GOD EATAR 〜血と意志を継ぐ者〜   作:?BOX

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更新が遅くなってごめんなさい(>人<;)
新年度はやっぱり忙しいですね。
ちゃんと書き続けるので待っててくれると嬉しいです!!
感想とかもらえるとやる気が出ます!!

なんか他の作者さんのGEの小説と比べると主人公の個性がなさすぎますよね。
神機も普通だしアラガミでもないし…
もうこの小説は無個性(?)担当でいきたいと思います(笑)
現時点ではですが


No.012 ウブとドリンク

 

 

コウタと2人で自宅に戻った日から数日が経った。その間にもソウルはグボロ・グボロやコンゴウなどの中型アラガミをたくさん討伐し、成長していった。

今日はサクヤとリンドウと廃寺でザイゴート3体とコンゴウ1体の討伐任務が入っている。

ソウルはミーティングルームの集まる階に来ていた。

招集された第一ミーティングルームへ入る。すると、そこには既にサクヤがいた。

 

「サクヤさん、今日のミッション、よろしくお願いしますね」

「あらソウル、よろしくね。最近すごく活躍してるみたいじゃない。期待以上だって評判いいわよ」

「そうなんですか、ありがとうございます!!」

「でも、あんまり張り切りすぎないでね?すごい神機使いほど早死にするから…」

「ってことは俺はまだまだってことだな」

 

不意にリンドウが現れる。

 

「リンドウさん、こんにちは」

「相変わらず、重役出勤ね」

「おう、重役だからな。さーて、今日も楽しいお仕事の時間だ。今日の任務は3人で動く。俺が陽動でサクヤはバックアップ、ソウルは新型らしく遊撃だ」

「了解」「了解です」

 

2人は元気よく返事を返す。

 

「他になにかある?」

 

サクヤがリンドウに質問する。

 

「…まあ、死ぬなってことで」

「大雑把な命令承りました、上官殿」

「リンドウさんらしいですね」

 

ソウルはリンドウの言葉を聞いて表情が緩む。

 

「じゃあ、行くぞ」

 

ソウル達は神機保管庫へのエレベーターに向かって歩いていく。

 

 

3人はヘリから降りて廃寺に到着した。

 

「廃寺か…もうすぐあの日ね…」

 

サクヤが表情を暗くして呟く。リンドウはそれを黙って見つめている。

 

「どうしたんですか?サクヤさん」

「ううん、大丈夫、なんでもないわ」

「そうですか…」

「そろそろ行くか」

 

リンドウがそういって高台から飛び降りる。サクヤとソウルもそれに続く。

 

「ザイゴートとコンゴウのどっちから戦いますか?」

 

ソウルがリンドウに質問する。

 

「なるべくザイゴートからだな。見つけ次第殲滅しないと集まってくるから面倒だ」

「了解です」

 

階段を登るとすぐ左にザイゴートが現れた。

するとリンドウがすかさず反応して高くジャンプする。

そのまま神機を振り下ろしザイゴートの体を真っ二つに断つ。

ザイゴートは声も立てずに絶命する。

 

「リンドウさんすごすぎです!!」

「まあ、こんなもんだ」

 

リンドウはすぐ捕喰を終えた。

 

「よし、さっさと次行くぞ」

 

3人はさらに階段を登っていく。本殿の前まで辿り着くとザイゴートが2体出てきた。

リンドウがまたも斬りかかろうとする。

 

「危ないっ!!」

 

ソウルがリンドウに向かって叫ぶ。

その瞬間、本殿の中からコンゴウが転がり込んでくる。

リンドウはなんとか回避する。

サクヤは後方からザイゴートを1体撃ち落とす。

 

「サンキュー、ソウルはザイゴート頼む!!」

「わかりました!!」

 

ソウルは地面に落ちたザイゴートへ走っていく。リンドウはコンゴウとの距離を詰める。

神機を振り下ろし、ザイゴートを斜めに半分に斬る。

 

〈リンドウさんが狙われてる…!!〉

 

そのままザイゴートの死体を蹴り、宙高く跳ぶ。

空中に跳び上がりながら神機を変形し、リンドウへ空気砲を当てようとしている残りのザイゴートへ銃口を向ける。

このとき、リンドウは既にコンゴウの右腕を断ち斬っている。

 

〈当たれ!!〉

 

