白鯨討伐作戦を明日に控え、ここクルシュ邸には異様な熱気が渦巻いていた。それは俺やレムを含めた討伐隊の面々、そして物資移動用の地竜など、明日の討伐に向けての決起集会が行われていたからだ。
普段は舞踏会にでも使われていそうな大広間には、その煌びやかな装飾には似合わない戦を前にした戦士達の顔が並ぶ。
「すごい数の人と物ですね」
「そうだな。三大魔獣と呼ばれる敵を相手にするだけのことはある」
この作戦の始まり、話の発端はナツキの証言によるものだった筈だ。普通なら根拠もよくわからない戯れ言など切って捨てられるだけだろうに、己の従者を信じ、人を集め、物資を確保し、今目の前に広がる光景を実現させたクルシュの手腕は感嘆せざるを得ない。
「いよいよやなぁ、スミムラくん」
クルシュを討伐作戦の立役者として挙げるのならば、もう一人、彼女もその一人だろう。
「ご機嫌麗しゅうアナスタシア様」
「似合わん挨拶やなぁ。明日は白鯨を相手取るっちゅうのにスミムラくんには緊張した様子が見えへんようでなによりやわ」
「まぁ、家業の関係で『人成らざるもの』の相手は慣れていますから」
「ほ〜ん『家業』なぁ。ウチとしてはその辺の話はもっと詳しく聞きたいところやけど…… ちょっと今立て込んどるさかいに、またの機会にな。昨日も言うたけど明日はウチの子たちを頼むな」
「えぇ、こちらこそよろしくお願いします」
アナスタシアはそれだけ言葉を交わすと「ほなっ」と、来た時と同じように軽く手を挙げて去っていった。忙しそうに見えるのは、彼女も王選候補者の一人として顔を出さねばならない所が多い為だろう。
「そんな忙しい中でも俺に会いに来るとは……さては惚れているな」
「トキモリくんって女性が絡むと本当に容易く騙されてしまいそうですよね」
「違うな、間違っているぞレム。正しくは、そもそも『女性になら騙されてもいい』と思ってるだ」
「はぁ……もう怪我さえしないでくれたらなんでもいいですよ」
「肝に銘じておくよ」
まぁ、女性が相手の事なので肉体的ケガはともかく軽い『ヤケド』ぐらいなら見逃して欲しいところだ。
そんな事を考えていた時、
「ーーッ!!」
俺の影を呑み込むように背後から大きな影が現れる。さらには、その影から頭を鷲掴みにせんと手が伸びてくる気配を察知した俺は、咄嗟にそれを躱すと、近くにいたレムを引き寄せ守るように自分の背に隠した。
「おぉっ! 驚かせてすまんな兄ちゃんッ!!」
影の主を警戒するように睨みつけると、そこに居たのは俺よりひと回りは大きな獣人の男だった。
男は距離感を間違えているのではないかと思える音量とコテコテの関西弁で話を続ける。
「お嬢から話は聞いとるわ。あの剣聖に真っ二つにされたくせにピンピンしとる強者ってのは兄ちゃんのことやろ??」
この大男がいったい『お嬢』なる人物からどんな話を聞いたのかはわからないけれど、その総評では凄いのは真っ二つにされた人間を回復させたフェリスであって、俺はただ斬られているだけではないだろうか。
俺はそうツッコミたい気持ちを抑えて、獣人の男へ礼節を持って挨拶を交わす。
「初めましてスミムラトキモリです。その独特の訛り……『お嬢』というのはアナスタシア様のことでしょうか??」
「おうっ、その通りやで兄ちゃん。ワイは『鉄の牙』団長のリカード言うねん。そっちの嬢ちゃんもよろしゅうなあ!」
耳がつんざけそうな音量に耐えながら俺とレムはなんとか会釈を返す。そんな俺たち…というか主に俺をリカードは品定めするように上から下までじっくりと眺めると「なるほどなぁ……」と何か納得したように呟いた。
「お嬢が大袈裟に言うとるだけやと思っとったけど…… こりゃ、ワイも手柄がなくならんように張り切らんとなぁ!!」
ーーバシンッ!!
