しばらくこんな感じかもしれません…
気長に待っていてくれると嬉しいです。
最近気がついたのですが、リッカさんの声でソウルっていうと、ゴッドイーターじゃなくてソ○ルイーターになっちゃいますね(笑)
なんか使えないかなー
コンゴウ討伐任務の翌日、ソウルはエントランスへ行くためにエレベーターを待っている。
エレベーターの扉が開くとそこにはリンドウが立っていた。
「おう、おはようさん」
「あ、リンドウさん。おはようございます」
「昨日のコンゴウはうまくいったみたいだな」
「はい、問題なく討伐しましたよ」
「そろそろ小型のアラガミの任務なら1人でいってもいい頃だな」
「いいんですか⁈」
「ああ。まだ中型アラガミはダメだがな」
「わかりました」
エントランスに到着し、2人はエレベーターを降りる。
「2人以上なら中型でもいってもいいぞー。これからは自由に任務を受注してみろ」
「はい!!」
ソウルは成長が認められたことが嬉しいのか声のトーンが上がっている。
「大型はまだダメだぞー。そもそも受注資格はないだろうけどな」
「わかってます。じゃあ、さっそく受けてきますね!!」
「おう、生きて帰って来いよー」
ソウルはエントランス下層へ楽しそうに走っていく。
「ヒバリさん、ヒバリさん!!」
「ソウルさん、おはようございます。どうされました?」
「おはようございます!!ぼ…俺が受けられるミッションなにがありますか?」
「ちょっと待ってて下さいね。えーと、嘆きの平原にてグボロ・グボロの討伐任務と贖罪の街でのオウガテイル及びコクーンメイデン2体の討伐ですね」
「グボロ・グボロって魚みたいな中型アラガミですよね?」
「はい、そうです」
「じゃあ、グボロ・グボロの方をお願いします!!」
「お1人で行くのではないですよね?」
「もちろんです。これから誰かを誘ってきます」
「わかりました。では、承りますね。コクーンメイデンも確認されていますから注意して下さいね」
「了解です」
ソウルはエントランスを見渡して一緒に行ってくれそうな人を探す。
よろず屋で買い物をしていたジーナに声をかける。
「あの、もしよかったら一緒にミッション行きませんか?」
「あら、あなたは新型の。私でいいの?」
「はい、是非お願いします、ジーナさん」
「まあ、それは嬉しいわね」
「嘆きの平原でグボロ・グボロの討伐なんですけど。大丈夫ですか?コクーンメイデンも……」
「……嘆きの平原」
ジーナは自分の胸を見ながら呟く。
「どうかしましたか?」
「いいえ、なんでもないわ。グボロ・グボロね」
「はい、エリア内にコクーンメイデンもいるらしいですけど」
「わかったわ。すぐ行けるの?」
「グボロ・グボロの弱点は雷属性ですよね?なら、大丈夫です!!」
「じゃあ、行きましょう」
ソウルとジーナはエレベーターに乗ってヘリポートへと向かう。
*
「着いたわね」
今日は雨が降っているようだ。
「はい、なんか雰囲気暗くないですか?」
「大丈夫よ」
「じゃあ、行きますか?」
「そうね」
ソウルとジーナは高台から飛び降りる。
左へ行くとさっそくコクーンメイデンを発見する。
「私に任せて」
ジーナはスナイパーを構える。バシュンとレーザーが放たれる。
そのレーザーはコクーンメイデンへと命中し、コアを貫く。
「この距離からコアを貫くなんて!!すごいです、ジーナさん!!」
「咲いたわ。綺麗な命の花が」
「ジーナさんはアラガミを殺すのが好きなんですか?」
捕喰をするためにコクーンメイデンの亡骸へと向かっていく。
「そうね、私は好きでやってるだけよ」
コクーンメイデンを捕喰しながら会話をする。
「俺もアラガミを殺すのは好きですよ」
「あら、似たもの同士ね」
「そうですね。殺した分だけ誰かを守れますし、命のやり取りをしているとなんか生きてるって感じがします」
「あなたとは気が合いそうね」
そんな会話を交わしながら索敵に戻る。
するとなぜかグボロ・グボロがソウル達を背にして、顔を空へ向けたまま静止している。
「あれってなにしてるんですかね?」
「なんでしょうね」
「魚みたいですし、水浴びですかね」
ソウルは笑いながらいう。
それも聞いたジーナも思わず微笑む。
「ふふっ、おもしろいわね」
ジーナはスナイパーを構える。
またバシュンとレーザーが放たれ、グボロ・グボロの背ビレを貫通する。
