「ようやくついたか沼津とやらに」
約4時間半かけて漸く到着。家族はいろいろ話をしてたみたいだが、俺は途中寝てたので話の内容はわからなかった。まぁ、千葉楽しかったーとかだろう。うん。千葉最高!!
そんなことを考えてると小町が話しかけてくる。
お兄ちゃんお兄ちゃんと…………うん。やはりが妹は可愛い。このまま、やはり俺の妹との青春ラブコメはまちがっているに移っていいかな?!ダメだな。。それになんか題名ダサい。
「ん、なんだい小町よ」
ふっと俺はキメ顔でいう。決まったな……
これぞ海が似合う男という奴だ。。。
「お兄ちゃんそれキモい」
「言葉に棘が…………ぐはっ」
「そんなことより、海が綺麗だよ!うわぁ、お兄ちゃん絵にならないね」
うん………海が似合う男とか言ってないよ?言ってないからね?!そこ読み返さない。
「そうだな。お兄ちゃん眠い。うん、小町ちゃんの毒舌が気にならないくらい」
いつもより朝早く起きたし、1時間という中途半端な時間しか寝ていない。もうちょっと寝たかったかな
「はぁ?あんなに寝てなのにまだ寝たりないの?お兄ちゃんいつからそんなおじいさんみたいになったのさ?将来専業主婦になるとか言ってんだからそれまで寝てたら?あっ、それ言ったら未来永劫寝てることになっちゃうね。」
「ぐはぁぁぁぁ、小町ちゃんいつから毒舌に」
敢えて聞くが薄々分かっている。この毒舌には少し覚えがあるからな。
「雪乃さんのお勉強楽しかったです………」
「ゆ、ゆきのしたぁぁぁ」
「安心しろ八幡。俺に対してはいつも冷たいぞ」
「安心できないし、慰めにもなってないよ親父……」
「それにしても、いつ雪の下と勉強なんかしてたんだ?」
「勉強なんかって何さ。これでも小町受験生なのです!」
「あ、そうだっけ?」
「お兄ちゃん何気にひどい…………あの地獄の雪乃さん塾切り抜けてきたんだから労ってよ」
「ん?地獄??」
そう言いながらにやぁと俺は口角緩む。実にいやらしい笑みだろう。そう思い、まだ勉強が足らないみたいだとでも言っておこうかなとほくそ笑む。
「ちょっと電話かけるわ」
思い立ったが吉日だ。雪ノ下には随分とお世話になってるが1つや2つ増えたところで変わらないだろう。
「ん?あれ?お兄ちゃんに電話かける相手なんているっけ?」
「小町ちゃん。そういう時は無闇に知らない人に電話かけないようにしなよっていうのが優しさだ」
「いやいや、迷惑電話じゃないからね。俺どんだけ友達いないと思われてんだよ。いや、いねぇけどさ………」
「じゃ、じゃあついにお兄ちゃんにも春が………漸くきたんだね、、、、小町嬉しいよ。。」
そう言いながら泣いてるが、おそらく泣き真似だろう。うぜぇ。だがそんな小町も可愛い。だから、、、、もっと泣け!!!
「いや、違う。小町も勉強熱心みたいだからなぁ、雪ノ下に追加授業したいって言っとくよ」
「なぁぁぁぁあ!?お兄ちゃんお兄ちゃん。小町勉強はしすぎたからもう十分かなぁ。。なーんて……」
「うんうん。勉強しすぎる分には損はないぞ。と言うかもっとした方がいいと思うぞ。その口を治すためにもなぁ」
クシャクシャと頭を撫でる。そのなで心地は随分と心地よくて妹じゃなかったら違う意味で撫でていたかもしれない。
だがどうだ?妹だったらなんの感情も湧いてこない。ただこいつ可愛いなとしか思わない。千葉の兄妹だけどあの千葉の兄妹見たくならない。
周りから見たら仲良いなぁとか思われそうな状態の中あることを思い出す。
あっ、そういや雪ノ下に電話かけたんだっけ
♬探しにいくんだそこへ〜♬
いかにも青春してますよーみたいな明るい曲が流れる。うん。あんまりこの曲着うたに似合ってないな。あとで変えよう
「もしもし………
『あら、何かしら。何か不審な音が聞こええるのだけど』
唐突ににそう言うがそんな音聞こえないどころかこの喧騒の中不審な音の区別なんてつかないはずだが?
