INFINITE STRATOS with EX-AID&BUILD 作:G・himagin
某年23時55分
「っしゃ!一夏、買ったぞ!」
「あぁぁっ、負けたぁぁっ!!」
「うおっ、うるさっ!」
隣で一夏が叫び、余りに声がデカい為思わずヘッドホン越しに耳を塞ぐ
予め年越しはゲームをしながら越そうと2人で決め、その為に俺は某大乱闘ゲームや某建築アリのバトロワが出来る様にとゲーム端末を揃え俺の家に泊まり、9時からゲームに勤しんでいた
「認められねぇ……ロボット腕ぶんぶん丸には負けられねぇ……!」
「そのぶんぶん丸にお前は負けてるだぜ?どうする?」
「次のマッチでボコボコにしたらぁ!」
「それでいい!」
俺と一夏がもう一マッチする為にコントローラーを握り直そうとした時コントローラーを後ろから来た手に奪われた
「ほれほれ、もうすぐ年越しだぞ。ゲームすんなら年越した後にしろ中学生」
「普通はそこやめろって言うとこじゃね?零兄」
「別に冬休みにどうこう言うわけないだろ、始業式までに生活リズムを戻せばいい」
「さっすが零兄、話がわかる!」
「ま、俺もダチとはこんな感じで年越したしな……」
零兄が何故か首を傾げる
「どした零兄」
「あぁいや……そういやアイツらから連絡が無いなって」
「連絡?」
「アイツらの事だから毎年するかと思ったが……なんで来ないんだ?」
「いや、わからん」
「だよな……うーむ、ちょっと今度調べとくかな……」
そう言いながら壁によりかかって考え事をし始める零兄
「なあ一夏」
「どした永珠」
「零兄のダチってどんな人だと思う?」
「……零兄と同じようにヤバいやつ?」
「それは違いない。でもどんな人なんだろうなって、零兄がダチって呼ぶくらいだからよっぽど信頼されてるんだろうし……」
「ダチについて話してる時は楽しそうだしな、零兄。正真正銘の親友って奴かな……」
「益々想像がつかねえ……」
「全くだ……」
「おいおい、人の友人を化け物みたいに言うんじゃねーよ」
「「聞いてたのか!?」」
「聞こえた。まあ化け物なのは否定しない」
「しないのか……」
友人化け物呼ばわりかよ……
「ただ2人とは、俺の中で1番色々な物を見せてくれたな」
「色々な」「モノ?」
「色々な世界を旅して色々見てきたんだ。恋人とも見たが、その時とは違った景色も見れた……ってやば!」
「「ん?」」
「もう残り1分だぞ!」
「「うわやっば!」」
俺達は慌ててテレビをつけ、年越しカウントダウンを待った。そしてラスト5秒
『5!』
『4!』
『3!』
『2!』
『1!』
『「「0!ハッピーニューイヤー!」」』
「あけましておめでとう、永珠。今後ともよろしく」
「あけましておめでとう、一夏。今後もよろしくな」
そう言うとゲームを再開した