1969年3月5日。
アルゼンチンにて共産党勢力がクーデターを起こし、民主政権を打倒。*1
アルゼンチン人民共和国が成立した。
この革命は南米の国々、特にチリ=パタゴニア連邦*2に大きな影響を与え、チリ=ボリビア同盟締結のきっかけとなった。
そして、1969年5月12日。
アルゼンチン軍がパタゴニア地方へ侵攻。
これを受け、チリ=パタゴニア連邦と同盟を結んでいたボリビア共和国がアルゼンチンに宣戦布告。
アンデス戦争が始まった。
アルゼンチン軍は早速、ペウェン=コへの上陸作戦を開始。
アルゼンチン軍海兵隊50万人が上陸に成功。
ゴンサレス=マルティネス通りを西に進み、アメヒーノ通りへ進撃。
ゴンサレス駅*3へ侵入した。
ゴンサレス駅 構内
アルゼンチン軍
ゴンサレス駅構内は地獄の様な光景だった。
ゲームセンターに置いてあったクレーンゲームのマシンや派手なパチンコのマシンは戦闘によりことごとく木っ端みじんになり、ショッピングモールにあった華やかなショーケースは原形が分からないほど粉々になった。そして、駅を埋め尽くすのは陽気な買い物客や利用客ではなく、ぐちゃぐちゃになった死体であった。
しかし、その死体を見て悲しむものは一人もいない。
いや、感情がないといった方が正しいだろうか。
奴らは人を平気な顔で殺していった。
なぜ、人はここまで残酷になれるのだろうか?
-逃げ遅れ、アルゼンチン軍に降伏したとある民間人の日記より引用
「こちらアルゼンチン陸軍第一小隊!! 1番ホームを占領!」
「こちら、第二小隊!! 2番ホームの敵が多すぎる!!」
「了解した。援軍を送る。」
チリ軍の激しい抵抗により、一部のアルゼンチン軍部隊が壊滅したが、無事にゴンサレス駅を占領。
これを受け、機甲師団がペウェン=コへ上陸。
パタゴニア戦争以来、全く戦術や兵器が進化していなかったチリ軍はずるずる撤退していき、僅か3日でペウェン=コが占領されてしまった。
チリ=パタゴニア連邦
国防司令部
前線の状況は悲惨であった。
それでも、いつも通り、前線からの通信に応えていた。
ところが、我々に光が差したのである。
-チリ軍司令官
「こちら、第一軍団!! 敵が多すぎる!!」
「こちら、司令部。支援は無理だ。どうにか耐えてくれ。」
「了解!!」
「うん? 司令官!! アメリカ政府が声明を発表しました。」
「どのような声明だ?」
「アンデス戦争におけるチリ政府の状況を鑑み、我々はチリ救援のため、アルゼンチンに宣戦布告をするとのことです。」
「そうか。」
後編へ続く
次話で茶番みたいなことをします。誰を出しますか?
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スターリン
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知らないおじさん
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隣の町田さん