スペインの核ミサイル発射はスペイン国軍が4回に渡って行ったオーストリア陣営に対する挑発行為である。
1960年1月6日にはICBM«カタルーニャ1型»をインド洋に向けて発射した。
·国際連合
1945年の国際連盟解散に伴い、1945年6月2日に新たに設立された。
現在の安保理の常任理事国は大日本帝国、アメリカ合衆国、イギリス共和国、ロシア連邦、オーストリア=ハンガリー帝国。
1958年8月2日には、オーストリア=ハンガリー帝国皇帝であるフランツ=ヨーゼフ3世が国連に民族問題を解決するための組織として«民族共存委員会»の設立を提案。
全会一致で可決され、民族共存委員会が設立された。
1963年12月4日。
フランス=コミューンの首都パリにある国防省の指令室では、作戦会議が行われていた。
「今回の作戦は5つのフェーズに分かれている。まずはフェーズ1。核ミサイルをニューヨーク、フィラデルフィア、長崎、広島、大阪、京都、台北、ツァーリグラード、エカテリンブルクに向けて発射する。その後、ムンバイに駐留している日本艦隊を殲滅。同時に南ドイツ連邦、ドイツ連邦共和国に侵攻する。次にフェーズ2。ドイツ全土を手中に収めた後、第234飛行爆撃隊と第439飛行爆撃隊はボートゥールIINを用いて、サラエボ、バルセロネット、ロンドン、ワルシャワ、コンスタンティノープル、ウィーン、ベオグラード、リヤドに対して爆撃を行う。次にフェーズ3。トルコ社会共和国軍がサウジアラビア、イラン、二重帝国植民地であるシリアに侵攻。これを占領する。次にフェーズ4。潜水艦を用いて、米国本土を攻撃。同時に同盟国であるキューバに部隊を移動。米国本土各地に上陸。米国を殺しにかかる。同時に、トルコ軍はイランから、インドに侵攻。東南アジア侵攻作戦の準備を行う。最後にフェーズ5。トルコ占領下のカルカッタに大規模な航空基地を整備。東南アジアや中国に爆撃を仕掛ける。同時にトルコ軍にオスマン帝国への侵攻を行わせる。あとは、日本本土や米国本土に侵攻するだけだ。何か質問はあるか?」
「はい。」
「どうした?」
「フェーズ1で東京を攻撃しないのはなぜですか?」
「東京を攻撃した場合、日本の世論が炎上するからだ。他にあるか・・・ ないな。作戦は1年後の1964年2月4日に開始する。」
1964年1月10日
大日本帝国 東京
国防省
ここでは、統合司令部総司令官である小泉純也と陸軍大臣である吉田茂が話し合っていた。
「つまり、フランス=コミューン軍の活動が活発になっているということか?」
「はい。オーストリア=ハンガリー帝国軍からの連絡によると、フランス軍は核ミサイルを配備している可能性があるとのことです。」
「はぁ・・・。スペインの度重なる弾道ミサイル発射で苦労しているというのに・・・。国内に配備している迎撃ミサイルの数は?」
「はい。260発です。しかしながら、フランス軍は500発以上のICBMを展開しているとのこと。」
「アメリカに協力してもらうしかなさそうだな。アメリカに連絡してくれ。沖縄に迎撃ミサイルを展開してくれとな。」
「了解! あっ。あと、もう一つ連絡があります。」
「どうした?」
「オーストリア=ハンガリー帝国海軍地中海艦隊からの連絡ですが、ジブラルタル海峡にて仏西間の瀬取りを発見したとのこと。」
「えっ?」