インフィニット・イクス 〜オリジナルライダーの力で生きていく~ 作:XIYON
久しぶりのイクスです。ではどうぞ。
・妹ができました。
或兎「はぁ……暇だなぁ…」
怨念獣・ガルドバニアを倒してから5ヶ月…二学期に入ってすぐの時だった。俺は自宅でいつも通り開発に勤しんでいた。
母さんは1週間の食事の買い出し。姉さんは未だにベットで寝ていた。
ギュルルル……
或兎「ん、腹が減ったか。」
空腹になった俺は早速キッチンに向かった。あったのはカップ麺。しかも〇や〇ぐ。しかも一つ…
或兎「我慢するか。」
するといきなりインターホンが鳴り響いた。誰だろうと思いながら玄関にやってきた俺はその扉を開ける。そこにいたのは黒いフードを被った薄紫の髪…そして同色の瞳をした女の子が現れた。
ソフィア「あ、あの……ひ、火電家は……ここですか?」
或兎「ん?そうだけど…」
こんな時に配達?……ではなさそうだ。どうやら緊張してオドオドしているのか。会話がなかなか進まなかった。彼女の右手にはスーツケースがあった。まさか?姉さんとパジャマパーティーの約束をした女の子?
或兎「えぇと……君は?」
ソフィア「火電……ソフィアです。」
或兎「え?」
今なんと言いました?火電?まさか……俺に妹?
愛莉「お待たせ〜!あらソフィア。もう着いてたの?」
ソフィア「あ、ママ。」
或兎「え?ママ?」
椿「うーん……何なのよ。こんな朝からぁ……あれ?アナタは…」
愛莉「ふふ、或兎、椿。この子はね?今日から私達の家族になる子なのよ?」
或兎&椿「へぇ〜……え、えぇーーーーーーーーーー!?」
数分後……
或兎「へぇ……アメリカから?」
愛莉「えぇ。幼少期から貧しい家庭に生まれ育ったの。けど、そのせいで自己肯定感が低くて引きこもりしがちな子だったのよ。最低限喋れるんだけどね?」
ソフィア「……」
椿「引き取ったのはいつぐらいなの?」
愛莉「産まれた時から両親がいないから、1週間ぐらい前に引き取って火電家として迎え入れたの。」
或兎「1週間前……というと、俺が ガルドバニアとの戦いから3ヶ月…桃夢卿での件のあとすぐじゃないか?」
愛莉「そうね。2人とも仲良くしてあげてね?」
それから数分後、引越し業者が現れた。俺達の家にはまだ一つ狭い空き部屋があった。縦に広がる部屋だが、ベットやタンスらデスクもそれなりに置けるスペースがあった。
しかしソフィアは…
或兎「ソフィア、それは?」
ソフィア「エナジードリンク。」
これでもかと言うぐらいの大量のエナジードリンクを冷蔵庫に入れるソフィア。中毒症状にならないか心配になってきた…
ソフィア「大丈夫。ママのご飯はちゃんと食べてるから。」
椿「食べてるのね。」
或兎「あははは……」
すると突然ソフィアのスマホから通知音が鳴り出す。彼女はすかさずポケットから取り出し、その通知を確認すると…
ソフィア「ひゃあああああああ!ネオ様ァ!ネオ様ァ!」
先程の臆病な性格はどこにいったのか…突然マゾヒストなみの悦びを見せる。
椿「それって…最近話題の歌姫ネオよね?まさかアナタ…」
ソフィア「うん!うん!うん!この人の声を聞いてから自信が強くなったんだ!んでね!今度東京でライブを行うんだって!アメリカで住んでいた頃からファンだからもうドキドキしてるんだよぉーーー!ひゃああああああ!」
或兎「いや冗談抜きでヤバイくらいのの崇拝力だな…」
そして次の日の学園……食堂でみんなと食事をしている頃に…
「「妹?」」
或兎「あぁ、俺より少し背が低い子なんだけどさ。人見知りで最低限なことしか話せないけど……可愛いやつだよ。」
響子「へぇー!良かったじゃん!」
咲姫「でも血は繋がってないんだよね?」
或兎「うん。母さんが受け子として……両親は産まれた時から亡くなってたみたいなんだ。」
由香「でも良かったじゃない!家族が増えることはいい事なんだから。」
或兎「まぁ……それはいいんだけどさ…アイツ、歌姫ネオのことを膨張抜きで異常な程崇拝してるんだよ。」
咲姫「歌姫ネオって……確か今度、東京でライブをやる人気絶頂中の歌手だよね?」
衣舞紀「そのネオの大ファンってことなのね?」
するとそこに…
???「いっただきまーす!」
小柄な体格でハイライトの無い黒い瞳を持ち、前髪をポンパドール風に纏めてハーフアップした髪色がクリーム色に近い金髪の男性が爆盛ミックスフライ定食を食べていた。
或兎「誰だアイツ…」
絵空「え!?知らないの?」
或兎「お、おう。」
由香「
或兎「それってつまり…」
響子「もしかしたら或兎と同じ境遇の人間かもね?」
或兎「(転生者……ってことこか。でも、にしては異様な気だな。)」
そしてお昼休みが終わった俺達はアリーナでISの授業を受けることに……まぁ、ライダーの力があるからISはそこまで必要ないんだけど…
由香「ねぇ或兎!他のみんなが練習してる間に私達の相手してよ!」
絵空「私達、まだまだ鈍ってるからお願い!」
由香と絵空は俺が強いのが羨ましいのか2対1の模擬戦をお願いしてきた。仕方ない…新しい力も試したいしな?
