INFINITE STRATOS with EX-AID&BUILD   作:G・himagin

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2ヶ月近く更新しないハーメルン小説家が居るらしい()


Before Story III

あれから数日が経ち、零が帰宅すると、リビングで仮面ライダーブレイブ……鏡飛彩が座っていた

 

「あ、鏡先生!?」

「久しぶりだな、永珠」

「そ、そうですね……とりあえずお茶出しておきましょうか?」

「大丈夫だ。それより……」

 

飛彩はテーブルに先の戦闘で得たあのベルトを置いた

 

「これが何だか、わかるか?」

「まあ、えぇ……ビルドドライバー、でしたっけ」

「そうだ。これは現時点で桐生戦兎、万丈龍我、皇牙零しか持っていない。だが」

「敵が持っていた、ですか?」

「そうだ。敵の特徴を抑えておきたい、永珠、織斑一夏君を連れてきて貰えるか」

「あ、はい」

 

そして一夏を呼ぶと、やはりビッグネームが目の前にいるのもあり驚いていた

 

「あわわわ……ちょ、零、これどういう事だよ!」

「あの怪人の特徴が知りたいんだと」

「この衝撃でんなもん全部吹っ飛んだわ!」

「まじすか……」

 

暫くして一夏が落ち着いてから話が再開された

 

「右側に紫色の歯車見たいなのがついていて」

「紫色の銃みたいなの使ってました」

「あとはエンジンブロスXって呼んでたよな。あの銃」

「X、か……」

 

Xという文字を聞いて露骨に顔を顰める飛彩

 

「あの…どうしました?」

「いや、こっちの話だ。それ以外には特に説明出来る事は……」

「無いですかね……」

「まあ……歯科医(神奈)の説明に比べれば数倍マトモだな……」

「「どんな説明したんだあの人……」」

 

歯科医……神奈の説明力の無さに2人が絶句していると、空中でなにかが爆発したような音が鳴る

 

「ん?」

「なんの音だ?」

「俺が外を見てくるから2人はここで──」

 

宝条家の壁が吹っ飛び、3人は壁に叩きつけられた

 

 


 

「ぐぶっ!?」

「がはっ!」

 

その衝撃から時間にして5秒ほど一夏と永珠は気絶していたが、歴戦の戦士である飛彩は、上手く受け身をとりダメージを軽減し、ゲーマドライバーを装着する

 

「……エンジンブロスX()という名前から不吉な予感はしたが……正解だったとはな」

 

先程まで壁だったものは跡形もなく吹っ飛び、代わりにそこには額と胸部に【X】の文字が刻印された機械兵……Xガーディアンとゴツい人型をしており背中には中央線状の模様がある異形……ロード・ドーパントが住宅街に居てはいけない程の夥しい数居た

 

「……死の商人、()()X()

 

そしてその中心に立っているのはあの時の上下共に白の服の女性

 

「一応最終通告です…ビルドドライバーを寄越しなさい」

「断る。お前達財団Xに渡すものでは無い」

「そうですか……では、お別れです」

 

GEAR ENGINE!

FUNKY!

ENGINE RUNNING BROS X!

 

女性はエンジンブロスXに変身し、ロード・ドーパント達に殲滅を命ずる

同じタイミングで、飛彩はガシャットを起動し、ゲーマドライバーのレバーを開き、レベル2になっていた

 

TADDLE QUEST!

 

「変身」

 

ガシャット!ガッチャーン!レベルアーップ!

辿る巡る!タドルメグル!TADDLE QUEST!

 

迫るXガーディアンはガシャコンソードの一閃で舞い上がり、無双ゲームの雑魚キャラの様に軽々と蹴散らされていく

ロード・ドーパントの熱線も氷属性になったガシャコンソードにより凍結し逆にガシャコンソードの一撃で氷漬けにされていく

歴戦の戦士であるブレイブ相手にロード・ドーパントやXガーディアンなど役に立たず、数分で半数以上がけちらされていた

 

「ハァァッ!」

「ちっ……」

 

蹴散らされていくXガーディアン達に苛立ちを覚えたエンジンブロスXは高速移動による連撃を叩き込む

 

「くっ……」

「ッ…!」

 

しかしブレイブは数歩後退した程度で大したダメージは与えられておらず、驚愕したエンジンブロスXの次の攻撃にカウンターを返す

 

「ぐぅっ!?」

「経験が浅いな、幾ら早く動いた所で予測出来るなら無意味に等しい」

「旧式の分際で馬鹿にしてッ!」

 

エンジンブロスXの連続攻撃をガシャコンソードでいなし直接のダメージをほぼゼロにして炎属性状態のガシャコンソードでたたっ斬るブレイブ、そこにはスペックでは説明の付かない【格の違い】が現れていた