「グアァァァ」
グボロ・グボロは攻撃に反応してソウル達の方を振り向く。
「俺も行きますね!!」
ソウルは銃形態に変形しグボロ・グボロの顔面に向かって弾を撃ち込む。
見事、命中した弾は激しい爆発を起こす。
グボロ・グボロの牙がボロボロになる。
しかし、怯むことなく砲撃の体勢に入る。
「来るわよ」
「はい!!」
ソウルは神機を変形しながら左へ、ジーナは右へ回避する。
グボロ・グボロの砲撃は地面に当たる。
〈どこがやわらかそうかな?〉
ソウルは様子を伺いながらグボロ・グボロの気を引く。
その隙にジーナが背ビレを狙撃する。
ダメージが蓄積してきたのかグボロ・グボロが怯む。
〈いまだ!!〉
ソウルは一気に駆け寄り、神機を振り上げる。
そして、グボロ・グボロの右前から右ヒレの根元に向けて神機を振り下ろす。
刀身の長さから切断まではいかないが、7割近くまで切れ込みを入れることができた。
「グ、グアァァァ」
グボロ・グボロは痛みに悶える。右ヒレは使いものにならないようだ。
さらにジーナがレーザーを次々と撃ち込む。背ビレもボロボロになってきている。
〈これでほとんど動けないね!!〉
ソウルはさらに斬りかかろうとする。
「避けなさい!!」
ソウルはその言葉を聞いて後ろへ飛び退く。
グボロ・グボロは上を向いて砲台から緑色の霧を辺りに放出している。
足元のぬかるみに少し足を取られてしまったソウルは左腕の肘から先が霧に触れてしまう。
〈…痛った!!〉
左腕の服が浸食され腕が軽くただれている。
どうやら溶解性のある霧らしい。
〈ガードにしてたらいま頃全身溶けちゃってたな〉
「ソウル、無理しないでちょうだい」
「少し痛いですけど、大丈夫です!!
とにかく倒しましょう!!」
グボロ・グボロは先ほどの霧で少し消耗してるらしい。
ソウルは痛みを堪えながら駆け寄り砲台を切断する。
ジーナもさらに背ビレを撃つ。
グボロ・グボロは徐々に弱ってくるが、まだソウルにかぶりつこうと抵抗してくる。
〈おっと、危ない。後ろに回ろうか〉
ソウルは後ろに回り尾ビレを何度も斬りつける。どんどん血が噴き出しズタズタになる。
ジーナの狙撃により背ビレはほとんどなくなっている。
グボロ・グボロの動きがどんどん鈍ってくる。
〈よし、OPも溜まってきた!!〉
ソウルは銃形態に切り換えグボロの前に出る。
顔面に向かってOPを全て使って弾丸を至近距離から撃ち込む。今回は爆発はしない弾丸だ。
左腕が使えず、銃身のブレをうまく抑えることができないため何発かは外れてしまう。
〈終わったかな?〉
グボロ・グボロは呻き声をあげながら力尽きる。
牙や口の周りの肉はなくなっており、口内がむき出しになっている。
「なんとかなりましたね」
ソウルは剣形態に戻し捕喰の準備をする。
「そうね」
〈痛っつ!!〉
ソウルは捕喰しながら左腕の痛みを堪える。
「回復錠は持ってないのかしら?」
「いえ、ありますよ」
「なら、早めに使うといいわ」
捕喰を終え、地面に神機を刺してポーチから回復錠を出す。そして口に含んで飲み込む。
しばらくすると痛みが引いてくる。
「楽になったでしょう?」
「痛みが少し治まりました」
「しばらくしたら傷口も少し塞がるわ」
ジーナはそういいながら包帯を取り出す。
「ジーナさんって衛生兵じゃないのに包帯持ってるんですか?」
「私、よくケガするのよ。自分のケガくらい自分でなんとかするわ」
そういいながらソウルの左腕に包帯を巻く。
「ごめんなさい、ありがとうございます」
「いいのよ」
しばらくの間、沈黙が流れる。
「もう、いいわよ」
「ありがとうございます!!今度なにかお礼をさせて下さい」
「じゃあ、また任務に誘ってもらえるかしら?」
「それでいいんですか?」
「あなたとの任務はなんだかやりやすいのよ。気が合うからかしらね」
「じゃあ、またご一緒させて下さい!!」
「よろしく」
「じゃあ、アナグラに連絡しますね。合流地点まで行きましょう!!」
ソウルは来た方向へ歩きながら電話をかける。
すると、背後からバシュンと音がする。
何事かと思って振り返るとジーナが遠く離れたコクーンメイデンを撃ち抜いていた。
「あの距離でも一撃で倒すなんて凄すぎます!!」
「ありがとう」
*
ヘリに乗って無事帰還したソウル達。ところがジーナはアラガミの接近による緊急の防衛任務でまた出撃していった。