「痛ッ!!」
「ガハハハハッ!!」
リカードはその無駄にデカい手で俺の背中を叩くと、何が面白いのか豪快に笑い始めた。
初対面の相手に対してあまりにガサツすぎる男の態度には、流石に文句の一つでも言ってやりたくなる。しかし、肝心の男は「あッ!!」と遠くに自分の主人を見つけると、もはや俺には目もくれず飼い犬が駆け寄るように去って行ってしまう。
「大丈夫ですかトキモリくん??なんというか豪快な方でしたね」
「ありがとう、レム。横暴というかなんというか……まぁ、武を売りにしている兵団を率いるのならあれぐらいの剛胆さは必要なんだろうな」
離れてなお「ガハハッ!」と耳に届く声の主をそう総評した。友人になりたいかと問われると微妙なところだけれど、上司として考えるのなら、あれだけハッキリとした性格は気持ちがいいのかもしれない。
「へへぇ〜ん。団長もすごいけどぉ…… ミミのことももっと褒めてもいいんだよー!!」
「ーーッ!!」
その声が耳朶に触れるとき、この世の『かわいい』を全て頭に放り込まれたような衝撃に襲われる。俺は瞬時に、視線を巡らせ、神経を研ぎ澄まし、全身全霊をもってその殺人的な愛嬌を振りまく生物の探索に励んだ。
この時の俺は、例えばあと少しでもその『ぷりち〜生命体』の発見に手こずるようならば、無用なトラブルを引き起こす可能性は百も承知で、魔獣討伐隊のど真ん中で魔獣に見紛われる事間違いなしの『黒鰭』にお願いするのも辞さなかっただろう。
しかし、幸いにも…… 否、極上の幸いにも、この世の愛らしさの全てを凝縮させたようなオレンジ色の頭は、視線を下げたすぐ膝下で見つけることができた。
超至近距離でその愛嬌に当てられた俺は我を忘れてその頭を撫でくり回す。
「生きてて偉いッ! かわいくてえらいッ!
ちっちゃくてかわいいッ! ケモ耳えらいッ! もふもふしてるなぁ、もふもふしてるぞ、もふもふさせろぉ!!」
「ぎゃははははっ!なんだかよくわかんないけど、ミミめちゃくちゃ褒められちった」
かわいい……それ以外の言葉は見つからない。
もしも、人体にかわいいの許容量があって、それに応じた致死量が定められていたとするならば、今の俺は過剰摂取により即死していたこと間違いなしだ。
それぐらいかわいい。
どうしようもないほど、途方もないほどに…ただひたすらかわいいのだ。
「このかわいさ唯一無二なり」
そう思っていた。
「お姉ちゃん、なんだかその人危ないよっ! 早く離れた方がいいよ!」
「ーーッ!!」
ミミの頭を堪能していた俺は、彼女を『お姉ちゃん』と呼ぶその生物を視界に捉えると言葉を失ってしまう。
「かわいいが…… 2倍、だと……」
そこにいたのはミミのローブの肘あたりをちょこんと摘み、必死に彼女を俺から離そうとする小さな少年の姿だった。
「お、お姉ちゃん、この人知り合いですか?? なんだか目がすごく怖いんですが」
「えぇ、そっかなぁ?? ミミは全然怖くないし、へータローがビビりすぎなんだよ。それに、お嬢も『仲良くしてもらい』って言ってたじゃーん」
「そ、そうかもだけど……」
ミミのことを『お姉ちゃん』と呼ぶということは、この子は彼女の弟ということなのだろう。なるほど、それならばこのかわいさにも納得がいくというものだ。
そんな彼も今この場にいるということはおそらく明日の討伐作戦に参加するのだろう。ならば……怯え切った表情でコチラを見つめる彼との友好的な関係を築こうとすることは実に自然な行動だろう。
「あなた、へータロー君って言うんだね!そだよ、おにーさんは怪しい者じゃないの!怖がらなくていいんだよ!コッチおいで!何もしないよ!だからね、お兄さんとお友達になろう!フレンズだよフレンズ!」
「ヒィィッ、お姉ちゃん逃げようよ。仲良くなんてムリだよっ!」
右手でミミの頭を愛でながら左手をわきわきとさせてへータロー君を招いてみせると、彼は俺をまるで怪物でも見るような目で後ずさってしまう。
「どうして逃げるのかな??あーはー!もしかして狩ごっこかな」
「トキモリくん。へータローさんは男性ですよ??」
そんな俺を視界の端っこで冷めた目で見つめるレムが問いかけてきた。
「『カワイイ』と『かわいい』は別物だ」
「では、やっぱりフェリス様も……」
「あれは分別してくれ」
ちなみに、レムは『カワイイ』である。愛すべき存在か愛でるべき存在か。要するに性的に見てるか見ていないかだ。
ちなみにちなむのなら。
俺にとってのフェリスは『愛すべき』か『愛でるべき』かを問われるなら、当然アイツは『燃えるゴミ』である。
「おにーさん明日は安心してくれていいかんね。ミミとへータローがいればサイキョーだもん。それに、団長もいるから超サイキョーって感じだしぃ」
ポコんっ!と、その平らな胸を叩いて見せるミミ。その姿にはもはや尊さすら感じてしまう。