ソウルはザイゴートへ向けて弾丸を放つ。

5発中2発は外れてしまう。しかし、ザイゴートを撃墜するには十分だった。

ザイゴートは体に風穴を開けられて悲鳴をあげながら落下する。

続いてソウルも着地する。

その頃、リンドウはコンゴウのパイプを切断しようとしている。

サクヤのレーザーはコンゴウの左脚を貫通する。

ソウルは落ちたザイゴートへOPを全て消費して弾丸を撃ち込む。

 

〈ぶち抜けっ!!〉

 

ザイゴートの半分が抉られ力尽きる。

ソウルは神機を変形しながらコンゴウのもとへ向かう。

リンドウに気を取られている上、かなり弱り始めているコンゴウはソウルに気がつかない。

 

〈これなら大丈夫だ!!〉

 

ソウルはそのまま、先ほどレーザーが貫通した左脚に向けてステップを踏み、斬撃を放つ。

脚が切断されて既に右腕のないコンゴウはバランスが取れず、地に伏す。

そこへ神機を捕喰形態にしたリンドウがコンゴウの頭部を一気に喰らう。

頭部が完全に抉られた。アラガミといえども、コンゴウは全く動かなくなった。

リンドウはバースト状態になるがそのまま息絶えたコンゴウの捕喰を続ける。

ソウルはザイゴートを捕喰しながら口を開く。

 

「お疲れ様です」

「おう、ナイスフォローだ」

「ふぅ、私はほとんどすることなかったわね」

「レーザーのおかげでコンゴウの脚が斬りやすくなりましたよ。ありがとうございます」

「なら、よかったわ」

「おし、捕喰完了だ。

しかし、ソウルはほんとに動きがよくなってきたな」

「そうですか⁈ありがとうございます!!」

 

ソウルはとても嬉しそうにしている。褒められるのが相当嬉しいようだ。

 

「サクヤ、アナグラへ連絡頼む」

「わかったわ」

 

3人はヘリとの合流地点に向かって歩き出す。サクヤは歩きながら電話をかける。

 

「リンドウさんはこの後も任務ですか?」

「まあ、デートってやつだな」

「サクヤさんとですか?」

 

ソウルはニヤニヤしていう。

 

「何でサクヤが出てくるんだ。デートはデートだ」

 

リンドウは足を早めて歩き出す。

 

 

無事、ヘリで帰還したソウルは途中で自動販売機に寄ってから神機保管庫に向かう。

 

「リッカさーん、約束の差し入れだよー!!」

「…ん?ソウルくん?」

 

リッカが用途不明の機械の下からオイルまみれで出てくる。

 

「リッカさん、すごいオイルまみれだよ」

「いーよ、気にしないで。どうせまたすぐ汚れるから」

「女の子なんだからもっと身だしなみに気を使ったら?」

「なんか前もそんなこと言われた気がするよ」

「何回でもいうよ」

「それはおいといて…あ、冷やしカレードリンク!!」

「うん、約束してた差し入れを持ってきたよ!!」

「ありがとー!!ちょうど飲みたかったんだよねー。でも服はまだできてないよ」

「ならよかった。そんなに急がなくて大丈夫だよ」

 

ソウルは缶のフタを開けてからリッカに渡し、神機もいつもの場所へ戻す。

リッカはゴクゴクと冷やしカレードリンクを飲んでいる。

 

「ああ、やっぱりいいねー」

「少しおじさんみたいだよ」

 

ソウルはクスクス笑う。

 

「うるさいなー」

 

リッカはオイルが付いた頬を膨らませていう。

 

「ごめんごめん。そういえば僕も1本買ってみたんだよね」

 

ソウルは胸ポケットから缶を取り出す。

 

「そうなの?早く飲んでみてよ!!なかなか味の好みが合う人がいなくてねー」

「名前からして飲む人選びそうだよね」

「この前、カノンちゃんにあげたら、『ごめんなさい、無理です』って突き返されちゃったよ」

「うわー、なんか飲みたくなくなってきたよ」

「いいからいいから、飲んでみなきゃわかんないって!!」

「…うん、わかったよ」

 

ソウルは缶を開ける。

 

「ほら、早く!!」

 

恐る恐る口元へ缶を運ぶ。

ひと息飲んでから缶を口に付けて傾ける。

 