「ん?そんな音聞こえないが?」
『あっ、あなたの声だったのね。びっくりしたわ急にヒキガエルみたいな音が電話から聞こえるのだもの』
うん。雪ノ下だな。これ聞いて知り合いっつったらまず雪ノ下!!てかこんな毒舌人間雪の下くらいしかいねぇんじゃないのか?あっ、そういえばいたか戦場o原さん。
『仕方ないと言えなくもないのかもね。名前すらヒキガエルなのだから』
「雪ノ下よ。暴力より酷いものってなんだか知ってるか?」
『んー思いつかないわね。何かしら。腐った目とか?あなたの目は特に酷いわよね。蛇に睨まれたかと思ったわ。実際はカエルだったけど』
「カエルを引きずりすぎだぁぁぁぁ。俺は比企ヶ谷八幡 人間 17歳 understand?」
『そうだったかしら私人間の名前しか覚えてないのごめんなさいね』
「俺の考えは間違ってないようだな。暴力より酷いものそれは行き過ぎた暴言だぁぁぁ!!」
『煩いわね。叫ぶのは沼だけにしなさい』
「沼だったらいいのかよ……わかってるけどあえて聞く何故だ?」
『ん?そんなのあなたがカエルだからに決まってるじゃない?あれ?それとも蛇だったかしら』
「あくまでもカエルか蛇なのな。すでに人間じゃねぇってか!!笑えねぇよ!!」
『ふふっ。私は笑えるけどね。それで………私あまりカエル好きじゃないの。あんなに暑いのにげこげこげこと暇なのかと疑うわ』
「俺への当てつけか?夏の夜に鳴くなってか?」
『そうね、、やめてくれないかしら』
「何回も言うけどよ………
『何かしらヒキガ「言わせねぇよ」………はぁ、なにかしら比企ヶ谷くん』
「漸く戻ったか」
『あれ?やっぱりヒキガエルくんだっけ』
「違う違う、あぁー嬉しいなぁ雪ノ下に名前で呼んでもらえて光栄です」
『っ!!?それで何か用かしら………はっ…八幡。』
あれーなんかラブコメ的展開になってんだけど何で??そんな要素あったか?あっ、名前で呼んでもらえて光栄……名前……そう言うことか
「名前で呼べなんていってないからな?無理しなくていいぞ?」
『ううん、これでいいわ。やっと進んだって感じるもの』
「そうだな、、、、俺たちは進んだんだよな」
『そうね、少なくとも後退はしてないんじゃないかしら。でも、、残念だわ。ようやく進めたと思ったのに』
「あぁ、すまんな。行成転校だなんて」
『貴方は悪くないわ。そもそもあんなにも複雑な関係から始まったのが間違っていたのだから』
「そう、、なのか?」
『そう、きっとそうだと思う。いいえ、そうでなければ、まちがっていなければ進めなかったのかもしれないわね』
俺もそうだと思う。最初、由比ヶ浜の犬を助けるために道路に飛び出し雪ノ下家の車にはねられて、その場に由比ヶ浜、雪ノ下、俺がいた。そこから始まったのだ。其れで言うなら雪ノ下はあまり関係がないのだが感情がそうさせず、どんどん悪い方向へと傾いていった。それは依頼が解決されるのと同時に
言えなかった。それだけで雪ノ下と俺の関係は歪み始めた。
要するに不安定な状態だったのだ。そうでなくとも雪ノ下は家庭の事情というのもあった。
3人が部活を続けている、、全てを打ち明かさぬまま続けていることが間違いで個々の考えで違う方向へと進もうとしていた。だがそれも間違いであることを教えられ其れこそが青春であると教えられた。
歪み始め上辺だけで取り繕う奉仕部の面々。
詳細を言うと文化祭の時相模らの失態で文化祭崩壊の危機だったのを最低とも取れるやり方で解決