「あぁ、頼りにしてる。へータローくんもよろしくな」
「は、はいっ。よろしくお願いします」
「ミミにまっかせといて〜」
彼女達姉弟の対照的すぎる反応に、俺とレムからは思わず笑みがこぼれた。
白鯨がどれだけ強大な相手なのかはわからない。その多くが謎に包まれている魔獣だし、きっと現場では不足の事態や窮地が待っているのだろう。
しかし、たとえどんな苦しい闘いになろうとも、ここにいる全員が欠ける事なくまた笑えるように、その全力を尽くすことを俺は改めて誓うのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
その後も様々な人たちとの交流を重ねた。
兵団の団員やクルシュに仕える人。年齢も性別も、さらには種族もバラバラな者たちではあったが、その全ての人々が明日の『白鯨討伐』という目標を見据えて同じ方向を向いていた。
そんな人達の話を聞く中で、俺はヴィルヘルムさんのようにその家族を白鯨に奪われた者が想像よりも多くいることを知った。
白鯨に呑まれたものはその存在自体が忘却の中に消えてしまい、故人を偲ぶことすら許されないのだという。
それはどんなに悲しく、残された者にとって空虚な世界に変えてしまう事なのか。その痛みは想像することすら難しい。
「あれは…… 」
そんな事を考えていると不意に…いや、おそらく意図的だろうが、一人の男が視界に止まった。
「悪いレム。少し席を外す」
「えぇ……それは構いませんがどちらへ??」
「ちょっとした野暮用だよ。相手は男だから気にするな」
「べ、別にそこは気になってません」
このままレムをいじって遊びたい衝動に駆られるが、それをグッと堪えて会場の外へと向かう。
こちらの来客が途切れたタイミングでわざとらしく視線を送ってきた人物を追うように扉を開けると、その男は待ち構えていたようにそこにいた。
「よぉ兄弟、奇遇だな。ちょっと外で話でもしないか??」
ナツキスバルは待っていたことを隠そうともしないくせに、白々しくそう言い放った。しかし、腹を立てることはない。コイツの癪に触るような物言いは今さらだからだ。
「あぁ、かまわない」
俺がそれだけ返すと、ナツキは背を向け先導するように歩き出す。俺は黙ってその後をついていく。すると、たどり着いたのは花に囲まれたあの庭園だった。
「綺麗だろ、ここ」
足を止めたナツキスバルはこちらに視線を向ける事もなく独りごちる。
「なんだお前……もしかして俺を口説いてるのか??」
「んなわけねぇだろ。真面目な話だ、真面目な。ヴィルヘルムさんの話は聞いたか??」
「あぁ、奥さんの話なら聞いたよ」
「そうか。この黄色い花はさ、その奥さんが好きだった花なんだってよ」
ナツキスバルはその場にしゃがみ込むとその濁りきった瞳で花を見つめた。それに倣うように俺も足下へと視線を送る。
そこには青々と生い茂るハート型の葉と、それに寄り添うように咲く小さな黄色い花があった。
「この花…たしか『カタバミ』っていったか??」
俺は頭の中にほんのりと浮かぶ花の名前を口にした。子供の時に一度聞いたことがあるような朧げな記憶でしかないけれど、たしかそんな名前だった気がする。
「え、クローバーじゃねぇのコレ」
間近で花を愛でていたナツキが驚いたように俺を見上げる。
「お前なぁ……これ世話してんのヴィルヘルムさんとお前なんだろ??」
「まあな。でもよ、この花の名前は知らなくたって大事に育てている事に変わりはねぇんだし、細かいこたぁ言ってくれるな」
「にしても、だろ」
「大切なのは込められた『想い』なんだぜ」
そういうとナツキは立ち上がり俺へと向き直る。普段は何を考えているのかまったくわからない光なき黒い眼の奥に、何か強い意志が宿っているのを感じた。
「俺はどうしても明日の討伐を成功させたい。クルシュ様の使用人としてってのも、もちろんある。けれど、それ以上にヴィルヘルムさんの想いを果たしてやりたいんだ」
「………」
「あの人は不器用だからわかりにくいけど十分すぎるぐらいに苦しんだんだ。だからさ……頼む」
ナツキが腰を折って頭を下げる。その表情は窺うことはできないが、その姿はどこまでも真剣で、嘘は、ないように思えた。
「悔しいけど、やっぱり俺は非力なんだ。その事は他でもねえ、俺自身が嫌というほど思い知らされてる」
『思い知っている』ではなく『思い知らされている』。いったい奴のこれまでにどんな苦難があったのかはわからないけれど、その光を失った禍々しい瞳を見れば、それが生半可なものではない事だけは理解できた。
「だから、俺にはこうして頼む事しかできねぇ。下げられたからってどうって事もない、安い頭だってのもわかってる。それでも……頼む。全員が無事明日を終える為にはお前の力が必要なんだ」
