希望の先で   作:らふ

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よーし、漸く六話です。
中々、このストーリーは書き進めていないので、もうちょっとスピードアップしようかなぁ。と思う今日この頃。

ではすたーと


五話

あれからしばらくし落ち着いてきた頃。

 

「そのーなんて言っら良いのか……」

 

「「ごめんなさい」」

 

「おーーーーーーい小町ー」

 

「あいあいさー呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン小町であります」

 

「うん。よくきてくれた。というわけで小町」

 

「ん?なぁーにお兄ちゃん」

 

「小町?わかってるよな?どう落とし前つけるか」

 

「小町そんなのぜーんぜんわかんないなぁーなぁーんてー」

 

目に涙ためて何か言いたげな表情を向けてくるが、こいつが言いたいことくらいわかってる兄弟だからな。

 

っと…………

 

「許すわけないよな、両親たちはいつもいつも手を取り合って、助け合ってーなーんて言ってるけど許すと思いで?」

 

「…………お兄ちゃんならーいつものお兄ちゃんなら〜水に流してくれる……と………

 

「あぁん?」

 

 

多分今の俺の顔はひどいものだと思う。こまちが全て悪いとは言わないが、発端はこいつだ。

 

いつもの俺ならしょうがないなぁーこいつもなんて思うかもしれないが、これからはそうはいかないぞ?

 

なんだって小町は可愛いからな。昔両親に教わった喧嘩の相手に対しての凄み方を使わせてもらう。

 

親父なかなか男らしいからな。なんか妙に母親に巫女さんの衣装を着させることを除けばだけど。

 

 

「ひっ………お……お兄ちゃん‥‥僭越ながら敢えて言わせていただきますがまた目が腐ってるよ!!」

 

「なんだその敬語ともタメ口とも取れない微妙な言い方は。」

 

「うぅ、だってお兄ちゃんが……」

 

「ふぅーまぁ俺が悪いところもあるしな。今度からは入っちゃダメだよとか言ってくれたら大丈夫だから」

 

 

凄みすぎたな。これは使いようによっては殺気っぽくなるって言ってたっけ。

 

怖がらせてしまったかもな。

 

「んんぅ?」

 

ナデナデ

 

「泣くなって」

 

「お、お兄ちゃんガバッ」ウルウル

 

涙目で小町が抱きついてくる。ほんと可愛い奴め、俺も妹離れしないとかもな。

 

そんなこと言って一生出来なさそうだけど

 

コソコソ

 

「ねぇねぇ、千歌ちゃん。あの兄弟いい雰囲気だよ。もしかして妹ルートend?それって正規ルートなの??」

 

「曜ちゃん意味わかんないこと言っちゃダメだよ。あれはもうすでにendしちゃって、エンドロールなんだよ」

 

「ほぅう、既に親密度マックス状態だと、お幸せに〜って感じだね」

 

「だね、私たちも祝わなきゃね。」

 

「「ブラコンシスコンお粗末様です」」

 

「「なっ………///」」

 

何言ってるんだこいつ。俺がシスコンだと?上等だ!妹1人愛せなくてどうして兄と呼べようか?何ならば妹を愛で愛することは生きる上で必須。この世に古町の兄で生まれたことを嬉しむことはあろうが、悲しむことはなかろう。もっと(以下略

 

 

テクテクテク

 

小町が妙に迸った顔をしながら2人に駆け寄る。ん?なんでそんな顔してるんだ?

 

コソコソコソ

 

オニイチャンアレデオンナノヒトニハアマインデスヨネ

ウンウン

ソレデソレデ?

 

おいおい、なんの話ししてるんだよ?あれか女子特有の女子トークってやつか?俺も混ぜろ!!そしてぶち壊してやる。なんてことは間違えても思わない。……ほんとだよ?

 

 

ダカラコレハオボエトイテソンハナイコトナンデスケド

ナニナニ

フムフム

 

暇になって早く終わらないかなぁなんて思っている。いっそこのまま家から飛び出してやろうか。

 

ナミダメウワメズカイハアニニダイダゲキヲアタエマスヨ

ソウナノ?