解決後雪ノ下との関係はどうにか改善
しかし、修学旅行前の依頼告白の成功の助力。此れは達成不可だった。元々相手に気がない。
もう一つの依頼、告白をやめさせること。
双方の依頼はどちらも対極的であり、達成不可だった。
それも、俺の嘘告白で何とか対処したがな。
対処法に嫌悪を覚えた雪ノ下らはそれを否定。
この後から関係が決定的に歪み始めた。
一色の生徒会の依頼。俺の対処法、解決法に反対し個々で話を進めることに。雪ノ下は自らが生徒会長になること。俺は自分のやり方ですること。
その後俺の一色を生徒会長にすると言う方法で雪ノ下の生徒会長新任は免れた。
依頼解決後雪ノ下の態度がおかしくなる。
クリスマスイベントの時。海浜高校と総武高校双方に難点があり、イベントは迷走。八幡は自分のやり方では策が練られずにいて雪ノ下との問題もあり途方にくれる。
そして、本心を曝け出し雪ノ下の助力を求めることでクリスマスイベントは解決
後の依頼はどれも関係が良好になったためか、どれも遺恨を残すことなく終わり今に至る。
「そうだな、俺たちは最初から間違えていた。だけどその間違いを正すために様々な間違いを犯した。でも、きっと其れは、其れをすべてひっくるめてこその青春だと俺は思うことにしたよ」
『ふふっ。貴方らしくない言葉ね。こう云う時は俺が悪いんじゃない悪いのは社会だ…とでも言うのかと思ったわ』
「言ってたなぁ………其れは今になって思うと”懐かしい”よ」
『変わった……いや、やはり進んだのね。貴方も私も彼女も、皆んな進めたのね……うっ………ひぐっ』
電話口から聞こえてくる嗚咽は泣いているのだと悟った。俺も転校を聞いた時は当日に泣いたけどよ。
「おいおい、約束を忘れたのかよ」
『そうだったわね。。。いってらっしゃい八幡』
「おう、いってくるよ」
『余談になるけど、腐り目も取れたんだってね。』
「あぁ、朝目が覚めたらバッチリ」
これについてはよくわからない。関係が良くなって思うところがなくなったからとか、人を信じれるようになったからとか、冷凍保存したら治ったとか
………最後の治る要素ないからな。
『うっ、見てみたかった』
「あ?なんてー?」
難聴系主人公ではない。本当に聞こえなかった。
ここは電車ホームで喧騒が続いているのだ。小さい声は尚聞こえない。
『何でもないわ、其れじゃ切るわよ』
「またな」
『ええ、また。因みに言うけど本当は私カエルもちょっとだけ好きよ』
「余計だよ」
そう言いながらも頰の赤みが増す。きっと其れは感情の表れでもあるのだろう。其れを八幡が理解するとふっ…と笑った。
俺の青春ラブコメはまちがっていなかったのかもな
「あっ、ついでに小町を雪ノ下塾に再入塾させといて」
『何かしらその名前の塾は』
「お前小町の勉強見てたんだろ。もう一回見てやってくれってこと」
『はぁ、まぁいいけれど。小町ちゃん由比ヶ浜さんレベルなのよね……」
「え、、、、まじ?」
『うん………』
………………….
沈黙が続いたという。
おっ、このプリキュアのフィギュア可愛い、、
買お「お兄ちゃん目が腐ってるよ………」
ごめんなさい。買いません。買いません。横に置いてあるアイカツのフィギュアも買わないからね。ほんとだよ?
ってか何でこんなのお土産屋に置いてあるの??
「………そういや千歌ちゃん進路決まってるんだっけ?」
「………………聞かないで」
「はっ!!大丈夫だよ千歌ちゃん私も同じようなものだから」
「慰めになってない」
「うぅー」