千冬「では…笹子と清水。そして火電での模擬戦を始める。」
煉次郎「(お、模擬戦かぁ…1人はお金持ち…もう1人は実家がスポーツジムをやってるんだったけ?俺もそのジムには世話になってるな。んで相手は…織斑一夏に次ぐ2人目の男性操縦者か…だけど、なんで制服なんだ?)」
煉次郎が考え事をしている間に由香と絵空は既に変身していた。
由香「んじゃ、変身してどーぞ?」
絵空「どこからでもかかってらっしゃい!」
アルト!Access Granted!
ダイブイクスライザーを取り出した俺はアクセスカードを挿入。ホルダーから新たなメダルを取り出す。
由香「え、何それ?」
絵空「或兎…アナタまさか。」
或兎「ちょっと実験に付き合って貰うぞ?」
ビースト!ブレイズ!キューン!
或兎「叫ぶぜ、本能!変身!」
仮面ライダーイクス!シグマトライファング!
アルヴィー「まーた頭のおかしい形態作り出したよコイツ…」
イクス「あれが或兎だよ。」
由香「なにその姿!?聞いてないんだけど!?」
絵空「う、ウソ……私勝てる自信がない。」
或兎「さぁ、どこからでもかかって来い。」
由香「なら!」
まず由香が俺に攻撃を仕掛けてきたが、俺はイクスライザーで防ぐ。その隙に絵空が俺の隙をついて不意打ちをしようとするが、由香を足で蹴飛ばし、彼女の持つ剣に乗る。
絵空「ウソッ!?」
由香「なら、この姿で!」
電王!キュアスカーレット!シンケンレッド!
ジェニファー「燃え盛る刀、麗し紅の高み!」
パーティーライズ!いざ真剣にクライマックス!キュアリライズ!
スカーレットクライマックス!
由香「いざ尋常に……勝負!」
アガート・ラーム!装填!〜♪
絵空「武装転回。」
妖艶開戦!Seilien coffin!airget-lamh tron!
銀腕の英智!ダイヤモンド・アガートラーム!
2人は姿を変えて逆転しようと試みる。絵空が片手の蛇腹剣を使って俺を拘束しようとするが、俺はそれを瞬時に避けた。だがその隙に由香が俺の急所を当てようとしたが…
或兎「甘い。」
由香「えぇ!?」
イクスライザーでそれを防ぎ、片足でアリーナの片隅まで由香を吹き飛ばした。流石の由香でも俺の新たな姿に苦笑いしてしまった。
由香「うっふぅ…強くない?」
或兎「さて…次は絵空だな?」
絵空「くっ…こうなったら!」
アリーナが緊迫した状況のなかで俺と絵空は持っている武器を構えて、戦闘を再開しようとしたが、それに待ったをかけた人物がいた。
煉次郎「よし、もういい。」
「「え?」」
煉次郎「千冬先生。俺も戦わせてください。」
千冬「導木夜?ISを持っていないお前が?」
煉次郎「えぇ…んで、少しハンデをやろうかなって…3人がかりで俺にかかって来て欲しい。専用気持ちの奴らからね?」
「「!?」」
或兎「専用気持ちの生徒を3人がかりで?それを1人で倒すのか?」
変身を解除したあとに俺は煉次郎のことを言ったことに問いをかけようとするが…
セシリア「上等ですわ!先生、私、彼の相手をして差し上げますわ!」
ラウラ「なら私もいこう。ちょっとムカついてきた。」
箒「私もだ。」
どうやら煉次郎は箒、セシリア、ラウラの怒りを買ったようだ。だが煉次郎は制服を着たまま…てか、IS学園の制服改造してるだろ。
それから数分後…3人は準備が終わっており、既にアリーナで待ち構えていた。
すると煉次郎側の方に座っていた俺に彼が…
煉次郎「或兎っち。」
或兎「?」
煉次郎「俺の戦い方を見せてやるよ。しっかり目に焼き付けな?」
