東方玉異変 〜incident of Different world〜 作:けろ。
「…あぁ、間違いない。ワドルディの言う通り彼女は吸血鬼だ。」
「やっぱりですか…」
今は先程から10分後。
吸血鬼と確定した少女を簡易的な治療をしてベットに寝かせた直後だ。
「メタナイト、吸血鬼って何?」
とカービィは首を傾げた。
「知らなかったのか…吸血鬼というのはな…」
メタナイトは吸血鬼とは何かをカービィに説明した。
一方、ワドルディは心配そうに吸血鬼の少女の様子を伺っている。
…時々魘されている様だ。
(よほど怖い夢を見ているのかな…凄く魘されてる…)
丁度、説明が終わったみたいだ。
「なるほど…日光が弱点だから焦げてたんだ…」
「ああ。彼女がそのまま日光を浴び続けていたら…死んでいたかもしれないな。」
メタナイトがそう言った。
「助けられてよかった…例え吸血鬼でも僕達とおんなじで生きてるから…」
「そうだね、カービィ。」
とワドルディが頷く。
「とりあえず、一旦様子を見て…」
とメタナイトが言いかけた時。
「うぅ…」
吸血鬼の少女が目を開いた。
「!起きた!」
とカービィが嬉しそうに叫んだ。
「こいし、ちゃ…?」
「…こいし?誰かの名前だろうか…大丈夫か?だいぶ魘されていたが…」
とメタナイトが言いかけた時だった。
「っ!?ここどこ!?まさか、私まで…!?」
「!?まって!まだ傷が塞がってな…」
いきなり彼女は飛び起きた。
と深刻な顔で辺りを見回している。
「だいじょーぶ…?」
カービィが声をかけた。
すると突然
「…貴方達もあいつの仲間なの!?」
と少女が叫び、カービィ達を睨みつけた。
少女とは思えない殺気にカービィ達は一瞬凍りついた。
「っ!?違う、誤解だ!」
とメタナイトがとっさに叫ぶ。
「!?え…そうなの?ごめんなさい…」
と少女が謝った。
「改めて自己紹介するわ。私はフランドール・スカーレット。貴方達の名前はなぁに?」
と少女…フランはドレスの裾をつまんで礼儀正しくお辞儀した。
「僕はカービィ!」
「僕はワドルディ。」
「私はメタナイトだ。」
と3人も自己紹介する。
「へぇ、カービィ、ワドルディ、メタナイトかぁ…ふふふっ、面白いわね!特にメタナイト!」
「ッ!?」
そう言ってフランはいきなりメタナイトに顔をずいっと近づける。メタナイトはいきなりのことにギョッとした。
「貴方、男なのに自分のこと私って言うのね!面白い、面白い!」
とフランはアハハ、と笑っている。
「あ、あぁ…というか顔を離してくれないか?」
「ん?ああ、ごめんなさい。」
そう言ってフランが顔を戻した。
「それにみんなまん丸なのね…可愛い!」
「あ、ありがとう…?」
とカービィが疑問形で返した。