イイコトシッタ

 

なんだよあいつら、何話してるんだろ。耳を研ぎ澄ましてきい……て……

 

「ねぇねぇ、八幡くんごめんなさい」

 

「わたしも、わたしもごめんね」

 

目をウルウルとさせ謝ってくる。2人ともウルウルとさせる瞳が綺麗でそれは宝石のようでさえあった。

 

うん。正直にいうと相当くらっときた。危ない危ない。どこか遠くの世界に飛び立つところだったぜ。

 

「お、おう。なんとも思ってないから全然いいぜ」

 

許すぞ、と言うとふたりは、ほっこりと和んだ。

 

あぁ、よかった許してもらえたと。あれ?殺気俺が許しを乞う立場じゃなかったっけ?

 

まぁいっか、こう言うのも。ふと気づくとこいつらまだ腕にくっついているんだったな。

 

「おーーーい、ピシッ」

 

「いたっ」

 

「お前もピシッ」

 

「いてて」

 

オレンジと白っぽいやつをピシピシっとデコピンする。いつまでもくっついてこられるとね、ほら色々と問題がですね………

 

「こほん。こんな甘ったるい空気今すぐにぶち壊しにして自分もあわよくばこほん、こほん。

 

お兄ちゃん。どうでもいいけど早く離れた方がいいんじゃないかな」

 

なんだかとても理不尽な責められ方をしているんじゃないだろうか。と思った気がしないでもなかったが、まぁそれも今は緊急事態だ早めに離れなければ。

 

 

ナデナデ

 

「また今度、なんか甘いもんでも奢ってやるから今は離れてくれないか?」

 

 

「きらん」

 

きらんじゃねぇよ、そんないい感じに言ったつもりはないぞ?

 

「「は、はぅあぅー///」」

 

「そそ、そんな、八幡が言うなら奢ってもらおうかな」

 

「やったーーいっぱいいーっぱい奢ってね。約束だよ八幡くん。」

 

「そうだなーー、っと、此処まで敢えて聞いてこなかったことをようやく今になって聞くんだが」

 

本当になぜ今のいままで聞かなかったんだろう。本当にそのことが不思議でたまらない。

 

 

「おまえら誰だ?」

 

「あっ、まだ自己紹介してなかったね。わたしは渡辺曜だよ。八幡くん」

 

「わたしは高海千歌だよ。八幡くん」

 

そのグイグイくる感じに気圧され一歩また一歩と下がる。

 

な、なんなんだこいつら。俺って目が腐ってて、ぼっちで、崩れる友人関係がないくらい、交友関係が狭い真のボッチじゃなかったっけ?

 

なのに、なぜ、どうなってんだ。なんでこいつらは迫って来るんだぁーーー!!

 

「なんだか名前は知ってるっぽいけど、一応自己紹介しとく、比企谷八幡だ。部活は入っていたが、友達はいない、彼女もいない、そして金もない」

 

「うぅ、、八幡くん辛かったんだね」

 

「これからは私たちが友達だよ!!」

 

 

 

 

「何この雰囲気、さっきよりもましましで甘くなってるんですけど、小町砂糖吐きそうだからコーヒー豆三割ましで煎ってくる。そしてタバスコ入れて飲むわ」

 

こ、こまちそんな恐ろしいことしたら、舌がヒリヒリして、こんなコーヒー飲めないとか言って俺が飲むところまで想像できるからやめてくれ!!片付けるのほんと大変なんだから。

 

「ついでにお兄ちゃんのマックスコーヒーもたのむ」

 

「りょーかーい」

 

「ついでにこいつらの分も」

 

「それはただのコーヒーにしとくね」

 

「ん?なんでだ?マックスコーヒーでよくないか」

 

小町が袖を引っ張ってくる。あぁ、耳打ちか何々?

 

「そんなもん飲んだら、ただでさえ雰囲気が甘いのにさらに甘々になっちゃうよ!お兄ちゃんはそう言うところ気いつかってよね」

 

「なんだか、わかったようなわからなかったようななんだが、取り敢えず分かった。コーヒーを頼む」

 

「承りました」

 

 

 

 

 

 

ふぅーようやく一服つける。

 

 

ちっ、リア充は爆発しろ

 

 

んなんだか、変な声が聞こえた気がするが、少し落ち着いて話をしよう。

 

 




ふぃー、書いててなんだかこの前見たリア充のカップルを思い出しました。
ちっ、人前でイチャコラしやがって!!

おっとすみません。自が出てしまいましたね。取り敢えず見なかったことにしてください。

五話です。全然話が進みません。
早く梨子のイベントまで書かないといけないので、早めにこの後の話を終わらせたいと思います。

では

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