「連続で任務行かせることになっちゃって申し訳ないなー」
ソウルは保管庫へ向かいながら小さく呟く。
「ソウルくん!!その左腕どうしたの⁈大丈夫なの⁈」
保管庫に着くとリッカが大声を出して駆け寄ってくる。
「あ、リッカさん。大丈夫だよ。もう痛みはないし、ジーナさんに応急手当もしてもらったし」
「ほんとに?」
「うん!!心配しなくても大丈夫だよ」
「そんな格好してたら心配もするよー。大丈夫ならいいけど、ちゃんとあとで病室行くんだよ?」
「心配してくれてありがと。ちゃんと行くよ。でも服がダメになっちゃったんだよねー」
「じゃあ、あたしが作ろうか?あ、神機はそこに置いてね」
「作れるの?」
ソウルは神機を置きながら聞く。
「うん、そういう細かい作業も得意なんだー」
リッカはマニピュレーターを使い作業をしながらいう。
「でも、この制服替えが2着ぐらいあるし大丈夫だよ!!」
「いいよいいよ。あたしもそういうの作るの好きだからね。
それに最近やってなかったからやりたいと思ってたんだよね。やる理由ができてちょうどよかったよ」
「そこまでいうならお願いしようかなー」
「遠慮しなくていいよ。なんか希望はある?」
「うーん、トップスは白がいいな」
「いまのも白だし、白が好きなんだね。他になんかある?」
「とりあえず、それくらいかな?」
「オッケー、1週間ぐらいで仕上げるよ」
「そんなに早くできるの?」
「集中して一気にやる方があたしはいいんだよね」
「そっかー、ありがとね。なんかお礼させてもらえる?」
「うーん、じゃあ、今度冷やしカレードリンクおごってよ」
「冷やしカレードリンク?なにそれ?」
「アナグラの自動販売機に売ってるよ。仕事終わりの冷やしカレードリンクは最高だよ!!」
「じゃあ、今度買ってくるね」
「ありがとう」
「こちらこそありがとね!!」
「どういたしまして。相変わらず、ソウルくんは神機を丁寧に使ってくれてるね」
「この前、リッカさんと神機はかけがえのないパートナーって話をしてから余計に大事にするようになったんだよね」
「神機もすごく喜んでるよ」
「なら、よかったよ」
「そろそろ病室行ってきたら?整備はあたしに任せて」
「それもそうだね。じゃあ、行ってくるね」
「バイバイ」
ソウルは手を振りながら保管庫から出ていく。
*
病室にきたソウルは看護師にジーナに巻いてもらった包帯をほどいてもらっている。
「けっこう治ってきていますが、まだ完全ではないですね」
傷を見て看護師がいう。
「そうですか」
「今日はもう任務に行かないようにして下さい」
「え⁈」
「念のためです。その状態では緊急時に対応するのが難しいですからね」
「…わかりました」
「たまには休息も仕事ですよ」
「はい」
「失礼するよ」
病室のドアを開けてサカキ博士が入ってくる。
「あ、博士。こんにちは」
「ソウル君じゃないか。こんなところで会うとは珍しいね」
「少しケガをしてしまって。博士こそどうしたんですか?」
「私は研究に使う薬品を取りにきたんだよ」
「そうですか」
看護師は包帯を巻き直す。
「ところで、最近君はけっこう活躍しているらしいじゃないか」
「ただ普通にアラガミを倒しているだけですよ」
「それが十分活躍なんだよ。
話は変わるが最近、頭痛がしたりとかどこか体調が悪くなることはないかい?」
「いや、至って健康ですよ?」
「そうか、ならいいんだ。だが、念のため近いうちにメディカルチェックを受けに来てくれないか?」
「適合試験のあとに受けたのにもうですか?」
「ああ。実はそれには理由があってね、君の父親はゴッドイーターだろう?」
「…はい、そうでしたよ」
「そのゴッドイーターの子どもであるソウル君のような人達はゴッドイーターチルドレンと呼ばれているのさ」
包帯を巻き終えた看護師はカルテを記入している。
「そのゴッドイーターチルドレンってなんですか?」
「ゴッドイーターチルドレンとは親がゴッドイーターであるために、生まれながらにして一定の偏食因子を体内に持っているんだよ。
ゴッドイーター自体が誕生してからまだ日が浅いため数が少ないからフェンリルの科学者達はそのゴッドイーターチルドレンに注目しているんだ。まだ体にどんな影響があるかわかっていからね」
「だから、調べるためにメディカルチェックを受けさせられるんですか?
