1970年1月16日。
日本軍の暗号<アサマヤマノボレ1016>が連合国の全ての国々に通達されたのと同時に米海軍の強襲機動艦隊がニューヨークを出港。
バルト海に停泊していた日本海軍、インドネシア海軍、中国海軍を始めとした15ヶ国からなる大艦隊が北海へ移動を開始。
リーパー作戦を開始した。
まず、第一段階目のオーヴァーロード作戦を開始。
コルシカ島のモリアニ=プラージュに日本軍とインドネシア軍、スペイン北部のカンダスに米軍と中国軍が上陸した。
両都市では、大量のマスタードガスやサリン、コーラップス精神ガスが使用され、逃げ遅れた市民までもが巻き込まれた。
あまりの惨状に精神が崩壊し、町中を奇声をあげながら走り回っている子供もいた。
蒙昧の戯言を気にするな!!
今こそ雲に乗って凱旋だ!!
ハハハハハハハハ!!!
-マドリード市内の精神病院に入院した5歳の子供が自殺の直前に言い残した言葉
その10日後、アメリカ軍の爆撃機B-51ストラトフォートレスがバルセロナに原爆を投下。
さらに、モロッコ軍がジブラルタルを占領。
同時にモロッコに駐留していた大日本帝国空軍が中距離ジェット爆撃機<菊花>によるフランス本土爆撃を実行。フランスを火の海にした。
その頃、東京では▪▪▪
大日本帝国 東京
国防省ビル3階
国防省ビルでは、一人の男が受付を受けていた。
「大日本帝国空軍司令官、益田兼利だ。」
「了解しました。お疲れ様です。」
司令室
「状況は?」
「はい。米軍によるカンダスへの上陸が成功。バルセロナへの核攻撃も成功しました。」
「そうか。第一段階は成功したのだな?」
「はい。」
「では、作戦第二段階へ。」
「了解! 各部隊に通達! バルセロナへ進撃せよ!」
その指示は連合国軍全軍に伝わり、AS-388号線を通り、バルセロナへの進撃を開始した。
8時間後、バルセロナにアメリカ軍と中国軍が突入。
パドラルベスに展開していたスペイン軍との戦闘が始まった。
結果はスペイン軍がビズべ=カタラ通りから侵入してきた米軍部隊を迎え撃った。
しかし、この部隊は囮であり、日本軍50個師団がバルセロナ港への入港に成功。
港からの攻撃を予想していなかったスペイン軍はずるずると後退していき、1970年11月13日5時42分28秒。
フランコのいたサクラダ=ファミリア大聖堂に日本軍の砲兵が発射した砲弾が直撃。
サクラダ=ファミリア大聖堂は崩壊し、フランコも死亡した。
これを受け、スペイン政府は無条件降伏を宣言。
スペイン戦線は終結した。
次話で茶番みたいなことをします。誰を出しますか?
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スターリン
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知らないおじさん
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隣の町田さん