 

「旧式……か、常にベルトのアップデートをして、俺達も休むこと無く訓練を怠らなければ旧式だろうが関係は──」

 

ガシャコンソードの薙ぎ払いでエンジンブロスX、Xガーディアン、ロード・ドーパントが蹴散らされる

 

「──無いッ!」

 

ブレイブの圧倒的な実力差はエンジンブロスXのスペックで補うことは出来ず装甲はボロボロとなり、ブレイブの一撃で簡単に撃破されてしまうことが容易に想像出来た

 

「く、くく……」

 

しかしエンジンブロスXは()()()()()

 

「何を笑っている……!」

「おっと、仮面ライダーブレイブ、もう動かないことをおすすめしますよ。貴方のお仲間さんの息子とその友人を殺されたくなければね」

 

その言葉で振り返るブレイブ

 

「ご、ごめんなさい……飛彩さん…」

「ぐぅ……」

 

Xガーディアンが永珠と一夏に機関銃の銃口を突きつけていた

一夏に至っては抵抗したからか、顔に怪我をしていた

 

「お前ッ!」

「武器を捨てて下さい……そうすれば助けてあげますよ」

「……」

 

ブレイブはガシャコンソードを地面に投げ捨てる

 

「良い人だ……仮面ライダーに相応しい……ですが、貴方は私が殺してあげましょう!貴方の未来はもう無い!」

 

永珠と一夏が人質に取られているので動けないことをいいことにエンジンブロスXはブレイブを嬲り始める

 

「余計な仕事を増やし手間取らせてくれる!」

「がっ……ぐぅっ!」

「貴方達仮面ライダーは何時も私達の邪魔ばかりする!消えろ、無くなってしまえ!」

 

呪詛のような言葉を投げつけながらただの力(暴力)を振るうエンジンブロスXに対して……同時に、見ている事しか出来ない自分に対しての永珠の怒りが溜まっていく

 

「クソ……俺が、コイツらを倒せたら…!」

 

それは目の前の暴力を止める為の願望か、はたまた力への渇望か……そんな永珠の目にある物が映る

 

「あれなら……もしかしたら……!」

 

永珠はそれを見て、すぐに行動に移した

 

「らぁっ!」

 

椅子を掴みXガーディアンに向けて殴り付ける。ガギィという鈍い金属音と椅子が砕ける音が鳴った時には永珠はソレに向かい駆け出していた

 

「なっ……」

 

エンジンブロスXが異変に気付き永珠に銃口を向けた時には、永珠はそれを掴んでいた

 

「……取った!」

 

手に握られているものは()()()()()()()()

そしてそれを腰に宛てがう永珠をエンジンブロスXは嘲笑した

 

「無駄ですよ……ボトルがなければそれは鈍器未満です…。それを手に入れるという蛮勇は褒めてあげようと思いましたが……」

 

エンジンブロスXはネビュラスチームガンを永珠に向ける

 

「どうせすぐに死ぬので褒める意味なしですね」

「永珠ッ!」

 

飛彩が叫ぶのとほぼ同時にエンジンブロスXが死の弾丸を放つ

そしてその弾丸は永珠の脳天を貫く軌道を通り──

 

ガァンッ!

 

()()()()()()()

 

「なぁっ!?」

 

予想外の事態に焦るエンジンブロスX

弾丸を弾いたモノは2本のボトル──()()()()()だった

突然現れたフルボトルを永珠はまるで使い方を知っているかのように掴み、3回ほど振るとキャップを合わせビルドドライバーに装填した

 

DOCTOR!GAME!ベストマッチ!

 

有り得るはずの無い、存在するはずの無いボトルが永珠の元に現れ、使われる

しかしここに零がいた場合は納得をするだろう。そのフォームは永珠に最も相応しい姿にさせるのだから

 

Are you ready?

 

「……変身!」

 

EX-AID!

MIGHTY JUMP!MIGHTY KICK!MIGHTY MIGHTY ACTION X!

 

本来のビルドのようにハーフボディに挟まれる変身ではない

上から下に流れるように装甲が展開され、その姿はベルト以外は仮面ライダーエグゼイド アクションゲーマー レベル2と同じモノへとなった

 

「あ、あ、ありえないっ!」

 

目の前の光景が信じられないエンジンブロスXはただ喚く、しかし、そんなモノはエグゼイド……()()()()()()()()には関係はない

目の前の、弱者を虐げ、卑怯な真似すら辞さない悪を倒す。その為に変身したのだから

 

「ノーコンティニューで、ゲームクリアだッ!」

 

もう1人の仮面ライダーエグゼイドによる反撃が始まった

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