なんか実験されてるみたいで少しいい気分はしませんね」
「まあ、正直にいうとそれもあるんだけどね。
特にゴッドイーター…つまり神機使いになったゴッドイーターチルドレンは体内に存在する偏食因子の量が通常の神機使いより多いのさ」
することがなくなった看護師は黙って待っている。
「それだとどうなるんですか?」
「神機の適合率が高くなりやすかったりするけど、体調がいきなり悪くなったり、いろいろ不安定になりやすいんだ」
「それでメディカルチェックが必要だということですか?」
「そういうことになるね」
「わかりました。じゃあ、今日この後ってできますか?」
「悪いけど今日はこのあと予定があってね。また今度時間があるときにメールで連絡するよ」
「了解しました」
「よろしく頼むよ」
「じゃあ、俺はそろそろ行きますね」
ソウルは看護師にお礼をいって病室をあとにする。
そのままエレベーターに乗り込み自室へと戻るとメールが届いていた。
ソウルはさっそくチェックする。
『件名:母より
本文:いつでも帰って来ても大丈夫よ。
住所はいってもわからないだろうから地図を添付しておいたよ。
もちろん友達も呼んでいいからね。
たいしたおもてなしはできないけれど。
こっちはお隣さんによくしてもらってるし、ヒカルもお隣の娘さんと仲良くしてもらってて元気にしてるよ』
ソウルの母のノゾミからのメールだった。
ソウルはすることもないし、今日いってみるのもいいかなと思う。
とりあえず、コウタを誘ってみようと思い探しに行くことにして、隣の部屋のインターホンを鳴らす。
しかし、返事はない。
「いないかー」
と呟き、ソウルはエントランスへ向かう。
エントランスに着くが、コウタは見当たらない。
ソウルはミッション中かどうかヒバリに尋ねることにする。
「ヒバリさーん」
「どうされました?ソウルさん」
「コウタっていま任務に出てますか?」
「えーと、はい、リンドウさんと一緒に出てますね。あ、でももう帰投中です」
「じゃあ、もう帰って来ますね!!ありがとうございます」
「いえ、構いませんよ」
ソウルはエントランスの上層のベンチでしばらく待つことにする。
しばらくするとリンドウとコウタがエレベーターから降りてくる。
「お、ソウル、その腕どうしたんだ⁈」
コウタはソウルの左腕を見ていう。
「ちょっとね、でも大丈夫だよ。念のため、今日はミッション行けないみたいだけどね。だから家に帰ってみようかと思ってたんだ」
「連絡取れたのか?」
「うん、地図を送ってもらったよ。見せるからこっち来て」
ターミナルを起動し、地図を開く。
リンドウもソウルの家族の話が気になるのかそのまま話を聞いている。
「これどう行くかわかる?」
「えっーと、ここは…ってオレんちの隣じゃん!!」
「えっ⁈そうなの?」
ソウルとコウタは目を丸くする。
「すげぇ偶然だな!!」
「そうだね!!びっくりだよ。
コウタも一緒にくるのは難しいかな?」
「そろそろ一回うちにも帰りたいけど、任務がなー」
「任務なら今日はいいぞー」
リンドウが口を開く。
「えっ⁈リンドウさん、いいんですか?」
「ああ、防衛の方も片付いたみたいだし、緊急性のあるアラガミの討伐もないからな」
「ほんとに行っていいんすか?」
「いいぞー。もし、なんかあったときは連絡するからすぐに戻って来れるようにしとけよー」
「「ありがとうございます!!」」
「それとソウルはなるべくケガが目立たないようにしていけ。あまり家族に心配かけるなよ」
「はい、わかりました」
「じゃあ、準備しにいくぞ!!」
ソウルとコウタは楽しそうにエレベーターに向かって駆けていく。
「っと、少し忙しくなりそうだ」
とリンドウは呟きながらカウンターへ向かう。
ジーナさんのキャラに違和感がある人がいるかもしれませんが、家事全般できたり甘いものが好きだったりというのを聞いてから僕の中でこんな感じイメージになりました。
気に入らなくても許して下さいm(_ _)m
やっと10話ですが原作ストーリーが全然進みませんね(笑)
今後もこんな感じでやっていきたいと思います!!