「……どう?」

「………」

「やっぱりダメか…」

「…これ意外と飲めなくないよ!!」

「ほんとに⁈」

「うん。でも、なんかあんまり冷やしって感じしないね、これ」

「それほんと?私のはちゃんと冷えてるのに」

「ほんとだよ?」

「ちょっと貸して」

 

リッカはソウルの缶を奪う。

そしてそのまま口へ運びぐいっと飲む。

 

「あ…」

 

ソウルはいきなりの出来事に少し驚いて声が出ない。

 

「ほんとだ、なんかぬるいね。…あ、ソウルくんが胸ポケットに入れてたからあったまったんじゃない?」

「……か、間接キス」

 

ソウルはそう呟いて顔を赤くしながら神機保管庫から慌てて出て行く。

 

「いま、間接キスって…?あ…」

 

リッカもソウルから奪った缶を見つめて顔を赤くしている。

そのあと、リッカは冷やしカレードリンクの誘惑に負けて、少し恥ずかしがりつつもソウルの分まで全て飲み干した。

 

 

ソウルは神機保管庫から逃げ出したあと、そのまま食堂へと向かった。

食事を受け取り、席を探していると向こうでエリックが手を振っているのが目に入った。

ソウルはエリックの元へ向かい、席に座る。

 

「やあ、ソウル君。一緒にどうだい?」

「ありがとうございます。あ、エリナちゃん」

「ソウル、久しぶりね」

「うん、迷子になったとき以来だね」

「だから、迷子じゃないわよ!!」

「エリナ、そんなにムキになるんじゃないよ。ソウル君には兄妹2人ともお世話になっているんだからね。

特に、僕にとっては命の恩人さ」

「命の恩人なんて大袈裟ですよ」

 

ソウルは謙遜しながらいう。

 

「お兄ちゃんを助けてくれてありがとう…」

 

エリナが恥ずかしそうにお礼をいう。

 

「当たり前のことをしただけだよ」

「そのおかげで僕は生きているんだ。エリナにもさみしい思いさせなくて済んだ。だから、改めて僕からもお礼をいわせてもらうよ」

「なんかそこまでいわれると恥ずかしいですよ」

 

ソウルは少し照れながらいう。

 

「そうだ!!いまちょうど高級チョコレートを持っていたんだよ。命を助けてくれたお礼には少なすぎると思うが、ぜひ受け取ってくれないか?」

「チョコレートですか。本部の方にいたときに食べたことがあるんですけど、すごく美味しいですよね。

でも、こんなものよく持ってましたね!!」

「さっき父が差し入れとして持ってきたのさ。ああ、僕はフェンリルに多大な影響力を持つ、かのフォーゲルヴァイデ家の御曹司でね、こういう…」

「お兄ちゃん?」

 

エリナがエリックの言葉を遮る。

 

「おっと、すまない。とにかく受け取ってくれ」

「すみません、ありがとうございます」

 

エリックはソウルに四角い箱を差し出す。

それをソウルは申し訳なさそうに受け取る。

 

「じゃあ、食事を始めようか」

「そうしましょう」

「いただきます」

「いただきます」

 

エリナが手を合わせていう。ソウルも続けていう。

会話を交わしながら食事をする。

ソウルは食事の後にチョコレートを食べることにしよう、と思う。

 

「どうせならいま3人でチョコレート食べませんか?」

「いいの?」

 

エリナは物欲しそうな目でソウルを見つめる。

 

「うん、いいよ!!」

「本当にいいのかい?」

「はい、みんなで食べた方が美味しいですから」

 

そういいながらソウルはチョコレートの箱を開ける。

中には12個のチョコレートが仕切られて入っていた。

 

「すごい高そうです!!」

「おいしそー!!」

 

ソウルとエリナが声を上げる。

 

「さっそく1つもらいますね!!」

「わたしも」

 

ソウルとエリナは1つチョコレートを摘まんで口に入れる。

 

「なにこれ!!すごく美味しい!!」

「あまーい!!」

「喜んでもらえたようでよかったよ」

「はい、こんな美味しいもの食べたの始めてです!!」

「しあわせー」

 

ソウルよりエリナの方がチョコレートを満喫してしまっている。

 

「あら、美味しそうなものを食べてるじゃない」

 

そこへ空の食器を持ったジーナが現れた。

 

