中国南部にある国家。
アメリカの傀儡国家である。
首都は昆明。
·南蒙古連邦
日本の傀儡国家。
首都は北京。
·中華民国
ドイツと密約を結んでいる。
首都は南京。
·殲撃01
ドイツ空軍からレンドリースされた中華民国空軍のロケット戦闘機。
me262の劣化版。
1940年11月5日。
ワシントンD.C.では、日米間である話し合いが行われていた。
「トルーマン大統領。大東亜政略指導大綱についてですが、極東を我々の勢力圏。ヨーロッパ、アフリカ、中東をアメリカの勢力圏に組み込むという形にしました。」
«大東亜政略指導大綱»
それは、日米を中心とした戦後世界の平和構想である。
史実では、大東亜戦争の戦後構想として出されていたが、この世界では、アメリカと対立していないため、日米を中心とした戦後世界の平和構想となっている。
「はい。ですが、ロシア連邦はどうしますか?」
「それについてですが、ロシアは日米共同の勢力圏とするという意見が先日の御前会議で出されました。」
「では、そのようにしましょう。我が国の議会では、このようなものになりました。」
アメリカ側の代表が日本側の代表に«環太平洋条約機構(PRTO)の結成»という書類を見せた。
「太平洋地域の安全保障ですか。ハワイ、ミッドウェーへの日本軍配備・・・。将来的に起こる対墺戦に向けての準備ですか?」
「はい。」
「では、そのようにしましょう。」
この話し合いによって、大東亜政略指導大綱が日米両国の間で採用されることとなった。
その頃、中華民国と奉天軍閥の国境地帯の街では···
瀋陽では関東軍と米軍が演習を行っていた。
「今回の演習では、ゲリラ部隊がデパートを占領したという想定で行う。今回はアメリカ側がゲリラだ。よろしく頼む。」
その時だった。
ビューーン!!
「うん? 何の音だ?」
レシプロ機の音が演習場に響いた。
「うん? 青い丸に太陽··· 中華民国空軍か!? すぐに迎撃機を出せ!!」
ドカーン!!
次の瞬間、その戦闘機は爆弾を投下し、日本軍の飛行場を破壊した。
これは、すぐさま電報で伝えられ、大本営は大混乱に陥った。
翌日、中華民国は大日本帝国に宣戦を布告。
日本と同盟関係にあるアメリカ合衆国も中華民国に宣戦布告。
その属国である南部省連邦、南蒙古連邦、奉天軍閥も中華民国に宣戦布告。
日中戦争が開戦した。
«ウーウーウー!!»
満州の市街地では、けたたましい空襲警報が鳴り響いている。
1940年11月10日。
満州は最悪の朝を迎えた。
中華民国空軍の戦闘機が市街地を無差別に攻撃。
最初はアメリカ空軍と大日本帝国海軍航空隊の迎撃機により、被害を抑えることができていたが、殲撃01の登場により、日米連合軍は苦戦を強いられた。
さらに、日本軍の初動対応の失敗により、尖閣諸島が中華民国の手に落ちてしまう。
次は沖縄だ。
そう確信した大本営は独自の作戦を決行する。
尖閣諸島上空
中華民国空軍戦闘機部隊
尖閣諸島上空では、日本本土攻撃のため、中華民国空軍の戦闘機25機が飛んでいた。
「本国から飛んできたが、日本の戦闘機が一機もいないな。朱雀(戦闘機のコードネーム)。これから、福岡を爆撃するんだろ? どういう風に行くんだ?」
「ああ。このまま直進する。」
そんな時だった。
ビューーン!!
「うん? あれは・・・ B-29!? 朱雀! 追いかけるぞ!!」
B-29は速度を上げ、中華民国空軍の戦闘機を引き離していった。
「我々を無視した? まさか、やつらの狙いは本国か!? 通信を繋げ!!」
「了解! 指令部!! B-29が本国に向かっています!」
「何だと!? すぐに迎撃機をだす!! 一旦戻っt」
「指令部? 指令部!? 応答せよ!!」
南京では、巨大なキノコ雲が現れた。
日本軍が使用したのは、大和型戦艦の砲弾を爆弾として転用したもので、B-29に載せられるようにしたものだ。
これにより、南京は壊滅。
この作戦が成功したことを受け、ロシア連邦が中華民国に宣戦布告。
ロシアの対支宣戦は中華民国に厭戦気分を蔓延させ、1941年1月13日のウルムチ陥落により、中華民国政府は日米ロに対し、講和を申し出た。
1月14日には停戦命令が発令され、日中戦争は終結した。
1月23日にはロサンゼルスにて講和条約«ロサンゼルス条約»が日米中の間で締結され、ウルムチはロシア領とされた。
また、日本に奉天軍閥との国境地帯を割譲し、上海はアメリカ領となった。
残りの土地は中華民国に存続となった。