CurseTale   作:Eileen

2 / 5
しょうじょは あなのそこで おもいます。

なんで わたしは しねないんだろう。

いきていても きぼうなんて ないのに。


それをみていた きれいなおはなは いいました。

「そんな かなしいこと いわないで。

まだ きぼうは のこっているさ。

じんせいは やまあり たにあり なんだとして

いままでが たになら やまがないと おかしいもの!」

それをきいた しょうじょは はじめて くすりと わらいました。





1st Episode「Frowyとの会遇」

???  201X年

 

「ねぇ…そこの君?」

 

下から声がした。

声とともに花の匂いも。

 

「貴方は誰?」

 

「僕はAsl…じゃなくて、Frowy。お花のFrowy。君の名前も教えてほしいな?」

 

Frowyと名乗ったお花は首をかしげてこちらの名前を訪ねた。

 

 

「わたしは…Frisk。」

 

「Friskか…いい名前だね!」

 

 

お花はそう言って笑った。

初めて私の名前をいいって言ってもらえて、単純にうれしかった。

うれしくて、涙が出ちゃうぐらいには。

 

「わわっ…なんで泣いているのさ!元気だしなよ…」

 

「ん…ゴメン。」

 

「まぁ…いいけどさ。そんなことよりなんで君はここに来たんだい?戻るんだったら少し協力してほしいんだけど。」

 

 

少しこちらを心配?しながらお花のFrowyは聞いてきた。

協力してほしいみたいだけど…

私は死ななくちゃいけないのだ。

そんな暇はない。

 

 

「ごめんね。私は戻らないから。」

 

 

そう言うとFrowyは驚いて訪ねてくる。

 

 

「なんで?こんなところよりも地上の方が楽しいだろうに。」

 

「私は死ななくちゃいけないから。」

 

「…少し詳しい話を聞きたいな。」

 

「別に簡単なはなしだよ。私は生きる価値も希望もないから死にたいの。死ななくちゃいけないの。」

 

 

Frowyはそれを聞いたあと少し黙って私に少し憐れみの感情を向けてこう言いった。

 

 

「ぼくは君に何があったか知らないし、聞く気もない。でも、嘘は良くないんじゃないかな…?」

 

「嘘なんかついた覚えはない。」

 

「い〜や君は嘘をついているね!」

 

「何を根拠にそんなこと言っているの?」

 

「きみは日本のことわざに“人生は谷あれば山有り”って言葉があるのを知らないのかい?君の今までの人生がどん底の谷でもこの先に山があることは確定しているのさ!  ほら!希望は残っているだろう?」

 

 

私は謎理論を少しドヤ顔をしながらそんなことを言うFrowyを前に、あっけにとられてしまった。

でもそれ以上に、私を励まして応援してくれたことが嬉しくて嬉しくて久しぶりに笑った。

 

 

 

ーーーーーーー

Broken Ruins  201X年

 

「それでだ。さっきの話なんだけどさ。受けてくれるかい?」

 

私とFrowyで笑い合って落ち着いた頃彼はそう言った。

 

 

「協力してほしいって話?」

「うん。今のここはかなり危ない状況なんだ。」

 

Frowyはそう言って今の地下世界の状況を話してくれた。

 

 

どうやらここはFrowyのような“モンスター”たちが過ごす世界らしい。

地下のエリアは7つに分かれていて、今いるところが“Broken Ruins”という名称の場所らしい。

確かに石の質感に僅かな苔の香り。ところどころ崩れているみたいだけど立派な柱。れっきとした遺跡だろう。

 

 

ここに来てから少しの間は平和だったのだけどあるニンゲンが“呪い”をばら撒いてしまったらしい。その呪いはモンスターたちを蝕んでいき、ニンゲンとその子を連れてきた当時の王様、女王様は追放されてしまったみたいだ。

 

 

呪いを治す研究をしている人たちはいるけれど、強い決意を持ったニンゲンが治す方法を知っている。とだれかが言ってから、ニンゲンをモンスターたちは求めているんだとか。

 

 

 

Frowyはそこまで話してこっちを向いていった。

「だから、君なら…強い決意を持った君なら行けるんじゃないかって!」

 

 

「なる程…。ここはかなり危ない状態なんだね…。」

 

「僕も知り合いたちがだんだん狂って行くのを見るのは辛いんだ。

まだそこまでだけど、チラホラともう駄目そうなモンスターがいる。まぁ、僕も最近は引きこもっていたから良くなっているかもしれないけれど。」

 

「………わかった。助けに行こう。」

 

「いいのかい?もしかしたら死んじゃうかもなんだよ?」

 

「大丈夫。私はこう見えても強いんだよ!」

 

 

痩我慢を言う私をFrowyは少し呆れたように見て何かを出して宙に浮かべた。

 

「やせ我慢はもう少しバレないようにするべきだよ。そんなボロボロの服で血だらけの状態で言われても説得力がない。」

 

「ご…ゴメン」

 

「とりあえずこれに当たりな。」

 

 

そう言って彼は蔦?で中に浮かぶを指す。

 

 

「これは回復の弾。まぁ、“友情カプセル”とでも言おうか。君の真ん中に見える赤いハートが君のSoulだよ。そこにこれを当てると傷が回復する。」

 

 

彼はそう言うが私にはSoulが見えない。触ってもわからない。でもあえてわかってるふうに振る舞った。目が見えないといったら彼も離れていきそうだから。

 

 

「Soulは君の存在そのもの。はじめはすごく弱いけど何かしらの手段で強くなれるらしい。詳しい話は知らないけどね。緑の弾はあたってもいいけど白い弾はあたったらだめだよ?ダメージを受けるから。」

 

 

彼は緑や白というが私にはわからない。見えないから。彼と話が合わないことが私は若干悲しく感じた。

 

 

「〜〜〜い」

 

 

でもこれは言いたくない。でも言わなくちゃ彼には伝わらない。

 

 

「きこ〜〜る?」

 

 

でも、でも…

 

一体私はどうしたら…

 

 

「おーい!」

 

「……!!!」

 

 

びっくりした。よく聞いたらFrowyが私のことを呼んでたみたい。

傷もなくなっているしいつの間にやら回復してくれていたみたいだ。

大丈夫?と聞かれたから大丈夫だよって、誤魔化すように笑って先に進む。

それが正しいかどうかはわからないけれど。

 

 

でも一つだけ言えるのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の心は痛かった。




Character No.1 『Frisk』

Lv.1  HP20/20

全盲の幼き少女。
孤児院のいじめを苦にして穴に飛び降りて地下世界に来た。
景色を見れない欠点があるが、空気の動きや音の反響で周りを把握する超人じみた感覚を持つ。
そのせいでいじめられていたみたいだが。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。