頭を下げたままのナツキの身体は少し震えているように見えた。それが、同性の俺に縋らねばならない悔しさなのか、それとも自身の非力への恨みからなのかはわからない。
俺はそんなナツキの姿をかっこ悪いとは思えなかった。
力があることが正義とは思わない。
弱いことが悪であるはずがないのだから。
けれど、強くなければ通せない事も確かにあって、それは力がなくてはどうする事もできなくて。そして、それを『弱者の立場』として受け入れるのはとても苦しく辛い。
それでもなお。ナツキスバルはそんな自身を受け止め行動を起こした。そんな男がカッコ悪いわけがない。
「頭を上げてくれ。別にお前に頼まれなくても俺は手を抜いたりしない」
「ま、それはそうだろうな」
「でも……そうだな。約束はする。明日の闘いで俺は全てを諦めない。どんな窮地であっても、全てを救ってみせる」
「ハハッ! クソカッコいい事言ってくれるじゃねぇか。あぁ、頼んだぜ兄弟」
ナツキは最後にニカッと笑って見せると、先に屋敷の中へと消えていった。奴の事はよく知りもしないけれど、何故だかその表情こそ奴本来の顔に見えた。
そんな事を考えならがその背を見送った俺は、『独り言』にしては少し大きい声量で呟く。
「本当によくわからん奴だ。うさん臭い割に、妙に紳士に見えるときがある」
ーーなぁ、そうだろ??とは、別に口にしなかった。ソイツが答えるも答えないもどっちでもよかったからだ。
「べっつにぃ〜、フェリちゃんはタイプじゃにゃ〜い」
不貞腐れた様子を隠さない口調で答えたフェリスが屋敷の影から顔を覗かせる。
そこに居たことに驚きはしない。ナツキが気がついていたかは知らないけれど、俺は奴に呼び出された時点でフェリスが後をつけて来ているのを知っていたからだ。
「なに…トキモリきゅんまでアイツの肩を持つようにでもなったわけ??」
「そうでもないさ。ただ……思っていたよりも悪い奴ではないと思っただけだ」
まぁ、元々の評価が最低だっただけかもしれないけどな。と、なんだか奴の事を認めてしまったみたいで気恥ずかしかったから最後に付け加えた。
そんな俺の様子を見たフェリスがやっぱり心底面白くないといった面持ちで口を開く。
「トキモリきゅんってなんだかんだ人情とかに弱そうだからネ」
「安心しろ。どうあってもお前の事は嫌いで居続けてやるから」
「それこそどうにかしてよ!?」
「なんだ、好いて欲しいわけでもあるまい??」
「当たり前でしょ。フェリちゃんは基本的にクルシュ様以外からはどう思われてもにゃ〜んとも思わにゃいしネ」
「それもどうなんだよ……」
思わず呆れてしまった。まぁ、誰かを一途に思い続けるといった意味ではいい事なのかも知れないけれど。
「フェリちゃんはただ『対スバルきゅん同盟』として最低限の友好関係ぐらいは築いておきたいだけだから」
「『クルシュ親衛隊』としてならすぐに結んでやってもいいぞ??」
「クルシュ様に手を出したらマジで殺しちゃうかんネ」
「泥棒猫になるなと言いたいわけだ」
「ぜんっぜん笑えないから!!」
フシャーッ!!と俺に対して威嚇する様はまさにネコそのものだ!
「にしても、お前は本当にクルシュクルシュって感じだよな」
「にゃに、なんか悪い??」
「悪いってか、なんでかなって思ってな」
誰かを想い続ける事に理由なんていらないのかも知らないけれど、理由があるなら聞いてみたいと思うのが人ってものだ。それが知った顔であるのなら尚更。
「昔、救っていただいたの」
「………」
ーー何から??とは聞いたりしなかった。きっと、フェリスもそこまで語る気はないだろう。それでも、その短い言葉からでも十分に想いが伝わってくるほどにその声音は真剣だった。
「そうか。それは惚れちまうな」
「意外……『それだけ??』とかバカにされると思ってた」
「そんな事言わねえよ。『救う』ことの難しさは俺だって嫌というほど知ってんだ」
それこそナツキスバル同様に。でも、それだって今ここで語る事ではない。そんな辛気臭い話は決戦前日にするには縁起が悪すぎるからだ。
「ふ〜ん。フェリちゃんもトキモリきゅんの事ちょっと見直したかも」
「惚れんなよ??」
「惚れるわけにゃいでしょう。『思っていたよりも悪い奴じゃにゃい』と思っただけ〜」
元々の評価が最低だったしネ。と、フェリスは誰かのように言葉を続けた。それを聞いた俺は思わず吹き出すように笑ってしまう。
さて、レムも待っているだろうし雑談に花を咲かせるのもここまでだろう。
皆とまだ話し足りないのなら、明日、そして明後日以降、また話す機会はいくらでもあるのだから。
お久しぶりです。いつもお読みいただきありがとうございます。
更新の間隔が空いてしまい申し訳ありません。