と言って制服の状態で立った。
箒「ISを纏わないで制服のままで来るとはな?」
セシリア「舐めていますわね?後悔しますわよ?」
ラウラ「覚悟するんだな?」
煉次郎「上等だかかって来い!」
千冬「試合開始!」
箒とラウラが先攻して煉次郎に突撃、そしてセシリアは後ろでスターライトで煉次郎を狙う。だが…
煉次郎「楽勝だな?」
「「え!?」」
咲姫「セシリアさんが放ったスターライトmkIIIの弾丸を一瞬で避けた!?」
響子「ちょっと待った!煉次郎はまだ立ち尽くしたままだよ!?」
衣舞紀「い、一体どうなってるの?」
そのあとに箒とラウラが煉次郎に仕掛けるが、煉次郎は…
箒&ラウラ「はぁああああああ!」
煉次郎「遅せぇ…」
箒&ラウラ「!?」
その攻撃を瞬時に避け、蹴りだけで2人を吹き飛ばした。ISを纏っているのに生身で吹き飛ばすという荒業…彼の身体は一体どうなってるんだ?
煉次郎「そんなもんか?代表候補生で専用機持ちと聞いたからめちゃくちゃ強いって思ったんだけどなぁ?」
セシリア「くっ!舐めて貰っては困りますわ!」
セシリアはティアーズを展開して煉次郎に向けて放つが、煉次郎はそれを箒とラウラを盾にして防いでしまった。
セシリア「なっ!?」
ラウラ「なっ!?セシリアのティアーズを私達で防いだのか!?」
箒「くっ!?シールドエネルギーが!」
煉次郎「そろそろつまんなくなった。終わりにしてやる。」
と言った煉次郎は箒には蹴り、ラウラには背負い投げでセシリアにぶつけ、一気にシールドエネルギーを減らした。3人はエネルギーを全て壊されて戦闘不能。煉次郎の勝利となった。
セシリア「そ、そんなぁ…」
アリーナにいた生徒は生身で勝った煉次郎を見て怖がってしまう。だが彼は…
煉次郎「うるせぇ、俺に文句ある奴は片っ端からぶっ潰してやるぞ?俺は女尊男卑を掲げてる奴は気に入らねぇんだよ。日和ってる奴がいれば全部壊してやる。」
放課後…俺はソフィアのためにあるものを作っていた。イクスライザーの量産だ。実はあの後、煉次郎と訳ありで友達となった。まぁ理由はあまりないけどな。
或兎「よっし…あとはソフィアにこれを渡すだけだ。」
そう言って俺はソフィアが使うイクスライザーをアタッシュケースに閉まった。
イクス『なぜ妹にイクスライザーを?』
或兎「今日の模擬戦あったろ?実は母さんが用事で学校に着てたんだけど、ソフィアも一緒にいてな?偶然にも俺が闘っていた瞬間を見てたらしくてな?そのあと、ソフィアが俺に聞いたんだよ。」
ー
ソフィア『お兄…私もお兄みたいに戦えるかな?』
或兎『そうだな…まぁ、体力はあるし…戦えるんじゃないかな?異常な程、ネオを崇拝してるから、いけるだろ?』
ソフィア『本当に!』
或兎『今日、時間があったら作ってやるよ。』
ソフィア『ありがとうお兄!』
ー
或兎「てなことがあってさ。」
イクス『なるほど…通りでメダルも凝ってるわけか。』
ソフィアの話をしていたらいきなりインターホンが鳴り出した。気になった俺は玄関の扉を開けた。するとそこにいたのはなんと煉次郎だった。
煉次郎「よう或兎っち。」
或兎「煉次郎、どうした?」
煉次郎「あぁちょっとな…或兎っち、今暇か?」
或兎「煉次郎…あぁ、今やりたかったことが終わってちょっと休もうと…」
煉次郎「そうか…おもしれぇところがあるんだよ。一緒に来るか?」
或兎「はぁ…(嫌な予感がするな…一応、コイツも持っていくか。)」
次回
・義ノ悪魔