「あ、ジーナさんも食べますか?」

「じゃあ、頂こうかしら。私、こう見えて甘いものに目がないの」

「ジーナじゃないか。なんだか最近、ソウル君とは仲がいいみたいだね」

「ジーナさんとはよくミッションに行かせてもらいますからね!!」

「そうね。それになんだか気が合うの」

 

ジーナはチョコレートを口に運ぶ。

エリナはチョコレートに夢中になっていて話を聞いていない。

 

「君がそんなこというのは珍しいじゃないか。アラガミを殺すことにしか興味がないと思っていたよ」

「否定はしないわ。これ、すごく美味しいわね」

 

すると、館内放送が聞こえてくる。

 

『業務連絡、本日第七部隊がウロヴォロスのコアの剥離に成功。技術部員は第五開発室に集合して下さい』

 

「いま、技術部員は集合って…」

「ソウル君、君が突っ込むところはそこなのかい?さすがの僕でもウロヴォロスのコア剥離成功には驚いたよ」

「私も驚いたわ」

「僕には理解できない次元より、そのことの方がいまの僕には重要なんです!!

ってことでいまから3人でミッション行きませんか?」

 

ソウルはいまならリッカさんもいませんしと小さく呟く。

 

「ミッションなら大歓迎だよ。食後の腹ごなしにはちょうどいい」

「私もいいわよ」

 

ジーナはさっきのソウルの呟きを少し不審に思いつつも同行することにする。

 

 

ソウル達はグボロ・グボロ討伐のミッションへ向かった。

いまはそのミッションを終え、捕喰を済ませたところである。

 

「今日も無事終わりましたね!!」

「そうね、今日も楽しかったわ」

「僕の手にかかればこの程度の任務は楽勝さ。僕がアナグラへ連絡しておくよ」

「お願いしますね」

 

エリックは携帯電話を取り出す。

 

「ソウル」

「なんですか?」

「リッカとなんかあったの?」

「な、何でいきなりリッカさんが出てくるんですか⁈」

「ミッションに行く前呟いてたじゃない」

「聞こえてたんですか…」

 

ソウルは気まずそうにいう。

 

「喧嘩でもしたの?」

「そういう訳じゃなくて…」

「なに?」

「リッカさんが僕の缶を取って飲んだから…」

 

ソウルはもじもじしながらいう。

 

「どういうこと?」

「か、間接キスしちゃったんです…」

「…あら、意外とウブなのね。可愛いところもあるじゃない」

「可愛くないです!!

じゃあ、ジーナさんは間接キス恥ずかしくないんですか?」

「いま、ここであなたにキスするくらいなら大丈夫よ」

 

ジーナは人差し指を唇にあてながらいう。

 

「………」

 

ソウルは顔を赤くして絶句している。少し涙目にもなっている。

 

「ふふ、冗談よ」

「からかわないで下さいよ!!」

 

ソウルはスタスタと歩き出す。

 

「置いて行かないでくれー」

 

エリックの声が後ろから聞こえてくるがソウルの耳には届かない。

 

 

任務を終えたソウルは自室へ戻ってきた。

ターミナルにメールが届いているようだ。

もしかしてリッカさんかもと思い、少しドキドキしながらメールを開く。

 

『件名:お母さんへ

本文:明日は久しぶりにお家に帰れそうです。

最近は私のことを先輩って呼んでくれる後輩ができて嬉しいです♪

今度新作のお菓子も渡す約束もしました。

美味しくなかったら困るので明日お母さんに味見してもらいますね。

 

それでは、また明日』

 

どうやらカノンが間違えて送ったメールらしい。

ソウルはカノンの天然さにクスクス笑ってしまう。

 

『件名:間違えてますよ

本文:間違えて僕にメール送ってますよ。

今度から気を付けて下さいね。

 

お菓子楽しみにしてます』

 

と、ソウルは返信しておいた。

 

『件名:今日はごめん

本文:いきなり逃げ出したりしてごめんなさい』

 

と、リッカへのメール作成する。

なにをいったらいいかわからず、とりあえず逃げたことを謝ることにした。

 

ソウルは少し悩んでから送信ボタンを押した。




ソウルくんはウブですね。
ジーナのキャラ崩壊しちゃってますかね?(−_−;)

次も時間かかると思います、ごめんなさい(>人<;)

感想とか待ってます!!
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