DIGITAL MONSTER -Record War's- (Route:Another) 作:ぴのすけ
辺りは真っ暗で自分以外見えない。
レオモン【………ここは……どこだ……】
恐る恐る歩を進める。
レオモン【…まさか、俺が消される夢の世界……なのか? ……ん?】
レオモンは何かを聞き取る。
レオモン【なんだ? こっちから音が聞こえる…。】
レオモンは音のする方へ進む。
???【……ォ…。 ……レオ…。こっちだ……。】
レオモン【俺を…呼んでいる……。誰だ…、この声は………】
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
???『おい!しっかりしろ!レオ!!』
レオモン『…ん……。』
レオモンは目を開けるとそこには見知った顔があった。
オーガモン『大丈夫か?』
レオモン『オーガ…。』
レオモンは自力で体を起こし、オーガモンは安堵の顔を浮かべる。
オーガモン『はぁ…良かったぜ。チビどもを街に送り届けた後にゲートへ向かって歩いてたらデカい音がしてよぉ…。そしたらゲートが閉まっててお前がぶっ倒れてたから慌てたぜ、まったく…。何があったんだ?』
レオモン『…分からない…ただ、ゲートを潜ったら……ゥッ!』
レオモンは激しい頭痛に見舞われ、手で頭を押さえる。
オーガモン『レオ!どうした!?』
オーガモンはレオモンの両肩を軽く掴む。
レオモン『分からない…ただ、思い出そうとすると……ック!!』
オーガモン『無理に思い出さなくていい!お前が無事ならそれでいいんだからよ!!』
レオモンは思い出すのを止めると、激しい頭痛も治る。
オーガモン『無理すんじゃねえよ。』
レオモン『すまない。』
オーガモン『気にすんな。ところでよぉ、ナイト達は一緒じゃないのか?』
レオモン『あぁ、おそらくナイト達はまだ向こう側にいる。』
オーガモン『そうか…。まぁ…心配だけど、あいつらなら大丈夫だろ!』
レオモン『そうだと思いたいが…。』
オーガモン『くよくよ考えても仕方ねぇぜ?それに、あいつらなら上手くやるだろうよ。俺達が信じてやらねぇでどうすんだよ。』
レオモン『そうだな、無事を信じよう。』
オーガモンは立ち上がり、レオモンに手を差し伸べる。
オーガモン『立てるか?レオ。』
レオモン『あぁ…ありがとう、オーガ。』
レオモンはオーガモンの手をとり、立ち上がる。
オーガモン『レオ…』
レオモン『ん?なんだ?』
オーガモン『お前また体重増えたか?』
レオモン『……少しな。』
オーガモン『おい!教えろよ!!何食ってトレーニングしたら増えるんだよ!!俺だって肉食ってコツコツやってんだけど、なかなか増えねぇんだよ!!教えろよ!!』
レオモン『ん〜…また今度かな。』
レオモンは少し困ったように笑いながらオーガモンから視線を逸らす。
オーガモン『ケチ〜。』
オーガモンは納得のいかない表情をうかべ、軽く舌打ちをする。
オーガモン『レオ!行こうぜ!』
レオモンがオーガモンの方を見るとオーガモンは先程とは打って変わり、柔らかな笑みをレオモンに向けていた。
レオモン『あぁ、そうだな!』
レオモンとオーガモンはグラスランドへ足を運ぶ。
オーガモン『ところでよぉ、なんで急にゲートが閉まっちまったんだ?』
レオモン『…分からない。ただのエラーにしては不自然だと思う。』
オーガモン『そっか…、でも良かったな!ゲートに挟まれなくてよ!あんなのに挟まれたら俺達一発でぺちゃんこだぜ?』
オーガモンは"ガハハ"と笑う。
レオモン『それもそうだな。』
オーガモン『ついでに聞くけどよぉ、ゲート出てきてからぶっ倒れたのか?』
レオモンは少し考えてから応える。
レオモン『デラーレのゲートでナイト達に見送られてゲート内のエリアを通った。そしてアリウスへのゲートを潜ったところくらいから思い出せないんだ。次に気づいた時にはこちらに来ていた。』
オーガモン『…変だな。一番最初に通った時はレオも俺達も何も変な感じとか無かった、なのにレオが最後に通った時にそんな事が起こるなんてまるで狙われてたようじゃないか?』
レオモン『言われてみると確かにそうだな。』
オーガモン『でも実の所、ただタイミング悪かっただけだったりして…。』
レオモン『それもあり得る。』
レオモンとオーガモンが話しながら歩いているとグラスランドの街が見えてくる。
オーガモン『お!グラスランドが見えてきたぜ……って、街が襲われてんじゃねえか!!!!』
レオモン『急ぐぞ!!オーガ!!!』
オーガモン『あったりめぇだ!!!』
レオモンとオーガモンは全速力でグラスランドへ向かった。
続く。