

 

 

 

「はぁ・・・・・・実はね?私のクラスにスクールアイドル同好会に入ってくれるかもしれない子がいるの!話してみても良い子だったし、興味ありげにしてたよ?」

 

 

 

「まじか!よし、早速交渉に行こう!」

 

 

 

「うん!行こ!」

 

 

 

荷物を持った俺は、早速歩夢の教室にいる件の子のもとに向かった。せっかくのチャンスだし、絶対に部員に引き込んでみせる!

 

 

 

 

––––––––––––––––––––––––––––––––––

 

 

 

 

 

「それでさ?あたしに話があるって言ってた子はきみ?」

 

 

 

歩夢の教室についた俺は、歩夢の紹介で”その子”に会うことができた。ぱっと見た感じで言うと、今風の女子高生って感じ。言い方を変えればギャルっぽいって感じだ。非常に個性あふれた女の子って感じだな。金色に輝く髪をポニーテールにしていて、顔立ちもスタイルも良く、申し分なかった。

 

 

 

「ああ、そう。俺は鈴木隆斗。同じ2年だから気軽に接してくれて良いよ」

 

 

 

「隆斗か〜・・・・・・じゃあ”リュウ”で!よろしく!あたしは宮下愛、気軽に愛って呼んでくれて良いよ」

 

 

 

「そっか、じゃあ愛で。早速なんだけどさ?さっき歩夢から説明あったかもしれないけど、愛が良ければスクールアイドル同好会に入ってくれない?聞いたけど、いろんな部活の助っ人とかはしてるけど、正式にはどの部活にも入ってないわけなんだろ?」

 

 

 

俺がそう言うと、愛は少し難しい顔をして何かを考え始めた。

 

 

 

「うん、確かにあたしはどの部活にも入ってないよ?あたしってさ?楽しければ別にどの部活でも良かったんだよね。体を動かすことは好きだし、運動も自分で言うのも何だけど得意から。でもさ〜、なんかこう・・・・・・ただ楽しいだけじゃなくて、もっとあたしが今までに体験したことないような刺激的なこととか、緊張感みたいなスリルのある体験を味わえるような部活とか同好会にはまだ出会えてないんだよね〜。だからこうして、どこの部活にも入らないでそんな部活をずっと探してるの」

 

 

 

「なるほどな。それなら問題ないぞ?俺たちの同好会ならきっと愛の言うそのスリル?緊張感?みたいなこともきっと体験できる。もちろん決して楽な同好会じゃない。スクールアイドルっていうのは、生半可な練習じゃまともなパフォーマンスはできないし、人前で歌うことさえできない。だからこそ、練習からすごく厳しいこともあるかもしれない。だが、それでもそこまでしてもやるほどの価値がスクールアイドルにはあるって思ってる。愛も一度やってみれば、やみつきになるかも知れないぞ?どうだ?やってみないか?」

 

 

 

俺がさっき考えた説得の言葉を聞いた愛は、さっきまでの難しい顔から一転して、満面の笑みを見せた。

 

 

 

「へ〜!やみつきか〜!良いじゃんそれ!わかった、今はまだ楽しさとか分かんないけど、やって行くうちにわかるっていうなら・・・・・・愛さんも、その同好会に入る!」

 

 

 

「ほんとに!?やったー!」

 

 

 

どうやら交渉は成立みたいだな。よし!これで後は6に・・・・・・。

 

 

 

「あ、それとなんだけどさ?もう一人紹介したい子がいるんだけど、良い?」

 

 

 

「「紹介?」」

 

 

 

「そう!ちょっと待ってて〜!」

 

 

 

愛はそう言い残すと、教室を出てどこかに向かって行った。そして数分後・・・・・・愛はある女子生徒の手を引いて戻ってきた。リボンの色が”黄色”なことから、この子は1年生だということがわかるな。

 

 

 

「お待たせー!この子が紹介したい子の、天王寺璃奈。1年生だよ」

 

 

 

「はぁ・・・・・・えっと、それはわかったんだけど〜・・・・・・愛ちゃん、その”ボード”は何かな?」

 

 

 

歩夢が指さしたのは、天王寺さんが顔の前に掲げて顔を隠している絵描きボードだ。それには天王寺さん?と思わしき人物が描かれているが、これは一体?

 

 

 

「もしかして・・・・・・ウケ狙ってるのか?」

 

 

 

「ち、違う・・・・・・そういうわけじゃ・・・・・・無い」

 

 

 

「あはは!りなりーは訳あって”これ”が無いとまともに相手を見て喋ることが出来ないんよ。だから基本的にはりなりーとはいつもこの状態で話してもらうかな?それでさ?このりなりーも部員として同好会に入れてもらえない?」

 

 

 

「もちろんそれは大歓迎!そういう個性がある子もまた新しくて良い!必要なのはその子にしか無い個性を出すことだからな。だが・・・・・・天王寺さんはどう思ってる?別に強制はしないから入りたくなかったら断っても良いからな?」

 

 

 

今は部員を集めてる時だってのに何言ってるんだって話だけど、さすがに入りたくも無い子に無理やり入らせるのはかわいそうだと思ったから、聞いてみることにした。

 

 

 

「ここに来る途中に、愛さんから聞いた。わたしは、愛さんが入るならやってみたい。璃奈ちゃんボード【むん!】」

 

 

 

「そっか、ならよろしくな。俺は鈴木隆斗」

 

 

 

「私は上原歩夢だよ。よろしくね?え〜っと・・・・・・」

 

 

 

「璃奈でいい・・・・・・」

 

 

 

「よろしく、璃奈ちゃん!」「よろしくな!璃奈ちゃん!」

 

 

 

こうして2人の新たな仲間、愛と璃奈が部員に加わった。残り・・・・・・5人。




愛さんとりなりーはほとんど一緒に仲間入りしたので一つにまとめさせてもらいました。

主人公の隆斗は、基本的にはいろんな人をからかったりいじったりするお調子者な一面が多いですが、今回や前回のしずくちゃんの時のような場面でははっきりと自分の想いを相手に伝え、多少強引にも相手の心を開こうとする真面目な一面も出します。こうしたギャップもまた良いんじゃ無いでしょうか?
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